やはり俺の青春ラブコメは間違っていたのだろう   作:未果南

12 / 29
遅くなって申し訳ありません。言い訳させてもらうと、今回の話どこか納得出来なくて何度も書き直してたんです。
ちょっと諸事情により投稿ペースが落ちるやも知れません



比企谷八幡は肝心なところを聞いていない

居酒屋を出て空を見上げると思ったより綺麗な星空だった。

あぁ、清々しい気分だ。飲んだくれてなければ。

結局いつもの長話に付き合わされ、飲みに飲んだ挙げ句金だけ出して置いて帰っちまうんだから酷い話である。

 

今日は俺も飲みすぎたかもしれない。

べー、これは明日会社行けないわー。安静にしないといけないやつだわー。

まぁ、明日も会社行くんですけどね!

社畜化がどんどん進んでいるぅ!

 

今何時だろうかと携帯を取り出すと…

 

『着信7件 メール12件』

 

「…」

 

俺の携帯に着信…、メール?

嫌な予感しかしない。恐る恐るメールを開くと…

 

『すいません先輩、財布を無くしてしまったのでお金を貸して貰いたいのですが…』

 

一色からのそんなメールだった。

 

アイツは何やってるんだ…?

 

⭐⭐⭐

「んん…」

慣れ親しんだ自分の部屋なのになんだか落ち着かない。

それもこれも風呂場から聞こえてくる呑気な鼻歌の発信源のせいだ。

 

あの後他のメールも開いていくと家の前で待ってますだのなんだのと書いてあったので酔った体に鞭打って走って帰ったのである。

すると家のドアの前で体操座りして待っている一色が居た。

慌てて事情を聞くと何でも昼は俺に奢ってもらったせいで自分が財布を持ってないことに気づかなかったらしい。

財布自体は俺の家に落ちてはいたのだが、そもそも俺が居酒屋を出たのが1時半である。

家に帰りつき、財布を見つけた頃にはもう2時半を回っており、終電すらないという状況だった。

この辺にはホテルなどほとんどなく、あったとしても夜だけ営業してるそういうホテルなので泊めさせることも出来ず、俺と同じでこっちに単身来ている一色を俺の家に泊めるという選択を選ばざるを得なかった…

 

因みに俺は先に風呂を済ませている。

酒飲んで酔っ払っている時に全力疾走して尚且つ部屋の中を探し回ったのだ。

口から光り輝くブレスを出してしまったため、先に入らざるを得なかった。

ブレス吐けるとか俺まじでドラゴン

そのブレス絶対汚染とか腐食とかになるやつだわ。

 

「目も腐ってますしね」

「うお、あがったのか」

 

口に出してたのね、少し恥ずいんだけど。

 

「先輩お風呂ありがとうございました。それでは私はこれで」

「待て待て。泊まるアテもないのに帰らせれるかよ」

「…アテならありますから大丈夫です」

「バレバレな嘘を付くな。俺と同じ部屋が嫌なら俺は外で寝るから」

「…って訳じゃないですけど」

「なに?ハッキリ言ってくれないとわかんないんだけど?」

「先輩に何かする度胸なんて無いことを私は知ってますのでそれはいいんです。」

 

いや、確かにそんな度胸ないですけどね?昔言われた通りリスクマネジメントはしっかりしてるんだ。

でも悲しくなるのは何故だろう…

 

「なら、良いだろう。誰に見られる理由でもないし」

「そういう理由にもいかないんですよ…」

「理由があるなら明確に言わなきゃ、分からんぞ」

 

そう言うと一色は俯いてゴニョゴニョとなにか呟いた後こちらを見た。

 

「先輩に昇進の話が出てるって聞きました。」

「おぉ、俺もついこないだ知ったのによく知ってるな…」

「ここで、誤解される様なことになって先輩の邪魔をしたくないんです」

「いや、別に学校じゃあるまいし、恋愛禁止みたいなルールないよ?好きあってる同士なら祝われるくらいじゃないか?」

「え」

 

急に固まってどうしたのこの子…。

 

「…その、先輩は私とそういうゴニョゴニョ」

「え」

 

先ほど自分が言ったことを反芻してみるが、特に変なことも言ってましたわ。

 

「いや、そういう意味で言ったんじゃなくてな?」

 

どうすればいいんだこの雰囲気

 

「ま、まぁ、とにかくだな今回は泊まってけ。俺の昇進には特に関係しないって、多分。それに、もしこれで昇進やめになっても、そんなに困らん」

「えぇ…」

「昇進ってことはそれだけ責任も増えるってことだ。俺は気楽でいい」

「なんて適当な…」

 

失礼な…と思ったが俺は適当なやつでしたね

 

「はぁ、それじゃ泊まっていきますけど、私が可愛いからって襲わないでくださいね?」

「安心しろ、絶対ないから」

 

今ヘトヘトでそんな気力起きないから。

普段だったら襲っちゃうのかよ。やだ八幡君ったら野獣

 

「…むぅ」

「頬をふくらませるなあざとい」

 

そんな反応されると勘違いされちゃうからやめてくれます?

 

布団を敷き一色に寝るように指示する

 

俺はソファーで寝よう。

電気を消して横になると思ったより疲れていたらしくすぐにウトウトしてきた。

 

「先輩ー寝ましたか?」

一色が何ごとか話しかけてくるが俺にはよく聞こえない

「私はいつも○○○がよく○○○先輩のことが○○○ですよ」

 

何事か話してるようだがもう眠くて仕方がない俺は意識を手放した。

眠りにつく前に一色が俺のことを褒めていた気がしたが気の所為だろう。

 

まさかね…




何度も書き直しといてこれかよ…
作家力たったの5かゴミめ
八幡が飲んでたのは誰でしょうね、当ててみてください
他作者様のSS見てたら自分の書くのよりむずかしくなってくる…、でも見ちゃう面白いもの
次回も読んで頂けると幸いです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。