幻想白徒録   作:カンゲン

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太子様の口調を少し修正しました。


第十五話 布都の驚愕、屠自古の憂鬱

 

 用意してくれた部屋はよく掃除されていて何だか申し訳ない気がしてしまった。使用人に会ったときに礼を言ったのだが、それだけであたふたとしていたため思わず笑ってしまった。

 神子とはしばらく話していたのだが、疲れているだろうからということで早めに休むように言われた。正直疲れてはいないが、ここは心遣いに感謝し言われたとおりにすることにした。

 

 翌日。早めに寝たせいか早めに起きた。早寝早起きは結構なことだが、まだ空は薄暗く屋敷の中は静かだ。少々早く起きすぎたかと思いながらも、もう一度寝る気にはなれず散歩でもしようかと考え部屋を出た。

 都の雰囲気は昼間とは違い、人気が無くひっそりとしている。これならば出歩いても騒ぎになったりはしないだろうと思い、しばらく歩き回ることにした。

 

 

 

 うっすらと予想はしていたが大分長いこと散歩してしまった。新しい場所に来ると楽しくてつい時間を忘れて周りを見て回ってしまうのだ。

 辺りはすっかり明るくなり、たくさんの人が行き交っている。それはつまり都の人たちに見つかってしまっているということで、少し騒ぎが起きている。

 

「白髪の仙人様だ!」

「初めて見た……」

「この都に来てるって噂は本当だったのね!」

「あ、ああ。昨日来たばかりなんだ。しばらくいると思うからよろしくね」

 

 詰め寄ってくる人たちに圧倒されながら、早めに帰らなかったことを少しばかり後悔する。まぁ、しばらくすればこの騒ぎも落ち着くだろう。

 俺はこのまま歩いて帰るのはさすがに迷惑になると思い、飛んで帰ることにした。

 

 今まで通って来た道を思い出しながら神子の屋敷に到着したのだが、何だが中が騒がしいような気がする。

 そういえばまだ早い時間だったからとはいえ、誰にも何も言わずに散歩に出てしまっていた。もしかして俺を探しているのだろうか。

 悪いことをしたと反省しながら屋敷に入る。

 

「ただいま。悪い、少し散歩をしていたんだが……」

「む、客人か? すまんが今、太子様は手が離せんようで……って、ただいま?」

「使用人にあなたみたいな人いたっけ?」

 

 屋敷に入ってすぐ謝罪をしようとしたのだが、見慣れない二人が目に入った。といってもここに来てから一日しか経ってないのだから、見慣れないのは当たり前なのだが。

 二人とも女性で高貴な雰囲気を感じる。一人は銀、もしくは灰色の髪の毛を後ろで一つにまとめている少女で、かなり背が低い。もう一人は薄い緑色でウェーブのかかった髪型の女性だ。

 

「あ、え~と……初めまして、昨日この屋敷に泊まらせてもらった者なんだが」

「泊まったとな? その見慣れない容姿からして旅人だと思うが、いくら太子様でもそこまで世話を焼くだろうか?」

「太子様ってのは神子のことだよな? お互いの利害が一致して世話になることに―――」

「た、たたた太子様を名前で、しかも呼び捨てだと!? 何と無礼な!」

 

 しまった。確か神子はこの都で結構偉い立場だったはずだ。そうでなくても、昨日の様子を見ればこの都に神子を慕っている者がたくさんいることがわかる。

 その尊敬している人物を呼び捨てで呼ぶなど、慕っている人からすれば許せないことなのだろう。

 そして今、神子を呼び捨てで呼んでしまった俺は、銀髪の少女からものすごい敵意を向けられている。

 どうやって落ち着かせようと考えていたら、銀髪の少女が俺の周りに力場を発生させた。おそらく結界だ。というか、最近結界を張られることが多いな。

 

「断罪! 断じて断罪だ! 我が一族の秘術をもって貴様を―――」

「布都、さっきから騒がしいですが一体……ああ、ハクさん。戻ってたんですか」

 

 結界に囲まれながらどうしたものかと考えていると、騒ぎを聞きつけた神子がやってきた。

 

「た、太子様!? どうしてこのような者に敬語など!? それに何か探し物があったのでは……」

「探し物は今見つかりました」

 

 探し物とは俺のことだろう。やっぱり探させてしまったようだ。

 

「えーと、悪かったな……じゃなくて。すみませんでした、みk……太子様」

「あー! 今また太子様を呼び捨てで呼ぼうとしたな!」

「……なるほど、大体察しました」

「さすがで……さすがだ、神子」

「貴様、また~!」

 

 途中まで敬語で話そうと考えたが、やはり面倒くさくていつも通りの喋り方になってしまった。銀髪の少女の反応が面白いからというのもあって、半分ほどわざとだ。

 神子は今の会話だけで何があったかを理解したようだ。昨日の会話の時点で気付いていたが、やはり頭の回転が速いな。

 薄い緑髪の少女は手を頭に当ててため息を吐いている。こういう騒ぎはよくあることなのだろうか。

 

「布都……。私が敬語を使い、彼が使わない時点で少しはどういう関係か察しなさい」

「え、えぇ~と……弱みを握られているとか?」

「布都…………」

 

 どうやら銀髪の少女―――布都と呼ばれている少女の中では、神子はどうあっても一番上の存在なのだろう。故に、神子が敬語を使う相手がいるなど考えもしたことがない、ということだろう。

 神子は呆れて首を振っているが、そう思われているのが嬉しいからか、雰囲気は柔らかい。薄い緑髪の少女も同じような雰囲気だ。

 俺は内心この関係を微笑ましく思いながら、取りあえず周りに展開されている結界に手のひらを当て、解除した。

 何もしていないのに解けた結界を見て、布都と呼ばれた少女が少し混乱している。

 

「あ、あれ? 我の結界が……?」

「布都、この人は私たちよりも遥かに長い時を生きています。敬うのは当然の相手です」

「な、なんと! 見たところ歳は二十前後といったところのようだが……」

「ずいぶん若く見られているけど、その倍以上生きているよ」

「な、何だと~~~!?」

 

 両手を上げて心底驚いている少女は大変面白いが、さっきまで敵意を向けていた相手の言葉を簡単に信じるとは、純粋すぎる気がする。

 少女は、ならば四十以上かなどと呟いているが、正確に言えば四十を倍にしても足りない。まあ、それをこの少女に言うと気絶でもするのではないかという心配があるので言わないが。

 ともかく、と仕切り直してまずは自己紹介することにした。

 

「初めまして、ハクという。昨日この都に着いたばかりなんだ。偶然……ではないけど、出会った神子の言葉に甘えてこの屋敷に泊まったんだ」

「なるほど。我は物部布都(もののべのふと)という。いきなりすまなかったな、ハク殿」

「布都、敬語を……」

「別にいいよ、神子。俺はそんな偉い人間じゃない。神子も俺のことは呼び捨てで構わないし、かしこまる必要もない。むしろ、俺が敬語を使うべきなのかもしれないが……」

 

 俺は別に貴族だったりするわけじゃない。少し長生きしているだけの人間だ。そこまで敬われる立場ではないのだ。

 逆に神子はそういう立場の人間だ。本来なら俺が彼女に対して敬語を使うべきなのだが、俺は敬語をあまり使わないため、どうしても慣れないのだ。悪いとは思っているのだが。

 

「それこそ、別に構いません。では、お言葉に甘えてこれからは自然体で」

「うん、お互いにね」

「それは私にも適用してもらって大丈夫かい?」

「ああ、もちろん」

「ありがとう。私は蘇我屠自古(そがのとじこ)だ。よろしく、ハク」

「よろしく」

 

 薄い緑髪の少女―――屠自古は布都とは違い、落ち着いた雰囲気の少女だ。元気というか、騒がしい感じの布都との相性は結構いいのかもしれない。

 

「さて、みんな帰ってきたところで朝食にしましょう。布都と屠自古は使用人にハクが見つかったと報告をお願いします」

「承知しました!」

「いや、自分で知らせてくるよ。悪いのは勝手に出歩いてしまった俺だからな」

「そうですか? ではお願いします。私たちは先に部屋に行っていますね。場所は昨日話した場所と同じです」

「はいよ」

 

 三人と別れ、俺は使用人を探しながら屋敷の中を歩き回ることにした。探すといっても力を探ればすぐ見つかるし、ドタドタと音もするので見つけるのは簡単だ。

 見つけた使用人たちに報告と謝罪をしながら歩いていると、調理場を見つけた。中ではまだ調理をしているらしく、いい匂いが漂ってきている。

 そういえば昨日食べた料理はやたらと凝っているものが多かった。毎日あのレベルのものを作るとなると大変だろう。

 そう思った俺は何か手伝おうと考え、調理場の一人に声をかけた。

 

「おはよう、まだ料理作っているのか?」

「あ、ハク様。申し訳ありません、まだ少し時間がかかります」

「ちょっと失礼…………またずいぶんと凝った料理を作っているな」

 

 横から見てみると料理の量も多く、しかもその一つひとつがそれなりに手間のかかるものだ。これでは時間がかかるのも当たり前だろう。

 しかし、いつもこれだけの時間がかかっているのだろうか。

 

「すみません。今日は朝からバタバタしてしまいまして、調理に取り掛かるのが遅くなってしまいました……」

 

 俺のせいだった。

 

「悪い、そりゃ俺のせいだ。お詫びに調理を手伝うよ」

「えっ!? いえ、そんなことをしてもらうわけには……」

「まぁまぁ、こう見えても料理は得意なんだ。ほれ、こっちは俺が味を調えておくから、そっちが焦げないように見ておいてくれ」

「は、はい!」

 

 俺はそう言って目の前の煮物の味を見ながら調味料を入れる。煮物などは水が入っていれば基本的には焦げないが、炒め物はそうはいかない。一人は見ていないといけないのだ。

 

 指示を出したり出されたりしながら、何とか調理を終わらせた。これだけ大人数用の料理を作ったのは初めてだから意外に疲れた。毎日これをしている調理人たちには感心するな。

 出来上がった料理を力を使って宙に浮かせ、先程言っていた部屋に運ぶ。使用人に自分たちが運ぶと言われたが、こっちのほうが速いのでやんわりと断った。

 しかし、汁物などを宙に浮かせて運ぶのはなかなか神経を使う。修行に取り入れてもいいかもしれない、なんてことを考えながら部屋のふすまを開けた。

 

「失礼するよ」

「大分遅かったな……って、なんか周りに浮いてるぞ?」

「む、この空腹感を刺激する匂いは……朝食か! 待ちくたびれたぞ!」

「わざわざありがとうございます。しかし、周囲に料理が浮いているとは面白い光景ですね」

 

 持ってきた料理を座卓に並べる。空いている場所に座り、食前の挨拶をして食べ始めた。

 布都は相当空腹だったのかがつがつと食べており、それを屠自古に注意されている。

 

「む? いつもとは味付けが違う気がするな」

「ホントだ。でも、たまにはこういう味付けもいいもんだな」

「うむ。我も結構好きな味だ!」

「それは俺が味の調整をしたやつだからな。いつもとは違うだろうが、不味くはないみたいだな」

「遅かったと思ったらそんなことをしていたんですか。……ふむ、美味しい」

 

 自分が好きな味付けにしたからもしかしたら合わないかもと思ったが、三人とも美味しそうに食べている様子を見て安心した。

 俺も自分の分を食べていると布都がキラキラした目で俺を見てきた。

 

「ハク殿は料理が得意なのか?」

「まあな。俺は食べなくても平気だが、食べたいと言っているやつが料理をしなかったんでな」

「食べなくてもいいというのも気になるが、その相手はどんな人だったのだ?」

「人じゃなくて妖怪なんだが―――」

 

 ガタッ。

 俺がそう言ったとたんに布都と屠自古が音を立てて立ち上がった。少し驚いて見ると、二人とも目を見開いてこちらを見ていた。感じるのは恐怖と敵意。

 これまたしまった、と思いながら後頭部をかいていると、神子が食事していた手を止めて立ち上がった二人を見据えた。

 

「二人とも、取りあえず落ち着いて、まずは座りなさい」

「しかし太子様―――」

「二度は言わないぞ」

 

 神子の圧力のある言葉を聞いて、二人は大人しく元の場所に座った。

 

「悪かったな、二人とも。妖怪は恐怖の対象だから、繋がりがある人間を警戒するのは間違いじゃない」

「…………」

「だが、妖怪も悪いやつばかりじゃない。中には優しい妖怪もいるんだ。まあ、会ってみなければわからないけどな」

「……いや、こちらこそすまなかった。ハク殿が悪人とは思っていないのだが」

「私もだ。ただ、妖怪と聞くとつい、な」

「気にするな。妖怪を恐れるのは当たり前だ」

 

 お互いに妖怪に対する感覚が違っているのだ。俺はある程度対抗できるから、妖怪を相手にしてもそこまで恐怖を感じないが、普通の人は怖いに決まっている。

 

「ハクは怖くないのか…?」

「昔は怖かった。でも今は、その妖怪と会って話してみてから判断することにしている」

「会って話す……?」

「そう。そしてもし、相手が悪意のない妖怪なら依頼があったとしても退治はしない」

「悪意のない妖怪なんているのか?」

「少なくとも俺があった妖怪には、人間に憧れているやつもいたし、人間に期待しているやつもいたし、逆に人間に恐怖しているやつもいた。妖怪も人間と同じで一括りにはできないんだ」

 

 俺はいまだに納得しきれないという顔をしている布都と屠自古に微笑する。

 これは仕方のないことだ。今まで当然のように身につけていた常識をそう簡単に覆せるわけがない。

 彼女たちの反応は正しく、そしてその常識も間違いというわけでもない。ただ、すべての妖怪が悪ではないということを、少しでいいから覚えておいて欲しいものだ。

 

「ま、何事にも例外はあるってことだ」

「……ふふ、年長者の言葉は違うな」

「ははは。長生きすればいろんな考えができるからな」

「『仕事を選ぶ退治人』という名前は、どうやらその考え故のようですね」

「なんだハク殿、そんな名前で呼ばれているのか……って、どうした屠自古?」

 

 神子が俺の呼ばれ方に納得して、布都が名前に笑っているのだが、屠自古の様子が少しおかしい。食事をしていた手は止まり、少し震えながら俺を指さしている。

 

「仕事を選ぶ退治人って…………まさか、白髪の仙人?」

「はくはつのせんにん? はくはつのせんにん…………っは、はは白髪の仙人!?」

「あ、すまん。言ってなかった」

 

 屠自古はただ呆然と、布都は何回か名前を口に出して何かに気付いたのかいきなり大声を出した。その二人の慌てようを見て名前以外言っていなかったことを思い出した。

 朝の散歩中に自分のことがばれて騒ぎになったので、無意識に詳しい自己紹介をしなかったようだ。

 俺は持っていた煮物の入った器を置いて二人に向き直り、改めて自己紹介することにした。

 

「名前は白いって書いてハクだ。白髪の仙人とか仕事を選ぶ退治人とか呼ばれている。さっきも言った通り、別に偉い人間ってわけじゃないから今まで通りの接し方で頼むよ」

「…………はっ! あ、あの仙人様とはつゆ知らず、今までとんだ無礼を!」

「俺の話聞いてた?」

 

 放心状態から戻ってきたと思ったら、今にも床に頭を擦り付けようとしている布都を見て、思わず苦笑いしてしまった。屠自古はため息を吐いており、神子は俺と同じく苦笑い。

 取りあえず戦々恐々としている布都を、神子と屠自古と協力して落ち着けさせて食事を再開した。

 

「そういえば、ここに帰ってくる途中でやけに都の中が騒がしかったのはこれが理由か」

「多分そうだな。俺も朝に散歩に出たらあっという間に囲まれて驚いた」

「だから『かなり有名』だと言ったんですよ、ハク」

「悪いな、神子。新しい場所に来て浮かれていた」

 

 神子はもちろん、さっきまで少し動揺している様子だった屠自古も今は普通に会話している。布都以外は適応力が高いのだろうか。それとも布都が低すぎるのか。

 

「ところで、帰ってくる途中ってことはどこかに出掛けていたのか?」

「ん? ああ、まあな……」

「私の研究に必要な材料を取ってきてもらったのです」

「た、太子様……?」

 

 屠自古が濁していたことを神子があっさりと話したようで、布都と屠自古が少し動揺している。

 神子は食事していた手を止め、俺を真っすぐに見てきた。

 

「ハク。聞いての通り、私は今あることを目指し研究しています」

「あること?」

「『不老不死』です」

 

 神子がそういった瞬間、この部屋全体の空気が張り詰めた……と思う。

 正確には俺以外の三人が真剣な表情になっているが、俺はかぶの漬物を食べながら聞いているので、ぽりぽりと緊張感のない音が響いている。

 

「貴方は私たちが目指しているもの、そのものです。貴方の協力があれば私たちは不老不死となれる」

「それはどうかね。俺は千年以上生きているが、一度も死んだことはない。だから不老ではあっても不死ではないかもしれない」

「……それでも―――」

「それに、そもそも俺はどうして自分がこういう体質なのかは知らないんだ。だから、その方法を教えることもできない」

「…………そうですか…………」

「だが、協力しないというわけじゃないぞ」

「……え?」

 

 一度は俯きかけた顔を上げ、口を半開きにして呆ける神子。こういう表情は初めて見たので何だかおかしくて、少し笑ってしまった。

 

「俺が今まで得た知識や経験を教えることはできる。もしかしたら何か役に立つかもしれないな」

「いいんですか?」

「悪人が不老不死を目指すというのなら止めたが、お前たちなら問題ないだろう。それに、俺も興味があるからな」

「……こう言っては何ですが、正直手伝ってはもらえないと思ってました。ありがとう」

 

 安心した様子の神子と屠自古。まあ、普通こんな話をして手伝う人は少ないだろう。大抵は邪魔するか、警戒するか、利用するかだろうからな。

 最後の漬物を食べ終わった俺は箸を置き、手を合わせ挨拶をする。

 

「ごちそうさまでした」

「ごちそうさまでした。美味しかったですよ、ハク」

「ごちそうさま。こんなに疲れる食事は初めてだったよ」

「失礼ですが、私もです」

「ははは。それは悪かったな」

 

 確かに、彼女たちはこの食事中に驚いたり、恐怖したり、不安になったりと精神的に疲れることが多かったみたいだな。

 そう考えて少し笑っていると神子が立ち上がり、俺の横まで来て右手を差し出してきた。屠自古も神子の隣に歩いてきている。

 

「それでは、これからよろしくお願いします」

「ああ、よろしく」

 

 俺も立ち上がり差し出された右手を握る。

 この都には長期間滞在することになりそうだが退屈することはなさそうだと、目の前の二人を見て確信する。

 ここに滞在する間、ただ研究の手伝いをするだけでは終わらなさそうだ。そう考えると今から楽しみでしょうがないな。

 

 

 

 

 

 

「ところで、布都はどうした?」

「さっきハクが千年以上生きているって言ったときに気絶しました」

「……布都…………」

 

 

 




布都……かわいい……

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