艦これ~案内人提督になる~   作:楽一

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まだ艦娘の口調をとらえくれない・・・これは難しいぞ。
あ、あとちなみに春イベ終わりましたね。何とか新艦娘全員ドロップしました!


第二話

 

 

第二話

 

 

 

 

 私の乗った輸送機は問題なく飛びったった。そう飛び立ったのだ。

 

 

 

葵「なぜ台風の暴風圏内にいるのだ!!!!?」

 

 気象庁は何やってるんだ!?

 

操縦士「衛星が使えない以上仕方ないだろ!」

 

葵「富士山気象台が復活したって聞いたが!?」

 

操縦士「・・・・・」

 

葵「黙るなよ!?」

 

 つまり予報を無視した強行突破を行えというのか?!

 

副操縦士「これ以上の侵入は無理だ! 降下用意!!」

 

葵「・・・・・は?」

 

 副操縦士がそういうと貨物扉が大きく口を開ける。すると、猛烈な風と水しぶきが体にぶつかる。

 

葵「冗談だろ!? 降下しろといってもパラシュートも何も「降下準備ようし!」って待て!?」

 

 だが、それを遮るように勝手に進められた降下準備に戸惑いながらもいつの間にか背負わされたパラシュートがその状態を加速させられた。

 

葵「下には誰が!?」

 

操縦士「健闘を祈る!!」

 

葵「って待てい!?」

 

 すると、パラシュートに備えられた後付け噴射装置が働き体が勝手に前に行き、

 

葵「嘘だろ!!?」

 

 嵐の中へ姿を消した。

 

 

SIDE吹雪

 

 

 こんにちは! 特型駆逐艦一番艦吹雪です! よろしくお願いします!

 

 今日は昨日台風の影響で本来この鎮守府に着任する予定だった司令官が着任する予定となっています。鎮守府も被害はあまりなかったけど、波が荒れた成果漂着物がいくつかあります。

 

 さて、そんな鎮守府ですが海軍の管轄下というのもあって軍港に併設されています。

 

 建物はこの執務室がある本館。この建物の中には会議室(小中大それぞれが一部屋ずつ)、入渠ドッグ、ドッグとは別に大浴場、食堂があります。

 

 そして別館としては艦種別の寮がありますが、まだ空き部屋だらけです。そのうち満室にしたいな。

 

 あと、工廠ですね。新しい艦娘を作るための建造ドッグ。私たちの偽装の開発する開発室が併設されてます。

 

 あとは倉庫ですね。資材などがあります。もちろん食料ことは別です。

 

 時計を見ると、そろそろ、提督が来る時間ですね。私はお迎えに行くため、提督が来る予定の空港に向かいましたが、

 

吹雪「あれ? おかしいな。司令官今日着任する予定なんだけどな?」

 

 横須賀の日本空軍基地からたぶん来てるはずなんだけどな?

 

吹雪「あ! そっか本土のほうに今台風行っちゃってるからそれで遅れてるんだ! なぁんだ。じゃあ明日かな」

 

 

 

 

――翌日

 

吹雪「え? 来てない?」

 

受付「はい。島の鎮守府に来る予定の新しい提督は来てませんね」

 

 あれ? 何かあったのかな。書類の遅れ?

 

 

 

 

――さらに翌日

 

吹雪「え!? きょ、今日もですか!?」

 

受付「え、えぇ。いちど海軍省に聞いてみたほうがよろしいのでは?」

 

吹雪「え、えぇ、そ、そうですね」

 

 でも艦娘にはそのような権利はないからなぁ。

 

 

 

 

――さらにさらに翌日

 

 も、もう来てるよね。さすがに五日も経てば・・・・

 

受付「・・・・・」

 

吹雪「あ、あの」

 

受付「え、えっと」

 

吹雪「う、嘘ですよね」

 

 そういうと受付の女性の方は目をそらし、下を見た姿を見て。

 

吹雪「orz」

 

 

 

 

 

 その後、鎮守府に戻り、誰もいない執務室に入った。

 

吹雪「何かあったのかな。もしかして、わたしに問題が!?」

 

 もし、もしわたしに原因があったのならどうなるのかな? 新しい秘書艦と交代!? つ、つつつつまり、わ、わたしは・・・・

 

吹雪「か、解体!?」

 

 そんな!!!?

 

 ど、どうすればこの汚名を返上できるのかな!?

 勝手に変な方向に志向が傾き、変な方向へ向かっているわたしにあるものが目に入る。

 

吹雪「工廠・・・・・建造だ!」

 

 建造ドックは4つある。ということは四人までなら開発が可能。

 

 わたしは自然と足が工廠に向かっていた。

 

 そこには私と一緒に働く仲間、妖精さんがいました。

 

妖精A「あれ? ふぶきさん?」

 

妖精B「ていとくは、まだ?」

 

吹雪「うん。そうなんだけど・・・」

 

 そして、私は事情を説明すると、

 

妖精C「そういうことですか。ちょっとおまちを」

 

 そういうと、ある妖精さんは部屋の奥のほうへ行く。しばらくたつと、

 

???「どうかされましたか? あら、吹雪さん」

 

???「ん? あ、ほんとだ。どうかした?」

 

 そこには黒い長い髪に、眼鏡をかけた女性。常任秘書艦軽巡大淀さんと、ピンクの長い髪の女性、工作艦明石さんがいた。

 

吹雪「あ、あの実は・・・・」

 

 ここに来た経緯を二人に話すと、

大淀「ん~。どうでしょう。いくら提督が来ないからといってそれはないかと思いますが」

 

 大淀さんが言うには、本来ここに来るはずの提督が任を外されたのなら、代役が来るはず。もしくは先の台風で日程調整の変更があったのでは。という仮定だ。

 

明石「あたしもそう思うな。でも建造には賛成かな」

 

吹雪「え?」

 

大淀「ですが、勝手に建造は「まぁ聞いて」えぇ」

 

 明石さんが言うには現状もしここに深海棲艦がきて対応できるとしたら、私だけしか対応できないのが現状。実際艤装があるのもわたしだけだし。

 

 駆逐艦相手なら難しくはないけど、空母、戦艦、最悪重巡になると難しい。

明石「それに最初のメンバーが多かったら提督も満足するんじゃない?」

 

 そういって明石さんは大淀さんのほうを見る。

 

大淀「はぁ、つまり言い訳は私が考えろと?」

 

明石「あったりぃ! さすが鎮守府の頭脳!」

 

大淀「仕方ありませんね。明石の言うことにも一理あります。では、吹雪さん。ドッグに入れる資材はどうしますか?」

 

 そうですね。

 

吹雪「一番と二番は初期数値のままで。三番と四番は・・・・三番を40/3/60/3で。四番は40/3/80/3でお願いします」

 

明石「お、戦艦狙いだね! 了解! 仕事だよ!」

 

妖精さんズ『がってんしょうち!!!』

 

 明石さんの号令のもと妖精さんたちが動き出す。

 

 完了予定時間は一番と二番がともに22分。うん駆逐艦だね。よかった。友達になれるかな。

 

 あと三番と四番は・・・・・あれ? この時間って。

 

大淀「五時間・・・・・・長門型ですね」

 

 

 

 提督さん。あなたのお出迎えはすごいことになりそうです。

 

 

 


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