インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士   作:武御雷参型

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書き上げてやったぜ‼

お気に入り登録が440件超えました‼ 何があったし⁉ なんでこうなったんだ?



因みにシャルロットの新しい剣が現れます。


第三十九話

キラとアスランの専用機を巡る戦闘が終了したその日の夜。アスランはIS学園の屋上に簪を呼び出していた。

 

「待った?」

 

「いや、大丈夫だ。俺も先ほど着いたばかりだからな………嘘だ」

 

簪の眼差しにアスランは降参のポーズを取り、簪が来る一時間前に来ていた事を話した。

 

「もっと私も早く来ればよかったね。ごめんねザラ君」

 

「いや、呼び出したのは俺の方だ。君よりも早く来るのが普通だろ?」

 

「そう……だね。それで………話ってなに?」

 

「ああ、そうだったな。あの時に本当は伝えたかったんだ。だけど、キラ達の状況を見てしまったら、自分があの場所で言うのが恥ずかしくなった…………この言葉はもう会えない彼女に言った言葉だが、君にも言おうと思う」

 

アスランはそう言うと簪の腕を引っ張り抱き寄せた。

 

「えっ? ざ、ザラ君⁉」

 

「この世界で君に会えて良かった」

 

「ッ‼」

 

「君は俺が護る」

 

「(白馬の王子さまみたい………)」

 

簪とアスランはしばらく見つめ合うと、どちらからでもなく口を合わせるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「キラ、良かったのか?」

 

「何が?」

 

「あれだよ、あれ」

 

屋上の扉から覗き見る不審な目が四つあった。キラと一夏である。

 

「なんか覗き見たいじゃないか」

 

「覗きなんだけどね?」

 

「いや、そう言う事を言っているんじゃなくてだな………あっ」

 

「えっ?」

 

一夏の言葉にキラが目を移すとそこには良い笑顔でキラ達を見つめるアスランがいた。

 

「見つかった………終わったな俺達」

 

「何を言っているんだい? 元々計画の内なんだけど?」

 

「は?」

 

キラの言葉に一夏は間抜けな声を出す。

 

「キラ、楯無さんと明日菜ちゃんはどうした?」

 

「二人とも眠ったよ」

 

「そうか」

 

アスランの問いかけに応えながらキラは扉を開け、アスランの元に向かう。

 

「簪さん、ごめんね?」

 

「良い。さっきは良い物を見れたから」

 

キラが謝ると簪は特に気にしていない様子で答えた。

 

「さて、一夏」

 

「お、おう‼」

 

「これから君には一つの可能性を話す。これは真剣に聞いてほしい」

 

「………判った」

 

アスランの表情と声に一夏も真剣な表情へと切り替わる。

 

「この先、IS学園は戦争に巻き込まれる可能性が高い」

 

「どう言う事だ? ISは戦争に使用されない様にアラスカ条約と言うものがあるのじゃないのか?」

 

「話は最後まで聞け」

 

「ッ⁉」

 

一夏の言葉にアスランも声が張る。

 

「ここだけの話だが………今、某国企業とロゴスが手を組む動きが見られている。一夏、ロゴスがどう言う会社なのか判っているか?」

 

「薬品とか日常用品とかを売っている会社だろ?」

 

「ああ、表向きにはな。裏では、戦争を起こそうとISを軍用機仕様のISを製造している。いや、正確にはISでは無いな。MSIS………これがしっくりくる響きだな。これを見てみろ」

 

アスランはそう言うと懐から一枚の写真を一夏に手渡した。そこには五機のISのような形をした機体が映し出されていた。

 

「これは?」

 

「右からストライク、デュエル、バスター、ブリッツ、イージス。ストライクとイージスは俺とキラの機体を見て判ると思うが、俺達の機体では無い。どこが違うか判るか?」

 

「………ストライクだっけ? キラの専用機を見たがこの写真に写っているストライクは肩の部分にスラスターの様な物が付けられている。イージスに至っては形が違う。それぐらいか?」

 

「正解だ。当たっている。この写真に写っている機体の名前はストライクE、ブルデュエル、ヴェルデバスター、ネロブリッツ、ロッソイージスと言う。俺達の知っている機体では無い」

 

「どうしてアスランとキラが知っているんだ?」

 

「「………」」

 

一夏の質問にキラ達は答えられない。なぜならば、キラ達がこの世界とは別の世界から来ている事を一夏は知らないからである。

 

「それは極秘事項に当たる事だから、簡単に話す事は出来ない。それと、明日からお前を鍛える事になった。どう言う意味か判るか?」

 

「………判らない」

 

一夏の言葉にキラとアスランは大きなため息を吐く。

 

「今の世界で男性操縦者は誰だ?」

 

「俺とキラ、アスランの三人だけじゃないのか?」

 

「そうだ。だが、それを許さないとしている組織があるとしたら?」

 

「俺達が狙われると言う事か?」

 

「そう言う事だ。一夏、俺達にはバックがいない。自然と狙われるリスクが高い。だが、俺達は自分自身を護る力がある。だが、お前はどうだ?」

 

「………無い」

 

アスランの言葉に一夏は自分自身の持っている自分を護る為だけの力が無い事を痛感する。

 

「だからだ。俺達はお前自身が己を護れるだけの力を付けられる様に、俺達が力をつけさせてやる。俺は基本的に近接格闘、キラは中距離戦闘のスペシャリストだ。一夏、機体の得意とする距離は判るか?」

 

「近接武器しか載っていないから近接格闘じゃないのか?」

 

「当たっていると言えば当たっている。正確には超近接格闘向きの機体だ。雪片弐型しか搭載されていないのだろう?」

 

アスランの言葉に一夏は頷く。

 

「明日から本格的にISを使った訓練と生身での戦闘訓練を行う。良いな?」

 

「判った、よろしく頼む」

 

アスランの言葉に一夏は頭を下げるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、キラ達はある人物を格納庫へと呼んでいた。

 

「キラ、アスラン。呼ばれたから来たんだけど………」

 

「待っていたよ、シャルロット」

 

格納庫の扉の前にはキラとアスランが立っており、呼ばれた人物。シャルロット・デュノアがキラ達の前に来ていた。

 

「どうして、僕は呼ばれたの?」

 

「君に新しい剣を渡そうと思ってね?」

 

「剣……えっ⁉」

 

キラの言葉にシャルロットは驚く。

 

「まぁ、まずは入ってからだね」

 

キラはそう言うと格納庫の扉を開け放つ。

開け放たられた格納庫内は漆黒の闇に包まれており、内部が見えない様になっていた。

 

「君に渡す新しい剣だよ」

 

キラがそう言うと格納庫内に火が付けられ、一機のISが鎮座しているのが判った。

 

「この機体は僕とアスランが今まで見てきた機体で、君に合った戦闘が出来る様に改造したISだよ」

 

「この機体にはISコアが入っていない。シャルロット。君のラファールのコアをそのまま使えれる様に設計をしている」

 

「ラファールを展開して?」

 

キラの言葉のままにシャルロットはラファール・リヴァイヴカスタムを展開すると、キラはコード等を接続していく。

 

「アスラン、そっちはどう?」

 

「こっちはいつでも行けるぞ?」

 

「判ったよ。じゃぁ、始めるよ。ラファールを新たな剣に変える変革をね‼」

 

キラがそう言うとラファールの装甲からISコアだけが排出される。キラはコアを慎重に手に取り、新しい機体に挿入する。

 

「まぁ、これだけの作業なんだけど………シャルロット。機体に乗り込んで」

 

「う、うん」

 

キラに言われるままに新しい機体に乗り込むと、シャルロットは不思議な感覚になった。

 

「これって……」

 

「速いね、やっぱり君に合ったコアなんだね」

 

キラの前にはフィッティングを知らせるモニターがあるが、その内容は普通の倍以上の速さでフィッティングが行われている事が判った。

 

「さぁ、新しい機体の名を呼んであげて?」

 

「………リヴァイヴ。いつも君は僕と共にあったよね? これからも一緒だよ。だから、僕とこれからも一緒に飛んでね? いや、リヴァイヴじゃないね。君の名前は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラファール・ドラグーン‼」




シャルロットは新しい剣“ラファール・ドラグーン”を手にした。
だが、キラ達は知らなかった。IS学園の近くに艦隊が迫っている事に………

次回『修羅』

速さで敵を滅ぼせ、ドラグーン‼



誤字脱字、感想、指摘、質問等ありましたら、どしどし送ってください‼











「また、新しいロボットですか‼」

「エル君がこんなにも輝いてる………可愛いわ‼」

「アディもエルもいつも通りだな」

なんで書こうとして書けない作品のキャラが?





判る人いるのかな~いない気がするのは俺だけか?

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