事の始まりは、私が事故死したことから始まります。
私の意見など無視して、話は進んで行きます。手始めに、肉体の再構成から始まりました。
魔力や身体能力も、とんでもないレベルで付加されている様です。次に、戦闘知識を
こんな戦闘マシーンを作って、逆襲されないと思っているんでしょうか?と心の中で思っていたら「それが面白いのだよ・・・・・蛆虫の足掻きがな」と言ってご満悦の様子でした。
こんな感じで、改造人間のフルコースを食らったあげく、魔界に
しかも私にはちゃんと
そんな私を尻目にバーン様は、明らかに私との戦闘を楽しんでいる雰囲気です。こっちは正に命がけ・・・メラガイアーとメラゾーマが威力的に同じなんて、何てデタラメな魔法力なんでしょう。しかも向こうは、タメが要らない様です。このまま戦い続ければ、確実に死にますね・・・・
そんな風に悩んでいるとバーン様の態度が一転し、圧倒的威圧感がこもった口調で話し掛けて来ました。「ある程度強いのは見ただけで分かったが、戦闘をして見て改めて思った。お前程の
こうなったらバーン側に付くのも面白いかもです。この状況に追い込んでくれた
そんな事を思っている間にも、バーン様の演説は続いています。「神々が憎い! 我らを冷遇し地上の人間どもにのみ平穏を与えた奴らの愚挙が許せぬっ!! ならば我が・・我々が神を倒すのみ!!・・・我が元に来いリーゼロッテよ!!!」
大魔王自らのガチスカウトです。私にも思う所が多々あるので、質問の返事次第ではスカウトされる事にしましょう。『さて、未来の大魔王様、部下になった私にどんな
あっさりと了解を得られた事に一瞬あっけに取られた様ですが、ニヤァと笑ってバーン様はこう仰いました。「我が友と言うのはどうだ?」と・・・今度は私があっけに取られる番でした。思わず私は笑い出してしまいました。『面白い・・・面白いですよ大魔王・・・そうか・・・・そう来ましたか・・・・・・・・あはっ・・・あは・・・・流石は大魔王バーン・・・・・・・・アレとは器が違いますね。』
この後、リーゼロッテ(バーン様に長いなと言われ)通称リーゼが、ダイの大冒険の世界にデビューする事になったのでした。