日曜投稿は何処に行ったァ!!
と叫ばれるんじゃないかとぷるぷるしております
久々の投稿ですがどうぞ
楽しんで頂ければ幸いです
「さぁ、どうして貴方がここにいるのか洗いざらい話して貰えるかしら、瑚太郎?」
えーっと、どうしよう。リアスの綺麗な笑顔がめっちゃ怖い
誰か助けて下さい、色々な方向から視線を向けられて、名前まで―――名前?
いや、馬鹿な、そんな事はない。そんなことは―――
震える手で恐る恐る、フードがあるべき場所に手を伸ばした。しかしそこには、少し硬いフサフサとした感触あるだけ。俺の髪があるだけ.....
フードを被っていない、その事実に気がついてしまった俺は膝を付いて絶望した。そして、さらに数分前の出来事を思い出して絶望した
「瑚太郎君!人間の身で堕天使と戦ったからどこかに怪我を――」
「違う、違うんだ祐斗」
「なら一体―――」
ハハハ、心配してくれるな祐斗何故なら俺は
「タダ、フードを被り忘れた事に絶望しているだけたから気にしないでくれ」
その瞬間みんなから、なんだこいつみたいな雰囲気を感じた
しょうがないでしょ!今までずっとフード被ってると思ったんだもん。自分の愚かさに気がついて絶望してんだ、悪いかこんちくしょう!!
「あ、悪魔。キサマよくも俺の顔を顔をぉぉぉぉ!!!」
あぁ?.....俺が絶望している間に堕天使ドーナシーク君が起きたらしい。全く、馬鹿だなぁ、コイツ。だって―――
―――わざわざ、俺に殺されに起きたんだろ?
俺は絶望とか叫んでふざけるのを辞めて、起き上がった鴉を見つめた。まっすぐとその鴉しか見えなくなる位に。なんでそんなに見つめるかって?
そりゃあアイツが『――――』だからだよ。
ただ見つめていただけだがそのうち、鴉と目が合った.......なんだよその目、痛々しく腫れた顔に2つ怯えを表す様に震えている瞳が見えた。
俺は鴉から目を離すことなくゆっくりと立ち上がった。
『瑚太郎(君)(先輩)?』
何人か息を呑む様に俺を呼んだのが聞こえた、でも何人だったかまでは聞き取れなかった。そして心做しかその声は震えていた
アン、ごめんな。いつもこんな役割ばっかりで。怒りで俺の理性が崩れない様に拘束し続けている、俺の大切な『相棒』に謝った
『この程度なら大丈夫です。ですからマスター、あのクソ天使をぶっ飛ばして下さい。ゼルもそれを望んでいます』
『愚か者に粛清を』
ゼルの声に呼応して右手に持っていた太刀が雷を帯びた
「堕天使ドーナシーク、正直今すぐぶった斬りたい気分だ。だけど、うちの相棒はお前をぶちのめすのがお望みらしい。だから、1発だけどぎついのを食らわせてやる」
右手に握っていた太刀を左手に持ち替え、剣先をドーナシークに突き付けた
ドーナシークは明らかに怯えている、しかも何故か奴から感じていた違和感も消えていた
.....今ならイッセーでもぶっ飛ばせんじゃね?そんな事を考えながらドーナシークに太刀の腹を叩き付けた
直後、太刀が帯びていた雷と冷気がドーナシークを覆う様に拡がって行きバリリリィィィィィ!とかパキパキパキッ!!という音をたてながらドーナシークは口から煙を出しながら凍った
「これでおしまいっと」
本当、毎度毎度助かるよアン。
ドーナシークが起き上がった時に感じた怒りが初めから無かったかのように消えた。と言ってもこの鴉を見ていると無性に怒りが沸いて来るのだが、そこはアンの能力のお陰で相殺してくれているから大いに助かっている
とまぁそんな事より
「.....瑚太郎、その力は何?それからどうして此処にいるのか説明して頂戴」
「デスヨネー」
ドーナシークを完全に気絶させたせいで、さっきよりも格段に警戒されてるな。どうしようか
「公園でアイツらにアーシアが攫われてから部長達と一緒にお前の家の前まで送って行ったはずなんだけど」
ナイスだイッセー、俺が説明しやすくなった。ナイスフォロー
「OK、説明してやるからその前に警戒するのをやめてください、リアスの笑顔がものすごく怖いです。」
その時何かが切れた様な気がしたが、気が付かなかった事にした。そして何故か朱乃は笑ってた
リアス達に家まで送られた後、アーシアを助ける為に色々と準備をしてから此処に来たと言う事だけ教えた。
具体的に言わなかったのは追い剥ぎの部分だ。だって完全に蛇足じゃん。マント借りて来た意味がないじゃん。
リアスやら朱乃がマントをジト目で睨んできたのは気のせいだと思う、思いたい。
そして今は、俺の使っている太刀についてお話し中です
「それで、さっきの力何かしら」
「
「!?そう、それで何時からその力について知っているの?」
神器と分かっているとは思わなかったんだろうなー。今思っいきりピクッてなったし
「結構前からとだけ言っておくよ」
「そう.....ねぇ、提案があるのだけど瑚太郎、あなた私の――「眷属にはならないぞ」!?どうしてか理由を聞いてもいいかしら」
残念そうに驚いた割には直ぐに立ち直ったな。理由は色々とあるけどこれは朱音にも言った事
「悪魔にはならない、それからお前の力じゃ俺は眷属には出来ないよ」
と悪魔が人間如きに眷属には出来ないと言われたら、さぞかし腹立たしいのだろうが、俺は残念ながらドラゴンだ。
人間じゃないし、過剰なまでに力が強いからな。魔王でも連れてこない限り、俺を眷属にするのは無理だろ
「なんなら試してみるか?」
沈黙していたリアスに俺からの提案。これも朱音にした事、悪魔には
「ええ、やって見せるわ」
声色に少しだけ落胆が混じっていたような気がする、それでもリアスは俺に
そして結構は直ぐに現れた、俺の中に入って行ったイーヴィルピースを見て喜んだ様子だったが、直ぐに出てきてしまった。
「どうして!?こんなこと聞いたことが無いわ。イーヴィルピースを受け付け無いなんて.....」
リアスが目に見えて落ち込んでいるのを見て何だか罪悪感が湧いてきてしまった。いや、俺は悪くないんだけど何かそのね?
因みにアーシアは既に悪魔になっている、自分を助けてくれたイッセーが悪魔である事は知っていて、自分も並び立つんだという勢いでなった。若いっていいねとしみじみ思ってしまった
さて、リアスはどうするか朱音の時は溜息一つで終わったのに、今回はかなり落ち込んでるっぽいんだよな。
「と、まぁこんな感じで悪魔にはなれないんだよ。」
「.....その言い回し、過去誰かに眷属にされそうになったのね?」
「ああ、千里 朱音だよ下の階にいるだろ。駒王学園の魔女と呼ばれてる」
それを聞いて、リアスは先程よりも更に落ち込んだ様に見えた
「そう。彼女の眷属だから無理なのね」
「いや、俺は朱音の眷属じゃねえぞ。さっきも言ったけど、俺は悪魔になれないんだよ」
「じゃあどうして.....」
「知るか、俺に言われてもわからん」
納得がいかないと言った風だが何か思い付いたのか直ぐに、気丈なリアスが帰って来た
「瑚太郎、あなたを眷属にすることが出来ないと言う事は分かったわ。でもあなたは私たちが悪魔であると言う事を知ってしまったの、普通は話しても信じられないでしょうけど。あなたには私たちオカルト研究部に所属して貰うわよ。」
うん。リアスはこのくらい強気な方がしっくりくる
「一応理由は聞いて置こう」
「一つはあなたが私達のことを知ってしまったから。もう一つは、あなたが欲しいの。あなたが今まではぐれ悪魔を勝手に討伐していたのでしょう?だったらその力を他に渡したくは無いもの」
二つ目は何か誤解を生みそうな発言があった気がする。というか流石に氷の力の使ったらバレますよね
「分かった。オカルト研究部に所属してやるよ、明日部室行くから入部届け持ってきてくれ」
「あら、意外とあっさりと受け入れたわね」
「ん?断った方が良かったか?」
「「「そんな事は無い(よ)(ですわ)!!!」」」
イッセー、祐人、朱乃の3人が同時に叫んだ、リアスよりもこの3人の方が喜んでんじゃね?
3人が同時に色々と喋るからどんなことを言っているのかよく分からなかったが最後に嬉しい一言をいただいた。
「私も嬉しいです、瑚太郎先輩の作るお菓子は美味しいですから」
と子猫から嬉しい言葉を貰った俺は、明日小猫に何かお菓子を差し入れようと思いながら帰った
瑚)前回何の為に朱音からマントを剥ぎ取って来たんだアァァァ!
作)しょうがないよ、君一応マントに着いていたフードは被っていたんだよ、学園から出る時は
瑚)じゃあ何で俺はフードを被って無いんだ!
作)いや、だって君走るの速いじゃん?風圧でね?
瑚)マジかよ!変なところでリアルな事を持ち出すなよ!
作)ドンマイ瑚太郎。
瑚)(・・・普通にうぜえ)ファイアー!
作)ぎゃあああ!!!!!
登場する人が偏っているのは作者が未熟者だから、ということで暖かい目で見守ってください