不遇な朝田詩乃に寄り添いたい 作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_
いやー。全然書く気が起こらんかった。
APEXプレデターになったり、事故って半月意識不明になったり、大学行ってうつになって中退したりしてました_:( _ ́ω`):_
また、スクワッド・ジャム編も書こうかなと思います。
投稿してない間にオルタナティブの方も読んで、「なんやこの子もP-90使いやんけ!設定もおもろそうやしやろか!」ってな感じで。
B.o.B予選についてのルール及びフィールドなどは独自に設定させて貰います。原作に書いてあるかも知れませんが、リハビリがてら自由に書きたいので許してください。
B.o.B本戦も基本的ルールは原作に則りますが、死銃関係だったりキリトくんと詩乃ちゃんのイチャイチャはもちろんありません。
詩乃ちゃんも出雲くんもお互い全力で戦おう(出雲くんは死銃関係について少し考えてる)と約束して今の所は共闘はお互い考えてないって設定です。
途中でキリト・シノン・シュウの3人パーティが組まれる可能性は……どうでしょうねぇ?_:( _ ́ω`):_
眼を開くと、そこは森だった。
直径30cmはあるであろう太い幹をした木々が多く並び、まず考えたのは(詩乃ちゃんがこのステージだったらちょっと不利だったよなぁ。)だった。いつでも最初に思い浮かぶのは詩乃ちゃんである。
「さて……と」
グレーの質素(に見える)なアーマープレートと太もも周りに着けた黒のマガジンポーチだとこの森ではよく目立つ。腰に装着したウェストポーチから緑のポンチョを取り出し、被る。これでカモフラは良しとしよう。
B.o.B予選は1体1で1×1kmフィールドで行われる。
俺の場合は森だったが、廃墟ビル立ち並ぶ高低差のあるフィールドだったり、アメリカの住宅街のような平屋が立ち並ぶ市街地フィールドだったりする。らしい。
まぁ森はいい。足場は悪いが、P-90(P)(プロトタイプの略)使い接近戦AGI極振り構成の身としてはやりやすい事この上ない。
「……」
まずは索敵。その場に伏せ、周りをぐるりと見渡す。敵は見えない。当たり前だが、すぐ接敵する距離にお互いスポーンさせる程運営も馬鹿じゃないだろう。なれば、まずすべきことは……
中腰になり、歩き出す。出来るだけ枯葉や木の枝を踏まないよう、しっとりとした土だけを踏み足音を立てないようゆっくりと動く。1体1のガンバトルという性質上、そしてGGOのシステム上先に発見した方が先ず有利だ。先手必勝という訳では無いが、有利なことに違いはない。
B.o.B予選では
そうしてしばらく歩いていると、
「……は?」
思わず声に出して疑問符が浮かんでしまう。何故なら、ガシャガシャベキベキグシャグシャと派手な足音が左前方から聞こえてきたからだ。
確信した。これは
1回戦目は楽勝かと思って、極振りしたAGIをフルに使って足音の方に向かう。もちろん出来る限りスニークして。
居た。
すぐに発見することが出来た。何故なら、俺のようにポンチョで偽装もしていなければ、掲げるどデカいマシンガンを隠そうともせず片手で銃口を上にしてキョロキョロと周りを見回していたからだ。
まだバレてないな。と思い、銃口を素早く敵の頭部に当てる。敵がこちらを視認していれば、弾道予測線は相手に見えない筈だ。
「(bye。Newbie)」
等とカッコつけ思いながら、トリガーに指を触れると同時に、バチンと視線が合った。
不味い!と思い、すぐに射撃。毎分900発以上の弾丸が敵を襲うが、頭に2発当たっただけで避けられてしまった。
しかし、いくら5.7×28mm弾とはいえ、頭に2発も喰らえば相当なダメージだ。それに相手はポンチョすら持たないニュービー。無傷な僕がまだ慌てるような時間じゃない。
「見つけたぜぇぇぇ!!」
その声が聞こえた瞬間、弾道予測線が僕の居た場所を貫く。AGIをフル活用してバックステップで樹の陰に隠れた瞬間、ドガガガガガガガガ!!!!という激しい連射音と共に、俺がさっきまで居た場所を蜂の巣にした。
「ヒャッハー!!!マシンガンを撃つのはやっぱりたまらねぇぜぇぇぇぇ!!!」
という声と共に、未だマシンガンは炎を吐き続ける。
「おいおい!いつまで撃ち続けるつもりだァ!?」
「弾が無くなるまでだよォォォォ!!!」
ドガガガガガガガガガガ!!!!
ドガガガガガガガガガガ!!!!
ドガガガガガガガガガガ!!!!
ドガガガガ……ガチン
「やっと弾切れかこのハッピー野郎!」
「おぉっとリロードタァイム!ちょいタンマな!」
「待つかバッキャロー!」
仕返しとばかりに、バッと樹から飛び出して弾丸でぐしゃぐしゃになった通り道を駆け抜ける。
幸い、さっきまでの爆射撃で枝や木の葉が飛び散り獣道のようなものが出来ている。その道を全速力で駆け抜け、直線上にあった樹に回り込む。
「リロード完りょ……ォ!?」
のんきに銃を「く」の字にして新しい弾倉を込め終わって構え直そうとしていた所に、俺の飛び膝蹴りが顔面に炸裂する。
しかし、ことGGOに関しては「体術」によるダメージは殆ど期待出来ない。飛び膝蹴りによるダメージエフェクトは発生したが、それでヒットポイント全損までは行かなかったようだ。
「お前には俺のP-90(P)を使うまでもないね!」
「おォ!?」
GGOは数あるVRMMOの中でも、「痛み」。つまり、「ペイン・アブソーバー」というものが重く設定されている。つまりは、痛みを感じやすいという事だ。
もちろんナイフで切られたら本当に裂傷のような痛みが襲う訳ではなく、じーん……とした、強めの指圧ぐらいの痛みが襲う。これは銃でもナイフでも体術でも同じだ。ダメージ量に関係なく、同じくらいの痛みが襲う。
頭にそれを食らった相手はよろめき、銃と共に後ろに倒れる。P-90(P)をスリングで背中に回し、太もものマガジンポーチの後ろに隠されたカランビットナイフを取り出し、相手の首にすかさず切り込む。
「ぐぇ」
そんな潰れたカエルのような声を出し、パタンと相手は倒れる。
「ふぅ……マシンガンのリロード速度だけは褒めてやる。ニュービーは撤回だな」
そう言った瞬間、転送が始まった。
次に明かりから目を覚ますと、元いた待機エリアに居た。まぁ、勝ったから当たり前なんだが。
当然と言えば当然だが、シノンちゃんとキリトくんも居ない。シュピーゲルは少し離れた所でモニターを見ている。
「あんたはぇーな!」
「えっ?あぁ、まぁ、相手が相手だったもんで……」
待機エリアにいたやつに話しかけられたが、軽く受け流す。これは本当に相手が相手だった。倒しやすいと言っちゃ失礼だが、流石に1体1でマシンガン撃ちまくってリロードタァイム!とか言ってその場でリロードし始める奴に負ける気はしないし、長期戦もありえない。それぐらいのトッププレイヤーに僕は居るのだ。
ボーッとモニターを見ていると、キリトくんが《餓丸》なる相手に光剣(ライトセーバーみたいなもん)でギャンギャン斬りかかり最後は胴体に一撃決めて終わる様を見る。
やっぱ原作主人公TUEEEEな。弾道予測線があるとはいえ弾を切るとかどんな反射神経だよ。
キリトくんが戻ってきて、キョロキョロしてるのを遠巻きに見つめていると、灰色ローブの男がキリトくんに近づく。
「(死銃か……さて、《事件》の時は上手く立ち回れなかった分、死銃に関しては……利用させてもらうぞ。キリトくん)」
暫く話し合い、灰色ローブの男が待機エリアの出口に向かう。
そして、顔面蒼白といった様子のキリトくんに話しかける。
「よっキリトくん。1回戦凄かったねぇ〜」
「あっ?……あっ、あぁ……」
「……どした?なんかあった?」
あえて自然体に振る舞う。《事件》を上手く出来なかった事がちょっとした僕のトラウマとなり、第2の関門の死銃に関しては色々と対策を考えてある。それを悟られないように。
「……どうかした?」
「おかえり。シノンちゃん。いやぁ。なんかキリトくんの様子がおかしくて。さっきローブ被ったやつに話しかけられてたけど、なんかあったん?」
「いや。本当に、なんでもないんだ……気にしないでくれ」
「まぁ……そこまで言うなら。でも、アミュスフィアの限界ギリギリ!ってくらい動揺してるぞ。とりあえずもちつけ〜」
だからもちつかないわよ。なんてシノンちゃんの言葉を聞き流しながら、ちらりと待機エリア入り口に目を向けると、件の「死銃」の赤い双眼がこちらを見据えていた。
その眼が語ることは1つ。
お前をーーーーーー殺す
執筆欲が湧いてくる湧いてくる……_:( _ ́ω`):_
計6回戦全て書きます。決勝戦の対キリトくん戦をどうするか……ふぅむ。
B.o.Bは適当に終わらせると言ったな?あれは嘘だウワァァァァァ!!!!!!!!
死銃氏にターゲッティングされてる事を察してるオリ主。2つ名あるGGO唯一のコンビだからね。仕方ないね。
さて、1回戦の相手はオルタナティブ恒例のあの方でした。わかる人にはわかると思います。
サブヒロイン候補
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ピトフーイ
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レン
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フカ次郎
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銃士X
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要らない!ヤン詩乃ちゃん一筋で行け!
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閲覧用(作者の好きにしたらいい)