インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士 作:武御雷参型
何でしょうね、この遣り切れない感………SEEDをうる覚えでの状況でなので、もしかしたら間違っている処はあるかも知れないので、教えて頂けたら嬉しいです。
次回は、どうしようかな? 消えたアークエンジェルメンバーを加えるか?
後書きにてアンケートを行っています。
回答に関しては、絶対に感想欄で行わなないで下さい。
行う際には必ず、作者のメッセージで送ってください。
尚、もし感想欄にて回答があった場合には無視しますので、悪しからずお願いします。
キラとアスラン、千冬、真耶、楯無は映像を見て黙ってしまう。
キラ達は兎も角として、千冬達は戦争を体験していないのだ。まさか、映像とは言え、鮮明に映し出されている物がとても信じられなかった。
だが、口を開いたのは千冬であった。
「ヤマト。これを見る限り、お前はストライクと一緒に死んだのではないのか?」
「それだったら、僕はこの場にはいませんよ。僕は、爆発の前に防護シャッターを無意識に展開して難を逃れましたが、爆発の衝撃で意識を失いました。ですが、この時、近くにいたジャンク屋のロウさんがストライクの防護シャッターを壊して僕を助けた後、ザフト、連合に伝手がある人の家に僕を届けた後、姿を消しました」
キラがそう言うと、映像が再開される。
そこには、キラが包帯を巻かれてベットに横たわっている姿であった。
そして、映像が切り替わりアスランがカガリに責められているシーンであった。
『ストライクをやったのはお前だな?』
『ああ、俺が殺した……』
『なんで………』
『あいつはニコルを殺した』
『だからと言って……殺して良いはずが無いだろうが‼ それにあいつは……キラは優しいやつなんだ‼』
『知ってるよ…………ああ、キラが優しいのは俺が一番知っている』
『なんでお前が知っているんだ、キラの事を……』
此処で映像が終わった。しかし、誰も口を開こうとはしなかった。幼馴染の二人が死闘をし、アスランが責められていたのだ。ここで言葉を発する必要性はない。そう判断した千冬達は黙る事にしたのだ。
すると、映像が始まり出す。そこには、キラがプラントのラクス邸で療養されているシーンであった。そして、ラクスとシーゲルが話している処を聞いたキラは動こうとするが、痛みが体を走りそのままベットに戻った。
そして、シーゲルとキラが何やら話をすると、ラクスとシーゲルが顔を見て頷くと、執事を呼び一着の制服をキラに渡した。それはザフトで『赤服』と呼ばれるエースのみが着られる制服なのだ。キラは、その制服に手を通すとラクスに連れられて、ザフト軍の機密工廠に向かった。
そして、キラとラクスが向かった先には一機のMSがコードを繋がれた状態で、堂々と立っていた。
「ヤマト、この機体はお前のストライク・フリーダムに似ているが?」
千冬は映像に映っているキラの二機目の機体について質問をする。
「はい、映像の機体の名前はフリーダム。型式番号はZGMF-X10Aフリーダム。僕が使っているストライク・フリーダムの前の機体です。この機体には、ニュトロンジャマーキャンセラーと核エンジンが搭載されており火力も機動力もストライクを超えています。この機体の武装はルプスビームライフル一丁、バラエーナプラズマ収束ビーム砲二門、ラケルタビームサーベル二基、クスィフィアス・レール砲が二基です。これが基本の武装になっています」
キラは以前に愛機として駆っていた機体の事を千冬達に伝えていく。
すると、映像の場面が変わり、ザフトのステーションを抜けるとジン二機がフリーダムに攻撃をしていくが、キラの持ち前の技術を持ってジンを戦闘不能にし、地球に降下していくのであった。
「待て、ヤマト。お前の機体は大気圏に入れるのか⁉」
千冬はキラが駆るフリーダムが大気圏に突入して驚き、尋ねる。
「はい、僕やアスランの機体は大気圏を突入できる設計になっています」
「今の機体はどうなんだ?」
「できますけど?」
「「「………」」」
キラの言葉に千冬たちは言葉を失うのだった。
そして、映像が再開する。そこには、白亜の戦艦がザフトとの交戦で酷く傷ついていた。対空火器を展開するも、隙間から迫ってくる敵に攻撃を受け、小規模ながらも爆発が起きる。そして、一機の戦闘機が白亜の戦艦のカタパルト内に入って行く。そして、白亜の戦艦は、航路を変更し戦闘空域から脱出をしようとしていた。だが、艦橋に一機のジンが突撃銃を構えて引き金を引こうとしていた。それは、スローモーションの様にゆっくりと突撃銃の日が吹くのを見せるかのように。だが、それを許さない者がいた。それがキラだ。キラのフリーダムは、的確にジンの突撃銃の銃身を撃ち、ジンは驚き、上空を見た。それが、運の尽きであった。ジンのメインカメラをフリーダムのラケルタビームサーベルが、斬り落としジンを蹴飛ばした。そして、フリーダムは天使の如く、艦橋の前にてウィングを開く。
その後、キラの活躍もあって白亜の戦艦は戦闘空域から脱出をする。しかし、戦闘空域は、突如の磁場で空域にいた者達を蒸発させていった。
「ヤマト………あれは何だ……」
「あれは………連合が極秘に開発していたサイクロプスと言う殲滅型兵器です。このサイクロプスは、簡潔に言うと巨大な電子レンジです。磁場を発生させ、体内の液体の温度を急激に上昇させ、内部から殺す兵器です」
千冬の質問にキラは苦虫を噛む表情で答えていく。キラは無意識に拳を握っている程であった。キラは今でも忘れていない事があった。それは、サイクロプス攻撃で一機のジンを助けたが、救出が遅く助け地上に下ろした際にキラにお礼を言ってそのまま息を引き取ったのだ。
そして、映像が再開する。映像には白亜の戦艦が一つの島国に向かっていた。そして、映像が切り替わり島国に大艦隊が押し寄せ、島国を攻撃を開始した。
「ヤマト、あの島国はどうして攻撃を受けているのだ?」
「島国と言うのもなんですが、あの国はオーブ連合首長国と言って、中立を保っていました。まぁ、簡潔に言えば日本と同じです。ですが、オーブには宇宙に上がる為の物が揃っていました。それを狙って地球連合軍がオーブ侵攻を始めました」
キラがそういうと、また場面が切り替わる。そこには、キラの駆るフリーダムが三機のガンダムタイプと戦っている場面であった。キラは何とか善戦しているが多勢に無勢である。流石のキラでも三機のガンダムを相手するには限界があった。そして、一機のガンダムがキラを攻撃しようとした時、新手のガンダムがキラを護るかのようにシールドを抱えていたのだった。そして、三機を撃退した後、フリーダムと新手のガンダムは海岸に向かう合うかのように、降り立った。そして、そこからキラとアスランがゆっくりとお互いの距離を縮めて行く。そして、お互いが面と向かった時、一人の少女がキラとアスランを抱くかの様に肩を組み、静かに泣くのだった。
「ヤマト、この時にお前たちが再会したと言う事だな?」
「はい、そうです。俺たちはここから戦争を終わらせようとしました」
千冬の質問にアスランが答える。
そして、また映像が再開される。
再度、連合軍からの攻撃でオーブは誰から見ても、負け戦でしかなかった。だが、オーブ連合首長国の代表であったウズミは望みとして、クサナギにカガリを押し込もうとする。だが、カガリは父親と一緒に居たい為、駄々を捏ねる。だが、ウズミは胸ポケットに仕舞っていた一枚の写真をカガリに渡す。カガリは、写真の裏側を何気なく見た。そこには達筆で『Kira&Cagari』と書かれていた。
カガリは父親の顔を見ようとした時、ロケットの扉が閉まり親子の間に一枚の壁が出来た。そして、ロケットは宇宙に打ち上げられ、キラのフリーダムとアスランのジャスティスがロケットの側面に張り付き追って来た三機のガンダムの目の前に向けて砲撃を行い進路を塞ぎ、完全に追って来れない様にするのだった。
そして、オーブは自爆し島の形を変えるのであった。
「ヤマト、あの写真に写っていたのは……」
「僕と姉の小さい時の写真です。僕もまさか自分に姉弟がいるとは思いもしませんでしたけど」
「そうだろうな。さて、そろそろ暗くなる。ヤマト、更識、ザラは真っ直ぐに帰れよ」
「「「はい」」」
千冬の言葉に三人は返事をして退室する。
そして、残された真耶と千冬は薄暗い室内で静かにお互いのどちらかが喋り出すのを待っている。そして、漸く口を開いたのは千冬であった。
「山田先生。私たちはザラとヤマトの二人を軽く考えていましたが……」
「そうですね。二人とも大切なものを多く失って来たんですね」
「もう少し、二人には安らかにこの学園で過ごしてほしいな」
「そうですね」
千冬と真耶はお互い、キラとアスランがIS学園で楽しく過ごせる事を願うのだった。しかし、それは二人にとっては最悪な状況で覆されるのであった。
誤字脱字、感想、指摘、質問等ございましたら、受け付けております。
緊急アンケート‼
急ですが、アンケートを行いたいと思います。今回は二つあります。一つ目は『キラ、アスランにハーレムは必要か⁉』です。
内容は、現状キラのヒロインに楯無。アスランは簪です。感想欄でキラにシャルロット。アスランに箒を追加してほしいと要望があり、今回、定期更新を前倒しにしてアンケートを採りました。
二つ目。『復活してほしいキャラは誰⁉ 敵も味方も関係なし‼』です。
まぁ、簡潔に言えば英雄たちの小規模版です。敵キャラに誰とか見方にはこのキャラを等と、メッセージで答えて頂ければ嬉しいです。
期限は12月31日年末までです‼
最後に、この作品にはラクス、カガリ、シン、ルナマリアは出ません。だって、英雄達と被るので。
一部、誤字がありましたので修正を行いました。