クロスアンジュ LIGHTNING EDITION ~天使とドラゴンと五人の巨人使い~   作:ヒビキ7991

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Ep.28/最終決戦!俺達の世界を救え!!《前編》

アンジュ

「う、う~ん……」

 

 

エンブリヲと共に消えたアンジュ。気が付けば、彼女はベッドの上で仰向けになっていた。

 

 

アンジュ

「………ここは?」

 

 

アンジュはゆっくり身体を起こす。彼女は以前ミスルギで着ていた皇女時代のドレスに身を包んでいた。

 

 

アンジュ

「そうだ!私、アイツに連れて行かれたんだ!」

 

 

ガチャ!

 

 

突然、部屋のドアが勢いよく開き、天馬が現れた。

 

 

天馬

「アンジュさん!」

 

アンジュ

「天馬!?」

 

天馬

「良かった、やっと見つけた・・・。」

 

 

天馬は息を切らしながら、アンジュの無事が確認できた事に安堵した。

 

 

アンジュ

「それより天馬、ここは何処なの?」

 

天馬

「俺にも分かりません。気が付いたら俺、廊下で倒れてて・・・。」

 

アンジュ

「取り敢えず外に出ましょう。」

 

天馬

「はい!」

 

 

アンジュと天馬は部屋を出て、廊下に差し込む光を頼りに外へと出る。だが外に出た途端、二人は言葉を失った。

 

 

天馬・アンジュ

「っ!?」

 

 

二人の目の前に飛び込んで来たのは、重なり合う二つの地球と、7つの惑星が浮かぶ宇宙・・・見慣れた広大な墓地・・・見慣れた施設・・・そしてそれらが存在する宙に浮く島。

 

 

アンジュ

「ここって・・・!」

 

天馬

「もしかして・・・!」

 

 

 

「そう、アルゼナルだよ。オリジナルのね。」

 

 

 

唖然とする二人の前に、エンブリヲとヒステリカが姿を見せた。

 

 

天馬・アンジュ

「エンブリヲ!」

 

エンブリヲ

「二つの地球と二つの人類、マナの光と調律者、全てはここから始まったんだ。そして、間もなく全てが終わる。」

 

 

ヒステリカは二人の前に降り立ち、エンブリヲはアンジュに優しく手を差し出す。

 

 

エンブリヲ

「おいでアンジュ。特等席から新世界の誕生を鑑賞しよう。」

 

アンジュ

「冗談じゃないわ!」

 

 

アンジュと天馬は走り出し、アルゼナル内部へと逃げ込む。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~アルゼナル グラウンド~

 

 

だが内部を通りグラウンドに到着すると、既にエンブリヲとヒステリカが待っていた。

 

 

エンブリヲ

「逃げても無駄だよ。此処は君達の知るアルゼナルではない。」

 

アンジュ

「なっ!?」

 

天馬

「チィッ!」

 

 

天馬は左腰のラグナセイバーに手を伸ばす。

 

 

エンブリヲ

「まぁ待て。少し、昔話をしよう。」

 

 

エンブリヲは語り始めた。

 

 

エンブリヲ

「この島は世界最高の素粒子研究所でね、当時ここの研究者だった私は、ここで多くのモノを発見し生み出した。君達が永遠語りと呼ぶ、宇宙を支配する法則をメロディーに変換した統一理論・・・超対称性粒子ドラグニウム・・・そして多元宇宙。別世界への進出は、新たな大航海時代の幕開けとなる。

 

 

有人次元観測機ラグナメイル、その試作零号機であるヒステリカ。この機体で、別世界の扉を開く計画だった。だが突如発生した極所的インフレーションによってシステムが暴走し、この島は時空の狭間に取り残された・・・。」

 

 

スタッ

 

 

エンブリヲはヒステリカを降り、地上に降り立つ。

 

 

エンブリヲ

「だが、それこそが全ての始まりだった。ここは、時が止まった世界だったからね。」

 

天馬

「時が止まった世界?」

 

エンブリヲ

「そう、無限の時間を持つ私だけの庭・・・宇宙で最も安全な場所・・・それが此処だ。私は此処からラグナメイルを操り、世界への干渉を始めた。人類を導く調律者として、戦争を終わらせ、新たな地球を用意し、人間を作り直したんだ。残念ながらマナによる高度情報化社会は失敗した。だがアンジュ、君だけは違った・・・。」

 

 

エンブリヲはゆっくりと、アンジュに近づく。

 

 

エンブリヲ

「私の妻に相応しい女・・・イレギュラーから生まれた天使・・・私と共に、人類の新たな千年を作ろうじゃないか。」

 

 

エンブリヲはゆっくりと、アンジュに手を伸ばす。

 

 

アンジュ

「御断りよ!誰がアンタなんかと・・・!」

 

 

ガシッ

 

 

だがアンジュに触れる直前に、天馬がエンブリヲの腕を掴んだ。

 

 

エンブリヲ

「ん?」

 

天馬

「アンジュさんには、指一本触れさせない!」

 

 

天馬の瞳は赤く輝き、強いオーラを放っていた。

 

 

エンブリヲ

「ほう、面白い・・・!」

 

 

ガキン!

 

 

エンブリヲは左手に剣を持ち振り上げる。天馬は右手でラグナセイバーを引き抜き剣を受け止めた。

 

 

天馬

「アンジュさん逃げて!」

 

アンジュ

「分かったわ!」

 

 

アンジュは走り出す。だがアンジュの目の前に、エンブリヲの操るヒステリカが現れる。

 

 

ガンッ!

 

 

だが突如、上空から天馬のペガサスが姿を見せ、ヒステリカを殴り飛ばした。

 

 

ガキン!

 

 

ガキン!

 

 

天馬とエンブリヲは激しく剣をぶつけ合い、火花を飛ばす。

 

 

エンブリヲ

「・・・なるほど、君のその力は仲間を傷つけられる怒りから来ているのか。しかし、君の怒りはそれだけかな?」

 

天馬

「ナニッ?」

 

エンブリヲ

「君は密かに恨んでいるんじゃないのかね?誰よりも近くで共に戦い、共に同じ時間を過ごし、命を掛けて守ったにも関わらず、自分ではない者を選んだアンジュを・・・。」

 

天馬

「そんな事無い!俺はアンジュさんを心から信頼している!だから・・・だから、俺は・・・俺は・・・!」

 

 

エンブリヲの発言によって、天馬に迷いが生じ動きが鈍る。

 

 

エンブリヲ

「フッ・・・。」

 

 

バンッ

 

 

アンジュ

「っ!?」

 

 

エンブリヲは隙を突き、天馬の身体に銃を向け、赤い光線を撃つ。だが天馬は倒れず、その場で立ち尽くしたままだった。

 

 

アンジュ

「天馬!?」

 

 

アンジュは急いで天馬に駆け寄る。

 

 

ドカッ!

 

 

だがアンジュが天馬の肩に触れようとした途端、天馬は振り向き、アンジュを殴り倒した。

 

 

アンジュ

「天馬、いったい何す・・・天馬?」

 

 

アンジュは殴られた右頬を押さえ天馬に叫ぼうとした。だが天馬の目は、輝きを失っていた。アンジュは立ち上がり、天馬はゆっくりと、アンジュに近づく。

 

 

アンジュ

「アンタ、天馬に何をしたのよ!?」

 

エンブリヲ

「簡単だよ。彼の感情を消し、君に対する恨みを露にしたのさ。」

 

アンジュ

「天馬の、私への恨み?」

 

エンブリヲ

「彼は君に信頼を寄せる傍ら、密かに君を恨んでいたんだ。全身全霊を尽くして君を守り続け、誰よりも君の側に居続け支え続けた。しかし君は彼ではなく、あのタスクを選んだ。その結果がコレだ。」

 

アンジュ

「そんな・・・!」

 

 

ザシュッ!

 

 

アンジュ

「キャッ!?」

 

 

天馬はラグナセイバーを振り、アンジュのドレスの胸元を切り裂いた。

 

 

ザシュッ!

 

 

続いて腹部。

 

 

ザシュッ!

 

 

更にスカート。

 

 

アンジュ

「天馬、お願い止めて!正気に戻って!」

 

エンブリヲ

「無駄だよ。今の彼には君の声は届かない。」

 

 

天馬から逃げるアンジュ。だが遂に崖へと追いやられ、逃げ道を失った。

 

 

アンジュ

「しまった!」

 

エンブリヲ

「助かりたくばアンジュ、私の愛を受け入れるんだ。そうすれば君達二人の命は保証する。だが断れば、彼自身の手で君を殺す。」

 

アンジュ

「だったら殺らせなさいよ!アンタの妻になるくらいなら、天馬に殺された方が何億倍もマシよ!」

 

エンブリヲ

「・・・ならば仕方あるまい、殺れ!」

 

 

天馬はラグナセイバーを大きく振り上げ、アンジュは身体を天馬に向け、大きく両腕を広げた。

 

 

アンジュ

「・・・天馬、ごめんなさい・・・私は貴方の想いに、気付いてあげる事が出来なかった・・・ずっと傍に居てくれた貴方より、タスクを選んだ・・・貴方が私を恨んでいるのなら、私はそれを受け止めるわ!さあ来なさい、天馬!」

 

 

アンジュは覚悟を決め、ギュッと目を閉じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチャン

 

 

アンジュ

「え・・・?」

 

エンブリヲ

「ナニッ?」

 

 

だが天馬はアンジュを斬らず、静かに右腕を下ろしラグナセイバーを鞘に納めた。

 

 

エンブリヲ

「貴様、いったい何を・・・?」

 

 

シャキーン!

 

 

エンブリヲ

「っ!?」

 

 

だが次の瞬間、振り向くと同時にラグナセイバーを引き抜き、背後から近づいてきたエンブリヲの頬を斬りつける。エンブリヲは咄嗟に後ろへジャンプし避けたが、アンジュとエンブリヲは天馬の予想外の動きに驚いた。

 

 

アンジュ

「天・・・馬?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天馬

「・・・約束しましたよね?何があっても、アンジュさんは俺が守るって!」

 

 

天馬は振り向き、アンジュに笑顔を見せる。その瞳は青く輝いていた。

 

 

アンジュ

「天馬!」

 

 

アンジュは天馬に抱き付き、エンブリヲは仰天した。

 

 

エンブリヲ

「馬鹿な!?貴様の感情は、全て消し去った筈だ!」

 

天馬

「あれ?もしかして知らないんですか?俺や信助達の持ってる化身には、マインドコントロールみたいな攻撃を跳ね返す力があるんです!」

 

アンジュ

「えっ?じゃあ、さっきのは・・・。」

 

天馬

「”敵を欺くには先ず味方から”って言うでしょ?だから、感情を失ったフリをしてたんです!」

 

エンブリヲ

「おのれ、小癪な真似を・・・!」

 

 

シュン…

 

 

突然、天馬とアンジュの後方に光のカーテンが出現し、カーテンの向こうからヴィルキス達が現れた。

 

 

タスク

「アンジュ!!」

 

アンジュ

「タスク!それにみんなも!」

 

エンブリヲ

「ナニッ!?」

 

 

ヴィルキス達はグラウンド中央に着陸し、天馬とアンジュはタスク達のところへ向かう。

 

 

エンブリヲ

「貴様、どうやって入ってきた!?」

 

タスク

「ヴィルキスが・・・いや、みんなが力を貸してくれたんだ!」

 

アンジュ

「タスク、みんな!」

 

タスク

「ごめんよアンジュ、遅くなって・・・。」

 

アンジュ

「タスク・・・ありがとう、来てくれて!」

 

 

アンジュは嬉しさのあまり涙を流し、タスクに抱き付いた。

 

 

エンブリヲ

「おのれ、こうなれば切り札を使うまで・・・。」

 

 

シュン!

 

 

エンブリヲは自身の隣に、車椅子に乗った一人の少女を召喚した。

 

 

シルヴィア

「・・・こ、此処は一体?」

 

アンジュ

「シルヴィア!?」

 

 

アンジュ達の前に現れたのは、アンジュの妹シルヴィア。

 

 

カチッ

 

 

エンブリヲはシルヴィアの頭に銃口を向ける。

 

 

シルヴィア

「え、エンブリヲ叔父様!?」

 

アンジュ

「っ!?」

 

エンブリヲ

「ハハハッ、形勢逆転だなアンジュ!君の大事な妹の命は、我が手の中にある!」

 

 

エンブリヲの行動に困惑するアンジュ達。だがたった一人、困惑する事無く、必死に笑いを堪える男が居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天馬

「フフフフフ・・・ハハハハハハハハハッ!!」

 

 

突然、天馬は自身の腹と顔を押さえ、大声で笑い出した。

 

 

アンジュ

「て、天馬?」

 

ヒルダ

「おい、大丈夫か?」

 

 

突然の天馬の笑いに更に困惑するアンジュ達。

 

 

エンブリヲ

「貴様、何が可笑しい!」

 

天馬

「ハハハハハハッ!はぁ~・・・。」

 

 

ひとしきり笑った天馬はひと息つくと、再び赤い瞳をエンブリヲに向けた。

 

 

天馬

「形勢逆転ですって?エンブリヲ、その人を人質にしたって何の意味も無いですよ?その人、もうアンジュさんの妹でも何でもありませんから。」

 

エンブリヲ

「ナニッ?」

 

 

天馬の思わぬ発言に、その場にいた全員が驚いた。

 

 

天馬

「前にアンジュさんの目の前で、大声で言ったんです。"あなたなんて姉でも何でもありません!この化け物!大ッッキライ!!"ってね。」

 

アンジュ

「天馬?」

 

天馬

「大丈夫、俺に任せてください。」

 

 

天馬はアンジュに笑顔でそう言うと、シルヴィアに目を向け銃を右手に持った。

 

 

天馬

「その車椅子はエンブリヲが操っています。今すぐ降りて、逃げてください。」

 

シルヴィア

「私が歩けないのはご存知でしょ!?あの人のせいで私は!」

 

天馬

「っ!!」

 

 

ガチャ! バーン!

 

 

天馬は銃の激鉄を起こし発砲。銃弾はシルヴィアの車椅子に命中した。

 

 

シルヴィア

「ヒィッ!!」

 

アンジュ

「天馬!?」

 

天馬

「ったく、黙っていれば何でもかんでも誰かのせいにしやがって・・・甘ったれた事を言うな!!」

 

 

天馬の怒りの言葉に、一同は動揺した。

 

 

天馬

「前にミスルギ皇国に居たとき、モモカさんから聞いた!宮廷医師によれば、あんたの怪我はとっくに歩ける状態まで回復してるそうだ。」

 

シルヴィア

「えっ・・・?」

 

天馬

「じゃあ何故今まで立てなかったと思う?あんたが自分の意思で立とうとしなかったからだ!」

 

シルヴィア

「助けて・・・助けてください!アンジュリーゼお姉様!!」

 

天馬

「・・・。」

 

 

天馬は静かに銃を下ろした。

 

 

天馬

「・・・シルヴィア様、あなた今でもアンジュさんを姉だと思ってるんですか?あれだけアンジュさんを化け物呼ばわりしておいて。」

 

シルヴィア

「も、もちろんです!」

 

天馬

「だったら証拠を見せて下さい。」

 

シルヴィア

「しょ、証拠・・・?」

 

天馬

「自分の力で地上に立ち、自分の脚で走り、自ら過ちを認め、アンジュさんに心の底から謝るんです。」

 

シルヴィア

「謝る・・・。」

 

天馬

「アンジュさんだって、本当はあなたを失いたくないんだ。あなたはアンジュさんにとってたった一人の大切な妹だから、同じミスルギの血を引く最後の家族だから・・・。」

 

シルヴィア

「・・・!!」

 

 

シルヴィアはアンジュに目を向ける。アンジュはシルヴィアに優しい笑顔を見せていた。

 

 

天馬

「あなたがアンジュさんを本当に姉だと思っているなら、アンジュさんを心から愛しているなら出来るはずだ。女帝シルヴィア一世・・・いや、皇女シルヴィア・斑鳩・ミスルギ!」

 

シルヴィア

「わ、私は・・・私は・・・!」

 

 

シルヴィアは怯えながらも勇気を振り絞り、車椅子を降りた。

 

 

スタッ

 

 

そして、思わず自分の目を疑った。

 

 

シルヴィア

「立てた・・・?」

 

アンジュ

「シルヴィア!」

 

 

シルヴィアはアンジュの呼び声を聞く。アンジュは笑顔で両手を広げ、走り出す。

 

 

シルヴィア

「お姉様・・・アンジュリーゼお姉様あぁぁぁ!!」

 

 

シルヴィアも大粒の涙を流し走り出す。

 

 

ギュッ!

 

 

そして二人は力強く抱き合った。

 

 

アンジュ

「シルヴィア。」

 

シルヴィア

「ごめんなさい・・・私、お姉様の事を化け物と・・・私、お姉様が大好きです!」

 

アンジュ

「私もよ、シルヴィア・・・。」

 

 

天馬

「良かった、アンジュさん、シルヴィア様・・・。」

 

 

天馬の瞳が青に戻り、一同はアンジュとシルヴィアを優しく見守った。

 

 

エンブリヲ

「・・・まさか姉妹の絆を修復するとは、恐れ入ったよ天馬。」

 

 

エンブリヲはデンオウベルトを装着。

 

 

《NEGA FORM!》

 

 

エンブリヲ

「変身。」

 

 

ライダーパスをかざし、ネガ電王へと変身した。

 

 

天馬

「ネガ電王・・・!」

 

 

するとネガ電王の後ろから、幽汽ハイジャックフォームを含む5人の仮面ライダー、マスクドライダーシステムの第零号として作られた《仮面ライダーダークカブト》。ファンガイアの王が変身する闇の戦士《仮面ライダーダークキバ》。魔法使いの国を取り仕切る金色の魔法使い《仮面ライダーソーサラー》。黄金の果実の力を持つ、新世代の神の騎士《仮面ライダーマルス》が姿を見せた。

 

 

タスク

「あれは幽汽!それに、新しい仮面ライダー?」

 

 

更にグラウンドの上空に巨大な魔方陣が出現し、魔方陣から大量の怪物や怪人が現れた。

 

 

ジル

「おい、いったい何がどうなっている!?」

 

 

怪物や怪人達は、アンジュ達の周囲を囲むようにどんどん現れる。

 

 

ディエンドCF

「これもエンブリヲの力って事かな?」

 

ディケイドCF

「こうなったら、俺も切り札を出すとしよう。」

 

サラマンディーネ

「切り札・・・ですか?」

 

ディケイドCF

「ああ、こんな事もあろうかと、密かに用意しておいたのさ。この窮地を脱する事が出来る、取って置きのジョーカーをな!」

 

 

 


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