ハイスクールDxD 書き換える者    作:裕 紫翠

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先週は作者が遠出していたために投稿できずに申し訳無いです
目指せ毎週投稿!
なのですが、この分だと相当先になりそうです(泣)

っと言い訳はこれくらいにして(たったの一行)
果たして一誠くんのデートはどうなったのでしょうか
それではどうぞ!


オカ研入れませんでした

あのデートから1週間程したが一誠からデートに行ったという報告を受けることは無かった

それどころか一誠に彼女なんていたか?

という雰囲気をみんなが放っている

 

月曜日に元気が無さそうな感じだったから

「どうかしたのか?」とデート上手くいかなかったのか?というニュアンスで聞いたのだが、一誠は

「そうか、お前も覚えて無いんだな」と言うとどんよりとしたオーラを放ちながら寝てしまった

 

いつもなら元気良く反応するのだが振られて、そのショックで寝不足にでもなったのかもしれないな

その日はそれ以降一誠とは全く話していない

 

そうそう、イッセーが悪魔になってたんだけど、二つのオカ研と生徒会に殴り込みに行った方が良いかな

 

 

一誠side

あの日、あの時、俺は確かに夕麻ちゃんとデートをしていたはずだった

楽しかった、その思い出だけは覚えている

待ち合わせの時に変なチラシを貰ったけどその後は夕麻ちゃんと合流してフツーにデートを楽しんだ

カラオケ行ったり、洋服店で髪留めを買ってあげたり。

素直に可愛いと思って、そのまま口に出しちまったけどあまりよくなかったかな

ほら、言葉にすると軽くなるって言うだろ?

でも、彼女は笑ってありがとうと言ってくれた

 

 

でも、デートが終わりに向かうに連れて悲しそうに笑う様になった

気になって聞いてみたら、先輩から色んな事を命令されて困っていると言っていた

本当はこの後も大きな仕事をしなきゃいと少し落ち込んでいた

 

俺も手伝おうか?と言ってみたでも無関係の人間を巻き込む訳にはいかないし、それに―――と言葉に詰まっていた

だから、「何かあったらすぐに呼んでよ俺、飛んで行くからさ」そう言って励ましたつもりだ

 

すると夕麻ちゃんは、「.....うん。ありがとう、ちょっとだけ勇気が出た」と言って俺の前に立ち

「最後に一つだけお願いがあるんだけど良いかな?」と言ってきた

公園で、しかも二人っきりの状態、こういう時にする事は一つだ!!

と気合いを入れて「なっ、何かな?」と聞いた

瑚太郎、俺はヘタレだったぜ...

 

夕日のせいか、夕麻ちゃんの顔が真っ赤に染まっていて

振り絞って出た言葉が

「き、キスしてもらってもいい?」

だった、即OKしたよもちろん

「俺の彼女最高ぉぉぉぉ」って叫ばなかった俺は偉いぞ

夕麻ちゃんが苦笑いしていたのは、キノセイダー(棒)

 

ゆっくりと近づいて行く俺

目を閉じて待っている夕麻ちゃんは、とてもか弱く見えた

そして俺の唇が彼女の額に触れそうになった瞬間

俺は夕麻ちゃんを真横に突き飛ばした

それは、明るい何かが凄い勢いで飛んできたからで、とっさだった

 

そこからの記憶は曖昧で、覚えているのは

とても悲しそうな顔をした夕麻ちゃんと

俺の腹に空いたデカイ穴

 

 

 

それから、誰でもいい彼女を助ける力をくれと願った事だ

 

 

 

起きた時そこにあったのは、見慣れた天井。俺の部屋だ

いつもと違うことそれは、重たく感じる体、酷い倦怠感

それから数日間、色んな人に夕麻ちゃんのことを聞いた

 

誰も覚えて無かった、夕麻ちゃんが着ていた制服の学校にも行ってみたけど「そんな子いたっけ?」とすべてあしらわれた

瑚太郎でさえ「どうかしたのか?元気ねぇけど」と夕麻ちゃんのことを覚えているとは思えない発言をしていた

 

 

クソッ、俺は異常者か何かなのか?

デートがあった日から、夜に近づくほど体からチカラが溢れてくる

暗闇でもハッキリと物が見えるし、異常なまでに遠くのおとが聞こえる

オカルト的な所に行けばこう言うことも教えてくれんのか?....

行くとしてもオカルト研究会の方には行けないな、あそこには瑚太郎の知り合いが多い、もう瑚太郎に迷惑を掛ける訳にはいかないんだ

 

 

 

その日、何度も悩んだ末に俺はオカルト研究部に行ってみることにした

 

 

 

周りを木に囲まれて妖しげな雰囲気を出している旧校舎

その入り口には『1階、オカルト研究会部室』『2階、オカルト研究部部室』と書かれた板が、ドアノブに掛けられていた

本当に二つの部活に分かれてるんだなぁ

 

この学校では割と有名な話だ

部長同士の反りが合わないとか、お互いにライバル視しているとか。色々な噂は立っているが、その事実は誰も知らない

まぁ、そんな事はどうでもいいや

 

今は俺に起こっていること。それから、この学校に木場みたいにほかの人とは違う雰囲気を纏っている人について聞きたい

瑚太郎が他の人と同じ雰囲気を纏っているのが信じられないけど

とにかく、話を聞いてもらおう

 

扉を開けるとそこには如何にも旧校舎ですって感じの空間が広がっていた

俺は足速に旧校舎の2階に向かった

旧校舎特有の不気味さが少しこわかったんだ

中がホコリが見えない程スゲェ綺麗だったのが余計怖かった

 

少し進んだ所でそれらしき扉を見つけて

コンコンコンとノックをして、返事を待った...

ノックをした、返事を待った。ノックを(ry

それから何度もノックをしたけど返事は無かった

もう諦めて、帰ろうと来た道を戻り始めたとき

 

「あれ、一誠くんどうしてこんな所にいるんだい?」

と前からよく知る声がかけられた

「木場じゃねぇか、お前こそどうしてここにいんだ?」

「僕は部活で来たんだよ」

部活?ってことは

「お前、もしかしてオカルト研究部の部員なのか?」

「そうだけど何かあったのかい?」

噂では剣道部だって聞いてたんだけど、案外噂はあてになんねーな

これでやっと話が聴ける!

 

そう意気込んで

「オカルト研究部の部長に話がある」

って言ったら

 

「.....分かった、おいでよ一誠くん」

と真面目な雰囲気で返された...

あれ?これ、ひょっとして不味かった系の奴?

どうしよう、助けて瑚太郎。俺今よりやばい人間になっちゃうかも

 




はい、イッセーオカルト研究部に入れませんでしたね(部屋的な意味合いで
次回もイッセーがメインの話になると思います
どうやってrewriteのメンバーと絡ませていこうかな〜と今からウキウキしているので次回も読んで頂けると有難いです
それではまた次回

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