まどマギ式☆霊界ナビ   作:サムズアップ・ピース

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 Greeting

「圧迫感と痛み。ガソリンの匂い。シートの陰からだらんと垂れた、誰かの手と脚。
 私の第二の人生は、独りぼっちで始まった。
 怖かった。震えそうだった。何でも分け合える、誰かが欲しかった。
 だからこそ、名前も知らない人々よりも、誰よりも自分の為に、愚かに頑張った。
 そんな卑怯な私の事を、全部含めて受け入れてくれたみんながいる。もう何も怖くない」

「正義の反対は悪だ。白の反対は黒だ。
 自分はいつも正しい方に居たいから、見返りは一切求めず、願いだって大切な人の為に使って、でもその結果、自棄起こして、汚い言葉ぶちまけて、何時だって救い様の無い、本当の馬鹿。
 無限の可能性を閲覧し、自身の本当の望みを自覚した今なら、少しはましに、友達の力になれるだろうか。
 あの頃の自分に出来なかった事がしたい。あたし、負けないよ」

「特別な能力は、誰にも見せずに、大事にしまっておけ。てめえさえ好き勝手出来りゃそれが正解だ。
 『本当にそれで良いのか』って気持ちを無理矢理埋め込んだら、やたら腹が減る様になった。
 『それは違う』って、馬鹿の一つ覚えみたいに何度でも人の親切を撥ねつけて来る、生意気でうぜえ奴が居た。掘り返してくれた、良い友達が居た。
 しょうがねえな、受け継いで戦ってやるよ。お前の分まで」

「かつて執着の夢を見た。かつて真っ黒な感情に飲み込まれた。
 ああ、こんなわたしはもうどうでも良いや、もう怪物にでも何にでもなって、人間なんか何人でも殺してしまえって、開き直って明るい様で、心の底では泣いているんだ。
 そんなどん底を知っているからこそ。誰も傷つけなくて良い、希望を願ったわたしのままで良い、そんな贅沢な今を、高級チーズみたいにじっくり時間をかけて味わうのです」

「私の最高の友達は、太陽の様に笑って、そして死んだ。ろくに人並みの事も出来ない、弱くて不格好な私を、『友達』と呼んでくれたその子を救う為、私は神をも恐れぬ暴挙に出た。同じ時間を、現実を、まるでゲームの様に、繰り返し、繰り返し、例え誰の命を踏みにじる事になっても、何度あの子を殺しても、繰り返し、繰り返す中で、答えを見つけた彼女は悲しみの連鎖を断ち切るべく、私の手の中からすり抜けて行った。何時だって彼女は私達の傍に居る。あの子の想いを無駄にはしない。だから私は戦い続ける。
 最近、『本当にこれで良いのか』と、時々思う」

「何時の頃からか、誰かの役に立ちたいとずっと思っていました。
 自慢出来る物も無いまま、誰の役にも立てないまま、大人になって、やがて死んでいくのを想像すると、身体が震えました。
 だけど、だからこそ、今までわたしが歩んで来た道のりは、正しかったんだと思う。助けられたり、弱虫だったり、同じ周期の中で、何度も間違えて来た事は、守られ望まれて来た事は、全部今に繋がっているんだって、今はそう思えるのです。因果があるのなら、わたしはみんなの痛みを、みんなで一緒に背負いたい。
 わたしがみんなを受け止める……………筈だったんだけど………………」

「………………………………………………
 トリとか………
 いや、やりますよ、やりますけど。やりますけどー‼

 まあ、私だってね、『円環の理』へのナビゲーターとかやってる位ですし、ちょっと簡単には人様に言えない様な事情や、特殊な過去の一つ位ある訳ですよ。
 だから昔のさやかさんや杏子さんやマミさんみたいに、自分が生きてる意味を見失って自暴自棄になった事もあったんです。でも、そんな時にはっきり私が行くべき道を示してくれた人が現れたんですよ。誰とは言いませんけど。
 なりたい自分を見つけたつもりでいたけど、でもよく考えてみたら、私は何の為に頑張ったら良いのかなぁ。皆さんの立派な言葉を聞いたら、急に不安になって来ちゃって………ずるいよみんな。
 まあ、それはこの先で探せば良いか。マイペースが私らしい。と、自分に言い聞かせる。笑
 
 この後に続くのは、私のきらきらの思い出の物語。目を背けたいルーツの物語。
 記憶って厄介なもんだね。一つ思い出すと次から次へ、余計なのが付いてくる。絡まるピカピカもドロドロも、今の自分を作ってる大切な物。本当は誰だってそうなんでしょう?全部、大事にして欲しいな。私はそうしてる。
 お見苦しくなければ、どうかお付き合い下さい」


第2話 芽育奈尾、13、風見野市
1 希望の都市


自分だけは泣かせるな

 

 とんちで有名な禅僧一休宗純(いっきゅうそうじゅん)には、こんな逸話があるらしい。

 ある年のお正月。人々が新年ムードで騒いだり遊んだりしている中を、一休さんは誰の物かも分からない、行き倒れになった人間の髑髏(どくろ)を杖の先に引っ掛けて、人々に見せつけて回った。

 

「ご用心ご用心。ご用心ご用心」

 

 勿論(もちろん)、この奇行には彼なりのメッセージがあって、この時代の年齢の数え方は「数え年」と言い、人は生まれた瞬間にまず「1歳」になり、そこから先は誕生日が何時(いつ)だろうと、正月に一斉に歳を取っていた。

 

「一つ年を取ると言う事は、また少し人生の終わりに近付くと言う事。どんなに贅沢をして着飾っていても、人はみな何時かはこの様になるのだ。

 一度この世に生を受けた以上、死から逃れる事が出来ぬは人の運命(さだめ)。その節目の度に騒ぐとは、何とまあ滑稽な事よ。ワッハッハッハ」

 

『門松は 冥途の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし』

 

 いや、最初のと最後の狂歌(きょうか)の間の台詞には私の演出がほんのちょっと入っているが、要するに現代人に分かり易く言うと大体そんな感じだって話である。

 

 一休さんが禅僧として生きていた頃は、丁度応仁の乱の時期で、飢饉が流行していたり、一揆が起こったり、人の生命(いのち)が今よりもずっと不安定な時代だった。そんな世界だったからこそ、何気無い日常のすぐ(そば)にある『死』から目を背けて欲しくなかったのだと(例え人々から心ない誤解を受けても)、私はそう思う。

 

 今の日本はかの時代よりもずっと人の生命は安全に守られているが、それでも根本的な部分は同じだ。

 一度生命としてこの世に生まれ落ちたら、それが永遠に続く事は有り得ない。

 

 誰もが何時かは死ぬ運命。だからこそ、生命を守る為に戦っている人達は、何時の時代にも存在する。

 私の二つの仕事は、そんな世の中の摂理と深く結び付いている。

 

 初めまして、私の名前は芽育奈尾(めぐみなお)

 魔法少女であり、そして『円環の理』直属のソウルナビゲーター。

 今回は、私がその道を歩む事になったいきさつを、皆様にご説明させて頂きたいと思います。

 

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 ピカピカのビルが、樹木の様に空に向かって背伸びしている街。

 異国感漂うスタイリッシュなデザインの建築物の群れは、夕暮れから夜にかけて、遠くから見ると「黒い森」――――魔女の巣窟を思わせる妖しいシルエットを作り出す。

 ビルの森は昼間でも爽やかな木漏れ日を生み出さない代わりに、人々の心の疲れが、澱みが、闇に集まってこびりついた様な閉鎖的な空間を演出する。

 路地裏、と呼ばれる場所だ。

 

 ピチョン、ピチョンと、何処からか水が漏れている音がする。

 ヒュウッと吹き抜ける冷たい風の中に、私は一瞬だけじめじめした路地裏の匂いとは違う物が混じった事に気が付いた。

 

 まるで背中に背負って運んでいるみたいに、巨大な月をバックにその人は現れた。キリスト教の牧師の服に似た燃える様に真っ赤な服は、闇の中でもよく映えた。

 一度も(くし)を入れた事が無いんじゃないかと言う様な癖の強い髪には、大きなリボン。武装した騎士を鎧ごと串刺しにして殺しそうなでかい槍を片手に持って、闇の中で光りそうなライオンの眼でこっちを見ている。

 もう片方の手に持った紙袋には、遠目にだがMisterと言う文字が書いてあるのが見て取れた。湯気の立っている揚げたてのドーナツを袋から出して(かじ)る時、犬の牙みたいな八重歯がちらちら見えた。

 

「こんばんはー」

 と、私は愛想良く杏子さんに声を掛ける。杏子さんは仏頂面で私の傍を通り過ぎると、そこらにあったゴミバケツをひっくり返してその上に腰掛けた。

「随分お早いお着きじゃねえか。奈尾」

「あれ、約束の時間ピッタリだと思ったんですけど」

「遅くに外出して、お前の家から何か言われなかったのか、って言ってんだ。マミの奴がこんな夜中に待ち合わせの約束しやがるから」

「学校の友達とご飯食べて帰る、って言ってあるから大丈夫です。それに、夜中って言う程遅くもないですって」

「はっ、そうかよ。余計なお世話だったね」

「そんな事ないですよー。心配してくれてありがとうございます。

 ね、それ、良い匂いしますね」

 

 ぐう~っと、私の中の虫が良いタイミングで鳴いた。夜中に食べるお菓子が妙に美味しく感じるのって、私だけではない筈だ。

 杏子さんはまた何か言おうとしたが、上手く言葉にならずに飲み込んで、それからばつが悪そうに紙袋を一瞥して、もう一つのドーナツを取り出してこっちに差し出して来た。

 

「…………食うかい?」

「やったあ!」

 

 一口だけ齧って、食べる訳でも無くじっと眺める。こうして見ると、ドーナツは欠けた月みたいに見えた。

「ねー、ドーナツってお月様にちょっと似てますよね」

「ガキみてえな事言ってる暇があったらさっさと食え」

 杏子さんがこっちを見もしないで言う。何だい、少し位は良いじゃないか。

 

 ドーナツの穴を通して、夜空を覗いてみる。さっきは大きく見えた月が、今はドーナツの穴に入る程小さく見える。また一つこの世の意外さを発見してしまった気分になった。

 この世はきっと、沢山の意外性で溢れている。どんな不幸だって、ちょっとした気付きや発想の転換で何でもない物にしてしまう事が出来る。それがガキの私がガキなりに歩んで来た短い人生の中で導き出した答えだった。

 

「………なあ奈尾。あんまり親は心配させんなよ。親は居る(うち)が華なんだ。何時までも一緒には居られねえ」

 ………なーんて考えていたら、夜空を眺めている内にしんみりした気持ちになってしまったのか、横から杏子さんがらしくない事を言って来た。いや、そんな事も無いか。私と同じ街で生まれた佐倉杏子さんは、悪ぶってはいるけど心の本当に奥の方には凄く熱い物を持っている。

「……心配してくれて、ありがとうございます」

 私は同じ事をもう一度、今度ははっきりと伝えた。本当に、彼女と出会ってからのたった数ヶ月の間に、何度この心からの気遣いを感じただろう。心配されるって、良いもんだ。

 私がお礼を言うと、杏子さんはまた照れ臭そうに視線をそらして、

「………畜生、マミは何やってんだ」

 かわいいなあ。

 

 

 

 

 

 

 十分後。

 

「ごめんなさい、お待たせしちゃったかしら?」

「マミさん、こんばんはー」

(おせ)え」

 

 黄色いひらひらしたスカート、お上品なカールの髪。

 よく見るとそのコスチュームは西洋の昔の兵士をモチーフにしている事が分かるのだが、それでもその全体像は、例えるなら道端に急にパッと綺麗な一輪の花が咲いた様な。

 

「てめえで時間決めといて遅れて来るとかありえねーだろ」

「悪かったったら。本当に心から申し訳なく思ってるのよ?

 芽育さん、今更だけどこんな遅い時間に呼び出しちゃってごめんね?ご両親は、何か仰ってた?」

 

 この中では一番お姉さんのマミさんが、杏子さんから急に私に話を振って来た。どんな時でも余裕たっぷり、でも今はちょっと息が切れてて、そして心配そうな顔に向かって、私は指でマルを作って「OK」のサインを作って見せる。

「いやぁ、大丈夫ですよ。その辺は上手い事説明して来たので」

「そう、良かったわ」

 マミさんの顔がふわっと、心底安心した表情になる。別にその(くらい)で気を悪くしたりしないって。彼女は何時も自信に溢れている様に見えて、内心誰に対しても、おそるおそる、だ。そのくせ誰に対しても友達になりたがっている。そして、そう言う繊細な所が魅力でもある。

 少なくとも私は、面倒見が良くてよく相談に乗ってくれるマミさんが大好きだ。

 

魔法少女(あたしら)の時間感覚で約束取り付けんなよ。奈尾は今、大切な時なんだからさ。

 はしゃぎ過ぎなんだよ新しく後輩が出来たからって」

 確かに、今の時間に待ち合わせを指定された時にはちょっと驚いたけど。

「あら、佐倉さんは嬉しくないの」

「嬉しい事なんざ無いよ。また面倒見なきゃいけないのが一人増えるんじゃないか」

「ふふ、素直じゃ無いわねえ」

「うるせぇな。それよか遅れて来た事に対する納得の行く説明の一つでもねえのかよ」

「それは私を連れて来たからよ」

 

 マミさんの背後、壁に寄り掛かった誰かが、急に言葉を発した。

 華やかなマミさんの服装とは対照的に、白、黒、灰の無彩色で構成された、学校の制服に似た尖った服を着て、表情は微かに愁いをたたえ。

 サラッと綺麗な長い髪を掻き上げれば、片手の甲に付いた紫色のダイヤの紋章、そして赤いリボンに目が引かれる。

 

 杏子さんがいかにもうんざりした顔をした。

「何もそいつまで連れて来るこたぁねえだろうに」

「あら、どうして?暁美さんだって先輩になるのよ。

 これからお世話する身として芽育さんに挨拶位されなくちゃ」

「申し訳ありませんが、私はそう言う()れ事に付き合う気は一切ありませんので」

 大して面白くもなさそうな顔のほむらさんが、慇懃無礼(いんぎんぶれい)な口調で吐き捨てた。杏子さんが海より深いため息をつく。

「もう、暁美さんたら。どうしてそう皮肉っぽいの」

「魔法少女は本来、一人ひとりがそれぞれ自身の為だけに生きる者よ。自分以外の同業者はイコールただのライバルにしかなり得ない。

 どうでも良いけど杏子、貴女(あなた)昔と比べて随分丸くなったわよね」

 こんな馴れ合いごっこに付き合ってあげるなんて、って?ひえ~。確かに今日のほむらさんは何時にも増して口が悪い。相当無理矢理に連れて来られたのかな。

 うわぁ、今度は杏子さんと睨み合いが始まった。マミさんが二人の間に仲裁に割って入る。

 

「みんなお揃いの様だね」

 杏子さん対ほむらさんで今にも活劇(かつげき)が始まるんじゃ無いかと私がドキドキしながら見守っていると、何処からとも無く甲高(かんだか)い声が響いて来た。

 

 通路の真ん中、丁度(ちょうど)月明かりが丸く当たる、数秒前まで何も無かった所に、何時の間にかソレは座っている。

 ウサギともネコともキツネともつかない白い小動物。形容し難い形の耳をして。

 まん丸の眼は赤く………赤く。

 ヒトの()()をただ眺めている。

 

「「キュゥべえ」」

 杏子さんとマミさんがハモって呟く。ほむらさんは黙って目をそらした。

「はっ、ほんとに全員揃ってから来やがった。何時も通り気持ちのわりいケダモノだよ」

 小動物は杏子さんの悪態など気にも止めず、こちらにつかつかと歩み寄りつつ、口を動かさず、高い声で喋る。

「奈尾、魔法少女の契約を受け入れてくれて嬉しいよ。君には大いに頑張って欲しい」

「待って、キュゥべえ。最後に私達でもう一度だけ芽育さんに確認したいの」

 マミさんがキュゥべえと呼ばれている、この生き物みたいな物を制止した。

 キュゥべえはちょっと首を傾げて、考える素振りを見せてから(と言っても、表情はお面みたいに変わらないままだけど)言った。

「そうだね。僕としても契約はフェアにやりたいしね」

 

「本当に、覚悟は良いのね」

「もう何度も言ったじゃないですか。私は、なるべくして魔法少女になるんです」

「あたしとマミが、願いを叶えた結果どうなったかは話したな?ちゃんと、全部理解して納得した上での決断だな?」

「間違い無いです」

「おい、お前からは何か無いのかよ」

「ご勝手に。私は私で好きにやらせて貰いますから」

 

 ほむらさんはそう言うと、さっきと同じ様に壁にもたれ、我関(われかん)せずと言う風にプレーヤーを出し、イヤホンを耳に入れて音楽を聴き始めた。杏子さんの舌打ちが響く。

「あら、その漏れてる音楽、名乃(なの)アラシの曲よね?暁美さんも好きなの?」

 何か、マミさんがいきなり空気にそぐわない事言った。当然の様に無視するほむらさん。

 

 暁美ほむらさん。この人だけはどうもまだよく分からない。

 何年も生きている大人の様な落ち着いた顔をしているかと思えば、時には子供の様な無邪気な表情を(一瞬)見せる事もある。

 と言うか、彼女はあまり積極的に他者に関わる事をしない。

 

 それでも、マミさんの言う通り、必然的にこれからお世話になる事も多くなるんだろう。

 そう思った私は、彼女に近付いた。

 

「………何かしら」

 私にじっと見上げられている事に気付いたほむらさんが、変わらない調子で言う。

「ほむらさん。私、これからほむらさんとも一杯お話したいです。ほむらさんにしか分からない事、沢山教えて貰いたいです。だから……宜しくお願いします!」

 出来る限界で愛想よく、そしてはっきりと伝える。

 ほむらさんは暫く私の目を見続けていたが、やがて急にそっぽを向いて言った。

「………知らない、やるならさっさと済ませれば良い」

 ………さいですか。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

「解き放ってご覧……君のソウルジェムは、どんな願いで輝くのかい?」

「私の願いは、あの時私を助けてくれた、あの人に……!」




 ↑すいません。
 何て言うか、スピリッツが受け継がれている感じを出したかったんです。

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