【完結】聖闘士DxD   作:挫梛道

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 m(_ _)m
次回予告が、次々回予告に なってしまう場合が多々有りますが、許して下さい。
 



狂気の はぐれ悪魔祓い、再び!

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「3人共、こんなに遅く迄 呼び止めてしまって、すまなかったねぇ。

特に小猫ちゃんとアーシアちゃんは。」

「お~ぃ?」

「いえ、今日は寧ろ、凄く都合が好かったです。」

「???」

「明日は土曜日で、学校も お休みですから。」

 

多分、キレてるだろうな…な、木場から逃げるかの如く、依頼主(クライアント)の森沢さん家で遊んで…もとい、仕事をしていた俺と小猫(&アーシア)。

まぁ、明日には ほとぼりも冷めているだろう。…ん、冷めていると良いな…。

 

 

※※※※今夜の森沢家での お仕事※※※※

 

・ネコ耳メイドの お姫様抱っこ

・金髪シスターの頭撫で撫で

・夜食調理(炒飯、海老チリ、野菜スープ)・ゲーム対戦

・アニメ討論

・三日月に向かってドラゴン波

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

「あぁ、そうだ、神崎君?」

「はい?」

転移で帰ろうとした時に、森沢さんに呼び止められた。

 

「今日 職場にさ…多分、僕と同じ様な、悪魔と契約してる人と思うけど、外人さんが訪ねて来てね…君宛てに手紙を預かっているんだ。」

 

はい?外人?

 

「…それは、妙な話ですね。

依頼主(クライアント)は、完全秘匿制。

例え契約者同士でも、分かる筈が無いのですが…」

かなり疑う小猫の横で、その手紙とやらを受け取り、改めて転移で帰還。

アーシアをホームステイ先迄 送り届けた後に、俺も自宅に着いたと同時に、リアス部長からメールが届いた。

 

 

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

※:6/XX 20:53

Fr:りあすぶちょー

sb:明日の部活の件

 

―――――――――――――――――――

明日は、朝の10:00に、部室に集合!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追伸。祐斗、怒ってたわよ~?www

 

     (⌒  ⌒)

   (⌒ (   ) ⌒)

   (⌒      ) )

   (_ヽ_从人_ノ_ノ

  __  ∥||  __

 ( ̄ヾ)) ノ∥|人 ((/ ̄)

 | と)/\≡/\(つ |

 | (/(◎)≡(◎)\) |

 | | ⌒(_人_)⌒ | |

 ヽ \ |/⌒ヘ| / ノ

  \ \ヽ_ノ/ /

   \  ー  /

    /     ヽ

   |      |

 

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

 

「…………………………。

あ゙~、行きたくねぇ~~~っ!!」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ガラ…

「~っす。…………!?」

翌日、シリューが部室の扉を開けた時、真っ先に眼に映ったのは

「ふみゃ…(>_<)」

ギャグマンガみたいな大きな たんこぶを頭に作り、うるうるな半泣き顔で床に正座している小猫と、

「やあ、おはよー、神崎君。

とりあえず君も、正座しようか?」

ハリセンを片手に、闇を孕んだ、優しく爽やかな笑顔で話し掛けてきた木場だった。                  

「…………(」゚O゚L)…………!!?」

助けを乞うように、既に来ている部員達に目を向けてみるが、

「「「「……………( ¬_¬)」」」」

その全員…アーシア迄もが、我関せず、或いは、自分を巻き込むなとばかり、視線を逸らす。

 

そして その数秒後、

 

すぱかーーーーーん!!

「ぐはぁっ!!」

甲高く乾いた音が、旧校舎に鳴り響いた。

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「…そんな訳で、天界からの返事は まだ来ていませんが、もう天界の不介入要請は無視して、悪魔(わたしたち)は私達で、コカビエルや それに与する者、そして奪われたと云う聖剣の捜索に着手せよと、魔王様から正式に指令が下りました。

オカルト研究部、生徒会が連携して町を探索、互いに連絡しあい、何か有れば、私かリアスに報告して下さい。」

「「「「「「「「はい!」」」」」」」

一緒に部室に集合していた生徒会執行部、会長ソーナの号令の下、オカ研と生徒会メンバーは3~4人のグループに分かれ、町中に情報収集へと繰り出して行った。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「やはり先輩の予想通り、あの2人、上には報告してないみたいですね。」

「ちぃ…報連相すら、碌に出来ないのか?アイツ等は!!?

只でさえ雑魚の癖に、得物も無いのに、どうにか出来る心算なのか?!」

「…………。」

「よーし、神崎~?落っ着け~?」

「はい先輩、ちくわパンあげますから、機嫌直して下さい。」

 

ぷちキレ気味な男を宥めながら、町内を見回っいるのは、匙、アーシア、小猫、そしてシリューのグループ。

 

「そりゃ、『赤龍帝に喧嘩売って、天界毎敵に回してしまい、ついでに聖剣も、再生不能レベルに破壊されました』…なんて、言えないわな…」

「…と、なると、教会にも戻らず、雲隠れしか無いだろうが…」

「…少なくとも、この町からは もう、出て行ってるでしょう。」

「「…ですよねー。」」「…………。」

 

まだ、町に居ようものなら、敵として捕まえ、知っている情報を搾り出すのも有りだが、もう自分は兎も角、アーシアに あの2人を遭わせたくないとも考えていたシリュー。

この町から消えてくれたのなら、それは それで、好都合だったのだが…

 

「「「あ」」」「え…」「ん?」「へ?」

「…………………………。」

「よ…よぉ、アーシアに小猫ちゃんに…神崎と匙?

あ、こっちのイリナはさ、実は俺の幼馴染みで…」

昼食でも取ろうかと、偶々 目の前に在ったファミレスに入ってみると、アーシアのクラスメートの男子が、件の2人と同じテーブルに着いていたのだった。

 

「「………………。」」

「さっき、ばったりと会ってさ、飯でもって誘っt…神崎…?」

「………………………………。」

罰の悪そうな顔の2人を見て、苦虫1000匹噛み締めた様な顔になるシリュー。

 

「ほれ、神崎、行くぞ。

あ、店員さん、アッチの奥のテーブル、4人座りますね。」

「さ、さあ、シリューさん!」

「こっちですよ。」

「ぉ…応…」

この場は気不味い雰囲気を察した匙達が、シリューの背中を押す様に、店の奥に連れ出して事無きを得る。

                  

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「神崎ぃ…お前、ホントに機嫌直せよ?

ほれ、唐揚げ1ヶ、やるからよ?」

「シリュー先輩、私もオムライス、分けてあげますから。はい、あ~ん?」

食事しながら、不機嫌モード全開なシリューを何とか宥めようとする、匙と小猫。

 

「いや…別に、もうキレてないから。」

そんな2人に対し、大丈夫だと切り返すシリュー。

 

「あ…あの…」

「「「「!?」」」」

この やり取りの中、紫藤イリナがやってきて、声を掛けてきた。

 

「…私達に、何か用ですか?

私達には事に介入するなとか言って於きながら、そっちから声を掛けてくるなんて、とんだブーメランですね。」

「ぅ…」

それに応じたのは小猫。

恐らくはシリューに対応させると、尚更に場が拗れるだろうから、その前に自分との判断だろうが、その話し口は痛烈其の物。

 

「その…謝り…に…」

「何に…ですか?」

「…そちらの赤龍帝さんに、非礼な真似をした事に、ついて…」

ぷち…

その台詞に、小猫が弾ける。

 

「何ですか、それは?!

先に、アーシア先輩に対しての無礼を謝罪すべきではないのですか?!

それとも そっちの方は、未だに謝る必要性が無いとでも言いたいのですか!?」

「そ…それは…その…」

小猫の迫力有る問い詰めに、たじろぎ、何も言えなくなるイリナ。

 

「こ、小猫ちゃん、もう良いから!」

「いえ、言わせて下さい、アーシア先輩。

この前は、シリュー先輩と祐斗先輩が暴走したので敢えて黙っていましたが、私だって大切な仲間を、大好きな先輩を貶められて、凄く悔しかったんですから!」

「こ…小猫ちゃん…」

このアーシアの制止も跳ね返し、小猫の口撃は止まらない。

 

「大体 何故、アナタ達は、こんな所で昔の お友達とやらと、呑気に食事なんかしてるんですか?

アナタ達に与えられた指令は、そんなに緩い物なんですか?

そもそも、あれから2日も経っているのに何故、まだ この町に居るんですか?

自慢のエクスカリバー(笑)を喪った今、アナタ達は戦力的に役立たずな筈。

それでも何とか出来ると言うなら、さっさと任務完了させて、出来ないのなら後続に任せて、この町から去るべきじゃ、ないんですか?

とゆうか とりあえず、今直ぐに目の前から消えて下さい。」

「な…何よ、悪魔の癖n…!?」

「悪魔の癖に…何だ?」

「…?!!」

小猫の歯に衣着せぬ言葉責めに、言い返そうとしたイリナだが、同じ席に着いていた約1名の身体全体から急遽迸る、凶悪な殺気を感知すると その言葉を慌てて途中で飲み込み、泣きそうな顔になり、

「こ、ごめんなさい!!」

一言だけ残すと、走り去って行った。

 

「全く…火に油の天才だな…」

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「「「「あ…」」」」「「「あ…」」」

 

食事の後、シリューが堕天使と云えば…と、思い付いた様に、以前、堕天使レイナーレ達と戦った、町外れの廃教会に向かってみると、木場、ギャスパー、そして椿姫のグループと鉢合わせた。

 

「お前達も…かよ…」

「うん。元は堕天使が活動拠点にしていた場所だからね。

何か手掛かりが…と思ってね。」

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

ギィィ…

重い音を発て、廃教会正面の大扉が開く。

そして その奥に、合流したシリューと木場のグループは入り込んで行った。

 

「まさか、また此処に入り込むとはね…」

「賊が潜むには、打って付けですね。」

「灯りは無いのでしょうか?」

窓も無く、照明の無い建物の奥、その中を突き進む7人の少年少女。

 

「うぅ…何だか怖いですぅ…」

「…へたれヴァンパイア。

ギャー君、怖いなら帰っても良いですよ?…此処から1人で。」

「うわああぁん!小猫ちゃんが、いぢめるぅ!!」

地上階を一通り見回り、隠し階段からの地下フロアへと足を運び、進んで行く中、小猫とギャスパーの普段の やり取りが行われる最中で突如、異変は起きた。

 

「…ひゃっはーーーーーーーーー!!

糞悪魔御一行様、発っ見ん~~~~!!!!」

「「「「「「!??」」」」」」

ぶぅん!

暗闇の中、響く奇声と共に、先頭を歩いていた木場に、銀色に光る刃が襲い掛かってきたのだった。

 

ガキィッ!

「く…っ!!」

「ほっお~う、よく受け止めたぁあ~!」

咄嗟に魔剣を創り出し、それをガードする木場。

 

「お…お前は確か…?!」

「お~っとっとっとぉ~ぃ!

俺っちの事、覚えていてくれてた?

嬉っしい~ねぇ~!!」

「確か、フリード…だったかな…?」

「そ…のっ、通ぉーっり!!

こ・の・俺が・フリード・ゼルデン様よ~!

余りにも嬉しぃ~いから、お礼に ぶっ…殺してやるよ~!!

なあ?赤龍帝ぇ~ぇぃ!!」

 

 




‡‡‡‡【 次回予告(予定)!! 】‡‡‡‡
 
「お前…孫バカだったのか…」
「やかましいわっ!!」
 
次回:ハイスクール聖x龍
『交わる剣閃!聖剣vs聖剣!!(仮)』
乞う御期待!!
 

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