ハイスクールDxD 書き換える者    作:裕 紫翠

26 / 37
今回は割と早いペースで投稿出来ました。流石不定期、時々早いです。
今回は主人公君にとっても素敵なプレゼントが渡されるお話です。
3巻開始がこんなのでいいのか?という若干の疑問はありますが気にしないで行きましょう(投稿者がそれでいいのかヾ(・д・`)ォィォィ)

短いですが、どぞ(っ´∀`)っ


凍焦憤怒のクロスカリバー
なんか貰っちゃいました。


黒歌の1件から数日、リアスと黒歌そして俺の3人で暮らし始める様になった。

そして、毎日の様にイッセーが特訓をしに来て、それにアーシアがマネージャーとして付き添いに来る様になった。

元々イッセーは道場生として来ていたから、アーシアが増えた事でうちの女子率が上がり会話に華が咲いているようだった。

因みに俺の特訓に黒歌達が参加する事もある。

アーシアは分かっていたが他メンツもイッセーと同じメニューをこなすと完全に動けなくなる様だった。

 

黒歌はまだ仙術の基礎的な生命力の循環を早くすることですぐに回復していたけど、リアスは俺が掛けてやらないと軽く1日倒れたままだった。

アーシアは基礎体力的に同じメニューにはできないから。イッセーと二人で走り込みをしてもらっている。

毎日早朝に家まで二人で走ってくる。何か孫が遊びに来るみたいで、凄く微笑ましい気分になる。

 

ついでと言っちゃ何だが神器の強化もやっている。

イッセーは順調にドライグと仲良くなっている様だし。『禁手(バランス・ブレイカー)』に至るまでそんなに時間はかからなそうだ。

 

アーシアは───うん。あれだ観てるだけで心が浄化される気分だ。

道場の端の方で『聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)』を発動、効果範囲の拡大、回復球の打ち出しとかしてもらってるんだけど。

俺との組手で疲れたイッセーに神器で回復している姿は何とも微笑ましいものを感じた。

 

それと2、3日前に質問攻めにあった。

オカ研(研究部)の部室で周囲を悪魔の皆様、ルチア、静琉、小鳥に囲まれた。

質問内容に関しては実に単純なものが多かったけど、如何せん数が多くて少しだけ疲れた。精神的に。

今度誰かに何かされた時は淡々と質問しながら殴るのもいいなと、物騒なことを考えながら質問に答えていた。

 

実に質問された内容はこんな感じだ。

オカルト研究会から

『瑚太朗、お前本当に鈴木 凡人なのかしら?』

『1000年前に本当に戦争を止めたんですか?』

『瑚太朗、どうしてもっと早く言わなかった』

『静琉の言う通りだ。何か理由があったのか。瑚太朗』

『瑚太朗君、ドライグさんと白い奴さん倒した後は何処に行っちゃったの?後、今何歳?』

 

会長から

『天王寺君、お姉様を救って下さりありがとうございました。おかげで今は魔王の一端として頑張って下さっています。それと簡単な質問ですが何故この学園にいるのでしょう』

 

グレモリー眷属

『瑚太朗、私からも質問よ。その、好きな女性のタイプはどんな人かしら?』

『あらあら、それは私も気になりますわ。ですが、瑚太朗君はどうしてそんなに料理がお上手なのですか?出来ればでいいのですが、是非教えて頂きたいものですわ。』

『瑚太朗先輩、またお菓子作って来てくれますか?』

『瑚太朗、君は誰かから剣の指南をされていたのかい?出来れば僕にも指南してほしいな』

『なあ、瑚太朗俺とお前って幼馴染だったよな。小鳥も含めて俺たち同じ小学校だったよな?俺がおかしくなった訳じゃないよな?』

 

おい待て、グレモリー眷属。

お前ら聞きたい質問の内容が個人的過ぎないか?

唯一困惑気味にまともな質問してんのイッセーだけじゃねぇか。

研究会のみんなの方がまともに質問してんだけど。後ソーナ。気にしなくていいんだよ。俺たまたま直線上にいただけだから。

 

───とまぁ、こんな感じに質問をされた。

質問には全て簡潔に答えた。

いくつか嘘も付いた。

転生して、元々こんな力を持つような人間じゃなかった。なんて、怖くて言えなかった

みんなが離れて行ってしまう気がして、だから嘘をついた。

 

──あの戦争の後。俺は転移させられて、その後は俺はイッセーや小鳥の近所に住む少し強い男の子として過ごしていた。

何故転移したか、何故ここにいるのか俺は全く分からないんだ。と

 

みんな少し悲しそうだった。

俺はそんな顔をさせたくて嘘をついた訳じゃ無いのに。

俺自身が独りになる事を恐れてついた嘘なのに。

ただ、それよりも俺は、怖がられ、離れられていく事が無いことに安心している自分自身に何よりも腹が立った。

 

その日に俺からも少し話をした。

俺の2つの神器についてだ。これは黒歌とリアスにしか言ってない。

ゼルとアンを展開すると酷く驚かれた。

鎧と紅黒い籠手はセットだと思って新しい。

そもそも、神器を2つも所有しているという事実を知った時点で物凄い迫りようだった。リアスが

サーゼクスに話すか。でもそんな事をすれば俺は普通に生活なんてできないし。でもこの事を魔王である兄に話さない訳には行かない。と1人で逡巡していた。

可愛いからつい撫でたおしてしまった。もちろん黒歌も一緒だ。

もうすぐ夏だ。日向ぼっこが気持ちいい。

 

昨日、ラグナさんの方から珍しく連絡があった。

新しくこの世界に転生者が来るとの報告らしい。

因みにこんなに気にかけて貰えているのは俺だけらしい。ラグナさん曰く贖罪らしいけど。俺はあの神に何かされた覚えは無いし。

あの神様の性質上俺の様な奴が生まれるのは必然だと思っているから

 

ついでと言ってしまうと飛んでもない事なのだが

ラグナさんからプレゼントをもらった。

本当、まじでヤバイ奴を貰った。

 

『王の財宝』と言えば分かる人はいるだろう。

あの『王の財宝(ゲートオブバビロン)』だ。

何でもこの宝具を欲しがったらしく、宝具自体は渡したらしいけど、器的に中身を扱えないから俺に丸投げしてみようと思ったそうだ。

思いたった時は中身だけ渡すつもりだったらしいけど。

それじゃしまう場所が無くて困るよね〜と言われ

倉庫の方もとい『王の財宝』を貰った。

 

中身については戦慄するしかなかった。

いくらぶっ飛んだスペックの体を持っていても少し怖かった。

というかそのせいで寧ろ怖かった。

 

俺の知識上に存在する武具全てとか馬鹿げてるだろ!

ラグナさんによると俺が生前、転生後に見たり知った武器・防具・盾などの武具を知識として覚えている限りその全てを射出、取り出しが出来るそうだ。というか出来た。

ラグナさんからの言伝では聖剣、魔剣、神刀、妖刀etc.出し放題だそうだ。

エアが入ってた時はほんとに怖かった。

『約束された勝利の剣』も2本入ってた。

プロトタイプとアルトリアって言ったら分かるかな。

個人的にはプロトタイプが使うエクスカリバーの方が好きだ。

元を使っていたキャラが男性だった事から。個人的に使い安かったから。

 

1度だけ特別な部屋(・・・・・)で宝具解放して見たけど十三拘束解放(シール・サーティーン)は無かった。

そもそも円卓の騎士でも何でもないからね俺。

 

そしてちょっと調子に乗った俺はエア以外の内包している武器を全て(・・)射出してみた。

まぁ、うん怖かったです。

俺だけが使うかなり特殊な作りになっている部屋が物の数秒で木っ端微塵だからね。流石に壊れるまで力を解放した事は無かったけど、武具出しただけであそこまで部屋がボロボロになるなんて想像すらしてなかった。

部屋に亀裂が走った瞬間に宝具を回収する宝具を使って武具を回収出来たから良かったけどあのまま出したままにしておいたら。

と思うとゾッとした。

 

ちなみに余談だがプロトカリバー(プロトタイプのエクスカリバー)は風王結界(インビジブル・エア)で消したまま常時帯剣する事にした。

えっ?何で帯剣する必要があるのかって?

だって格好いいじゃん。心はオッサンでも爺でも体はまだ青き青春真っ只中の17歳なんだから。

ちなみに鞘に入ってた。

 

あっ、そういえば。

エアを1度だけ全力全開の状態でぶっぱなした。

次元の狭間で

もう二度と使いません。というか使えません。

あの時はつい出来心だったんだ。

どこまで出力出んのかな〜って。

で流石に人間界では無理だ、冥界もダメだなリアスにバレたら怒られる。

 

という事で幾度となく遊びに行っている次元の狭間に向かった。

行き方?単純明快、俺の特別な部屋(直した)に行く魔力を手に集める。手刀の形にして空間を引き裂く。

後は開いたその穴の中にはいれば、次元の狭間って訳だ。

当然そこにはグレートレッドがいる訳だが、昔俺の修行中に邪魔してきたから龍化してガチの凍結をプレゼントしてやった事がある。

それ以降近づかなくなった覚えはあるな。俺の実力認めてくれたのかな。

 

ちなみにそん時は、顔以外全部凍らせてやった。

範囲はまだ広げられたから、雪だるまの中からドラゴンの首が出てる様な姿にして放置した。

暫くして出てきたけど。その後、少し焦ったみたいにまた次元の狭間を浮遊し始めた。

何がしたかったんだろうなあいつ。

 

で、問題はそのあとだ。

倉庫からエアを取り出したのは良いものの真名の解放の仕方を忘れていたのだ。別に俺はAU王じゃ無いからあの詠唱そのまんまじゃ無くていいとも思うんだけど。

 

取り敢えず格好つけた詠唱で撃ってみた。

───絶望を破壊を混沌を知る我が剣よ。

海を断て、天を断て、世界を切り裂き、時空を絶て。

この世に我知るべき物はなく、この世に我討つべき敵は存在せず。

何もない世界など必要はなし。ならば全て儚き灰燼と帰せ。

全て無に帰す忘却の星(カイダ・オルビド・エストレジャ)

 

そして軽く振り抜いた。

その時俺は大事な事を忘れていたのだ。

この宝具元々(STR)筋力依存だってことに

そもそも『天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』じゃない時点で気づかなかったのがいけなかった。

…………本当、マジ反省しています。

何故か本来の真名よりもより凶悪な名前になって放ったがために軽く、本当に軽く振っただけなのに次元の狭間に亀裂が入った。

ザクッ!とかそんなに生易しい音じゃ無かったのは覚えているけど。

明らかに異変に気づいて戻って来たグレートレッドを見て俺は逃げ帰って来た。

ごめんねグレートレッド次元の狭間に亀裂入っちゃった。

後悔はない、人がいない所で打ったから。良かった物のあれ人前で使えねえわ。

という事でエアもとい、カイダはアンの能力で封印する事となった。

 

 




ア)やっと黒歌ちゃんと会話したよー!可愛かったなぁー
ゼ)リアス嬢もかなりの慌てぶりだったがやはり主の手は魔性の手だな。あの手に撫でられたら正気を保ってはいられないだろう。
黒)アンの人型の姿が見てみたくなったにゃん♪今度瑚太朗に相談してみようかしら
瑚)俺は一向に構わんぞ。
黒)やったー。じゃあ次回は
黒・瑚)アン、黒歌とリアスと女子会です
祐斗)瑚太朗君、僕のこと忘れて無いよね。3巻は僕が───
イッセー)木場落ち込むな、きっと次は出番あるさ。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。