インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

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みなさん、おはこんばんちは。日光を浴びると10秒もせずに確実に頭痛と気だるさ、吐き気に襲われる作者です。

昨日は学校全体で行うボランティアで体力を使いきり、酷い頭痛に襲われたので投稿できませんでした。本当にすみません。

デートシーンなんて書いたこと無い上によく分からないから出来てるかは不安ですが、ゆっくりしていってね。

デートらしいデートにはならないでしょうな。確実に。


episode19 龍馬とシャルロット

日本署に着くと、シャルロットは宝児と共に取調室に入り、尋問を受けた。その結果、デュノア社にはSPDが持っている情報よりも多くの犯罪に手を染めていることが判明した。

 

龍馬

「あ、相棒。取調べ終わった?」

 

宝児

「相棒って言うな。彼女自身、デュノア社には何の未練も無いらしい。全部素直に話してくれた。お陰でSPDが確認している以上の情報が得られた。」

 

シャルロットの発言で、SPDが今までに手に入れてたデュノア社の悪行が全て事実となり、早急に手を打つことになった。

 

龍馬

「そっか。なら早くISに帰してあげることが出来るな!」

 

宝児

「イヤ、それは無理だ。いくら犯罪行為を強要されたからと言っても、彼女自身、スパイ行為やその他の犯罪の共犯になっている。デュノア社の社長と社長婦人をデリートするまではここで拘束しておく必要がある。SPDを近くに置いておく為にもな。」

 

宝児の言っていることは事実だが、龍馬はそれを受け入れられない様だ。

 

龍馬

「SPDがシャルロットの近くに居れば良いんだな?」

 

宝児

「まあ、そうなるな。」

 

龍馬

「ふふん。後の書類はよろしくねー!!」

 

宝児

「は?…………って!おい!!!」

 

何を思い付いたのか、龍馬がコマンドルームから走って出ていった。すると入れ違いに束がコマンドルームに入ってきた。

 

「ホージーも大変だね。龍馬君の相手……。」

 

宝児

「アイツの滅茶苦茶にはもう慣れたつもりでしたが、今度は何をやるのやら。」

 

その頃、龍馬はシャルロットが居る部屋の前に来ていた。

 

龍馬

「シャルロットちゃん?居る?」

 

ノックをしながら声を掛けると、鍵が中から開けられ、シャルロットがドアの隙間から顔を出した。

 

シャルロット

「何でしょうか……?」

 

龍馬

「これからちょっと出掛けようと思ってね。」

 

出掛けると伝えると、シャルロットの手をつかみ、部屋から出した。

 

そのまま自分の車にシャルロットを乗せ、コマンドルーム内の宝児に連絡を入れた。

 

龍馬

「あ!相棒。シャルロットちゃん借りるね!夜までには帰るから!んじゃ!!」

 

宝児

『は?借りるってどこまでだ!?おい!』

 

シャルロット

「大丈夫なの?僕を連れ出して……。」

 

龍馬

「大丈夫大丈夫。SPDが近くに居れば問題ないみたいだから。」

 

不安そうな顔をするシャルロットを隣に、龍馬は車を走らせどこかに向かっていった。

 

宝児

「はぁ……。アイツ……、今度は何を……。」

 

「今度はまたとんてもない事をしたねぇ~。」

 

宝児は溜め息を着き苦い表情を、束は呆れてはいるがどこか面白そうな表情をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車を走らせること数時間、龍馬が何処へ行こうとしていたのかと言うと遊園地である。

 

シャルロット

「何で遊園地?」

 

龍馬

「いやぁ、この前福引きで当てたチケットの期限が近かったかし、ずっと日本署に居るよりこう言う所でパーっとやった方が良いでしょ。」

 

車から降りると、龍馬の事を見た一般の客が少し驚いていた。当然と言えば当然だ。SPD日本署の副署長が遊園地に少女を連れてきているのだから。しかも隊服のまんまで。

 

「ごゆっくりお楽しみください!」

 

受け付けにチケットを見せ、中に入るとかなり広い遊園地だった。色々なアトラクションが充実している。

 

龍馬

「なんか行きたい所ある?」

 

来たは良かったが、中に入ってからの計画は無いようだ。

 

シャルロット

「じゃああれ。」

 

いきなりお化け屋敷を選択した。ある意味ヒーローである。

 

「大人1人700円になります。」

 

オーソドックスな幽霊らしい白装束をきた女性にお金を渡し、中に入った。受け付けの感じで完成度は微妙な様だ。だが、それは間違いだった。

 

龍馬

(マジかよ。以外と完成度高いし!なめてた俺がバカだったぁ~!!シャルロットは……。何で目輝かせてんの!?)

 

シャルロット

(楽しい!)

 

出てくる頃には、龍馬はげっそり。シャルロットはキラキラしながら出てきた。龍馬の様子から、相当怖かったようだ。

 

龍馬

「あぁ~……。」

 

シャルロット

「楽しかった~!」

 

龍馬

「そうか。次は何に乗る?」

 

げっそりしているが体力は残っている様だ。そして、次に乗ると決めたものは、

 

「お手元の安全レバーが下がりましたらレバーを抑えるように手を置いてください。お荷物はスタッフもしくは座席の下に置いてください。」

 

絶叫系の次はまた絶叫系のジェットコースターである。別のタイプではあるが、絶叫に変わりは無い。

 

「それでは、行ってらっしゃい!!」

 

龍馬

(上に登るまでの間があんまり好きじゃないんだよな~。)

 

シャルロット

(初めて乗るけど楽しみ~!)

 

ジェットコースターが最初の大きな坂を登り、先頭に座っている人に下りが見えたとき、一気に下降を始めた。

 

龍馬/シャルロット

「ワァァァァァァァァ!!!!」

 

坂を銃弾の様なスピードで下り、回転したり飛んだり。様々な状態になり気絶する者、楽しそうにする者、無表情な者とスタート地点戻るまでに色々な顔をした人が居た。

 

龍馬とシャルロットは「爽快」と言う顔をしてきた。

 

「レバーが上がるまで動かないで下さい。荷物を預けた方はお近くのスタッフまでお願いします。」

 

その後も2人は色々な物に乗ったり、たまたまやっていたヒーローショーを見たり食事を取ったりと最大限楽しんだ。

 

そして帰るとき、

 

龍馬

「楽しめた?」

 

シャルロット

「はい!スゴく楽しむことが出来ました!」

 

龍馬

「そっか。なら良かった。」

 

シャルロットが楽しんだのを確認すると、車に乗り込み日本署に戻った。宝児からの雷は確実だな。

 

日本署に向かっている途中、龍馬のSPライセンスに司から連絡が入ったので路肩に車を止めた。

 

『龍馬。明日フランスに向かってくれ。デュノア社を一斉に検挙する。シャルロットを学園まで送ってくれ。』

 

龍馬

「ロジャー。今から送り届けます。」

 

通信を切ると、シャルロットから質問を受けた。

 

シャルロット

「明日、デュノア社を潰しに行くの?」

 

龍馬

「……ああ。」

 

シャルロット

「なら1つお願いがあります。あの2人をーーーーー。」

 

龍馬

「分かった。」

 

シャルロットからの頼みを聞き入れ、IS学園に送り届けた。

 

そして日本署に戻ると、

 

宝児

「何を考えてるんだお前は!!!副署長としての自覚はあるのか!!?」

 

案の定雷が落ちた。

 

龍馬

「いや悪かったって!そんなに怒るなよ。それよりも、早く準備するぞ。」

 

宝児

「全く……。」

 

龍馬に呆れながらも自分も明日の準備に取り掛かった。

 




取り敢えずここまで。やっぱデート無理。これが後2回3回あるかと思うと……。

次回はデュノア社の解体です。そしてシャルロットが龍馬に頼んだこととは?

次回もお楽しみに!感想もよろしくね。

ゴールデンウィーク中は基本1日2本投稿。もしくは3本投稿するゴールデンウィーク企画を行います。5日間でどこまで行くか予想してみてください。予想は感想欄に!

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