インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士   作:武御雷参型

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連続投稿だお‼ では、どうぞ………(ワイン飲みすぎた………ゲェェェ⁉

作者が死んだぞ‼

この人でなし‼


第九十六話

「我々として第一優先として考えているのは、男性操縦者の一人である織斑一夏君の保護です」

 

コープランドの瞳は迷いが無かったのであった。

 

「本当の狙いはそこにあったという事か………」

 

キラは納得した様子だが、コープランド自身、まだ狙いがあるとアスランは見ていた。

 

「大統領、まだ他にも隠していませんか?」

 

「…………」

 

アスランの問いかけにコープランドは押し黙ってしまう。

 

「降参だ………織斑一夏君の保護に関しては本音だ。だが、もう一つ付け加ええなくてはいけないことがある。中国がなにやら怪しい動きをしているそうだ………まだ、定かではないがもしかしたら、中国が織斑君を誘拐する可能性があると見ている」

 

「確かに言われてみれば可笑しくない話ですね。中国の役人の一人が亡国機業と繋がっているとすれば………」

 

「一夏を誘拐して亡国機業に渡す事が出来れば、織斑先生を操ることも可能と考えるのが筋でしょうね………でも」

 

キラとアスランの考えは間違っていなかった。すでに中国から工作員がIS学園に侵入しているのだが、一夏は学園にいないのである。

 

「中国も間抜けですね」

 

「どういうことかね? 君たちの言い方は、織斑一夏君は学園にいないと言っているのだが………」

 

「現在、彼にはアークエンジェルにて待機してもらっています。いえ、正確には他の隊長から訓練をつけてもらっていると言った方が良いですかね」

 

アスランの言葉にはコープランドは驚く。まさか、彼自身もアークエンジェル隊の一員になっているとは思っても見ていないからである。

 

「コープランドさん。一つ、訂正すると……彼は一員ではないですよ。彼はそうですね………世界を知ってもらうための教育期間と言いましょうか。ですから、彼には今後、アークエンジェル隊の仮隊員として勤めてもらうことになっています。それは、彼自身が自分を守れるように……そして、自分の大切な者を守ることが出来る様にという意図が含まれています。勿論ですが、織斑千冬学園長もそれを了承済みです」

 

「そうか………」

 

キラの説明を聞き、コープランドは安心する。

 

「さて、僕からは以上です。では、今後の状況について………」

 

マリューが話を進めようした時である。マリューの懐にしまっていた通信機が緊急を知らせるアラームを響かせたのである。

 

「マリューさん‼」

 

「大統領。我々は学園に戻ります」

 

マリューたちは席を立ちあがり、執務室を出ようとしたとき、執務室の扉が開き、一人の男性が中へと雪崩れ込む。

 

「だ、大統領‼ 大変です‼ 現在、国際IS学園に対して攻撃が仕掛けられています‼」

 

「なに⁉ どこからの攻撃だ‼」

 

「…………亡国機業並びに、中国です」

 

キラ達は、自分たちが離れている隙を見計らって、攻撃されたと感じ取ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園が攻撃を受ける1時間前…………

 

文化祭は、キラ達がいない事は誰も知らずでいた。そして、すべてが滞りなく終わったと思っていた。

 

 

「ん? 本国から……………」

 

鈴の懐にしまっていた携帯が震え、通信を知らせた。鈴は携帯を取り出し、誰からの知らせなのか確認すると、政府高官の名前が映し出されていた。

 

「はい、鳳鈴音です………はい…………え?」

 

鈴が耳にしたのは信じられない内容であった。

 

 

 

 

『これより、国際IS学園を攻撃する。鳳鈴音国家代表候補性は速やかに沿岸部へ集合。のちに回収の潜水艦に乗艦後、本国に帰還せよ』

 

 

 

この指示には鈴は逆らえないのであえる。鈴は、中国の国家代表候補性に一人であり、後の国家代表に選抜されるまでの腕前を持っている。だが、ここで政府に盾突けば、今まで積み上げてきた物を一瞬で壊してしまう。そういう恐怖が鈴の中に生まれた。

 

「鈴さん? どうかされましたか?」

 

「せ、セシリア⁉ だ、大丈夫よ‼ 問題ないわ…………」

 

セシリアから声をかけられた鈴はどもりながらも、何もないと言い張った。

 

「そうですか………何かあれば、すぐに言ってくださいね? 相談に乗りますから」

 

「あ、ありがとう………セシリア」

 

鈴はそう言うと、セシリアに手を挙げてその場を後にしたのである。

 

「こんな時に一夏がいれば…………」

 

鈴は一夏に相談したいと思っていた。だが、当の一夏はどこにいるのか見当がつかない状態であった。まぁ、一夏に関しては、千冬が誰にも知らしていないことが原因でもあるが…………

 

「鳳鈴音………どこへ向かっている?」

 

「織斑先生…………」

 

すると、鈴を止める人物がいた。

千冬は腕組をして、険しそうな表情を浮かべていたのである。そして、彼女の眼には殺気が籠っていた。

 

「もう一度、聞く。鳳鈴音……どこへ向かっている? いや、正確にはどこへ帰ろうとしている? 今の貴様の居場所はこの学園ではないのか?」

 

「……………」

 

千冬の質問に鈴は答えられなかった。

 

「まぁいい。一夏だが………学園にはいない。奴はヤマト達と一緒に行動している」

 

「えっ? 一夏はキラ達の部隊に?」

 

「入隊はしていない。ヤマト達と一緒に行動すれば、あいつも一人前になれるのだが………それがいつになることやら…………」

 

千冬はそう言うが、表情は険しさをなくし穏やかであった。だが、その表情はすぐに険しさが戻った。

 

「さて、貴様が知りたいであろう情報はくれてやったんだ………貴様の狙いを言え‼ 貴様ら中国は何を狙っている‼」

 

「わ……わたしは…………」

 

鈴は“自分は何も聞いていない”と言おうとするが、口から出る言葉は言葉ではなく、相手に何を伝えればいいのか解らず、言葉になっていないのである。

 

「鳳鈴音……落ち着け。私は貴様の味方だ。安心しろ………だから、ゆっくりでいい。言ってみろ」

 

千冬の滅多に聞けない優しい言葉に、鈴は頷いたのであった。




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最近は、感想が全く来ないので、作者は嘆いています‼(誰も知りません

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