……すっげえ久しぶりに書きました。
とある日、とある場所にて、大人の男女2人と少年3人、少女1人が集まっていた。
「……時が来た」
「計画の方は?」
「抜かりなく」
「さすがだ比企谷」
「葉山こそ、お前の力があったから出来たことだ……」
「「クックックッ………」」
「……たまにこの2人がコンビを組むと怖いわ…」
「うん……」
「そうね……」
「では油断せず、計画を遂行するように」
「「「分かりました」」」
「えぇ」
「はい」
***
レミリアが起こした紅魔郷異変は終わり、七月に入ってった。ちなみに今陽乃さんと人里で買い物をしていた。
「すごい賑わってるね〜」
「ですね……さて、あと買うものはないか」
「そうだね……ねぇ八幡君。何か言わなきゃいけないことあるでしょ?」
ここで言ってくるか陽乃さんや……
「……それはあとのお楽しみにしてください」
「むぅ〜……は〜い」
ちょっと拗ねた感じに返事をするがどうやら納得してくれたようだ。安心したぜ。
「まぁ今日は時間までどこかに行きましょうよ」
「……それって駆け落ちっぽいセリフだなぁ」
「なんでそうなるんですか……ケーキ作りませんよ?」
「やっぱごめんなさいだからケーキ食べたいです!!」
そこまで食べたいのか……まぁ嬉しいな。うん。
「はいはい、それじゃ行きましょうか」
「うん!」
なお、この場面を見てた人里の人達は砂糖を吐き出しながら出歩いてたとか……
***
夕方になり、俺は陽乃さんを連れて人里が見える丘に来ていた。ちなみに妖怪の山だけどちゃんと許可貰いました。
「ここに来て何をするの?」
「まぁもうちょっと待っててください……準備OKのようですね」
「準備?」
「えぇ。それじゃ、前をご覧ください」
「?」
陽乃さんが前を見るのと同時に花火が上がる。
「わぁ……」
「これで満足されては困りますよ」
するとドンドンと花火が打ち上がっていく。
「綺麗……」
「次のはしっかりと見ていてくださいよ」
「え?」
ある一つの花火が上がるとその横に順番に打ち上がっていく。それらは文字となり、文が完成されていく。
『雪ノ下陽乃、誕生日おめでと!!』
「っ………」
「幻想郷ならではでしかできないことですよ。現代ではできませんからね」
「うん…八幡君……!ありがとう……」
どうやら泣いてるようだ。さて、俺も言わなきゃな。
「陽乃さん」
「グスッ………なに?八幡君」
「誕生日、おめでとうございます」
今出来る最高の笑顔で伝える。恥ずかしさとかは感じず、ただそれをしなければ一生後悔することを俺は理解していたから、出来た。
「…うん!ありがとう八幡君!」
そういって彼女も幻想的な笑顔になるのを見ると、俺はこの花火を計画してよかったと思った。
「では、みんなの所に行きましょうか」
「うん♪」
彼女は上機嫌で俺の隣で歩く。俺は本当に心のそこからやってよかったと思った。それから紅魔館でパーティーをしてどんちゃん騒ぎがあったが、彼女は笑っていた。俺は、彼女には笑顔が似合ってると心の底から思った。
どうか、この幸せが続くことを俺は願う。
ちょっと変な感じですけど、やっぱり陽乃には笑顔が一番合ってると思ったのでこうなりました。まぁちょっとしたリハビリです。
コラボ早くやりたい……