インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~ 作:憲彦
感想欄に「原作以下。誇って良いですよ。」と言う感想や「原作よりつまらなくするのはある意味スゴイ」、「デカレンジャーをダシにして気に入らないキャラをアンチと称し誹謗中傷するだけのドラマ性のないss」と言う感想がありましたので読んでいる方に謝罪をしておきます。
私には原作を超える面白い小説を作ることは不可能です。従って面白くないのは当たり前、ドラマ性が無いのも当たり前です。自分自身がそれを1番理解していますから。
なので不快になるのなら読む必要はありません。つまらないなら見る必要はありません。私は「面白いから絶対に読め」等とは言っていないので。
そもそもデカレンジャーを使っているのは個人的に好きだからですし、アンチが誹謗中傷を受けるのは仕方がないと言うのが持論ですからやり方を変えるつもりはありません。
なので勢いに任せてお気に入り登録をした方は登録を解除してもらって結構です。不快に思う方は読む必要はありません。義務もありません。笑いたければどうぞご自由に。貶したいのならご自由にどうぞ。
つまらないのは、ドラマ性が皆無なのは自分自身が知っていることなのでご心配なく。
ですがやると言った以上は最初に予告したところまで書き上げます。たまに検索欄の新着小説に出ますけど気に入らない方は気にせずに無視してください。
面白くないならそれが私の実力ですから。
それでもストレスの捌け口等にこの小説の感想欄を使いたいと言うなら使ってください。文句は言いません。好きなだけ私やこの小説に対する悪口なり批判なりを言う良い。私が小説でアンチキャラにやっているように誹謗中傷でも書けば良い。私は止めませんよ。だだしそれ相応の対応は取らせて貰います。
それでも小説を書く事を辞める気はありません。1度決めたことなので最後までやります。
こんなつまらないクソ小説に最後まで付き合って下さる方が居ると言うのならありがたく思います。
前置きが長くなりましたがゆっくりしていってね。
特別休校で出来た時間を日本署で有意義に使った司達、クラス対抗戦であんなことがあったと言うのに1日経てば元に戻っているクラスの様子に少し驚いているが今更なので気にしない。
一夏
「ボス。あの無人機の事は束さんに聞いたんですか?」
司
「ああ、束は知らないみたいだ。一様作ったのかを聞いたが『あんなセンスの欠片も無いものは作らない。』だそうだ。コアもISのコアに酷似していたが実際は違った物らしいからな。」
一夏
「ISのコアとは違うもの…………。」
誰がそんなものを。と一夏が色々な考えを張り巡らして居ると、チャイムがなり先生が教室に入ってきた。
真耶
「おはようございます皆さん。ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも2名です!」
「えええええっ!!」
いきなりの転校生紹介でクラスがざわついた。まぁ、2人もこのクラスに来るのなら驚きもするだろう。
司
(何でこのクラスに集中させてんだ?)
普通は複数の転校生が居たときは他のクラスの人数等を見て調節するものなのだが、何故かこのクラスに集中してしまった。
『失礼します。』
噂の転校生が入ってくると、クラスのざわ付きがピタリと止まった。
何故なら、その内1人が男子だったからである。
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れな事も多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします。」
「お、男……?」
クラス中が呆気に取らていると、誰かがそう呟いた。
シャルル
「はい。こちらに僕と同じ境遇の方が居ると聞いたので本国より転入を―」
礼儀正しい立ち振舞いと中性的な整った顔立ち。そして濃い金髪。正に『貴公子』と言った感じだ。
「きゃっ……」
司/一夏
(あっ、ヤバイ。)
シャルル
「はい?」
司と一夏はこの数秒後に起こることを予測すると、自分のデバイスを使って聴覚保護を行った。
「きゃゃゃゃゃゃゃ!!!!」
1組女子生徒お得意のソニックウェーブが炸裂した。
「男子!4人目の男子!」
「しかもうちのクラス!」
「美形!守ってあげたくなる系の!」
「地球に生まれて良かったー!!」
この声を聞けばすぐにでも他のクラス・学年から人が来て、1組の教室はさながら動物園みたいになるだろう。
ホームルーム中だから今は無いが……。
千冬
「騒ぐな!静かにしろ!!」
千冬の一声でクラスはピタリと静まった。
真耶
「み、皆さんお静かに。まだ自己紹介が終わっていませんから。……お願いします。」
真耶がもう1人の転校生に声をかけた。
「ラウラ・ボーデヴイッヒだ。ドイツ軍、シュバルツェアハーゼ部隊の隊長をしている。軍の者故、普通とはかけ離れた事もやるだろうがよろしく頼む。」
軍人らしいキリっとした立ち振舞いで自己紹介を終えた。
千冬
「後ろの方に空いている席がある。そこに座れ。」
千冬の指示に従って、2人は奥へと進んだ。途中、ラウラが司と一夏の顔を見ると、立ち止まり
ラウラ
「失礼ですがSPD日本署の久我司さんと姶良一夏さんでしょうか?」
司
「そうだが?」
ラウラ
「でしたら後でお話しごしたいので時間を頂けないでしょうか?」
司
「俺は構わんが、一夏はどうだ?」
一夏
「構いませんが。」
ラウラ
「でしたら放課後に屋上で。」
そう伝えると自分の席に向かっていった。
千冬
「ではホームルームを終わる。各人はすぐに着替えて第2グラウンドに集合。今日は2組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」
連絡も終わり、空いている更衣室に行くために立ち上がると、
千冬
「姶良に織斑、久我。デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろ。」
やっぱりそうなるよな。確実にそうなるよな。
シャルル
「君達が姶良君と織斑君、久我君?初めまして。僕は……。」
司
「自己紹介は後回しにしろ。今は移動が先だ。」
説明すると当時に4人は教室を出て空いている更衣室に向かった。
一夏
「男子は空いているアリーナの更衣室で着替えるんだ。これからは実習のたびに移動だから、早めに慣れて。」
シャルル
「う、うん……。」
その後、階段を下りて1階に急いで向かった。スピードは落とせない。何故なら……
「ああっ!転校生発見!!」
「しかも姶良君達も一緒!」
ホームルームが終わると同時に、各クラス、学年から情報を取るために沢山の生徒が押し寄せてくるのだ。この波に飲み込まれたら確実に授業に出ることは出来なくなるだろう。
「いたっ!こっちよ!」
「者共!出会え!出会え!」
いつからこの学園は武家屋敷になったのだろうか。その内刀とか色々な物が飛び出てきそうだ。
「黒髪も良いけど、金髪って言うのも良いわね」
「しかも瞳はアメジスト!」
何か軽くパニックに陥っていた。
シャルル
「な、なに?何で皆騒いでるの?」
状況が飲み込めないのか、困惑した顔で聞いてくる。
千秋
「そりゃ男子が俺たちだけだからだろ。」
シャルル
「……?」
何故か「意味が分からない」と言うなら顔をしている。
司
「珍しいだろ。ISを操縦できる男ってのは今のところ俺達しか居ないんだからな。しかし面倒だ……。」
シャルル
「あっ!……ああ、うん。そうだね。」
ようやく理解したようだ。
一夏
「ボス。用意できました!」
窓を開けて何かを準備していた一夏が司に準備完了と伝えた。
司
「よし。」
目の前に居る女子達に何かを投げて、手で目を覆った。
投げた何かが床に落ちると、辺り一帯に物凄い光で照されて、目を開けられなくなった。
光が止むと、先程まで司と一夏がいた場所には誰も居なく、開けられた窓から紐がぶら下がっているだけだった。
司
「うまく逃げられたな。使いたきゃ使えよ!」
窓の下に居た司は、まだ校舎内に居る千秋とシャルルに「使いたければ使え」と伝えて一夏と一緒に更衣室に向かった。
結局授業は司と一夏は余裕を持って準備が完了してグラウンドに並んでいたが、千秋とシャルルはかなりギリギリに到着した。
まぁ、遅れなかったと言うことは司達の垂らした紐を使ったと言うことだろう。
出席簿わ食らわずに済んだ。
千冬
「それでは、本日より格闘及び射撃を含む実践訓練を開始する。」
『はい!』
単純にいつもの2倍の人が居るからなのだろうか、返事にいつもより気合いが入っているように感じる。
千冬
「凰!オルコット!お前達に戦闘を実演してもらう。」
オルコット
「はい。」
鈴
「了~解。で?相手は?まさかセシリアと?」
千冬
「慌てるな。2人の対戦相手は……」
キィィィィン……。
聞いただけでも容易に危ない物だと理解できる。空気を切り裂くようなこの音。
『ん?』
その場に居た全員が上を見上げた。すると、
真耶
「ああああーっ!退いて下さい~っ!」
司
「エマジェンシー。フッ!」
落ちてくる真耶が飛べる範囲まで来ると、デカスーツを纏い空中で受け止めた。
司
「よっと。」
空中で受け止めた後は上手く勢いを殺し、綺麗に着地を決めた。
真耶
「あ、ありがとうございました……。」
司
「気を付けて下さいね。」
真耶を下ろしてデカスーツを解除して列に戻って行った。
千冬
「さて、そろそろ始めるぞ。」
オルコット
「2対1でですか……?」
鈴
「流石にそれはどうかと……」
千冬
「安心しろ。凰は微妙だが恐らくお前達は負ける。」
2対1でも負けると言う言葉が癪に来たのか、2人の目は一気に闘志に燃えた。
2人も自分の専用機を身に纏い対峙した。
千冬
「では、はじめ!」
真耶
「い、行きます!」
言葉こそはいつも通りだったが、目はさっきとは違い鋭く冷静な物へと変わっていた。先制攻撃を仕掛けたオルコット達の攻撃を簡単に回避し、的確な反撃を入れた。
ISの戦闘では真耶に軍配が上がるようだ。
千冬
「さて、デュノア、山田先生が使っているISの解説をしてみろ。」
シャルル
「あっ、はい。山田先生が使用しているISはデュノア社製『ラファール・リヴァイブ』です。第2世代開発最後期の機体ですが、スペックは第3世代にも劣らないもので、安定した性能と高い汎用性、豊富な後付け武装が特徴の機体です。…………」
そのあともシャルルの解説で、ラファールの大体の話が終わる頃に、山田先生とオルコット&鈴の試合も終わった。
結果は山田先生が勝利した。
鈴
「やっぱIS使いにくいわ……。」
オルコット
「何故こんなにあっさりと……。」
デカブライトとしてはかなり強い鈴だが、ISでよ戦闘は苦手な様だ。デカスーツに慣れてしまっているせいだろう。
オルコットもビットを操作しながら動ける様になったが、まだ無駄な動きやその他の動きに制限があるようだ。
千冬
「これがIS学園教師の実力だ。以後敬意を持って接するように。……時間もまだあるしもう1試合出来ますか?」
真耶
「はい。可能です。」
山田先生と誰かがもう1度試合をするそうだ。
千冬
「久我!やってみろ。」
司をご指名した。山田先生が色々な補充を終えると、ラファールを纏い準備をした。
司
「全力でお願いします。」
デカマスターに変身し、ディーソードベガの封印を解除して、いつでも動ける様に構えた。
千冬
「はじめ!」
先手は山田先生が行った。アサルトライフルを司に向けて撃つが、案の定全て斬り落とされてしまった。
接近してきた司の攻撃を防ぐために物理シールドを展開したが、真っ二つに切られてしまった。しかし、山田先生もただ斬られる訳ではなく、接近してきた司にショットガンを放ちダメージを与えた。
入試の時とは違い、司に食い付いている。
だが、良いところまで行ったが結局は司が勝ってしまった。山田先生の武装全てを斬り、戦闘続行不能にしたのだ。
司
「これが山田先生の実力……。かなり厄介だな。専用機だったら本当に恐ろしい。」
真耶
「そんなことは無いですよ。結局候補生止まりだった訳ですし、専用機があっても大した変化は無いと思いますよ。」
その後、専用機持ちをリーダーとして班に別れ、各班ごとに実習を行った。最初は男子の所に集中したが、千冬の一喝ですぐに班にまとまり行動を開始した。
前書きでも言ったように原作を超える様な面白いものは書けませんのでつまらないなら読まなくても結構です。
実際面白くありませんから。
それでは次回もよろしくお願いします。感想もよろしくね。ラウラは少し変えてみました。
前書きにもあるように批判したい方はどうぞ。だだしそれ相応の対応はするのでそのつもりで。流石にこれ以上増えられたら困る。と言う場合なら設定を変えますがね。