知世の野望 ~The Magic of Happiness~   作:(略して)将軍

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絶対、大丈夫だよ

「えっと……なのは……ちゃん……だったっけ?」

 

 

ほんと、驚いちゃった……

 

お客さんって言われて、玄関まで迎えに行ったら

この間の女の子とフェレットさんが、お兄ちゃんと雪兎さんと一緒に、ウチに来てたんだもの

 

 

「この子、さくらちゃんの事を探してたんだ

 この間、助けてもらったお礼を言いたいって」

 

 

「さくらさん……この間はどうもありがとうございました」

 

 

そう言って、なのはちゃんはぺこりと頭を下げた

肩に乗っていた、あの時のフェレットさんも一緒に……

 

 

お兄ちゃんと雪兎さんと一緒だからか

流石に、今はこの間みたいにしゃべらないようだけど……

 

 

「……でも、よくウチが分かったね?

 もしかして、お兄ちゃんの事知ってたの?」

 

 

「知り合いと言えば、知り合いかもな

 ……と言うか、ずっと前にさくらもあってる」

 

 

「ほえ?」

 

 

ずっと前……? この間の事はお兄ちゃん知らないはずだし

これまで出かけた時にも、なのはちゃんと会った事ないのに……

 

 

……あ、いけない。あの時の事は、お兄ちゃんたちの前じゃ話せないだろうし

玄関に立たせたままじゃ駄目だよね

 

 

「……とにかく、家に上がって

 私の部屋まで案内するから」

 

 

「はい、おじゃまします」

 

 

そう言って、なのはちゃんは靴を脱いで上がり、案内する私の後をついてきた。

 

 

……それにしても、改めて見てみると

すごくしっかりしてそうだけど、やっぱり普通の女の子だね

いったいどうやって、魔法を使えるようになったんだろう……

 

 

「……ここが私の部屋だよ、中へどうぞ」

 

 

 

「おじゃまします」

 

 

 

なのはちゃんがそう言った横で、肩に乗ったままだった、フェレットのユーノ君が頭を下げた。

やっぱり、この子も言葉が判るんだね。

 

 

―――ガチャッ

 

 

部屋のドアを開けると、知世ちゃんが笑顔で待っていたので、

なのはちゃんは、少し驚いた顔をしてたけれど

知世ちゃんは笑顔を崩さず、そのまま私達を出迎えてくれた

 

 

そして、ケロちゃんは……あれ、いない?

もう、どこに行っちゃったんだろう……。

 

 

「おかえりなさい、さくらちゃん

 その子が、この間海鳴市で出会った魔法少女さんですの?」

 

 

「えっ!?」

 

 

知世ちゃんの問いかけに、なのはちゃんが驚きの声をあげて

ユーノ君の方も、声は出さなかったけど目を丸くしていた。

 

確かに、知世ちゃんの言う通りなんだけど……

 

 

「知世ちゃん!? どうしてわかったの!?」

 

 

「先ほど、さくらちゃんの驚いた声が聞こえましたから

 このタイミングであんな反応するのは、このパターン以外にないかと」

 

 

はう……私の声、ここまで聞こえてきたんだ……

ドア閉めておいたのに

 

 

……横を見ると、なのはちゃんが何か言いたそうにこっちを見つめている。

初対面で、私達の事情を知らないんだもの、知世ちゃんの事、説明しておかなきゃね。

 

 

「あ……ゴメン、この間の事、知世ちゃんと話してた所で……

 でも大丈夫だよ、知世ちゃんは全部知ってるから」

 

 

「じゃあ、もしかしてこの人も魔法を……」

 

 

なのはちゃんは、まだちょっと警戒しているみたいで

少し不安そうに知世ちゃんを見つめている。

 

 

「いえ、残念ながら私は魔法を使う事は出来ませんの

 ……さくらちゃん、ドアを閉めていただけますか?

 開けたままだと、事情を話しにくいでしょうから」

 

 

……と、いけない

 

 

――バタン

 

 

……これでよし、あんまり大きな声で話さなきゃ聞こえないよね。

私の事は、ほとんどバレてるけど、なのはちゃんはそうでもないだろうし

 

 

「……初めまして、大道寺知世と申します

 魔法は使えませんが、色々と縁があって、さくらちゃんのサポートをさせて頂いてますわ」

 

 

ドアが閉まったのを確認すると

知世ちゃんはなのはちゃん達に優しく挨拶と自己紹介をすると

 

 

なのはちゃんはようやく安心したみたいで

こわばった顔が優しい顔になって、自分も挨拶を返してくれた。

 

 

「……初めまして、高町なのはです

 もう喋っても大丈夫みたいだよ、ユーノ君」

 

 

「そうみたいだね

 ユーノ……スクライアです、初めまして」

 

 

続けて、ユーノ君も挨拶をしてくれたのだけど、

前もって事情を説明したから、喋るフェレットに関して

知世ちゃんは驚いた様子はなかったみたい。

 

 

まぁ、知世ちゃんとはケロちゃんとも付き合いがながいし

……そもそも、ケロちゃんと初めてあった時も

知世ちゃんは、それほど驚いてなかったんだよね……

 

 

……ん、ケロちゃん?

 

 

「……そういえば知世ちゃん、ケロちゃんは?」

 

 

さっきまで、私達と一緒に話してたのに、やっぱり姿が見えない。

 

 

「ケロちゃんって、あの翼の生えたライオン……?

 この部屋の中に居るんですか?」

 

 

あ……、そう言えば、なのはちゃん達は、あの姿のケロちゃんしか見た事ないんだよね

 

 

ケロちゃんの事も、ちゃんと紹介したいのに、いったいどこに行っちゃったんだろう……?

 

 

「おほほほほ……」

 

 

……ん? どうしたの知世ちゃん、その意味ありげな笑顔……?

 

 

 

「こにゃにゃちわ~~~~!!」

 

 

 

「「「わっ!?」」」

 

 

すると、次の瞬間私達は背中から聞こえてきた声にビックリしてしまった……

こんな変な挨拶をしてきた声の主はもちろん……

 

 

「いや~、見事に驚いてくれたなぁ

 どや、掴みはバッチリやろ?」

 

 

「ケロちゃん! なにやってるのよ!?」

 

 

得意げな顔をしたケロちゃんだった

もう、変ないたずらして……なのはちゃん達の目が、さっき以上に真ん丸になってるじゃない

 

 

 

「ぬ……ぬいぐるみがしゃべった!?

 しかも関西弁……」

 

 

 

「それに今ケロちゃんって、もしかして……」

 

 

 

「「このぬいぐるみが、あの翼の生えたライオン!?」」

 

 

 

なのはちゃんとユーノ君は、同時にケロちゃんの方を見て同じセリフで驚いてしまったけど……

 

 

それを聞くと、ケロちゃんはムッと、不機嫌な顔になり

 

 

「こら! 誰がぬいぐるみや!?

 全く、この超絶かっこええワイに向かって

 なんちゅうこといいよんねん……」

 

ぬいぐるみではないと、力いっぱい反論をはじめていた。

 

 

……そんな事言って、いつも他の人の前や

都合が悪くなった時は、ぬいぐるみのふりをしてるくせに……

 

 

この間見たケロちゃんと、今のケロちゃんの違いに、なのはちゃんは戸惑っていたけれど

ふと、何かを思い出したような顔でケロちゃんをみつめると……

 

 

「なるほど、この姿なら確かに『ケロちゃん』なの」

 

 

そこだけは納得できたみたいで、ユーノ君も無言でうなづいていた。

 

……確かに、大きい姿しか知らないで、ケロちゃんって呼んだんじゃ

似合わないって思っても仕方ないよね?

 

私は、今の姿の方が見慣れてるから、そんな違和感はないんだけれど……

 

 

「私も、初めてお会いした時は

 名前と雰囲気が違うと思っていましたわ」

 

 

「まぁ、昔と違うて、今は好きなタイミングで元の姿に戻れるようになったけど

 今の時代、ずーっとあの姿のままやおれんからなぁ……

 以前、仮の姿に戻れんようになって、大変な目に合うたし」

 

 

『泡』と『盾』のカードを、さくらカードにした時の事だね

あの時は、お届け物のおかげで使う魔法が分かって、すぐに元に戻す事が出来たけど……

 

 

「それにしてもなのはちゃん、よく家が判ったね

 お兄ちゃんは、私ともずっと前にあった事があるって

 言ってたけど、なのはちゃんは知ってたの?」

 

 

「……私も、ついさっきお母さんから話を聞いただけで、覚えてるわけじゃないんです……

 なんでも、前にあったのは私が赤ちゃんの頃だったから」

 

 

「ほえ……赤ちゃん?」

 

 

そこから、なのはちゃんは色々な事を話してくれた

 

 

なのはちゃんの話によれば、私達のお母さんは友達で

なのはちゃんのお母さんがやってるお店に、

お母さんはお兄ちゃんと私を連れて、通っていたと言う事……

 

 

ユーノ君が、この世界じゃない別の世界から

この世界にばらまかれてしまったあの宝石を回収するために、

こっち側へと、たった一人でやってきてきた事……

 

 

そして、その途中で倒れてしまい

なのはちゃんに助けてもらったことがきっかけで

なのはちゃんもジュエルシード集めを手伝っている事……

 

 

 

「……ごめんなさい、やっぱり私もその頃の事は覚えてないや

 そんなにずっと昔に、私達会ってたんだね」

 

 

「仕方ないですよ、うんと小さい頃に会ったきりなんですから

 私も、まだ生まれたばかりの頃ですし……」

 

 

その頃のなのはちゃんも、きっと可愛かったんだろうな

今も、十分に可愛いけど

 

 

「それにしても、ジュエルシードですか……

 確かに、最近海鳴市で奇妙な事件が起こったと聞きましたが

 それが、その宝石のせいだったとは……」

 

 

「元々は、僕一人で集める予定だったんですけど

 力が及ばず、力尽きて倒れた処を、なのはに保護してもらって……」

 

 

「……奇しくも、なのはが強い魔力を持っとたから、回収を手伝うて貰っとるちゅうわけか」

 

 

申し訳なさそうにに説明しているユーノ君に対して

ケロちゃんが、ちょっと厳しい感じでそういうと

ユーノ君は息を詰まらせ、そのまま悲しげに俯いてしまった……

 

 

「ちょっと、ケロちゃん! そんな言い方って……」

 

「ユーノ君は悪くないよ! 手伝うって言ったのは私だし

 危ないからって、自分だけでなんとかするって言ってたのに……」

 

 

すると、ケロちゃんを叱った私の言葉をさえぎって

なのはちゃんが、ケロちゃんの言葉からユーノ君を庇ったのだった

 

 

きっと、なのはちゃんは、ユーノ君を心配してて

ユーノ君は、なのはちゃんを巻き込みたくなかったんだね

 

「なんや、ワイをそんな悪モン扱いせんでもええやんか

 ワイかて、色々と思う事くらいはあるんやで」

 

そのまま、ケロちゃんは不満な顔を隠そうともしないで

浮いたまま腕組みをしてそっぽを向いてしまったのだ。

 

 

まぁ、ケロちゃんとも色々あったもんね。

町中にばらまかれた不思議なものを回収するために、

がんばってるのは、クロウカードを集めてた時の私達と同じだし……

 

 

あれ? でも、確か私とケロちゃんの時は……

 

 

「……ちょっと! そういうケロちゃんは

 ほとんど騙す形で、強引に私をカードキャプターにしたじゃない!」

 

 

「「えっ?」」

 

 

そう言うと、なのはちゃんとユーノ君はまたもや目が真ん丸になってしまい、

ケロちゃんは後ろを向いたまま、身体に脂汗が浮かせ始めてていた。

 

 

「あの……ダマすって……どういう事ですか?」

 

 

色々と気になるところがあるのか

なのはちゃんが、恐る恐る私に問いかけて来たので

続けて、その時の事を口にする

 

 

「クロウカードをばらまいちゃったのは、私のせいでもあったんだけど

 それについて、ケロちゃんと話している最中に

 ケロちゃんに言われた通りの呪文を唱えたら、いつの間にか契約させられてたんだよ!

 私は、何度も無理だって言ってたのに!」

 

 

「それって、悪徳業者の手口じゃ……?」

 

 

ユーノ君は、気の毒そうな顔で、ちょっと酷そうなことを口にしてた

……まぁ、これっぽっちも否定はしないけど

 

 

「私、今でも納得してないんだからね」

 

 

「……いや、それはアレや……

 さくらやったら、カードの主になれると思うたからこそ

 ちょっとくらい強引に……いや、期待の全てを込めてカードキャプターにしたんや!!

 まぁ、なんだかんだでさくらはカードの主になれたんやし

 そのおかげで、この2人を助けられたんやから、結果オーライやろ! なぁ?」

 

私の不満に対して、ケロちゃんは言い訳がましい言葉を重ね続けていた。

 

もう、あの時のやり取りは、なのはちゃんとユーノ君とはまるで反対だったよ。

 

 

……結局、私がカードの主になるのは、クロウさんの予定通りだったみたいで、

そのおかげで、新しい友達や……一番、大切な人が出来たから……

別に……その事はいいんだけれど……

 

 

「……? さくらさん、どうかしたんですか?

 顔、すごく真っ赤ですよ?」

 

 

なのはちゃんに言われて、思わず、顔をそむけてしまった

はぅ……顔に出てた……恥ずかしぃ……

 

 

「……でも、僕も結局なのはには大きな迷惑をかけてしまって

 この間だって、さくらさんが来てくれなかったらどうなっていた事か……

 

 それに、周囲に事情を話せないことが原因になって

 今、なのはと友達との間に、深い溝が出来てしまってるんです……」

 

 

元気のない声で、ユーノ君は申し訳なさそうにその辺の事情を語ってくれた

 

 

……確かに、今は結構周囲の人に知られちゃったけど

カードキャプターを始めたころは、みんなに事情を離せないのが大変だった覚えがある。

 

 

「……知世さんは、魔法が使えないって言ってましたけど

 どうやって、さくらさんの魔法の事をしったんですか?」

 

 

ユーノ君は、思う事があったのか

さっきから私達の話を見守り続けていた知世ちゃんに

知世ちゃんが関わってきた時の事を聞いてきたけれど……

 

えーと……私の魔法を知世ちゃんが知ったのは……

 

 

「どうやってと言われましても……

 さくらちゃんがカードキャプターになった日の夜

 外を撮影して居ましたら、ケロちゃんと一緒に飛んでいるさくらちゃんが写りまして……

 翌日、その事をさくらちゃんに伺った所、ケロちゃんが飛び出て来て

 それからずっと、さくらちゃんの活躍をビデオに収め続けているのですわ」

 

 

……うん、そう言えばそうだった……

魔法少女は普通正体をばらさないって言うけれど

私の場合、その日のうちにばれちゃってたんだ……

 

 

……なのはちゃんが、信じられないって顔でこっちを見てる

 

 

「ビデオに撮影って……

 よく、そんな無防備に飛んで、知世さんだけで済みましたね?

 結界とか……張ってなかったんですよね……?」

 

 

 

「あん時、手持ちのカードは『風』と『翔』だけやったしなぁ……

 まぁ、うまく行きすぎな気もするけど……

 強い魔力の持ち主は、強さに応じて運がよくなったりもするんや

 せやから、都合の悪い相手には目撃されへんかった……と思うで」

 

 

「ちょっと、都合よすぎじゃありませんか?」

 

 

……確かに、よくよく考えてみたら知世ちゃん以外に目撃されてなかったのは不思議だよね

 

 

クロウカードの時も、エリオル君の時も……

 

 

正体がバレたら、ご町内に居られなくなっちゃうかもしれないから

バレてないのは幸運だとは思うけど……

 

 

「……それに、ビデオ撮影は私の趣味ですの

 かっこよくてかわいいさくらちゃんの活躍!

 一部は、都合により撮影できませんでしたが……

 私が撮影したすべて、後でなのはちゃん達にも見せて差し上げますわ」

 

 

そう力強く話していた知世ちゃんの目は、完全にキラキラと輝いてた……

 

 

なのはちゃん達は、それを見て少し引いてるけど、知世ちゃんは、グイグイと迫っていってる。

 

 

……ひょっとして、ビデオを見せる相手が欲しいんじゃ……?

 

 

「あの……ごめんね、助けになれなくて……」

 

 

友達に何も言えない事については、私にはどうしようもできなさそうだ。

私は、知世ちゃんがいてくれたおかげで色々と助けてもらったしんだし、

……一人だったら、私もあそこまで頑張れなかったかもしれないから。

 

 

「あ、いえ……事情が事情とは言え

 友達に隠し事してる私が悪いんですし……

 かといって、正直に言って信じてもらえないと思いますから……」

 

 

なのはちゃんは、仕方なさそうにそう言ったけれど……

でも、このまま放っておくことはできないし、なにか、私にできる事は……

 

 

「あ……そうだ、ジュエルシードについてだけど

 よかったら、私にも手伝わせてもらえないかな?

 あんまり、大したことはできないかもしれないけど……」

 

 

「えっ!?」

 

 

私の提案を聞いたなのはちゃんとユーノ君は、

落ち込んでいた顔を上げて、不思議そうな顔をしていた。

 

そんなに、意外だったのかな……?

 

 

「ジュエルシードって、すごく危ないモノなんでしょう。

 だったら、放って置くわけにもないし……ひょっとして、イヤだった?」

 

 

「ううん! とんでもないです!!

 でも……本当にいいんですか?」

 

 

少し申し訳なさそうな顔をして、なのはちゃんはそう言ってきたけれど、

このままなのはちゃん達だけで、危険な事をさせたくはなかった。

 

 

「なのはちゃんだって、ユーノ君を心配して、

 ジュエルシードの回収を手伝ってるんでしょう?

 私も同じだよ、なのはちゃん達を危ない目に合わせたくないもの。

 

 どこまでできるかわからないし、危険で大変かもしれないけど、

 みんなで力を合わせたら……絶対、大丈夫だよ」

 

 

 

そう言うと、なのはちゃんは前髪で目が見えないくらい俯くと……

 

 

「ありがとう……ございます」

 

 

そう言って、袖で目元をぬぐっていた

もしかして、泣かせちゃったのかな……?

 

 

「なのは……?」

 

 

ユーノ君は、そんななのはちゃんを見て不思議そうな顔をしていて……

 

 

知世ちゃんは、そんな私達の事を横で見つめながら、優しそうな笑顔を浮かべていました。

 

 

 

 

 




なのはとユーノ驚かせすぎたかなぁ……

とは言え、前知識なしで挑むとツッコミ所や驚く所が
結構多いのがカードキャプターさくらだから仕方がない

王道魔法少女ものと思われてますが、実は大きなお友達向けの
魔法少女作品に対するターニングポイントなんですよねぇ

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