さぁどーなる!!!!
まだ寒さが残る三月の風に当てられながら家路につく。
すっかり辺りは暗くなりいくつも並ぶ街灯が足元を照らしていた。
「(ど、どうすりゃいいんだよ…)」
寒空とは裏腹に俺の心はヒートアップしていた。もうこれオーバーヒートするんじゃね?
「…いや、まさかな…だって一色だぞ……でもあの葉山の言葉は…そ、そんなことあるわけ…」
そんなことを1人でブツブツ呟いていた。これはマジ病気レベルですね。てか病気。うん。こんなこと言ってたら本当にキリがない…ってもしこれが俺の勘違いならすぐ自殺する。黒歴史に残る前に死んじゃうな。いや死んだ時点で黒歴史ですよー…
「…たでーま」
「おかえりおにーちゃーん、ってどしたの。いつもにも増して目が腐ってるよ?」
「ちょっと小町ちゃん。お兄ちゃん泣いちゃうぞ。坊泣いちゃうぞ」
「何勝手に神隠しにあってんの」
神隠しに勝手にとかあったのかよ…
「んで、なにがあったの」
「…別になにも」
「お兄ちゃん嘘つくとかいっつも別にって言うんだよ?」
そ、そんなことまで見破られてたとは。さすが俺の妹ォォ!!
「…ほれほれ、話してみそ」
小町に隠し事は出来ないみたいだな…
ーーー
「はぁ、これだからごみぃちゃんは…」
俺は最近起こった出来事をすべて話した。
「ねぇお兄ちゃん、その一色さんって人のことどう思ってるの?」
「どう、って。別に普通の後輩、とか?」
「ほらまた別にって言う」
「…」
「じゃあなんでお兄ちゃんがそんなに悩んでるの?」
「…なんで、だろうな」
「お兄ちゃんならどうでもいい後輩ならこんなに気にして目の腐り方がより一層増すなんてことないでしょ?」
何気に貶して来られるとお兄ちゃん精神的に潰れちゃうよ?けど確かに間違ってない、かもな
「でも、勘違いかも…」
「お兄ちゃん、そろそろ怒るよ?」
「…」
「お兄ちゃんが何を怖がってるのかはわかるよ?でも一生逃げるつもり?このまま一色さんの気持ちを無視続けて何になるの?」
「そ、それは…」
「大丈夫だよ、お兄ちゃん」
小町の言う「大丈夫」がなにを指しているのかはわからなかったが、何か気持ちが楽になった、そんな気がする
「そう、だよな。逃げてちゃダメだよな、」
「そうだよ?小町はお兄ちゃんの幸せを1番に願ってるんだよ?あっ、今の小町的にポイント高いっ♪」
「最後の一言がなかったらな…」
そうだ、逃げないって決めたはずだ。つくづく嫌になるぜ俺…。ちゃんと俺の気持ちを伝えねぇとダメだよな。勘違いだっていい、それでも俺はもう自分に嘘はつかない。そう決めたのだ
実はここまでしかまだ書けていませんのでペース落ちます。。。
構想はあるので多分早めに上がれる、かな?
とにかくまぁよろしくです!笑