どうぞ
皆さんこんばんは瑚太郎です
現在は夜中、アーシアが連れて行かれて、気がついたら家にいて。
俺は今オカルト研究会に来ております
そんなところでなにしてんの?って
「やっ、放しなさい瑚太郎!!」
追い剥ぎです
真顔で何言ってんだ。とか言われそうだけど追い剥ぎだ
再三言おう、追いはG
パシンと乾いた音が部室に響いた
「痛ぇ」
「痛ぇ。じゃないわよ。いきなり飛びかかって来て、私のマントを剥ぎ取って、一体どういうつもり?」
おぉう、怒ってらっしゃる。
いやまぁいきなり入って来てマントを追い剥ぎしようものなら普通キレるな。
俺でもキレる、黒歌以外なら。
「まぁ、少し借りていくだけだよ」
「お前という奴は...そんなマントで良ければくれてやるわ。と言うかお前フードの付いたコートはどうしたのよ」
「ほら、いきなりフード被って家出てったらびっくりするだろ?家にいる奴に迷惑かけたくねえし」
「私には迷惑をかけてもいいと」
しまった。声色がかなり低くなってる、朱音さんマジでキレてるよ
「...すみませんでした」
「もういいわ、お前が馬鹿なことするのはこれが初めてではないのだし。というかお前がマントを使うということはそういうことでしょう?」
「すまない、迷惑をかける....これから色々な方面でな.....」
どうせ原作には介入するつもりだったしな。いや、もう手を加えているか。
まあ、どっちにしろ二つのオカ研はこの先騒動に巻き込まれるんだからな、全部まとめて助けてやる
それに、もしもまた
――――この手で破壊してやる
「悪かったな朱音、この礼は必ず返すから。しっかり覚えてろよ」
「私に礼とは高く出たわね。覚悟しなさい瑚太郎」
「あいよ」
それだけ言ってオカ研を出た
朱音と話をしている間何度か一誠の声が聞こえた
「――――――アーシアは敵じゃないです!」か
あっちもあっちで色々やってんな、頑張れよ主人公
教会の前にいるんだけど、どうしようか
「さてさて、完全に出遅れちまったな~」
アーシア関連の騒動なんて完全に終わってそうな雰囲気だぞ。
これで原作通りなら問題ない。でもドーナシークの存在は消さないといけないな
いまのリアス達じゃ勝つのは不可能だ
まあいいか、なる様になれ
教会の扉は開いていたので堂々と入ることができた
儀式は完成仕切らなかったみたいだ、アーシアがイッセーの側に立っているからすぐにわかった
イッセーと向かい合わせに立っているのはレイナーレ
話し合いもちょうど終わったところらしい
レイナーレは泣いていた、けれど嬉しそうに笑ってもいた
二人一緒に救ったか。やったなイッセー
ふたりはゆっくりと近づいていく、惹かれあう様に
二人の影が重なり合おうと手を繋いだ時
光の槍が二人を貫かんとするために高速で飛んで行った
~イッセーside~
「イッセーさん!レイナーレ様!逃げてください!」
アーシアの叫び声が聞こえた
とっさに夕麻ちゃんの後ろを見ると光の槍がすぐそこまで迫っていた
またか、今度はあの時の槍よりも速く、逃げようと体を逸らそうと動き出すことも出来なかった
今まで経験してきた物が目の前に流れる様に現れた
あぁ......これが走馬灯か、そういやあん時もできなかったな。キス
もう二度とできなそうだけど、せめて離れる事の無いようにと願って、強く夕麻ちゃんを抱きしめた
そして、目を閉じて槍に体がを貫かれるのを待った
でも、いつまで経っても槍が刺さる事は無かった。その代わり
「ナイスだゼル。アン!このまま全力で力を抑えておいてくれ」
聞きなれた声に目を開くとそこには、雷を纏った蒼白の太刀を片手で振り抜いた瑚太郎がいた
虚空に話しかけているのは気になったけど、助かった安心感からか、俺と夕麻ちゃんはその場にすとんと落ちた
「良くやったイッセー、こっから先は俺の仕事だ」
「瑚太郎、どうしてお前がここにいるんだよ」
「うーん、説明が面倒だから後でいいか?」
おい!
瑚太郎はいつも通りだな、ここにいるのは凄く気になるけど
「隠れてないで出てこいよ、堕天使ドーナシーク」
「これはこれは、人間如きが私の名前を知っているとは。それにしてもつくづく使えないなレイナーレ、貴様の様な奴がどうして堕天使であるのか、悪魔に堕ちた下等な種族に恋をする様なお前が不思議でならない。そんなものであるから半端者と言われるんだ。言われた事だけをしていればいいものを、貴様のせいで私の計画が台無しだ!!」
アイツ!あの時夕麻ちゃんに酷いこと言ってた堕天使だ
それじゃあ夕麻ちゃんに命令していた先輩ってのはアイツの事か!
クソ野郎が!!
このままやられっぱなしでいられるか、今はあのクソ天使を瑚太郎が引き付けてくれているから、何とかして.....でもどうやって?
『神器は想いの力によって強くなる』部長にそんな事を言われた
想いの力?
俺の中にある想いなんて、アーシアが助けたかった。夕麻ちゃんの事が好きだ!くらいしか――――
――――いや、あった。俺にもあったよ。絶対に誰にも譲れないし譲るつもりも無い、今の俺の中での1番強い想いがそれであるなら
「なあ、神器は想いの力で強くなるんだろ?じゃあ応えて見せろよ!俺にあの
〜主人公side〜
「――――――セイクリッド・ギア!!」
へぇ、イッセーはそんなこと思ってたんだなぁ。
もう護られるだけの人間じゃねぇんだ。か、なるほどねぇ
良いじゃん、格好良いじゃねぇか
それよりも、漸く目覚めたか
「イッセー」
「んだよ。瑚太郎、俺は護ってくれなんて言わねぇぞ」
覚悟を決めた
「ちげーよ、見守ってやる。お前の想い見せてみろ」
「ハハ、言ったな瑚太郎。お前の虐めの成果見せてやるよ」
そこは特訓って言って欲しかったなー
「瑚太郎君?」「瑚太郎先輩?」
ああ?この声、祐斗と小猫か?
「よう、元気か?」
「よう、じゃないよ瑚太郎君。君どうしてここにいるんだい?確かに家の前まで送った気がするんだけど」
「ああ、確かに家の前まで送って貰ったな」
「ならどうして―――」
「まあまあ、良いじゃねぇのそんなこと。そんな事より決着、もうすぐつくぞ」
さすが、俺の動きを完全に捉えてただけはあるな。ドーナシークの動きには完全に追いついているし、むしろアレより速い。時々『Boost!!』って言ってるし、今ので4回目、単に力が16倍になっている、これ以上上げるのは今はダメだ
「イッセー!」
「わーってるよ!」
そう言うとイッセーは「プロモーション、
飛び去ろうとしたドーナシークの腕を掴んだ。
「逃がさねえよ、バカ」
「この、悪魔如きが」
掴まれたドーナシークは槍を創り出して、素早く攻撃に移った。が
「遅せぇよ。クソ鴉」
「な、速い!」
ドーナシークが振りかぶった槍はイッセーに当たることは無く、虚空を切り裂いた。
だろうな、いまのイッセーは
「天流、無手・落龍!!」
ドゴォォン!!
イッセーの体重が乗ったことにより、ドーナシークがバランスを崩した。その瞬間にドーナシークを軽く押して地面に背がつく様にした
そして、最後に神器の力によって16倍にまで膨れ上がった力で全力でイッセーが殴りつけた
落龍は俺の作った技の一つ。使用条件は2つ。
1つ、相手の腕をしっかりと掴んでいること
2つ、使用者の体が空中に浮いていること
後は殴ろうが、蹴ろうが、叩き付けようが好きにしろとは言ったけど、中々良い使い方をするじゃねぇか
「良かったなイッセー」
「おう、やったぜ」
そういや、アーシア放置しっぱなしだったな
「アーシア、良かったなイッセーが助けに来てくれて」
「はい!瑚太郎さんも助けに来てくれたんですよね?」
「まぁな」
イッセーが格好良く解決してくれたから俺はいる必要無かったけどな
それじゃあ、帰りますか〜
「あっ、瑚太郎君逃げちゃダメだよ」
oh....どうやら俺はここまでのようだ(凄まじいデジャヴ感)
「そうよ逃がさないわよ瑚太郎」
あ、これはもうダメだわ
(瑚太郎)さぁ、アーシアを助けに行くぞ
(瑚太郎)よし、教会に着いたぜ
(瑚太郎)扉を開けると、アレ?もう終わってる!?
(瑚太郎)俺の活躍は無いのか!!
主人公には次回、頑張って頂きましょう
瑚)次回は俺の活躍あんのか?
作)どうでしょう?
瑚)スッ(瑚太郎君は両手を突き出した)
作)チュドオオォォォォン!!(作者はお星様になったようだ)