皆様このナメクジ野郎を覚えていますでしょうか。
そうです、裕 紫翠でごさいます。
だいぶ前から投稿できない投稿できない状態が続いておりましたが最近はそこそこ落ち着いて来たので、できる限り早く書き上げて上げたいと思っていますので何卒よろしお願いします(o_ _)o
あった事を端的に上げてしまえば。
身内が死んだり、私自身事故ったり、体調不良のオンパレードで安定していなかった為中々集中して書けなかったのですが
言い訳ですね、ハイ
まぁ、私の事はちり紙と一緒にゴミ箱にでもシュートしておいて
それでは久々にどぞ(っ´∀`)っ!
「アサヒ ハルカの呪い?」
俺がその事を聞いたのは祐斗とイッセーがゼノヴィア達と決闘沙汰になったその日である。
「そうそう、この案件結構やばいやつでね?実害が何件か出でるやつなのよ」
「へぇ〜。で?何でそんなヤバそうな案件が俺の元に?」
「ヤダな〜分かってるでしょ。
最後に凄まじくキラッ!!って光ってそうな勢いでウィンクをしてきたコイツは。井上という新聞部の女の子だ。
かつて、と言うか1年前に俺の起こした事件を大々的に校内新聞で公表してくれたとんでもない輩だ。
他にも俺のヤバい所を握っているので、何かと依頼をするようになった。それからというもの、新聞部で調べたい事。特に厄介事や危険な物の類を俺に持ってきて、調査をさせてくる。
まぁ、ちゃんと対価は支払って来るから無碍に扱いはしないが……
「実害ねぇ、どんな被害が出てんだ?それ」
「えーっとね、ガラスが割れたり、その朝日ハルカの事を言いふらしたり、詮索するような人には災いが降り掛かるらしいの」
おいコラ、具体的な例がガラスが割れるしかねえじゃねえか。もうちょい調べろよ。若しくは教えなさいよ。……しかしまぁそうなってくると
「確かに俺向きの案件だな。で?それ調べてどうすんだ?銘を打って校内新聞で公表すんのか?」
「いや、しないわよそんな事」
あら?思ったよりすっぱり切ったな。コイツ
「だって、そんな事したら私たち新聞部が呪い殺されるじゃない」
成程、成程。確かに新聞部の連中を危険な目に合わせる訳には行かないもんな───って
「おい待て!その理屈だと俺が呪い殺される事になるんだが!?」
「あはははっ、バレちゃった?」
「あはは、バレちゃった?じゃねぇよ!どうすんだよ俺呪われちゃうじゃねえか!」
「あはは、それなら大丈夫でしょ。天王寺くんは、呪いくらい片手で振り払えるものね?」
うむむ………実際に目の前で
「………はあ、分かった分かった。受けてやるから資料もってこい」
「資料ならはい、これね。後私たちでも分からない事はあるから、7小出身者に聞いてみてね〜。じゃ、バイバーイ」
あんにゃろう、資料置くだけ置いて全部俺に投げやがった。
まぁイイか、こんなイベント。ハイDにはなかったし俺の頭から日に日に抜けていくRewriteの記憶が埋められると信じて進むしかないか。まさかFateじゃあるまいし。
はぁー、鬱だ
結局、資料を読み通しある程度知識を付けたが。
纏めてしまえばこうだ。
ある孤児院にアサヒ ハルカはやって来た。その日以来、ガラスや鏡が割れ、飼っていた動植物が死んで行ったという。
いつの日からか、生徒や先生までもが死に孤児院は閉鎖された。
七年前、7小にその孤児院にいた男の子が転入してきたらしいのだが。謎の奇病により死亡。
それ以来、アサヒ ハルカの
といった感じだ。
俺からすれば、呪いなんて別にその程度。
って言う感じで、それ以上に何故アサヒ ハルカの周りにはそんなにも死で溢れているのかという純粋な興味が生まれた。
俺と似たような存在なら救って上げたいと、助けを求めるのなら俺は救いたいとそう思った。
もし本人がこの事で悩んでいるのであれば相当辛い筈だ。誰にも理解されない辛さはよく分かるから。
次いでと言ってしまうとかなり可哀想だが。一応吉野にも話を聞いてみた。
その後はまぁ、知っての通り決闘沙汰になってあれよあれよと流れていって、俺は自宅に戻った所で
翌日
曇りだ、どんよりとまるで誰かの機嫌が悪いのかの様に沈み澱んでいる。やっぱり何かが違うのだろう本来であれば今日は晴れるはず、それがこの曇天になるって事はそれなりに
「他の世界」と言うのはラグナさんの統括する別次元の世界を指す。簡単な例をあげるなら転生する前の俺が生きていた世界の事だ。この世界と似ているようで全く違うものが幾つもあるのだ。
その影響がある。というのは誰かがほかの世界で間違って殺され、その詫びにとか。『異世界召喚!』とかいう物によるものだ。
因みにこの世界は中立の世界らしく漂白していたものを拾ったらしい。まぁ神に取って俺達はゲームのカセットのひとつのようなものなんだろう。と思うようになった。要らなくなったら捨てる。この世界の人間が最も多くする行動だ。
……いや。どの世界でもそんなもんか。
さて、今日も一日頑張りますか!
~昼休み~
「おい、天王寺。ちょっといいか?」
「なんだ吉野?なんか8日?」
「お前それわざとだよな………」
「はて、なんの事かな?」
「まぁいい要件だけ済ませたら終わりだからな。ほらよ」
そう、ぶっきらぼうに言いながら晴彦はプリントを差し出してきた。
「なんだ?コレ」
「プリントだ」
「そりゃあ、見れば分かるよただ名前がビッシリ書いてあるねこれ」
しかも電話番号と住所まで。と付け足しておく。
「元七小だった奴らの家と連絡先だ、自由に使え。それがお前の手助けになる様な事が合ってもそれはたまたまだ感謝なんかするなよたまたまだからな」
あらヤダさっきからこの子ったら玉玉連呼してるじゃないですか。ほら女子が見てるよ、玉玉言ってるから女子がこっち見てるよ!
「あぁ、そうだな偶然の産物だ。だから有難く利用するさ」
「ふん、じゃあな」
そう言って晴彦は────
────隣の席に戻って行った。………締まらねぇよ!?
結局放課後は電話掛ける作業で手一杯になりそうだな、バイト先の方に顔を見に行かなきゃ行けない人もいるし。はぁ……疲れる。まあ「アサヒ ハルカ」が誰なのかは大方検討は着いているけど、出来るなら幸せになって欲しいと俺は思う。
その為なら俺は───ぐうぅぅぅ。
───よし取り敢えず昼飯食おう。
(………主も大概ですね、締まって無いですよ)
…ごもっともです。
〜放課後〜
あーー終わったー、今日も1日お疲れ様でした。今日も授業が終わりました。いや〜それなりに勉強してる方だと思うんだけど数学が如何せん難しい。ってどうでもいいか。
取り敢えず帰りがけに聞き込みして、なんかあったらすぐ帰るかだって呪い怖いからね
(呪いが怖いとか一般人ですかあなたは、昼休みの時に井上さんが仰っていたように呪い程度片手で振り払えるではありませんか)
それは言わない約束でしょ、そもそも俺に対しての精神攻撃なんてゼロに等しいぞ。病は気から要は心の持ちようだし、それが嫌ならそもそも呪われる様な事をしなきゃいいだけの話だしな。
(そんな約束をした覚えはありません。だいたい
それは秘密、俺の特殊能力って事で。
(はぁー)
えっ!?何その『ダメだコイツ』みたいなため息は。
(いえ、なんでもございませんよ、お気になさらず。私はもう諦めます。それよりも早く調査をして帰りましょう。昨日の続きもあるのですから)
それもそうだな………っとその前にちょっと印刷室寄って行くな。
吉野に貰ったこのプリントを少し増やしておきたいんだよ何が起きてもいいように。
〜印刷室〜
ルチアがいた…………
「おろ?先客がいたのか」
「ん?どうしたんだ瑚太郎、ここに何か様か?」
「おう、ちょっとプリンターが借りたくてね」
俺は手に持ったプリントをヒラヒラさせながら答えた。
「む、学校の設備を勝手に使用するのは感心しないぞ。そういうのはコンビニか自宅でするべきだぞ」
「まぁまぁ、1枚だけだから。ホイっとそれで?ルチアはなんでここに?」
そう聞くとルチアはプリントの山を見せながら
「ああ、私はこれを刷りにきたんだ……言っておくが私は先生に頼まれたものを刷りに来たのだからな、お前みたいに自分のものを刷りに来たわけじゃないからな」
「ああ、分かってるよ。流石委員長だな。っと終わったみたいだな。それじゃ」
「ああ、またな………」
そういやアイツ、まだちはやと喧嘩したままなんだよなぁどうにかしてやりたい所だけど俺が何をしたところであと二人の問題だしなぁ〜
アァー、もどかしいなーと思いながらとぼとぼ歩いていると
「瑚太郎、待てっ!」
「おろ、どったの?ルチアさんや」
「これ、お前のじゃないのか?」
少し上がった様に息をしているルチアから一枚の紙を手渡しされた。
綺麗に折りたたまれてるし、どれどれ中身を確認してみましょうかね
開いた紙には女の子らしさを感じる丁寧な文字で
『私を起こさないで さもなきゃあなたが』
と書かれていた。
まぁ、なんというか本人にとってはどうあっても詮索されたくない内容らしい。こんな脅しをしてくるとは中々に怒っているのだろう。
「いや、俺こんなん印刷した覚えは────」
パキィィンという空気の裂ける様な破裂音
カシャンというガラスの落ちる高い音
放課後の騒がしい廊下の中で響いたその音は瞬く間に校舎内にひろがり周囲の視線が集まる。
『ガラスが割れたら気を付けろ』か「なるほど、確かにこれは……な」
「何がなるほどなんだ?お前のまさか、また変な事に首を突っ込んでいるんじゃ無いだろうな」
「え?あ、いやまぁ───「何をしようとしているんだ?」ハイ素直に話すのでその目やめてください、怖いルチアさん」
「///誰のせいだ!!」
チラッと手を見てしまったのは悪くないと思う。あと何故赤くなったんですか。
「アサヒ ハルカの呪い?」
「そうそう、ちょっと小耳に挟んでさ、気になったもんだから調べてる」
「その、さっき窓ガラスが割れたのも──「いや誰かが石でも投げたんだろ俺結構狙われることあるし」──何!?そうなのか?初めて聞いたぞそんな事」
そりゃまぁ初めて言いましたから。
理由はよく覚えてる、後輩ちゃんの相談第一号からの相談を受ける切っ掛けになった上に態々
始まりはこうだ
2年になり、新一年生が慣れ始めてきた5月の初旬頃。
下駄箱のなかに一通の手紙が入っていて、その手紙には旧校舎入り口付近に来て欲しいと言う旨の内容が書かれていて。そこに向かった。誰かと間違えたのか、それともイタズラなのか、或いは罰ゲームなのかと色々考えるうちに旧校舎付近まで、着いてしまった。
その所に目立つ位置で分かるように1人だけポツンと立っていた少女がいた。一般のレベルで言ったらそこそこモテるであろうルックスの彼女だが、遠目から見て少しだけ物憂れげな雰囲気を纏っていた。
『あの………えっとすみません。オカルト研究会、研究部。引いては三銃士の御三方から離れてくれませんか?』と言われた。
オカルトと言った瞬間から寸前までの初心な雰囲気の一切をかき消すように心の底からの嫌悪と軽蔑、そして悪意を彼女の
彼女自身は心身共にあまり調子はよくない……って言うかもう泣きそうだった。
理由は『凡人の癖に生意気。釣り合ってない。お前に振り回される方々が可哀想。調子に乗るな。何でも屋とかくだらない事を気取ってんじゃねぇ』などその他もろもろを言われたが、最後はもうただの罵倒だった。
言われたこと自体は特に気にはしなかったがゼルとアンがかなりお冠だったから。それに
「うーん、分かった「じゃあ──」でも俺が何しようが俺の自由だよなぁ?「「「はあっ!!?」」」これからも俺はアイツらとの関係を変えるつもりは無いし、お前
「…………はい」
「そう、次からはこんな事にならないように気を付けなければ行けないだろうし、そもそも誰にも相談できなかったんだろう?アイツらが怖くて。」
「………」
「沈黙は是と受け取るよ俺は、という訳だから。偉かったね、よく1人で戦ったね。今回の件は教師並びに生徒会の方にも一報を入れておきます。安心……とは直ぐには行かないだろうけど。もう怖い思いはしなくて済むから。ね?」
「……はい」
「もしまた何か問題が起きたり依頼したい事があったらすぐに何でも屋である俺に声を掛けていいから」
そこまではなるべく優しげな口調を保った。
「んで……テメェらいつまで隠れてんだよ!腰抜けが!彼女1人に責任おわせるつもりか!?…………チッ」
…………黙りかよ。
こんなにイライラしたのは久々だが爆発はせずにすんだので良かった。
「もういい、隠れてれば分からないと思ってるんだろうが、全員の名前把握してるからな、後で職員室へどうぞ。さて、ごめんね取り敢えず部室の方で話聞かせてもらってもいいかな?」
「──って事があってそれから石が飛んでくるぞ」
「それでその彼女とやらはどうなったんだ?」
「あれ、そっちの方が気になる?一応、何でも屋の書記として記録を書いてもらってるけど基本的にフリーだね」
「そうなのか?それならば安心だな……しかし何故未だに石を」
そりゃまぁ相手は俺の顔を正確に見ているが、俺は見ていない、分かったのは体格、臭い、心拍数、視線の動き位だ。この学園やたら匂いが強い香水とか使う奴がいて何処にいるのか正確に特定出来ないんだよなぁ。別に今更投石なんざ気にしてねぇけど。でも思い出したらなんかイライラしてきたな………
「まぁ、それはともかく瑚太郎。お前これからどうするつもりなんだ?」
「これから?」
「そうこれからだ、アサヒ ハルカの呪いの事だ」
そういう事か、話を逸らせたつもりが結局戻ってきてしまったか、残念。ルチアの気を逸らさせてウヤムヤにしちゃおう作戦失敗。
「ああ、それならまだ続けるぜ多少の危険なら……と言うよりか、余程の事がない限り俺に危害が及ぶことなんてないからな。それに」
「それに?」
「もしも彼女が、今も尚その事で苦しめられているのであれば、俺は手を差し伸べたい。端的に言ってちまえば助けたいって事なんだけど。自分の意志に関係無くこんなふうに周りを壊してしまう。このことを独りで抱え込むなんて重すぎるだろ。だから誰かが手を差し伸べてやらなきゃ。だから俺はまだ先にすすむぞ」
「……………そ、そうか。そういう事なら私も手伝おう。幾ら瑚太郎でもその数を1人で連絡するのは大変だろう。女子は任せてくれ」
少し呆けた様に俺の顔を見ていたが何かを決心したかの様な表情を見せると直ぐに俺を手伝うと申し出て来た。
「分かった、そう言うことなら女子の方は頼むよ。ありがとうルチア」
「き、気にするな私はまたお前が何か問題を起こすんじゃ無いかと心配でそうならないように監視をするために手伝うだけだ」
「はいはい、それじゃ。それ半分貸してくれ先生の所まで持ってくんだろ?手伝うからさ」
「ああすまない助かる。しかしいいのか?」
「あぁ別に急ぎの用もないし、電話はうちに帰ってからゆっくりすればいいしな。何事も「急いては事を仕損じる」だからな。それに俺も手伝って貰うんだし、これくらいしないとフェアじゃない」
「そうだな。それじゃ半分頼む」
明らかに会話がぎこちなかったが何とか協力を取付けることが出来た。
朗らかな気分で帰ったその日。
確認を取った
以前静流との会話で知った事もありやはりどうにかしてあげたいと俺は思ってしまった。そのせいで自分自身を傷つけることになったとしても。
瑚)よし、いつものやるぞ!
ゼ)と言いたいところですが、今日は電話をするんですね
瑚)そうなんだよなぁ、残念ながら井上からの依頼じゃ断れないから何とかするしかねぇんだよなぁ〜
ゼ)もう何軒か既に電話をしたそうですがその全てで何かしらの怪奇現象が起きているんですね?
瑚)いや、まだ七小だった人には連絡してないよ。
ゼ)では先程から誰に………
ル)『おい!瑚太郎!いい加減に私に電話を掛けてくるのを止めないか!調査をするんじゃなかったのか!?』
ゼ)何やってんです?主よ、ついに頭がおイカレになられたんですね?
瑚)いくらゼルでも俺ちょっと傷ついちゃうよ!?
ゼ)ドSなんですね?
瑚)なんでそうなった!?
どういう訳かゼルの誤解を解く方が時間がかかってしまった。