不遇な朝田詩乃に寄り添いたい 作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_
まぁ今年受験生なので忙しいのは当たり前なんですけど……( _´ω`)_
遅れてスマソ( _´ω`)_
最近の悩みは「く」って打つと「 」じゃなくて「我こそは軍神!踊り狂う暴風!グッリィィィィーーーーーームニル!」って出てくる事ですね( _´ω`)_
誰の仕業じゃ( _´ω`)_オォン?
お兄さん怒らないから言いなさい( _´ω`)_
アミュスフィアを手にすぐ部屋へ帰り、アミュスフィアを準備する。
僕は制服から短パンとTシャツという、ラフな格好に着替える。今日は少し肌寒いが、いいだろう。脳を使えば暖かくなるはずだ。
……あ、脳を使う前に暖かくなりそう……
Tシャツとパンツの僕よりラフな格好になった詩乃ちゃんを見て、顔が熱くなる。
よくあるような、パンツも隠れるくらい大きなTシャツではない。ちなみに、僕と詩乃ちゃんのTシャツは共用である。だから「そ、それ僕のTシャツじゃ……ッ!」とかはない。いつもの事である。
「……」
ベッドに座る僕に、ツンとした顔で、猫のように四つん這いで近付いてくる。猫耳と尻尾を幻視する。
ポスッと隣に座り、アミュスフィアをいじくり始める。ベッドは1つしかないので必然的に隣り合わせでやる事になるが……何時間もくっついていて、大丈夫だろうか……汗とか凄そうなんだけど。
「?どうしたの?早くやろ?」
「あぁ……うん、そうだね。やろっか」
アミュスフィアを被り、マニュアル通りに起動する。
いやー。1度言ってみたかった!
「「リンク・スタート!」」
「……キャラクターかぁ」
まずキャラクターを決めるのだが、GGOはランダムで、変えるなら課金しなきゃいけない、って感じだったかな……
流石にそれは悪いので、一発勝負で!
「えいや」
どんな容姿になるかなぁ……とワクワクしながら、仮想世界へと降り立つ。
目の前が光り、その光が無くなると、アニメでも見た……ぐろっけん?だっけ?そこにいた。「おおおおおお!」と感動しながらキョロキョロしていると、近くの柱に腰掛ける、水色の髪の女の子が目に入った。
「シノン!」
詩乃ちゃんの近くに走りより、名前を呼んで肩を叩く。すると驚いた顔をして、頭の上にクエスチョンマークを浮かべた。
「出雲よね」
「そうだよ!」
「なんで私が「シノン」って名前にするって分かったの?」
ギクッと肩が震える。その問に答えるのなら、「原作を知っていたから」だが、馬鹿正直にそれを言う事も出来ない。詩乃ちゃんがリアルで「シノンって名前にするつもり」なんて言ってなかったし……
「……し、詩乃ちゃんなら、安易な名前にしそうだなー……って……思って……」
くっ……これは辛いか?
「……よく分かってるじゃない。安易で悪かったわね」
ふぅ。何とかなったが、拗ねてしまった。後で埋め合わせをすると言うと、すぐに微笑を浮かべてくれたが……笑顔では無かった。
さて、僕のGGOでのキャラクターはどんな……
「こーれーはー……?」
「ん?キャラの確認してなかったの?」
鏡に映るのは、女(?)だった。そう、あくまでも女(?)なのである。もしかりにこの姿が女であったとしたら、「いや俺男だから!」をごり押せば「あぁ……そう言われると男……?」って感じだ。
言うなれば女よりの中性顔。流石にキリトくんみたいな姿ではないが。ネームカードを確認すると、どうやらこの姿は「M8600系」というものらしい。
……キリトくんって、なんだったっけ?Mは「male」のMだと思うから、M〇〇〇〇系だったと思(ryどうでもいいや。
「声も若干それらしいわね。ネカマでもやったら?」
「やらないよそんなの……」
キリトくんと思わぬ所で親近感が湧きそうな姿になってしまった……。
「それじゃあ、とりあえず歩きましょう……えっと」
あぁ、そっか。まだ詩乃ちゃんに名前を伝えていなかったね。
「シュウって名前にしたよ。「柊」の別読みだね」
一般的とは言えないが、「柊」という漢字を「シュウ」と読む事がある。主に名前の時とかに使われる……というかそれ以外の使い道知らないなぁ。
その後、武器がないと始まらないので武器屋へ向かったのだが……皆さんお察し、お金が無いのである。
「あ」
「うん?どうしたの?」
資金面どうしようかなーって考えてたら、さっきからメニュー画面を色々弄ってた詩乃ちゃんが何かに気付いたようだ。
「ねぇシュウ」
「何?なんかいい案思い浮かんだ?」
パッと僕の目の前にウィンドウが現れる。特に開いたりしてないんだけどな、と思ったら、そこには
《Sinon》から《結婚》を申し込まれました。受けますか?
yes/no
「oh……」
GGOに結婚システムってあったんだ。原作では触れてなかった(と思う)から知らなかったな……いやいやそんなことより
「え、結婚?」
「そうよ」
「こういうのって、ほら。ムードとか、男からとか……」
「わざわざ「結婚システムがあるから貴方からして」なんて言うの?馬鹿らしいわね。それにこれはゲームよ。リアルで結婚する時は、もうちょっとムード考えるわ」
「そ、そう………」
結婚する事は確約されてるんだね……
yesを押し、「《Sinon》と《結婚》しました。おめでとうございます」と表示された。その後、ヘルプから《結婚》というシステムについて調べる。
《結婚》システムについて
メリット
どちらかが経験値を得ると、パートナーは経験値の2割が貰える(片方は10割、パートナーは2割で、その分経験値が減る訳では無い)
アイテム・資金が完全共有化され、プレイヤーに倒された場合のドロップ確率が減少する。
《結婚》している者限定のクエストやアイテムを手に入れる事が出来る。
《倫理コード解除》が可能になる。
パートナーの位置が常にマップ上に映し出され、把握できる様になる。
デメリット
《結婚》した瞬間からアイテム・資金の完全共有が始まり、アイテムや資金に《鍵》をかけることが出来なくなる。
それに伴い、どちらかが他プレイヤーにキルされた時にドロップするアイテムがパートナーの物の場合もある。
別々のスコードロンに入る事が不可になる(片方がスコードロンに入った場合、そのパートナーがそのスコードロン入らなければいけない訳では無い)。別々のパーティーへの参加は可。
パートナーをキルしてしまった場合(故意かどうかは問わず)、共有資金の3割と共有アイテム5つが《消滅》する。(《消滅》とは、ゲームそのものからの消滅を指し、ゲーム内に個数制限のある武器又は防具が消滅した場合、サーバー上から削除され2度と手に入らなくなる)
異性との2人パーティーが組めなくなる。
尚、《結婚》システムは、1アカウントにつき2回まで行えます。
《離婚》システムについて
結婚している状態で
メニュー→ヘルプ→その他→結婚
の順で行くと、
現在〇〇と《結婚》状態です。
と表示されます。そこで右上にあるヘルプへ行き、一番下へスクロールすると《離婚》の文字があります。その文字をタップすると、《離婚申請をしますか?yes/no》と表示され、yesを押した場合、パートナーに《〇〇から離婚申請が来ました。承諾しますか?yes/no》と出ます。そこでパートナーがyesを押した場合のみ、《離婚》が決定します。
資金は完全に折半ですが、アイテムのみ一時的に《共有ストレージ》と《ストレージ》の2つが現れ、自分のアイテムを移すことが出来ます。《共有ストレージ》は発生から24時間で中のアイテムごと消滅します。
長々と読んだが、そんな感じらしい。
問題ないな。あっても既に結婚したし関係ないが、信頼し合っている関係ならメリットが大きい気がする。
「それで、なんだっけ……資金?」
「え、聞いてなかったの?」
どうやら、メニュー弄りに夢中だったらしい。詩乃ちゃんそこまでゲーム好きだったかなーと頭を捻るが、詩乃ちゃんと詩乃ちゃんの周りに多大な影響を与えた、本来存在しない僕がいるのだ。原作とどう変わってようが、不思議ではない。もしかしたら原作から大きく変わる点もあるのかもしれないが、今の所はない、と思う。
「資金ね……地道にやっていくしか、無いのかしら?」
「うーん……そうだねー」
キリトくんみたいな、並外れた動体視力とか持ってたらなぁ……僕の取得と言ったら、水泳が上手い事と身体能力が他と比べてちょっと高いぐらいだが……転生する時に、テンプレが如く特典を貰った方が良かったのだろうか?
資金を工面する方法は結局見つからず、地道に集めていこうとなった。
初期金額の1000クレジットしかないので、あまり大きな物は買えないが……フィールドにいる雑魚程度なら、狩れると信じたい。
主人公の名前に結構時間使った。
結局、「「柊」を別読みにして「シュウ」」という安易な感じに……( _´ω`)_
詩乃ちゃんの事言えねーーぞ( _´ω`)_
GGOに結婚システムなんてねぇよとかそういうツッコミは、なしにしましょうね?
久々の更新なのに結婚システムについてしか話してない……お兄さん許して( _´ω`)_
結婚・離婚システムについては、設定にも載せておきます。
自分でもわかる。
久々過ぎて文章力ガタ落ちした( _´ω`)_
駄文……ではない。(自分に甘い)
サブヒロイン候補
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ピトフーイ
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レン
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フカ次郎
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銃士X
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要らない!ヤン詩乃ちゃん一筋で行け!
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閲覧用(作者の好きにしたらいい)