まぁこれも書溜め分なので更新はや!って思われた方、雑にしているわけではないので…笑
「あ、ヒッキー!おかえりー!何かあったの?顔赤いよ?」
「…なんでもねぇよ」
本当のことを言おうか迷ったがあえて黙っておくことにした
「日に浴びて干からびたのかしら干からび谷くん」
こいつこの数日であだ名のバリエーション増えてね?
そんなことを考えつつもふと昨日の葉山の顔を思い出した。
(あの顔はなんだったんだ、それにこの胸のモヤモヤは…。考えても無駄か。)
考えても無駄だと思った俺は考えるのをやめた。
ーーー
そして土曜日を迎えた。
「ヤベェ、ギリギリか」
千葉駅に着いた時、時計は8時55分をさしていた
「一色は、っと」
あたりを見回していると男子が数名集まっている。その中心にいたのは。。
「あいつ、なにやってんだよ」
男子が数名一色に声をかけていた。おそらく、というか確実にナンパだろう。声をかけようかと迷っていると…
「あ、せーんぱぁい!」
ナンパしてた男子が一斉に俺を見る。なんだよ。そんな見ないでくれよ。顔怖い怖い。嫉妬に狂った女子みたいな目してる…
「ちぇ、彼氏持ちかよー」
「つまんねぇ、いこーぜー」
そそくさと退散する男子たち、殺されるかと思ったよ。
「先輩おそいですぅー」
「あ、あぁ、悪い」
さすが一色、ナンパなど気にも留めていないのだろう。
「それで先輩、感想!」
「…感想?」
一色はくるりと一周回った。白のニットにピンクのミニスカート、茶色のブーツと、まぁなんというか、色気を感じるというか。とにかくあざといな。
「…似合ってるし、いいんじゃねぇか」
ぶっきらぼうに答える。
「そ、そうですか…はっ、もしかして今口説いてましたかごめんなさい今ちょっとトキメキかけましたが魂胆見え見えですしもっと段階を踏んでからにしてくださいごめんなさい」
これで振られるの何回目だよ。てか何回俺口説いてんの。
「じゃあそうだな、小町みたいだ」
「うっわ、シスコン…」
「おい、千葉のお兄ちゃんはみんな妹大好きなんだよ」
「それ絶対嘘ですよね、というか先輩が溺愛する妹さん、気になる…」
「ん?何か言ったか?」
「い、いえ!なにも!」
「…そうか、んじゃいくぞ」
「ちょっと待ってくださいよせんぱーい」
「で、どこ行く」
「い、いきなり丸投げですか…」
「当たり前だ。俺は養われる気はあっても養う気は無いからな」
「そこ関係ありますか…はぁ、わかりました。じゃあ先輩が行きたいところ教えてください」
「…」
「…」
「…ボーリング、とか」
「…まぁ、いいですけど」
え、なに。俺が行きたいところ言えって言ったの君だよね?なんでそんな露骨に変な顔されなきゃなんないの。リア充女子怖えぇ。
「早く行きますよ!先輩!」
一色が強引に俺の腕を引っ張る
「ちょ、はいはい…」
う、腕を組むんじゃないよ。そういうのが男子を挫折と後悔のどん底に突き落とすんですよ?はぁ、どうにかなりそうだ。というか俺の心もつのかよ…
まぁまだイチャイチャとかそんなのはないですけど。笑
やはりいろはすかわいい。以上。
あとサブタイトルとか結構適当です。。。