インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~ 作:憲彦
あっ!どの時間軸でやっているかはご想像にお任せします。
ゆっくりしていってね
ほぼ会話だけで進みます。
授業を終えた放課後、1年1組の教室には一夏、鈴、簪、ラウラ、シャルロット、オルコットそして山田先生が机を囲んで真剣な表情をしていた。
鈴
「王様ゲーム!!!」
『イェェェェェ!!!!』
鈴の叫びで一気に盛り上がった。
鈴
「それじゃあ一夏。ルールの説明をよろしく!」
一夏
「OK鈴。ここに1から6と書かれた紙と王と書かれた紙があります。王を引いた人は指名した番号の人に自由に命令が出来ます。例えば、1が王の肩を揉むとか3が6にしっぺ等。そして最後に!王様の命令は!」
『絶対!!』
何に真剣になっているかと思えば王様ゲームである。気持ちは分からなくもない。
一夏
「それじゃあ1回目!せーの!!」
『王様だーれだ!!』
暫しの沈黙のあと、
鈴
「私ね。」
鈴だった。
鈴
「それじゃあ2番と5番はボスに「好きです。付き合ってください。」と告って来なさい!」
真耶
「ちょっと!!私に何て事を言わせるんですか!?」
ラウラ
「良いでは無いですか。ただ言うだけなのですから。」
2番と5番は山田先生とラウラの様だ。山田先生顔真っ赤(笑)
鈴
「ダメですよ先生。王様の命令は?」
真耶
「絶対……!ワァァァ!!」
叫びながら教室から出て司を探しに行った。その後にラウラも続く。
そして、
真耶
「く、久我君!す、好きです!付き合ってください!!」
大声で伝えた。そんな山田先生の肩に司が手を置くと、
司
「山田先生。ここ他にも生徒居ます。」
真耶
「へ?……!!」
周りの状況に気が付くと声にもならない悲鳴をあげながら教室に戻っていった。
司
「ラウラ。これは?」
ラウラ
「王様ゲームの命令です。」
司
「そうか。ならこれを首にかけておけ。山田先生の分もある。」
そう言ってプラカードに油性ペンの太い方で何かを書くとラウラに渡した。
教室に戻ると
ラウラ
「山田先生、これを首からかけてください。」
ラウラはもう既に首にかけている。
『私は大人をからかいました。反省しています。』
鈴
「これは予想外。それじゃあ次!」
『王様だーれだ!!』
シャルロット
「あっ、僕だ。」
王様、シャルロット。まともな命令が来るかな?
シャルロット
「ん~。あっ!3番と6番が制服をチェンジ!」
鈴
「あっ、私だ!6番の人誰?」
一夏
「……。」
顔を青くしている一夏が紙を見せながら手をあげた。
鈴
「サイズ合うかな~?」
根本的な問題。
3分後。
一夏
「ヤバい。恥ずかしい……。」
鈴
「うわぁ~。思った以上にぶっかぶか。」
一夏は鈴のIS学園の制服を、鈴は一夏のSPDの制服を着ていた。
一夏
「わっ!簪止めろ!!」
必死にスカートの中を隠そうとする一夏をやたらとローアングルから一眼レフで写真を撮っていた。
以外と似合っている。
鈴
「はいはい。そこまで次に行くわよ。せーの!!」
『王様だーれだ!!』
最初の時と同じ沈黙のあと、
簪
「……。」
物凄く良い笑顔の簪が王の紙を周りに見せていた。
簪
「それじゃあ、これから一夏は、私に何を命令されても文句は言えないのね。」
一夏
「待って簪!俺に何をさせる気!?」
簪
「それはお楽しみに。」
一夏
「ごめんちょっと急用が!!」
恐怖を感じ逃げようとした一夏をラウラと鈴が取り押さえた。
一夏
「うわぁ!離せ!!」
真耶
「ん?でも今のは無効じゃないですか?番号を言ってないから。」
一夏
「そうだったそうだった。番号言われてないな。」
簪
「じゃあ、2番。」
…………。
一夏
「ッ!!」
鈴/ラウラ
「逃がすか!」
鈴
「さあ簪!命令を!!」
簪
「じゃあ今からいろんな衣装を着て写真撮影を。衣装はセシリアが。」
セシリア
「準備万端ですわ。いつでも撮影が出来ますわ!」
一夏
「イヤ女の衣装しか無いんだけど!!?」
その後、色々な服や水着を着させられポーズを付けて撮影された。
一夏
「4回戦!せーの!!」
『王様だーれだ!!』
真耶
「私ですね。え~っと、3番がIS学園校歌を歌いながら校舎一周で!」
中々にえげつない命令を出してきた。
オルコット
「行ってきますわ。」
スッと立ち、躊躇なく歌いながら校舎一周を始めた。
入れ違いに司が入ってきた。
司
「今オルコットが校歌を歌いながら走ってきたんだが何があった?」
鈴
「あっ!ボス!!セシリアが戻ってくるまで代理で参加してください。せーの!!」
司
「まずは参加するかどうかを聞けよ。」
『王様だーれだ!!』
司
「俺か。ベガスラッシュを生身で……。イヤそれは危険か。」
ラウラ
「刃物では無い物でやればどうでしょうか?箸とか。」
一夏
「真っ二つにされるイメージしか湧かないんだけど。」
司
「なら1から6に命令だ。このゲームを次で終わらせろ。そろそろ取り返しの着かないことになる。」
鈴
「あ~……。何かありそう。」
一夏
「じゃあラスト!セシリアも戻ってきたし!せーの!!」
『王様だーれだ!!』
一夏
「やったー!!俺だ!!!よし!1から6の人は、さっき撮った俺の女装写真を焼き捨てる!!」
鈴
「チッ!命令なら仕方がない!」
シャルロット
「あ~あ。売れると思ったのにな~。」
ラウラ
「部下に見せようと思ったのだが……。」
セシリア
「まあ良いじゃないですか。」
真耶
「そうですよ。持ってるよりは良いと思いますよ。」
簪
「そうね。無くなるのは“写真だけ”だから。」
一夏
「なんだろう?解決したのに解決した気がしない!?」
まあデータが残ってるから解決はしていない。
司
「はぁ、やっと終わったか。」
こんな感じで息抜きを今後もちょいちょいと入れます。
次回もお楽しみに!感想もよろしくね。
これはバカテスのOVAを弄ったやつです。