不遇な朝田詩乃に寄り添いたい 作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_
…………あ?ニコニコ超会議?行かないよそんなの( _´ω`)_
まぁ長い列の暇つぶしにでも読んでくださいよ( _´ω`)_
毎日投稿止まったのはお察し
そうそう。3話かそこらで、「
実はそれ、伏線にしようと思ってたんですよ。その時は「いつか詩乃ちゃんが出雲に告白する時かされた時に「もう……愛してるわよ!」って言わせたいな」って思って。大好きが愛してるに変わるっていうね。
ヤンデレ路線になって意味を成さなくなりましたけど。
「事件」は、あっさりと終わりを迎えた。
あの後警察が到着し、射殺された強盗犯、血溜まりに伏せる僕、そして銃を持つ詩乃ちゃんを見て、とりあえずは全員を病院へと送った。勿論の事、強盗犯は即死。僕は右頬に、癒えない傷を負った。と言っても、治療のおかげか、表面上深く抉れている訳ではなく、なんというか、こう……クレッシェンドみたいになっている。進んだ医学薬学でも、銃痕の完全治癒は出来ないか……
僕と詩乃ちゃんの名と、行った事は、警察と親にとても怒られたものの、警察が情報規制を敷き、メディアがそれを取り上げる事は無かった。僕と詩乃ちゃんの行いは「正当防衛」として認められた。数週間の療養(頬の痛みが和らぐまで入院&事件後のカウンセリング等)をして、今日やっと帰ってこられた。
詩乃ちゃんはまだ入院しているようで、どうも精神面が不安定らしい。刑事さんとカウンセラーの方に聞いてみたが、心ここに在らずという感じで、受け答えもまともにしてくれない状態だ、と。
1度、会わせて下さいと言ったのだが、僕もその時療養中であった為断られた。しかし、今ならば大丈夫……だと、思う。話に聞いた通りの詩乃ちゃんだったら、僕はどうしていいか分からないが、寄り添って、理解してあげよう。
それが、防げなかった僕の最低限すべきことだ。
そして今日、またこの病院にやって来た。
病院内に入ると、受付に刑事さんが居た。どうも、と頭を下げると刑事さんが「やぁ」と言って笑った。受付員の人に詩乃ちゃんの場所を聞くと、案内してくれるそうだ。
刑事さんも同伴するようで、理由を聞くと
「一応な。今の彼女の精神状態は……良くない」
と言っていた。念には念を、という奴か。
詩乃ちゃんの部屋に着く。扉の前で、「此処で待っていてください」と刑事さんに伝えると、「大きな音がしたら入るからな」と言って、待っててくれた。あれ程優しい刑事さんには会ったことがないな……いや、まず、刑事さん自体あまり会う機会が無い訳だが。
詩乃ちゃんの部屋に入り、一番右奥のベッドに向かう。カーテンを開くと、無感情の目と表情をした詩乃ちゃんが、窓の外を見ていた。カーテンを開いたにも関わらず、こちらに意識さえ向けていない。
「……詩乃ちゃん」
ピクッ。と、詩乃ちゃんの指が少し動いた。しかし、それ以上の反応は示さなかった。意識がない、という訳でもないのだろう。ただただ、考える事を放棄している。
「……ごめん、ね」
そんな詩乃ちゃんを見てなのか、涙が溢れてきた。なんの涙なのかは、僕にもわからない。反応してくれない悲しみの涙なのか、こんなにも辛い現実から逃れられる嫉妬の涙なのか。ふと、ベッドの上に置かれた詩乃ちゃんの左手に、自分の手を乗せる。ギュッと握ると、詩乃ちゃんが窓から、詩乃ちゃんと僕の重ねられた手に視線を移した。
「……ぃ」
詩乃ちゃんの手を握りながら泣いていると、詩乃ちゃんも、少しだけ握り返してきた。詩乃ちゃんの目を見ると、詩乃ちゃんと目が合った。やがてその目が潤み、大粒の涙が零れ、今度はしっかりと、僕の手を握り返した。
「ぃ……あ……!」
詩乃ちゃんの右手が、僕の頬に触れようと伸ばされる。だが、途中でその手は止まり、空中で静止する。何処か戸惑うように、指先がカタカタと震えていた。
「大丈夫……僕は、ほら。大丈夫だから……ね」
優しく、問いかけるようにそう言って、詩乃ちゃんの空中で静止した右手に、空いた僕の右手を重ねる。すると、その右手が伸ばされ、僕の左頬に重ねられた。
「ごめん、なさっ……私……ッ!」
「大丈夫……大丈夫だよ……」
大丈夫と詩乃ちゃんに言い聞かせ、左手で頭を撫でる。すると、身を乗り出して、僕の体を包み込むように抱き締めてきた。そして、今度はしっかりと、大声をあげて泣き出した。刑事さんが入ってきたが、僕と詩乃ちゃんを見て、驚いていた。
「まさか、起き上がるとはな……」
それ程詩乃ちゃんの精神状態は悪かったらしい。まだ僕が入って5分も経ってないんだけどな。カウンセラーの腕が悪い、なんて事はないと思うし。
その後、詩乃ちゃんは数十分に渡って泣き続け、疲れ果てたのか眠ってしまった。このまま連れて帰る、なんて事は出来ない為、その時は詩乃ちゃんを寝かせて僕は帰ることにした。色々な手続き何かをしなければならないらしく、最低でも3日か4日は待ってもらう事になると、申し訳なさそうに刑事さんが教えてくれた。
……毎日、来るとしよう。
翌日、詩乃ちゃんの病室に行くと、昨日と比べ少しだけ元気が出たような気がする詩乃ちゃんが居た。声をかけると、バッとこちらを向き、ふんわりとした笑みを浮かべたが、すぐにまた昨日のような困った顔をする。
「おはよう、詩乃ちゃん」
「……おは、よう。柊君」
呼び方が昔に戻ってる?……原作詩乃母みたいに精神逆行、なんて事はないと思うが、どうしたのだろうか。精神はそのまま記憶だけ無くなった?だとしたら僕を見て笑う事はない、よな?
「どうしたの?呼び方戻ってるけど」
「……その、なんで、ここにいるの?」
「えっ?」
その時の詩乃ちゃんの顔は、本当に困惑している顔だった。心の底から、「何故ここにいるの?」と思っているようで、少しショックを受けてしまう。居てはいけないのだろうか。
「なんでって、友達でしょ?」
「とも、だち?……でも、私は、貴方の顔を……」
嗚呼、詩乃ちゃんは、自分が僕の顔を撃ったと自覚しちゃってたのか……出来たらして欲しくなかったが、まぁ、どうせバレていたか、カウンセラーか刑事さんの口から聞いていただろう。
「いいんだよ。まぁ、とっても痛かったけどね?
でもさ。ほら!見た感じ、それ程大きい傷じゃないでしょ?それに、もう治ったし、痛くないよ!
もう治った傷の事は、いいよ。傷跡も気にしてない。そんな事より、僕は詩乃ちゃんが心配なんだ」
詩乃ちゃんの目を覗き込み、そう言う。数秒詩乃ちゃんがフリーズし、また、ポツリと言葉を零した。
「……
「もー……はい!笑って!」
そして僕は笑う。
僕はカウンセラーでもセラピストでも精神科医でもないので、詩乃ちゃんの精神を治す方法なんて知らない。けど、詩乃ちゃんはいつも、僕が笑っていると笑ってくれる。その笑顔は様々だけど、いつも幸せそうに笑ってくれる。僕はその笑顔が大好きで、またその笑顔が見たくて。
カウンセラーにもセラピストにも精神科医にも出来ない、僕なりの詩乃ちゃんの「治し方」をする。
「詩乃ちゃん!」
「……何?」
「これからも、よろしくね!」
そう言って、今度は僕から詩乃ちゃんを抱き締める。ビクッと体が震え、恐る恐るというように、詩乃ちゃんの腕が僕の背中に回された。まだ弱く、抱き締め返されているというより、触れられているという方が近い。
「私、柊君と……出雲と居て、いいのかな」
「うん」
涙を堪えたような、何かを耐えるような震えた声で、そう問いかけてくる。
「可愛くないし、感情表現出来ないし、色々変だし、全然出雲と釣り合ってないけど……」
「うん」
「…………こんな私でも、良いの?」
「僕は、詩乃ちゃんがいいんだよ」
そう言うと、昨日同様、詩乃ちゃんが泣き出す。不安だったのだろう、ずっと考えていたのだろう。他の事が手につかないくらい、ずっと。
詩乃ちゃんを抱き締め、頭を撫で落ち着かせながら、僕は言葉には出さずに、ひっそりと心の中で何度も謝る。
僕は詩乃ちゃんに対して、謝らなければいけない事ばかりで、返せない恩ばかりだ。それは一生かかっても返せない程のもので、どうしたらいいのか分からない。
今はただ、詩乃ちゃんを宥め、心中で謝るとしよう。これ以上言葉にして謝ると、オウム返しで謝り合いになりそうだ。
詩乃ちゃんが泣き止む。今度は、眠ってしまう事は無かった。まだ朝だし、詩乃ちゃんも起きたばかりだと思うので当たり前だが。
泣き止んだ後でも、詩乃ちゃんは一向に僕を抱きしめる手を離してくれない。僕の胸に顔を埋め、ひしっと抱き締められていて、その力は段々と強くなってきている。もはや最初の面影はなく、ギリギリと音を立てているような気さえする。
「ちょ、ちょっと詩乃ちゃん?力強くない?」
流石にたまらんと思い、詩乃ちゃんにそう言うと、涙目の上目遣いでこちらを見てきた。何も言わないが、目で訴えている。まだこうさせろ、と。そろそろ僕の背骨が逝きそうな気がしてならないが、小学生の身でそれはないだろう……ないよな。
「……ねぇ、出雲」
「ん?何?」
グイッと引っ張られ、ベッドに押し倒される。どうしたの?と聞く前に、詩乃ちゃんの唇が僕の唇に重ねられた。
「ん―――!?」
やばい。突然の予期せぬ事に、頭がこんがらがる。どうしようどうしようと、その言葉しか頭に浮かばない。無理矢理押し返す事も出来ると思うが、はっきり言って役得だ。しかし、いきなりしてきてどうしたのだろうか。そんな事を思っていると、今度は詩乃ちゃんの舌が口内に入ってきた。
「んっ……むぅ………」
口内を、詩乃ちゃんの小さな舌が蹂躙する。この状態では「弱者」の僕にはどうする事も出来ず、ただただ、詩乃ちゃんに暴力的に口内を犯される。
「れろ……ぷはっ」
「っはぁ…はぁ……詩乃、ちゃん?」
何秒、何分経ったか分からないが、あらかた犯し尽くしたのか、詩乃ちゃんの柔らかい唇が離れる。あれ程したのに、何処か名残惜しく感じてしまう。
僕の上に被さるように寝っ転がる詩乃ちゃんの顔は恍惚としており、至近距離で僕の顔を見ている。
「……好き。大好き。愛してるわ、出雲」
うわ言の様にそう言い続け、僕の唇や、傷が付いた頬、目、鼻、首、果ては服を捲りあげ、胸を舐める。抵抗する気力すらなく、ただひたすら理性と戦う。別にこのまま詩乃ちゃんを犯しても詩乃ちゃんは抵抗しないだろうし、むしろこのまま詩乃ちゃんが僕を犯しそうな勢いだ。どうしてこうなったんだ?詩乃ちゃんを元気づけに来たというのに、なぜ僕はその詩乃ちゃんに犯されそうになっている?全くもって、訳が分からない。
「ちょっ、と詩乃ちゃん。待って……!」
しかしやめてはくれない。傷付いた頬を、入念に、愛おしそうに舐めてくる。まだ治ったばかりのそこは、麻酔の反動なのか、他と比べて少し敏感になっている。
「好き……好き。愛してる、愛してる、愛してる。出雲……出雲……出雲ぉ」
「ダメ……ぇ」
言葉では抵抗するも、僕の体は、詩乃ちゃんを受け入れ始めている。このまま行くと、完璧にR18ルートだ。だがやはり動けない。まるで自分の体ではないようだ。
やばい。それしか頭に浮かばず……そんな事を考えていると、詩乃ちゃんの舌が止まった。扉の方を凝視している。
「……チッ」
小さく舌打ちをして、最後にキスをされて、椅子に座らされた。なんとかバランスを保ち、息を整える。袖なんかで顔に付着した詩乃ちゃんの唾液を拭いていると、扉が開いて、詩乃ちゃんのカウンセラーと思わしき人が入ってくる。
これからカウセリングを始める。との事で、僕は病室から退室するよう言われた。ふらふらとした足取りで病室の扉に向かう。詩乃ちゃんは、カウンセラーをキッと一睨みし、「また明日ね!出雲!」と満面の笑みを浮かべてこちらに手を振ってきた。
「っう、うん。また明日」と、曖昧な返事しか出来ない。
……明日から、どうすればいいんだろう。
詩乃ちゃんに、「好き」「大好き」「愛してる」と、その他にもたくさん言われ、様々な所を舐められ、触られた。いや、愛されている事はとても嬉しいし、その「好き」が決して家族や友人に向けるものでもない事も分かっている。
「……はぁ」
羞恥と疲れから、項垂れる。まさか、立ち直ってから、あんな急激に好感度が上がるとは思わなんだ。元々高かったのが爆発したのか?それだったら嬉しいが……ファーストキスが、あんなに激しく、しかも小学5年生の時に、って、中々来るものがあるな……
その後、家に帰り、風呂で詩乃ちゃんの唾液を洗い流す。悶々とした気持ちと、発散される事のなかった掻き立てられた性欲は、自分で処理した。
ねぇ、シリアスだと思った?ねぇねぇシリアスだと思った?残念!エロ展開でした!(まさに外道!)
いやぁ。ダメだなぁ( _´ω`)_
調子乗ると詩乃ちゃんがキス魔になる。どうしてくれんの僕の性癖さんよー( _´ω`)_
「ヤン詩乃ちゃんにヤンデられて身体中舐められたい」って思ってるのがバレちゃうよー( _´ω`)_
また「なんだ。朝田詩乃の皮を被った別人か」とか言われちゃうよー!( _´ω`)_
評価ダダ下がり間違いない(未来予知)
というかやっぱり主人公のヒロイン力が高いんだよなぁ( _´ω`)_
これ、詩乃ちゃん視点書こうか迷ってるんですよね( _´ω`)_
確定的に病むシーンなので、書きたいとは思ってるんですけど、書く事が決まりきっているというか……文字に残すか残さないか、ですよね。こればっかりは( _´ω`)_
ファーストキス云々は……ね?( _´ω`)_
それはそうと、麻酔の反動ってなんだよ( _´ω`)_
サブヒロイン候補
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ピトフーイ
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レン
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フカ次郎
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銃士X
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要らない!ヤン詩乃ちゃん一筋で行け!
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閲覧用(作者の好きにしたらいい)