ハイスクールDxD 書き換える者    作:裕 紫翠

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どうも日曜投稿するんじゃ無かったんかオイ!と
怒られるんじゃないかとビクビクしている紫翠です
今回は初の戦闘シーン(笑)があります
三話目に戦闘シーンモドキがあったって?
あれは殴って、燃やしただけで戦闘じゃないですよ
っと長々と語ってしまいましたが
本編をどうぞ


原作開始のディアボロス
彼女が出来たらしいです!


高校2年

春の下旬ほんのりと暖かいい風を頬に受けながら登校している

私立駒王学園、俺の通っている学校で元女子校

原作の主人公達も通っている学校だ

 

本来ならおっぱいおっぱい叫んでいる変態三人も俺の涙ぐましい努力によって校内でも人気の三人組となった

実力もあるのに何で駒王学園なのかって?

元々男子校を志望していた三人が俺の「可愛い女の子に応援してもらった方が良くなるんじゃね」という発言に乗せられる形で駒王学園に入学することにしたそうだ

 

一応原作(無いに等しい知識で)に沿うようにしたいと思っていたため都合が良かった

俺が覚えているのはイッセーに天野 夕麻という彼女ができる所まで覚えているのだが――――

 

「おはよ、瑚太郎君」

「おはよう何時もより早いな小鳥」

「ふふん、褒めて良いよ」

「いや、何で上からなんだ」

 

こいつは神戸 小鳥

rewriteのヒロインだガキの頃から知っているが原作程キツイ性格では無かった。むしろムードメーカーだ

ただ、大勢の人の前や知らない人の多い場所ではカチコチに固まってしまう所がある可愛いやつだ

 

「まぁ、この時間帯ならいつも寝てて起きてこないから少しだけ褒めてやろう」

「やった、瑚太郎君に褒められた」

まったく、可愛い奴め

そんなことを考えながら、小鳥に少し提案をする

「明日もこれ位早くおきてくれると有難いんだけどな」

「それは無理」

即答!?

「一応聞いておくが何でだ?」

「ただの気まぐれだから、明日は寝てるよ」

「さいですか」

自信満々にそんな事を言われたら言い返す気も起きません

 

『主は小鳥殿に優しいですね』『そうねー、イッセー君にはとっても厳しいのにねー』

そりゃそうだ、男と女じゃ扱い方が違うからな。女の子の方が大切に扱うぞ俺は

 

『はい。主が女性に優しいという事は承知しています。一誠君が不憫でなりません』『私にすら優しいんだものマスターは良い人よ。でももう少し男に優しくても良いと思う』

うん、なんか褒められてるようには聞こえねえぞ二人とも

『『そんな事はありません』』

なぜ合わせたし、まぁ良いや一応褒められてるという事にしておこう

 

いつもの様に二人で登校する

そして、いつもの様に三人組と合流する

この五人が揃うと毎朝必ずこう言うのだ

「「「「松田(君)、お前朝練どうした(の)?」」」」

 

 

――――放課後

「なぁ、これ本当にやらないとダメか?」

「ああ、君が初めて僕との試合を受け入れてくれたんだ、全力でやらせて貰うよ」

武道館の真ん中でそんなやり取りをする俺と木場

元々こんなことになってしまったのは俺が試合の約束を受けてしまったのが原因なのだが、あれは昼休みの時間帯まで遡る―――

 

―――昼休み

「おい!天王寺 瑚太郎!今日こそは俺と決着をつけてもらうぞ!」

いきなり決着とか言い始めたこいつは吉野 晴彦

説明は...いいか

 

「なんか今失礼なこと考えて無かったか?」

何故バレたし

「で、何の決着だ?料理か?喧嘩か?50m走か?」

「そうそう、この間の体力テストでお前に勝てなかった50m走のリベンジを―――って違う!」

良いツッコミだね漫才コンビでも組むか

「喧嘩だ!今度こそ俺と決着を付けて貰うからな」

「そうか、で何処でするんだ?」

「ふん、それでこそ俺のライバルだ。時間は放課後、場所は武道館中央の柔道場だ」

「分かった」

「逃げるなよ」

ああ、木場にさえ見つからなければどうという事はな―――

「その話、詳しく聞かせて貰えるかい」

―――oh...

 

野生の木場が現れた

どうする?

逃げる←

逃げる

 

 

「あ、逃げちゃダメだよ瑚太郎君」

どうやら俺はここまでのようだ

 

その後、木場と剣道で戦う事が決まった

防具は邪魔だから要らない、と言うと驚かれた

放課後になったので、まず吉野と軽く動こうと思っていたが急な腹痛で保健室に行ってしまったらしい

なんか悪いもんでも食ったのかな

 

そんなこんなで今俺は動物園の檻の中にいる動物のような状態であるもちろん木場も

才色兼備の木場と学園で何でも屋とされている俺では応援の格が違うな

殆どが女子だろうここにいる子達

アイドルのライブでよく見るうちわとか持ってる子いるし

 

あーあ、帰ってイッセーと組手したいな〜

何て事を考えていると

「瑚太郎君、先に三点取った方の勝ちで良いかな」

とやる気満々で話しかけてきた

 

「ああ、自由に打って来て構わないぞ」

「分かったよ、怪我をしても知らないからね瑚太郎君」

そりゃ防具付けてなかったら怪我するでしょうね普通なら(・・・・)

 

「それじゃ片瀬さん審判、お願いするね」

「は、はい!木場きゅ―――木場君の頼みなら仕方ないよね。それでは両者構えて!!」

....今、木場きゅんって言おうとしたか?片瀬

「―――はじめ!」

なんて下らない事考えてるうちに始まっちった

木場ははじめの声が掛かると同時に踏み込んで来た。しかもバカ正直に真っ直ぐ面を狙ってきた

この場にいるほぼ全員が終わったと思っただろう―――

 

 

―――木場の持っていた(・・・・・)竹刀が打ち上がっているのを見るまでは

「面...ってな。さあさっさと終わりにしようぜ」

片瀬の目が完全に点になっていた、もちろん木場も

周りの人間に至っては何が起きたのか理解出来ていなかった

ただ、原理を説明するならば、手練れ特有の握り方を利用した巻き上げ、そのまま上に振り上げた竹刀を面に当てただけだ

 

ただ木場は驚きながらも何か疑う様な目を向けていた

「そうだね、あと三点だね今度こそ取る!」

「うん、あと二点な、サラッと増やしてんじゃねえよ」

「えっとそれじゃあは、はじめ!」

 

「め―――」

「小手!」

はじめと同じ様にバカ正直に突っ込んで来たので竹刀を叩き落とすついでに小手を取ったつもりだ

若干、本当に若干だが先ほどの私怨が混ざってしまったのはご愛嬌という事で、俺は悪くない!

それから周りがざわついてるのがよく分かる

(今の見えたか?)(いや、全然分からなかった)(木場くーん頑張ってー!)

.....応援されてる。う、羨ましくなんか無い!

 

「は、速すぎないかい?」

「そうか?早く取らないと負けるぞ祐斗」

動揺しているのか少し言葉が詰まってしまったようだ

でも、早くないぞ今の俺は

 

「か、構えて」

木場が竹刀を正眼に構えてきた、ヤベェ目がマジだよ

 

「はじめ!」

「めぇぇぇぇん!!」

声が掛かると同時に踏み込んで来た木場先ほどとは速さのレベルが違う、悪魔の力を使っての本気の踏み込みだ

流石に速い、剣道初心者にこの仕打ちはないぜ

 

だから自己流の剣術で対応させて貰う

高速で振り下ろされた竹刀を横に流す様にして、いなす

その状態から右足を軸にして回転する

そして、相手の懐に少しだけ踏み込み竹刀を左から右へ薙いだ

「胴.....これで良いか、祐斗俺の勝ちだ」

「あ.....うん」

 

木場は少し惚けた様子だった

俺はこの後イッセーと組手をしなきゃいけないから帰る

そう言って、その場を後にした

 

家に帰るとすぐに着替えて道場?と呼ばれる広い部屋に入った

「ようイッセー待たせたな」

なにやらボーっとしているらしいので声をかけた

「あ、瑚太郎か」

「どうしたいつもみたいに馬鹿騒ぎしてないじゃねぇか」

「ああ、そうだな…って、いつもってなんだいつもって」

「いや、少しボーっとしてたみたいだから声かけたんだが、バカ騒ぎしてるのはいつもの事だろ?」

正確には時々遊びに来る松田と元浜がバカ騒ぎしているのだが、この際三人まとめても問題無いだろ

 

「んな事してねぇ、俺はただ数分前に―――が出来たのが信じらんなくて惚けてただけだ」

「ごめんイッセー、俺耳壊れたみたいだからもう一回言ってくれ」

「即答かよ!.....はぁ、まあなんとなく予想は付いてたんだけど」

そしてイッセーは深呼吸をすると再び分かり安い大きな声でこう言った

「俺、彼女出来ました」

 

 

 

 

 

 

 

「.......イッセー」

「な、なんだよ」

「いい、精神科紹介してやるよ」

「なんでだよ!」

どうやら俺の知らない所で原作は始まっていたらしい




次回予告!

彼女が出来たイッセー
それを羨む男三人
それを冷たく見つめる少女
楽しそうに笑う二人
別れ際に放たれた光の槍
血だまりの中に倒れるイッセー
初デートの行方はいかに?



尚、以上の事はすべて適当である

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