コメントとかきてたらうれしいなー。笑笑
なんとなく誹謗中傷なコメントがくるような気が…
数十分だったが、まだ2人は戻ってきていなかった。
「遅いわね、一色さんと葉山くん」
「…そうだな」
たかが告白でこれほど時間をとるだろうか。実は思い過ごしで本当に手伝いを頼んだだけなのでは?という考えがよぎった瞬間部屋の扉が開いた。
「おっ、いろはすじゃーん!おかえりー!」
「ただいまでーす」
「はーやーとー、こっちこっちー」
「本当に手伝いを頼んだだけ、という線はなさそうね」
雪ノ下は俺の考えを読んでいたかのように言う。根拠はあるのか、と聞くと
「普通何もなければ葉山君はあんな顔しないわ」
それは俺も同じだった。ただ手伝いをしにいっただけのことであんな複雑な笑顔になるだろうか。なぜかはわからないが自分の心の中で何かが渦巻いていて、変にモヤモヤする。
「…だけど、何か引っかかる」
このモヤモヤは気のせい、俺はそう考えずにはいられなかった。いや、そう考えたかっただけかもしれない。とにかく今の俺にはそのモヤモヤの正体がわからないでいた。
「ただ、一色さんの顔色を見る限り前回のようなことはなさそうね」
「…あぁ」
なぜこんなにも顔だけで状況がわかるのか、雪ノ下ならその冷静な観察力と頭脳で何か解き明かしているのかもしれない。しかし俺の場合はぼっちである、この理由だけで足りるのだ。ぼっちは1人でいる時は大抵他人を見ているものなんだよ(偏見)。まぁ冷静な観察力って意味では雪の下にも劣らない、と思う。少なくとも俺の108の特技の見せどころである。趣味の人間観察がこんなところで役に立つとは。いや、役に立ったと本当に言えるのかは定かではないけど。
「ゆきのーん!ヒッキー!こっちこっちー!」
俺はこのモヤモヤの正体を突き止めるのは後にして、雪ノ下と共に由比ヶ浜の元へ向かった。
ーーー
「せーんぱぁーい」
バレンタインパーティの次の日、いつもの『奉仕部』の部室に1人の女生徒が入ってくる。くりくりの目、ぷるんとした唇、そして金髪とも茶髪とも言えない亜麻色の髪の毛
「こんにちは一色さん」
「いろはちゃんやっはろー!」
「こんにちは!雪ノ下先輩、結衣先輩!ついでに先輩も!」
俺はついでか。いや、いいんだけどさ。
「…おう、なんか用か」
「今日は先輩に用があってきました!それじゃあ早速お借りしますね!」
一色は俺の腕を強引に引っ張って教室を出た。
「ちょ、おま、逃げねぇから…」
「先輩はちょっと目を離したらどっかいっちゃうんですからー」
そそくさと教室を出て生徒会室へと連れて行かれた。
「…なに手伝えばいい?」
一色は俯いたまま黙っている。
え、俺なんかしちゃった?
「お、おい、一色…」
「あ、あの、先輩!」
「は、はい…」
思わず敬語になっちまった。
「…お話があるんです」
動きありましたね!
戸部かわいそう。。
まぁしゃーねぇよな!