【完結】聖闘士DxD   作:挫梛道

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サブタイが示す如く、ミルたん回です。
 



魔法少女☆ミルたん!

「「「な…?」」」

「「「はぁ!?」」」

「くっくくく…派手過ぎるっつの!」

「これが…赤龍帝…」

「…強い!!」

「あらあらあら?」

「あははは…」

「…ふむ。」

「よ…良っし…!!」

「おおぉ~っ!!」

「へぇ…」

現実世界の生徒会役員室、ゲーム開始早々のシリューの繰り出した一撃を見た、オカルト研究部の面々、生徒会メンバー、そして2人の魔王が様々な反応を示す。

 

≫≫≫

「な、何という凄まじい破壊力だ…」

「まさか、此程迄とは…」

「これが、今代の赤龍帝…」

「ふぁ…目が覚めたし…」

「「「………………………!!?」」」

「これは魔王様達が、あれ程迄に必死に悪魔陣営に引き込もうとしたのも…」

「ふむ、納得…ですな…」

それは冥界でゲームを観ていた、残る2人の魔王や元老院に属する上級悪魔貴族、そしてグレモリー家とフェニックス家の現当主達…即ち今回、リアスとライザーの婚約を決めた、2人の家族達も同様。

赤龍帝の力に ある者は驚きの声を上げ、ある者は、驚きに言葉を失う。

 

≫≫≫

「…馬鹿な…?」

「あ、有り得ませんわ…!!」

「く…まさか、いきなり本陣から本陣へ、直接仕掛けてくるとは…!?」

そして これを一番驚いているのは当然、直接に この攻撃を受けた、ライザー・フェニックスと 辛くも難を逃れた眷属達である。

本陣のある本校舎が壊滅。

ライザーは此方が動かなければ、何れ敵は痺れを切らし、フルメンバーで本校舎に突撃を仕掛けて来ると予測。

そうしないと今回のレーティング・ゲーム、例え自分達は最後迄 不動による引き分けでも構わないが、『絶対勝利』を課せられているリアスの『代理チーム』は そういう訳にもいかない。

それを踏まえて校舎内の至る所に…それは もう、刻〇館も吃驚なレベルな程にトラップを仕込んでいた。

ベタな落とし穴から虎鋏、槍を仕組んだ床に圧迫する壁、堕ちてくる天井…階段を転がり落ちる鉄球に鉄砲水、更には金タライに三角〇馬…突撃してきたシリュー達が、ありとあらゆるトラップの連続コンボに引っ掛かり苦悶する様を、その為にだけ本陣に設置したモニターで、下僕達と乳繰り合いながら腹を抱えて嗤い観る予定が、一瞬にして瓦解してしまった形である。

 

 

「クソが…」

「「ライザー様…?」」

あくまでも怒りの感情は、内面に留めておく心算なライザーだったが、結局は それを隠しきる事は出来ず、その余りの…今迄 下僕の誰1人、見たことも無かった鬼気溢れる形相に、十二単を着た黒髪の少女が、そして女王(クィーン)のユーベルーナが心配そうな表情を浮かべながら、ライザーに声を掛け、

「ちぃ…なかなか面白い事、やってくれるじゃねぇか!あ・の・赤龍帝がぁああっ!!」

 

ぶぉおおおおぉっ!!

 

「「落ち着いて下さい、ライザー様!」」

顔の半分を仮面で隠した少女が、軽装鎧のバンダナ少女が、やや冷静さを欠き、身体全身から憤怒の炎を噴き出している自分の『王』を宥める。

 

》》》

「お兄様、落ち着きまして?」

「ああ、済まなかったな…。

少し、熱くなり過ぎたみたいだ。」

少しの時間が経ち、漸くクールダウンしたライザー。

この男を『兄』と呼んだ、ピンクと白を基調としたドレスに身を包んだ、金髪ドリルヘアの少女は、体育館や森等の遮蔽物が無くなり更地となり、丸見えとなった相手側本陣の旧校舎に目を向けながら、

「…どうやら、少しばかり、侮り過ぎていたみたいですわね。

如何に『人間』と云えども、流石は伝説にある『赤龍帝』と言った所…ですか。」

興味深げに呟いた。

 

》》》

「はわわわわ…」

「す、凄いにょ…!!」

一方、旧校舎では、やはりゲーム開始早々にシリューが放った一撃を間近で見た、アーシアとミルたんが また、それぞれ驚きのリアクション。

 

「半分も残したか…

あの、ライザーとやらと女王以外は、全て片付けたかったのだが…」

「いえいえいえいえ!

何処までオーバーキルする心算だったんですか、あなたわ!?」

「十分だにょ!ミルたんの魅せ場が無くなるにょ!!」

しかし それに、シリュー自身は納得のいかない顔を見せると、それは贅沢だと、チームメイト2人にツッコまれる。

特にミルたんは、リアスが自分の新しい眷属として、冥界から観戦しているであろう、身内に対しての御披露目な意味を込めて、半ば無理矢理に頼んでの助っ人参戦だけあり、多少は戦わないと立場が無い。

 

「分かった、分かったから!!

ボスと、あのクイーン以外は、ミルたんに任せるから!だから、近い近い近い!!」

使い魔である水精(ウンディーネ)のアクアと共に、弩アップで迫るミルたんに、たじろぎながら約束するシリュー。

 

「それに、シリューさん1人で終わらせたりしたら、後で部長さんに、また お説教されますよ?」

「ああ…分かってる…。」

このアーシアの言葉に、精神的に げっそりと疲れきった顔なシリューが頷いた。

 

「赤龍帝!

そして、その配下の者達よ!!」

「「「!!?」」」

その時、外から部室内のシリュー達を何者かが大声で呼ぶ。

 

「あの人達は…?」

「ん?」「にょ?」

アーシア達が窓から外を見ると、其処には4人の少女が旧校舎玄関前で立っている。

 

「表に出ろ!!

小細工抜きの勝負を所望する!!」

2階の窓から様子を窺うシリュー達に、軽装鎧の少女が剣を向けて、勝負を要請。

「…計画通り…かな?」

それを見たシリューの口から、笑みが零れ落ちた。

 

シリューの計画…

先程も少し説明したが、仮に、両者共に動きが無く、決着が着かなかった場合、ゲームは引き分けでも、婚約云々を賭けた勝負に於いてはライザーの勝ちと言っても過言ではない。

…と、なると、シリュー達には攻めの一択しか無いのも事実。

そうだからこそ、敵本陣の新校舎は、(トラップ)だらけになっている事は、容易に想像出来た。

故にシリューが最初に執った策は、『先ずは自陣から()()で攻める』だった。

それで決着が着けば それで善し、そうでなくとも、罠を取り除き、見通しを良くした上で敵の数を削り減らせば、後は互いに正面から ぶつかるのみ…。

 

「しかし まさか、彼方から出向いて来てくれるとは、思わなかったけどね。」

「…でも、真正面過ぎなのは、ゲームの特性上、どうかと思うにょ?」

「まあ、言うなよ。あーゆー真っ直ぐなヤツは、俺は嫌いじゃないぜ?」

そう言いながら3人は、外に出るべく、階段を降りていった。

         

◇シリューside◇

「はっはっはっは!

堂々と真正面から出てくるとはな!

お前達の様な戦士が居てくれて、嬉しく思うぞ!!

私は そういうバカが、大好きだ!」

………………。

お前が言うなよ…。

前言撤回。

俺は こんな頭の痛い娘、苦手だ。

 

「改めて名乗らせて貰おう!

私はライザー様に使える騎士(ナイト)、カーラマイン!

…で、コッチの陰が薄くて(モブ)そうなのが僧侶(ビショップ)の美南風、こっちの脳筋っぽいのが、戦車(ルーク)のイザベラだ!」

「モ…モブって何ですか!?」

「だ…誰が脳筋だ、誰が!?

お前にだけは、言われたくはないぞ!!」

モブ扱いされた十二単と脳筋呼ばわりされた仮面サンが、カーラマインという女に非難轟々を浴びせるが、この騎士(ナイト)は それをスルーし、

「そして、此方の御方が、レイヴェル・フェニックス様に在らせられる!」

残った…1人だけ別格の雰囲気を醸し出しているドリルロールの金髪を紹介した。

…って、フェニックス?

 

「ふっ…気が付いたか…

察しの通り、この御方は、ライザー様の実の妹君だ。」

「………………………。」

「はあ?実の妹だと?」

俺が思った疑問に、脳k…イザベラと紹介された女が答えてくれた。

 

「ああ、ライザー様曰わく…

 

 

ほれ、世間では妹萌え…だったか?

居るだろ?そーゆーのに憧れたり、羨ましがったりする奴等?

まあ、俺は別に妹萌えじゃないが、下僕(ハーレム)に各属性を揃えたいっていう拘りは持っているからな。

そう云う意味では、レイヴェルはツンデレ属性も兼ね揃えているからな、正しくプレミアム!

1粒で2度オイシイってヤツさ!!

 

 

…だ、そうだ。」

あ、阿呆かーっ!!

あの男は一体、何を考えて眷属を集めているのだ?!

そう思いながらも、

「…ならば、此方も名乗らせて貰う!

赤龍帝…神崎孜劉だ!!」

「リアス様の兵士(ポーン)、魔法少女・ミルたんだにょ!!」

俺に続き、ネコ耳カチューシャに何時かのセラフォルー・レヴィアタンと お揃い(色違い)な装備のミルたんが、何処から取り出したのか、魔導姫棍(マジカル・プリンセス・ロッド)を豪快に ぶんぶんと振り回した後、横チェキポーズを決め、最後に

「わ、我が名は あーしあ・あるじぇんと!

お、堕ちた聖女にして、赤龍帝様の傍らに寄り添い、毎晩、ごごご、御奉仕プレイする者なr(すぱーん!)痛ぁい!」

何やら お馬鹿な口上を…恐らくは白髪の ちんちくりんに要らぬ事を拭き込まれたのであろう、多少テンパりながらポーズを取るシスター服を着た金髪少女の後頭部に、思いっきりハリセンをくれてやった。

 

「な…あ、貴方は自分の下僕に、何を仕込んでおられますの?」

「あー、今のは流石に ないわー…。」

「さ…最低で最悪だな…

キミ、イケメンが台無しだぞ?」

「…きも。」

「ちょっと待て!

今のは断じて、俺ではない!!

それとアーシアは体面上、俺の部下となっているが、別に下僕とかでもない!」

しかし、これで向こうの4人が何を勘違いしたのか、俺をまるで汚物を見る様な目で見始めた。

大体、それを言うなら、ライザーのハーレム至上な趣味は、どうなのだ!?

…因みにミルたん的には これは『アリ』だった様で、特にツッコミも引きも しなかったが…とりあえず小猫、後でOHANASHIだ!。

 

≫≫≫

「コホン…ま、まあ、赤龍帝は代々、変わり者が多かったと聞き存じております。

…ですので、貴方の様な趣味も、赤龍帝ならば仕方が有りまs

「いや、だから、違うと言っている!」

一連の やり取りの後、何やら納得したかの様に話すレイヴェル・フェニックスの言葉を、全力でシリューが否定。

 

「ふっ…まあ、レイヴェル様?

こんな お喋りは此処迄にしましょう。

おい、そこの兵士(ポーン)

貴様 先程、自らを魔法少女と名乗ったな?

ならば、此方は美南風!

お前の魔術で相手をしてやれ!」

「…何故、貴女が仕切っているのですか?

まあ、良いでしょう…。」

 

スッ…

 

カーラマインをジト目で見つめながら、十二単を纏った黒髪の僧侶(ビショップ)、美南風が一歩、前に歩み出た。

 

「指名にょ。行ってくるにょ。」

そしてミルたんも、前に出る。

 

「…分かってますわね、神崎様?

手出しは無用ですわよ?」

「ふっ…其処迄、無粋じゃないさ。」

 

》》》

「覇ああぁ…っ!!」

先制を掛けたのは美南風。

魔力を練り上げ、火球、氷塊、石塊、鎌鼬を同時に作り出し、其れ等を一度にミルたん目掛けて撃ち放つ。

 

「にょぉっ!」

 

バシィッ!

 

しかしミルたんは、魔力を纏わせた拳で、それ等を悉く撃ち弾いた。

 

「な?バカな?」

「次は、ミルたんのターンにょ!」

有り得ないと言いた気な顔の美南風に、加速魔法を駆使して、一気に距離を詰めるミルたん。

 

「ひぃっ!?」

 

バッ…

 

その迫力に、思わず顔を引き攣らせ、思わず羽をげて後方に回避しようとした美南風だが、

 

ガシィッ…

 

「!!?」

「捕まえたにょ!」

それは少し遅かった様で、右の足首を掴まれ、捕まってしまう。

そしてミルたんは尚も空中に逃げようと もがく相手を、自分の両肩に担ぎ、仰向けの姿勢で固定、腿と顎を掴むと

「ミルたん・アルゼンチン・バックブリーカー!!にょー!」

 

ボキィッ!!

 

「きゃあああああああああぁっ!?」

強力過ぎる背骨折りを披露するのだった。

 

『ライザー・フェニックス様の僧侶(ビショップ)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

そして場内に渡り響く、グレイフィアのアナウンスと共に、美南風は その姿を消す。

 

「な・なな…何なのだ、貴様は?」

「いきなりプロレス技を出して、一体それの何処が、魔法少女と言うのだ!?」

ミルたんに剣を向け、クレームを物申すカーラマイン。…と、イザベラ。

 

「…???????」

しかし、そんな彼女達にミルたんは、何処が、何が違うと云うのか、本気で解らずに首を傾げ、きょとんとした顔をしつつも、

「肉体言語は、魔法少女の嗜みにょ☆」

「「はぁあ!?」」

その後は事も無げに、只単に普通に…当然な事とばかりに言い放つのだった。

 

》》》

「ううぅ…☆ す、凄い、凄過ぎる!!★」

「お、お姉様?」

そして その様を、現実世界(リアル)の生徒会役員室から観戦していた、魔王の1人が戦慄。

 

「ら、ライバル認定してあげるわ…!」

どうやら魔王少女的にも、肉体言語(サブミッション)は『アリ』だった様だ。

 

「…良っし!」

「あ~らあらあら?」

「ミルたん、やるなぁ!」

「クス…叙情的に露製拳銃で、皆・殺・し★…ですね?」

「いや、塔城さん、怖いから!!」

「あれがリアス様の、新しい兵士(ポーン)…ですか…。」

「あっははははは!リアスも なかなか、面白い人材を見つけ出した物だね!」

そして同室でゲームを観ていた、他の面々も、それぞれが感想を零す。

 

》》》

「…ならば!」

 

ダッ…

 

美南風が戦闘不能による強制転移(リタイア)

 

「次は、このカーラマインが!!」

その仇を撃つべく、カーラマインが騎士(ナイト)の特性を活かしたスピードでミルたんに攻め寄り、己の間合いに入ると同時に

「せえぇいやぁあっ!!」

 

ボゥ…

 

手にしていた鋼の刃に炎を纏わせての斬撃を繰り出すが、

「んにょっ!」

 

ギシ…

 

「な…?」

それをミルたんは拳で受け止めると

「にょーっ!!」

 

ガンッ!

 

「くはぁっ!?」

カーラマインの顔面…鼻っ柱目掛け、頭突きをヒットさせた。

 

「ちぃっ…」

痛々しく鼻を押さえ、たまらず距離を開けようとするカーラマインだが、

「…遅いにょ!ふんっ!!」

ミルたんは それを逃す事無く距離を詰め、追撃からの掌底突きを繰り出す。

 

「くっ!!」

これを辛うじて躱すカーラマイン。

 

》》》

「な…何なのですの?

神崎様、あの方は、兵士(ポーン)ではなかったのですか?」

「あのカーラマインのスピードを、全く問題としていないぞ?!」

レイヴェルとイザベラが、シリューに説明を求むが如く、詰め寄る。

 

「簡単な話さ。

騎士(ナイト)の駒の特性より、ミルたんの加速魔法の効果が上だった。

…只、それだけだよ。」

「はい?」「な…何だと?」

それに対して、自分が知っている範疇で、応えるシリュー。

 

「フィニッシュにょ!」

このタイミングでミルたんが魔力を集中、自身の背後に、『もう1人』のミルたんを具現化させる。

 

「…さっきの僧侶(ビショップ)みたいに、飛び道具が如く魔力を弾にして放つだけが、魔法じゃない。

ミルたんは自分自身に魔法を掛けて己を強化、接近戦で戦うスタイルなんだ。

だから…」

「マジカル・ドリーミング・エクスプロージョン!!にょーっ!!」

 

どっごおぉぉぉん!!

 

「い、いやあぁぁっ!!」

そして その『もう1人のミルたん』の、爆裂系魔法を附加させた剛拳の一撃が、カーラマインを直撃。

 

『ライザー・フェニックス様の騎士(ナイト)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

「だからミルたんは、紛れもなく、魔法…少…女…なのさ。」

少しだけ自信無さ気に、シリューは呟くのだった。

 

》》》

「この私と格闘戦で渡り合えるとは、なかなかやるな!」

「リアス様はミルたんの、魔法少女になりたいと言った夢を叶えてくれたにょ!

この恩は、生涯を賭けて返すにょ!

だから…負けられないにょ!!

今日の この戦いは、その一欠片に過ぎないにょ!」

「ふっ…その心意気、気に入った!

しかし この私も、ライザー様の為にも、簡単に負ける訳にはいかんのだよ!!」

カーラマインのリタイア後、続いて出て来たライザー・フェニックスの戦車(ルーク)、イザベラとミルたんは、互角の打撃戦を繰り広げていた。

 

「にょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょにょ!!」

「うっわあぁあっ!?」

『ライザー・フェニックス様の戦車(ルーク)1名、戦線離脱(リタイア)です。』

しかし、魔力を練り上げ再び具現化させた、『もう1人のミルたん』の強烈過ぎる左右の拳のラッシュの前に、イザベラは成す術も無く散っていった。

 

「さあ、次は、アナタの番にょ!」

「あら?勘違いしてなくて?

私は戦ったりは、しませんわ。」

「は?」「にょ?」「はい?」

この場に残る1人となったレイヴェル・フェニックスに向けて、ミルたんが構えを取るも、戦闘意志を示さないレイヴェル。

 

「私の役目は、戦えるのが赤龍帝様1人になるか、万が一にも…結果からすれは、それが起きた訳ですが、美南風、カーラマイン、イザベラの3人が敗れた時に、貴方方を お兄様の下に案内する事ですわ。」

この左右のツインテールをドリル状に巻いた金髪の少女は、話す最中に一度、自分の兄が陣取っている新校舎…の跡地に目をやると再びシリューに目を向けて、

「…まだ兄に、勝てる気でいらっしゃるなら、御案内いたしますわ。」

不敵に微笑むのだった。




‡‡‡‡【次回予告!!】‡‡‡‡
 
「ぐぬぬ…に、肉体言語なら、私だって使えるもん☆!
えぇいっ!!
レヴィアたん☆フランケンシュタイナー!」
「ぬはぅおぉーぅう!?」
「さ、匙ーーーーーーーー??!」
 
次回:ハイスクール聖x龍
『フェニックス!不死身の炎の翼!!(仮)』
乞う御期待!!
 

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