一応書きためていたので連続で投稿します!
次の日
「やっはろー!ゆきのん!いろはちゃん!ヒッキー!」
「おはよう、由比ヶ浜さん」
「結衣先輩やっはろーです!」
「…おう」
…で、安定のららぽか。千葉民ならサイゼとららぽは定番。ぼっちの俺でさえよく行く。いや、ぼっちだからこそなんだろうが。
「ねーねー!ゆきのん!昨日ねー…」
「…ふふ、そうなの」
この2人のやりとりも見慣れたものだ。最初は由比ヶ浜から一方的に話しかけるだけだったが今では雪ノ下もまんざらじゃないらしいな。
「ねぇ先輩」
「…ん?」
「ぶっちゃけ、どっちが好みなんですか?」
「ブハッ!」
思わず吹き出してしまった。何を言い出すんだこの子は。
「ねーねー、どっちなんですかぁ?」
「別にどっちでもねーよ」
「ふーん…はっ、もしかして今わたしのこと口説いてましたかごめんなさい今の答え方ちょっとドキってしましたが冷静になったら気持ち悪いんで無理ですごめんなさい」
今の流れで告白はありえないだろ。俺は一体何度振られたらいいのだ。というか次もあるのかよ。
「はいはい、ってかそういう意味じゃねーよ」
「ちょっとぐらい反応してくれてもいいじゃないですか!」
こいつの扱いもいつの間にか慣れたものだ。
「それで、いろはちゃん、どんなパーティするの?」
「…そもそもどこでするんだよ」
「ふっふーん、そこは心配ご無用です!クリスマス合同イベントの時の会長さんにあのホール借りれるよう手配してもらいましたから!」
俺の中で嫌な思い出が蘇る。玉縄。あいつとは正直二度と顔を合わせたくないな。ロジカルシンキングで論理的に…わけわからんわ。ん?人のこと言えるのかって?バカ言え。俺は欺瞞と詭弁は大嫌いなんだ。
「さすが一色さんね。ところで誰が参加するのかしら」
「えーっとぉ、葉山先輩と、」
俺はもう察した。
「あ、もうわかったわ」
さすが雪ノ下、というか当たり前か。葉山が来てあいつらが来ないわけがない。行きたくねぇよ…
「あ、あと戸塚さんと、」
「え、何それ超楽しみじゃん早く来いバレンタイン」
「ヒ、ヒッキー…」
え、なに。戸塚だよ?天使じゃん。天使相手に浮かれないやついなくない?
「とーにーかーくー、結構な人数がくるんですー。だから前々から準備しとかないと、私も生徒会の仕事とかありますし」
そうだ、こいつはこう見えても我が総武校の生徒会長なのだ。こいつがねぇ…
「あ、今先輩失礼なこと考えましたね?」
「な、そんなことねぇ、よ」
「というか先輩が生徒会長に仕立て上げたんですよ?その仕事に支障が出ないように手伝うのは当たり前じゃないですかぁ?」
なに。こいつ俺の考え読めんの?どこでそんなスキル身につけたの。
「仕立て上げたって、それはお前が…」
「まぁまぁとにかく!早くなに買うか決めよ!」
由比ヶ浜がらしくもなく場をまとめる
「そうよ一色さん、こんなのに構ってたら目も顔も腐ってしまうわ。早く行きましょう。」
どんな細菌だよそれ。なに?比企谷菌?あれ、なんか懐かしいような…
「こんなので悪かったな…」
買い物は無事終了し俺たちは本番の2月14日、バレンタインパーティを迎えたのであった…
内容としては今回もあまり変化なし!です笑
そろそろ動きますよ!