クロスアンジュ LIGHTNING EDITION ~天使とドラゴンと五人の巨人使い~   作:ヒビキ7991

34 / 48
Ep.24/対決!創造主vs破壊者《前編》

~アウローラ 格納庫~

 

 

アンジュ達が皇宮からの脱出を始めた頃、アウローラではアンジュとヴィルキス奪還に向けて、パラメイルの発艦準備が行われていた。

 

 

ロザリー

「ミスルギ皇国に突っ込むだって!?」

 

タスク

「人間の世界の防衛は全て、エンブリヲ任せだ。大した防空兵器は存在しないから、突入自体は難しくない。」

 

ヒルダ

「となると、問題はエンブリヲとサリア達か・・・よし、じゃあ作戦を伝える!先ずアタシとロザリー、剣城、神童、霧野が先行してミスルギ皇国に侵入し、サリア達に陽動を掛ける。」

 

剣城・神童・霧野

「了解!」

 

ロザリー

「お、おう!」

 

ヒルダ

「その隙にヴィヴィアンと信助は、別方向から皇国中枢を強襲し、アンジュ達とヴィルキスの居場所を突き止める。信助はヴィヴィアンがアンジュを探してる間、ヴィヴィアンの護衛だ。」

 

ヴィヴィアン・信助

「了解!」

 

ココ

「でも、どうやってアンジュ様を探すんですか?」

 

ヴィヴィアン

「簡単だよ!匂いで探すの!」

 

ミランダ

「えっ!?じょ、冗談でしょ・・・!?」

 

信助

「大丈夫!ヴィヴィアンさんの鼻は鋭いんですから!」

 

ヒルダ

「そしてタスク、アンタはアンジュの位置を特定次第、ディケイドと共に超低空から侵入しアンジュを強奪。ヴィルキスに乗せてミスルギ皇国から脱出しろ!」

 

タスク

「分かった!」

 

「よし・・・!」

 

ヒルダ

「ゾーラ、ココ、ミランダ、ノンナ、マリカ、メアリーは国境付近上空で待機。アンジュの脱出を援護しろ!」

 

 

ノンナ・マリカ・メアリー

「い、イエス・マム!」

 

 

ノンナ達三人は少々緊張してる様だ。

 

 

ゾーラ

「おいおいどうした新兵?もしかして緊張してんのかい?」

 

ノンナ

「だ、だって…」

 

マリカ

「に、人間の世界を飛ぶなんて…」

 

メアリー

「は、初めてですから…」

 

ココ

「大丈夫です。私達がついてますから!」

 

ミランダ

「アンジュを守って、一緒に帰ろう!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~ミスルギ皇国近海~

 

 

ザバーン!

 

 

アウローラが海面に姿を現し、格納庫のハッチが開いた。

 

 

「よし、じゃあ俺も準備すっか。」

 

 

司はディケイドライバーを腰に装着し、ディケイドのライダーカードをセットした。

 

 

《KAMEN RIDE『DECADE』!》

 

 

「変身!」

 

 

司の周囲に十体の残像が現れ、残像は司に集まる。そして、司は仮面ライダーディケイドへと姿を変えた。ディケイドはタスクのエアバイクの後ろに乗り込んだ。

 

 

ディケイド

「隊長、いつでもOKだ!」

 

ヒルダ

「よし、ヒルダ隊出撃!アンジュとヴィルキス奪還作戦開始だ!」

 

 

ヒルダは新たなパラメイル、《アーキバス・ヒルダカスタム》と共に発艦。それに続くようにパラメイル隊各機は順に発艦。アンジュとヴィルキスを取り戻すため、ミスルギ皇国へと飛び立った。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~皇宮 庭園~

 

 

その頃、アンジュは天馬とモモカの肩を借り共に庭園へと出た。

 

 

『何処へ行くの?アンジュちゃん、天馬君。』

 

 

突然、上空から聞き慣れた声がした。上を見ると、黒いラグナメイルが2機飛行していた。

 

 

天馬

「レイジアとテオドーラ・・・エルシャさんとクリスさんか!」

 

クリス

「エンブリヲ君が探してるよ。一緒に戻ろ?」

 

天馬

「仕方ない。アンジュさん、俺の背中に!」

 

アンジュ

「え、えぇ…」

 

 

天馬はアンジュを背中に背負い、モモカと共に走り出した。

 

 

エルシャ

「あらあら、仕方ないわね。」

 

 

エルシャは三人の後方へと移り、ライフルの照準を合わせる。すると、次の瞬間・・・。

 

 

キイィィィィィィンッ!

 

 

アンジュの指輪が強く光り出し、三人の正面にヴィルキス、後方にペガサスが現れた。

 

 

エルシャ

「ヴィルキス!?」

 

クリス

「それにペガサスまで!?」

 

 

ヴィルキスとペガサスはフライトモードに変形し、アンジュとモモカはヴィルキスに、天馬はペガサスに急いで乗り込む。

 

 

アンジュ

「モモカ、天馬、行くわよ!」

 

モモカ

「はい!」

 

天馬

「了解!」

 

 

そして直ぐさまエンジンを吹かし上空へと逃げた。

 

 

エルシャ

「クリスちゃん。」

 

クリス

「分かってる。逃がさないよ!」

 

 

エルシャのレイジア、クリスのテオドーラ、そして合流したヴィクトリアとエイレーネはヴィルキスとペガサスの後を追う。

 

 

ゴゴゴゴゴ・・・!

 

 

突然、雷鳴と共に上空に巨大なシンギュラーが現れた。

 

 

アンジュ

「シンギュラー?何で?」

 

 

『遅くなりました、アンジュ。』

 

 

アンジュ

「っ!?」

 

 

シンギュラーの向こうから、聞き覚えのある声と共に見覚えのある3つの機体が姿を見せた。アンジュと天馬はそれを見て驚いた。

 

 

天馬

「焔龍號に蒼龍號に碧龍號・・・サラマンディーネさん達ですか!?」

 

 

焔龍號達はアサルトモードに変形し、レイジア達の前に立ち塞がる。そして、ヴィルキスのコックピットのディスプレイにサラマンディーネの姿が映し出された。

 

 

サラマンディーネ

『お久しぶりです、アンジュ。』

 

アンジュ

「サラ子?ホントにサラ子なの!?」

 

モモカ

「お知り合いですか?」

 

サラマンディーネ

『あの時の借りを返す時が来ました。ここは私達が引き受けます。御二人はその隙に!』

 

アンジュ

「・・・じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうわ!天馬!」

 

天馬

「はい!」

 

 

ヴィルキスとペガサスはエンジンの出力を上げ、その場から急いで離脱した。レイジア達はアサルトモードに変形し、焔龍號達と対峙する。

 

 

サラマンディーネ

「二人とも、準備はよろしくて?」

 

カナメ・ナーガ

「はい、サラマンディーネ様!」

 

サラマンディーネ

「では参ります。通して頂きましょう、アウラのもとに!」

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~ミスルギ皇国 上空~

 

 

一方、ミスルギ皇国上空に到着したヒルダ達は、到着と同時に既に戦闘が開始されている事態を知った。

 

 

ロザリー

「おいヒルダ、もう戦闘が始まってるぞ!」

 

ヒルダ

「はぁ!?」

 

ヴィヴィアン

「・・・っ!ヒルダ、アンジュと天馬はあっち!」

 

ヒルダ

「なに!?どうなってるんだ!?」

 

 

ヴィヴィアンはアンジュと天馬の匂いを嗅ぎ付け進路を変更。ヒルダ達はヴィヴィアンの後を追いかけた。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~ミスルギ皇国 森~

 

 

アンジュの情報は、皇宮へと向かうタスクとディケイドにも送られた。

 

 

ヒルダ

『タスク、聞こえるか?アンジュはもう皇宮には居ないらしい。』

 

タスク

「何だって!?」

 

ヒルダ

『作戦変更だ。これより追跡に移る!』

 

タスク

「分かった!」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~ミスルギ皇国 上空~

 

 

一方、アンジュ達は・・・。

 

 

アンジュ

「モモカ、追っ手は?」

 

モモカ

「今のところは・・・。」

 

天馬

「アンジュさん!前方から複数の機影が!」

 

 

天馬は前方からやって来る機影に気付いた。

 

 

アンジュ

「あれって、もしかして!?」

 

 

機影を見たアンジュは、驚いて目を見開いた。前方からやって来る機影は、ヒルダ隊のパラメイルだった。

 

 

アンジュ

「ヒルダ!みんな!」

 

 

ヴィヴィアン

「アンジュと天馬いたー!」

 

ロザリー

「スッゲー、マジで居たよ!」

 

信助

「だから言ったでしょ?ヴィヴィアンさんの鼻は鋭いって!」

 

 

バシューン!

 

 

だが喜んだのも束の間。突然、ヴィルキスの遥か後方から緑色のビームが放たれた。

 

 

神童

「っ!?天馬、アンジュさん後ろ!」

 

アンジュ・天馬

「えっ?」

 

 

ドカーン!

 

 

天馬

「どわっ!?」

 

 

ガンッ! ヒュウッ…

 

 

アンジュ

「ウソ!?」

 

 

ビームがペガサスの左翼に命中し、左翼の3分の1を破壊。さらに左翼の破片がヴィルキスのボディに当たり、その衝撃でヴィルキスは機能を停止した。ヴィルキスは推力を失い、急降下を始めた。

 

 

アンジュ・モモカ

「うわああああああ!!」

 

天馬

「アンジュさん!」

 

 

天馬はペガサスを操作し、ヴィルキスの下へと回り込みヴィルキスを受け止める。

 

 

天馬

「くっそおおおおお!!」

 

 

ザバーン!

 

 

だが降下の勢いに押され、ヴィルキスと共に川に落ちた。

 

 

ヒルダ・ロザリー・ヴィヴィアン

「アンジュ!?」

 

剣城・神童・信助・霧野

「天馬!?」

 

 

『退いて。』

 

 

通信機からクリスの声がする。辺りを見ると、前方からクリスのテオドーラが接近して来ていた。

 

 

クリス

「アンジュは、連れて帰るから。」

 

ヒルダ

「アンジュは私が貰ってく。邪魔すんな!」

 

クリス

「へぇ、助けに来たんだ・・・私のことは、見捨てたくせに!」

 

 

バキューン! バキューン!

 

 

テオドーラはライフルを装備し、ヒルダ隊に向けてビームを連続発射。

 

 

神童

「避けろ!」

 

 

ヒルダ隊は散開しビームを避ける。

 

 

ヴィヴィアン

「ぬおおおおお!?」

 

ロザリー

「ま、待てよクリス!」

 

信助

「はあああああああ!!」

 

 

信助のタイタニアスはアサルトモードに変形し、全面にシールドを展開。テオドーラにタックルを仕掛ける。

 

 

信助

「タイタニアスタックル!!」

 

 

ビュン!

 

 

クリス

「邪魔しないでよ!」

 

 

ガンッ!

 

 

だが、テオドーラはタイタニアスのタックルをかわし、直後タイタニアスの背面に後ろ蹴りを叩き込んだ。

 

 

信助

「うわああああああ!?」

 

 

ドーン!

 

 

タイタニアスはバランスを失い、皇宮の裏庭へ墜落した。

 

 

霧野

「信助!?」

 

ヒルダ

「邪魔してんのはお前だろ!」

 

 

ヒルダはアーキバスをアサルトモードに変形させ、アーキバスの左手に剣を装備しテオドーラに急速接近。テオドーラも左手に剣を装備し、アーキバスと激しく剣をぶつけた。

 

 

ヒルダ

「あんた、アタシに勝てると思ってるの?」

 

クリス

「変わんないね、そういうところ。私のことなんて、弱くて使えないゴミ人形くらいにしか思ってないんでしょ?でもね、私は変わったんだ!」

 

 

ガンッ!

 

 

テオドーラはアーキバスの腹部にキックを叩き込み、アーキバスを蹴り飛ばした。

 

 

ヒルダ

「どわああああ!?」

 

剣城

「ヒルダさん!」

 

 

剣城はランスロットを操作し、ヒルダのアーキバスを受け止めた。

 

 

剣城

「大丈夫ですか!?」

 

ヒルダ

「ああ、サンキュ。」

 

 

クリス

「これ以上邪魔をするなら、本当に殺すよ?」

 

 

ロザリー

「クリス・・・!」

 

ヴィヴィアン

「ひいいいいいいっ!」

 

 

クリスの放った言葉にロザリーは動揺し、ヴィヴィアンは怯えた。だが、この言葉がヒルダの闘争心に火を付けた。

 

 

ヒルダ

「へっ!殺れるもんなら殺ってみな!!」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~河川敷~

 

 

一方、ヴィルキスが落ちた川の河川敷にはアサルトモードのペガサスの現があった。

 

 

天馬

「ふぅ、助かった。二人とも大丈夫ですか?」

 

モモカ

「ええ、何とか…」

 

アンジュ

「私も大丈夫。でもヴィルキスが・・・。」

 

 

ペガサスのコックピットには天馬の他に、アンジュとモモカもいた。だが肝心のヴィルキスは水没し、川に沈んでしまった。

 

 

天馬

「参ったなぁ。水没したせいでエンジンと通信機がダメになってる!これじゃ飛べないよ・・・。」

 

モモカ

「これからどうしましょう?」

 

アンジュ

「取り敢えず、海に向かいましょ。ヒルダ達が来たって事は、アウローラが近くまで来てる筈よ。」

 

天馬

「分かりました。えーっと、海はあっちか。」

 

 

天馬はコックピット内のコンパスで方角を確認し、三人を乗せたペガサスは海へと歩き始めた。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~皇宮 裏庭~

 

 

その頃、皇宮裏庭に墜落した信助とタイタニアスは・・・。

 

 

信助

「いってって・・・墜落しちゃったよ。何処だろうここ?」

 

 

信助はコックピットのハッチを開けて辺りを見る。すると、タイタニアスの周りをエンブリヲ幼稚園の子供達が取り囲んでいた。子供達の手にはモップやバケツ、フライパンやお玉等が握られていた。

 

 

少女

「悪者を追い出すよ!みんなかかれー!」

 

 

「やああああああ!」

 

 

一人の少女を筆頭に、子供達は手持ちの道具でタイタニアスを叩きまくる。

 

 

信助

「えーっと、誰か説明してくれませんか?」

 

 

バキューン! ドーン!

 

 

突然、皇宮の屋根にラグナメイルの放ったビームの流れ弾が命中。瓦などが瓦礫となって降ってきた。

 

 

「きゃああああああ!?」

 

 

信助

「っ!!危ない!」

 

 

信助はタイタニアスを操り、自身と子供達の周りにドーム状のバリアを展開。バリアは瓦礫を防ぎ子供達とタイタニアスを守った。

 

 

少女

「お、お兄ちゃん?悪いやつじゃないの?」

 

信助

「今はそんなこと言ってる場合じゃないよ!」

 

 

タイタニアスのバリアの周囲には、瓦礫やラグナメイルの放ったビームの流れ弾が次々と降ってくる。

 

 

信助

「堪えてよ、タイタニアス!」

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~河川敷~

 

 

一方、タスクとディケイドはヴィルキス墜落の報告を受け、墜落現場へと来ていた。

 

 

タスク

「アンジュー!天馬くーん!」

 

 

タスクはアンジュと天馬を大声で呼ぶが応答が無い。すると・・・

 

 

ディケイド

「おいタスク!」

 

 

ディケイドが何かを発見した。

 

 

タスク

「どうしたの?」

 

ディケイド

「これを見ろ。」

 

 

ディケイドは地面のある部分を指差す。そこには大きな足跡が残っていた。

 

 

タスク

「パラメイルの足跡だ!」

 

ディケイド

「ああ、しかもまだ新しい。まだ遠くへは行ってないハズだ。」

 

タスク

「足跡を辿ってみよう!」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

~中心街 メインストリート~

 

 

同じ頃、天馬達を乗せたペガサスは中心街を駆け抜けていた。

 

 

アンジュ

「この通りを真っ直ぐ行けば、海へと出られるわ!」

 

天馬

「はい!」

 

 

天馬の操るペガサスは、アンジュのナビゲートでメインストリートを走る。すると・・・。

 

 

『逃げられないよ?アンジュ。』

 

 

アンジュ・天馬

「っ!?」

 

 

コックピットの何処かからエンブリヲの声がした。アンジュがコックピット内を見回すと、モモカの目が虚ろになっていた。

 

 

『忘れたのかね?』

 

 

さらに今度はエンブリヲの姿が映ったマナのディスプレイを呼び出した。

 

 

アンジュ

「エンブリヲ!」

 

エンブリヲ

『この世界の人間達を作ったのが誰なのか?』

 

 

ガシッ!

 

 

天馬

「ちょ、モモカさん!」

 

 

モモカは天馬の左腕を掴み、操縦棺をデタラメに動かす。

 

 

ガシャーン!

 

 

ペガサスはその拍子でバランスを失い、前のめりで倒れた。

 

 

天馬

「どわっ!!」

 

アンジュ

「くっ、モモカ!」

 

 

バリーン!

 

 

アンジュはマナのディスプレイを破壊。すると、モモカが意識を取り戻した。

 

 

モモカ

「・・・あれ?姫様、私は・・・。」

 

アンジュ

「天馬!」

 

天馬

「分かってますよ!」

 

 

天馬は急いでペガサスを立ち上がらせる。だが倒れた拍子でコックピットのハッチが壊れ、ハッチが落ちた。そして、外の様子を見て天馬とアンジュは驚いた。

 

 

天馬・アンジュ

「なっ!?」

 

 

『怪我は無いかい?アンジュ。』

 

 

街中の人々が、先程のモモカと同じ状態になっていたのだ。

 

 

『帰っておいで、アンジュ。』

 

 

天馬

「くそっ、どうすれば・・・。」

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。