原作ブレイク上等!! 逆襲のオリ主   作:オルフィーナ

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ダイ 特訓!!! ☆2

特別(スペシャル)ハードコース》今回ダイ少年が受ける特訓ですが、1週間で勇者になれると言われるとても厳しい育成法のはずでした。話を聞いたポップはその修行法を知っている為、全力でダイ少年を止めに掛かったぐらいです。

 

 

 本来であれば、未来の勇者たるダイ少年とて苦戦を免れない修行法です。背中に40kgの重りを背負って、島を一周から始まり、畑を耕したり素振りの訓練をしたりといった基礎的な訓練(牛乳配達はしませんよ♪)から魔法の習得、モンスターの生態を学んだりといった授業を経て、1日の終わりに80kgの重りに変更して島をダッシュで一周して終わりといったことが行なわれる予定でしたが、私が教えた時にアバンがやりそうな事は仕込み済みです。

 

 

 特訓の目標として、大岩に斬りかかり岩を切断する(1日目)海を剣圧だけで割る(2日目)はすでにクリアしているので、剣術や格闘と言った部分や、魔法講義など原作より濃密な修行がなされました。その結果この段階でダイ少年は、メラやヒャドと言った基礎的な魔法を習得する事が出来ています。

 

 

 今後の展開上、多少原作より有利に働く事でしょう。もしかしたら、アバン流刀殺法の中で至難とされている空の技《空裂斬》も早期に覚えられるかもしれないですね。ポップが隠れて見守る中、アバンとダイ少年が木刀を使った訓練をしています。ダイ少年の上達具合にはさすがのアバンもタジタジです。打ち合う中で、とうとう両手を使わされてしまいました。

 

 

 アバンは弟子の上達具合にホクホクの様子で、「私のスーパーな必殺技です。一日も早くマスターして下さいね・・!?」と言って奥義であるアバンストラッシュをダイ少年に向けて放ちました。

 

 

 ダイ少年は数十メートル程ぶっとばされて、隠れて見ていたポップに抱き止められました。「先生・・無茶しすぎですよ。いきなり奥義なんて!!」とポップはアバンに、詰め寄っています。アバンはとぼけた口調で、「ポップ居たのですか??ダイ君が心配なら貴方も特別(スペシャル)ハードコースを受けても良いのですよ~~~♪」と言って、ポップが口ごもっている隙に追撃をさらりとかわしました。

 

 

 アバンが話題を変える様に、ポップに向ってこう言いました。「ちょうどダイ君に、対魔法戦闘を教えたいと思っていたところです」と言ってアバンは、自分に向って火炎呪文(メラゾーマ)を撃つように指示をしました。ポップはまだ何か言いたそうでしたが、指示通りに火炎呪文(メラゾーマ)をアバンに向けて放ちました。

 

 

 アバンに向って巨大な火の玉が襲い掛かって来ましたが、《海波斬》で火の玉を切り裂いて無効化しました。「ざっとこんなカンジですね♪」と言ってダイ少年にもやって見る様に促しました。ダイ少年も、火炎呪文(メラゾーマ)ってどのぐらいの威力なんだろう?って顔をして、いかにもヤル気マンマンな状態です。

 

 

 その様子に、諦め顔のポップは、ダイ少年に向って火炎呪文(メラゾーマ)を放ちました。それを余裕な表情で切り裂いて見せたダイ少年は、ポップに向って爆弾発言をしてしまったのです。

 

 

「ポップさん、手加減して呪文のランク落とさなくて大丈夫だよ」とその発言を聞いていた私は、口止めを忘れていた事に今更気づいたのでした。

 

 

 ポップは不審な顔をして、「ポップって呼び捨てで、かまわないよ。おれもダイと呼ばせてもらおう」と言い更に「別に俺は手加減なんかしていない・・・・・《メラゾーマ》は火炎系最強呪文だ」とポップ言い、授業で習っただろう的な感じで、ダイ少年を見ています。

 

 

 

 「えっ、火炎系最強って遺失火炎呪文(メラガイアー)じゃないの?あの呪文だと、パワーに圧されてまだ切れたことないんだよねー」と言ったダイ少年の発言に、ポップは聞いた事も無い呪文に猜疑的な様です。

 

 

 「お姉さんのあの呪文に慣れたら、《メラ》も《メラゾーマ》も一緒だよ」と、今までの常識をブチ壊すダイ少年の斜め上の発言に、ポップは心底驚いている様子です。アバンは何か思いついたのか、ダイ少年に質問をしました。

 

 

「ロッテさんでしたか!?教えてもらったダイ君を見ていれば解りますが、相当な剣士の様ですね。しかもポップより遥かに強力な魔法の使い手なのですか?」アバンは自らの疑問を解決する為に、魔法に詳しく現場を見ていそうなブラス老に話かけた。

 

 

 「残念ながらわしは、ロッテ殿が魔法を使っていたところを見たことがないのじゃ」と返事をし、ダイ少年がお姉さんは「スペシャルな魔法だから、ダイ少年だけに見せてあげる♡」って言ってた事を思い出し、アバンにそう伝えた。横からチャチャを入れる様にポップが「《スペシャルな魔法》とか表現がなんか、先生みたいですね」といって面白がっています。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 「その女性について、何か覚えていることはありませんか?」アバンはポップの発言をスルーして、ブラスとダイ少年に話かけました。その時、遠くの方から雷が落ちたような音が、数回聞こえて来ました。ただ事でない様子に会話を中断して、辺りを窺うアバンとダイ少年でしたが遠くの方から、ものすごい勢いで迫ってくる物体に気が付きました。(とうとう奴が来るタイミングになった様です。)

 

 

 

 

 

 


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