インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士   作:武御雷参型

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書き上げれたので投稿します。
復活キャラが二人出て来ますが、誰か判るかな?


第四十六話

IS学園強襲が全て終わった頃、とある国では会議が開かれていた。

 

「やはり、有人機であっても無駄であったか………」

 

「どうも、無人機自体も命令がワンパターンだった事もあってか、そこまで活躍はしなかったな………」

 

「艦隊もダメであった。これからどうするつもりだ? これ以上、予算を割く事は出来ないぞ?」

 

会議室内では、男性陣が頭を悩ませていた。

 

「特に、一機が鹵獲された。これだけでも痛手だぞ?」

 

「そうですね…………仕方が無いですね。ここはあの計画を使う他無い…と言う事ですね」

 

一人の男性が立ち上がり、自分に策ありと言った風に言い放つ。

 

「だが、それでは国が転覆しかねない事だぞ‼ 判っているのか‼ 貴様‼」

 

「では、貴方方にこれ以上の計画が立てられるのですか?」

 

『………………』

 

会議場内は、静かになる。誰も男性の言葉に反論できないからである。

 

「それでは、これからの計画は僕が主導で動きますので、邪魔だけはしないで下さいね」

 

そう言うと、男性は会議室を出て行くのであった。

残された男性たちは、先程の男性に対し、叩き始めた。

 

「あいつは国の大切さが判っていない‼ これでは国家が転覆するぞ‼」

 

「判っておる‼ だが、あいつの言っている事は間違っていない事が多く、反論が出来ないだ………」

 

「どうするつもりだ‼ これでは、あいつに国家を任せる事になってしまうぞ‼」

 

「ではどうしろと言うのだ‼ 我々の作戦は、既に失敗に終わっている‼ これ以上の損失をする訳にはいかないだろう‼」

 

会議場内では、それぞれの言い分を言いたい放題で、纏まりも無かった。

 

 

 

 

その頃、学園では襲撃の影響で、損傷した校舎の撤去作業が行われていた。

専用機持ちである一夏を始めとし、国家代表や代表候補生などが駆り出されていた。

アークエンジェルもそれに参加し、撤去作業は順調に進んでいた。

 

「織斑先生、進行状況はどうですか?」

 

「笠松理事長! 何とか進んでいます。これもヤマト達のお陰です」

 

「そうですか…………これで済むと思いますか? 織斑先生」

 

「………」

 

笠松の言葉に、千冬は答えられなかった。

 

「続くでしょう。必ず………力だけが全てでは無いと言う事を判って欲しいのですが…………」

 

「我々は何のために教師になったのでしょうか?」

 

千冬はそう言うと顔を下げ、泣きそうになる。

 

「………それは誰もが判らない事です。ですが、これだけは言えます」

 

笠松の言葉に千冬は顔を上げ、笠松を見る。

 

「何が正しくて何が間違っているのか。これを教えるのが、我々、教師の務めです」

 

笠松の言葉に千冬は少し、心が軽くなったように思えるのであった。

 

 

 

 

とある海中に一隻の潜水艦が航行していた。

篠ノ之束が乗艦している『シュルクーフ改Ⅱ』である。

 

「学園に襲撃をしてくるなんてね………アレも躍起になって来たのかな? それとも………」

 

「博士、どうしたんですか?」

 

「何か問題でもあったんですか?」

 

束は自前のパソコンに映し出されてる情報を見ながら、ボヤいていると、後ろから二人の青年の声がしたため、束はそちらへ意識を向けた。

 

「あっ、ニー君にトー君。丁度良かった。君たちにお願いがあるんだ」

 

「「お願い?」」

 

束のお願いに二人は顔を傾げる。

 

「そう、お願い。もう少ししたら二人の専用機が完成するの。そこで、君たちにはIS学園に行ってほしいんだ」

 

「まぁ、どう言う意図で言っているのか判りませんが………」

 

「それぐらいでしたら、良いですよ」

 

二人は束のお願いを承諾する。

 

「そうだ、君たちの専用機の情報はね……………あった。はい、コレ」

 

束は埋もれている書類の中から二枚の用紙を二人に渡した。

 

「ニー君の専用機は、持っていたブリッツを改修したLG-GAT-X207ネブラブリッツ。攻盾システム“トリケロス”はバージョンアップしたお陰で、単装だったビームライフルを連装型へ変更させ、そこにビームサーベルと併用させる事が出来る様になりました。三連装超高速運動体貫徹弾“ランサーダート”も威力を上げる事が出来たよ。それと、グレイプニールは、クロー部分にビームをコーティングしてあるからね。ストライカーパックのマガノイクタチが標準装備されているよ」

 

「ありがとうございます。ブリッツがこんなにも強化されるとは…………思っても見ませんでした」

 

ニー君と呼ばれた青年は、束の説明で強化されている事に感謝していた。

 

「そう言ってもらえると束さんも喜ぶよ………それじゃ、次にトー君の機体だけど…………見てもらった方が早いかな」

 

「…………そうですね。俺にはISは不向きです。ですが、この機体でも俺は戦えます‼」

 

束に言われトー君と呼ばれた青年は、資料を見ながら頷いた。

 

「うん。そう言うと思ったよ‼ トー君の機体はLG-ZGMF-X23Sヴァンセイバー。この機体は可変機構を取り入れていて、戦闘機状態へ変形する事が出来るよ。その時に、発生する身体の負担は全くないから安心して。それと、このヴァンセイバーにもマガノイクタチストライカーが標準装備されているの。マガノイクタチストライカーの役目は、飛行時に不安定にならない様にするもの。それでも、マガノイクタチストライカーとしての役目は使えるから安心して」

 

「はい、ありがとうございます‼」

 

トー君は束に頭を下げ、お礼をする。

 

「私はこの世界が嫌い。だけど、自分の親類が無闇に殺されるのを黙って見過ごせるほど、人間は止めてない。だから、二人とも。私に付いて来てくれる?」

 

「「はいっ‼」」

 

二人の返事に束は、目尻に涙を溜める。

 

「ありがとう……………さぁ、行こう‼ 私達の未来の為に‼」

 

「「おー‼」」

 

束の言葉に二人は拳を挙げながら、雄叫びを上げるのであった。




IS学園を強襲した、組織では内部分裂が起きようとしていた。
だが、次なる一手を持っている組織は、IS学園への襲撃を企てていた。

千冬は、自分が何のために教師になったのか、それが判らなくなってしまい不安な気持ちになるが、理事長である笠松の言葉で、少し和らぐ事が出来た。

そして、篠ノ之束は二人の青年にISを渡す。
これが、この先に待っている物が何なのか、それを知る者は誰もいない。

次回、第四十七話
『VTシステム』

一人の少女を助け出せ、ガンダム‼




「なのは……私達の出番は本当にあるのかな?」

「もう一つの作品で出るとかなんとか言ってた気がするけど………どうなの? 作者さん」

黙秘権を使います。

「「あると思うの?」」

ですよね~…………さらばッ‼

「あっ逃げた‼」

「追うよ、なのは‼」

「うん、フェイトちゃん‼」

待って、スターライトブレイカーとプラズマザンバーはムリ‼

「全力全開‼ スターライト………」

「雷光一閃‼ プラズマザンバー………」

「ウチも加勢するで‼」

「はやてちゃん‼」

「はやて………」

はやて⁉ ナンデ⁉

「ドウモ、作者サン…ハヤテデス………終焉の笛、ラグナロク‼」

「「「ブレイカァァァァァァァァ」」」

ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ‼




じ…次回を…………おたのし………みに…………………

「感想や」

「誤字脱字」

「指摘や質問あったら」

「「「よろしく(なの)‼」」」

俺のセリフ取るなぁぁぁぁぁ‼

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