私は一般家庭に生まれ、ごく一般的な両親に育てられた
そして一般的な小学校へ通い…友達はいなかったが
一般的な中学校に通い、…友達はできなかったが
一般的な高校に通っている…友達は未だにいないが
そんな私の評価はどこにでもいる普通の女の子
普通…だもん!友達がいないのは関係ないし!
ある趣味を除いては一般的な“普通”だった
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・・・・・ここ、どこ?
さっきまで確か拷問具を造ってて
念願のアイアンメイデンが完成して・・・
それで恍惚としようと中を開いたら急に眩しくなって
気がついたら・・
ここどこ?
うーんと唸っていると声をかけられた
「君がルイちゃん?」
『そうだけど?なにか』
だれだよ…コイツ
不審者めっ!
乙女の部屋に不法侵入してんじゃねーよ!
「僕は神だよ」
は?
てかなんで神?
神様の言う○おりとかなの?
バカなの?死ぬの?
「実は僕はね…
君をトリップさせにきたんだよ」
『What?』
「無駄に発音いいんだね…
まぁトリップ先はHUNTER×HUNTERに決定してるんだけど
特典つけてあげるよ。なにがいい?」
What?
死亡率めっさ高いとこやん…
死ねと?ねぇ、死ねと?
てかなんで私がトリップすんの?
これもあるあるの「間違えて君を死なせちゃったテレペロ☆」
っていうやつ?
・・・よし、ぶちのめそう←
『・・・想像したものを創れる創造の力』
とりまこれがあれば死なんだろう
神、テメーを挽き肉にしてやんよ!
「じゃ、転送するよー」
『ねー!神は名前なんていうのー?』
変な名前だったらディスったろ
「んー君が決めてよー」
つまり名前が無いと?
名無しのごんべえさんお疲れ様でっす!
『キラー「却下」
(なんでや…かっこいいやん)
・・・レイン』
「・・・雨…か
うん気に入った。…じゃあね。頑張りなよ?」
『うん。バイバイ』
あれれ?おっかしいなぁ
地面…何処行った
・・・
・・・(゜ロ゜;ハッ…アイツぶちのめすの忘れてたぁあ!
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「ふーん…やっぱり変わってるなぁ」
真っ白な空間にぽっかりと空いた穴
外側から修復するかのように穴が小さくなっている…否、塞がっているのだ
黒い点は白に呑み込まれて消えた
「創造…ねぇ…、普通、あの位の歳の子なら超美少女になりたい、だのチートがいいだの言うと思ったんだけど…」
笑いながら消えたハズの穴を見ていた
ちなみに超美少女やチートと言っていたならばキメラアント編のNGLに落とす予定だった
「それにしても“レイン”かー」
なつかしいなー、と遠くを儚げに見つめる“レイン”は呟いた