IS 狂乱に強くなろうとする一夏(ひとなつ)   作:カツ丼親子丼

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サブタイトルに意味をなさない様な気がしてきた


手に入れた力とは

倉持重工

一「すいませんーーーー!!」

一夏はインターホンを鳴らしたあと言葉を発した

???「はいはい、どちら様ですか?」

一「織斑一夏と言います」

???「あーーーー!!織斑君やな、入ってください」

そうして一夏は倉持重工に入って行った

???「よく来てくれたね、話は織斑千冬から聞いてる。もうちょっとしたら白式の担当者が来るから待っついてください。私はここの社長の倉持十蔵です」

一「宜しくお願いします」

2人は握手して一夏は待った

二三分経ったあと人が来た

???「待ったかな」

一「いえ、大丈夫です」

???「そこは待った待ったって言うのが普通やで」

一「そういうのは彼氏彼女でやってください」

???「にぁはははは、私の名前は鏑木カレンって言います」

一「はい、織斑一夏と言います」

鏑木「知ってるよ、初の男性操縦者だからね」

一「そうですよね」

2人はたわいもない話をした後、本題に入った

鏑木「えーと、白式のエネルギー消費をもう少し下げてくれるかって話だったけ?」

一「いえ、それは建前ですが」

鏑木「建前と言うと?」

一「白式の改造をお願いします」

鏑木「改造ですか?」

一「白式のパワーが俺のパワーについていけなくなってしまったのです」

鏑木「まさか!?」

一「本当です。セカンドシフトしたけど俺が予測しても白式がついていけなくなってしまったのです」

鏑木「なるほどな、分かりました。」

一「ありがとうございます」

一夏は鏑木に頭を下げた

鏑木「何か?要望はありますか?」

一「あります、白式の武器である雪片弐型がありますがそれを二振りの刀に出来ますか」

鏑木「出来ますが少しエネルギー消費が多くなりますが?」

一「そこも何とかしてくれますか?それだけでなく、武器だけでなくアンロック武器も欲しいのです」

鏑木「多いですね注文が」

一「色々と大変な注文ですがそれだけの成果は出しますし、戦闘記録も倉持に渡します」

鏑木「それはそれは、お釣りが帰ってくるぐらいの儲けですね。分かりましたやってみましょうか」

一「ありがとうございます」

一夏は鏑木と握手して頭を下げた

鏑木「でしたら今からISの戦闘記録と白式をこちらにお渡ししてくれますか」

一「分かりました。宜しくお願いします」

鏑木「来週の土曜日になりますが構いませんか?」

一「大丈夫です。まだ対抗戦もありませんからいいです」

鏑木「それでしたら、私達も力をフルに使って仕上げたいと思います」

一「それではお願いします」

一夏は鏑木に頭を下げて倉持重工を後にした

一夏は考えていた

一(これでもっと強くなる、後は俺が真・白式に似合うような強さを持たないとな)

一夏はバスを待つ前に

一「そこにおるのは分かってるんやで」

???「「「ギクッ ギクッ」」」」

シャル「何でバレたの?」

一「やっぱりな、変装しても匂いで分かるわ」

ラウラ「嫁よ流石だな」

鈴「いつから、犬になったのよ」

セシ「そうですわ?」

一「そらそうだよ、だっていつも女の園にいたら嫌でもわかる」

シャル「なるほどね」

一「で、お前らは俺をつけて何がしたかったんだ?」

鈴「そりゃ内緒の行動だから気になるでしょ」

一「なるほどね、それで俺の行動は分かったのか」

セシ「分かりましたわ、ただの白式を作った所に行きたかっただけですのね」

一「みんなに内緒で行きたかったんだけどな」

ラウラ「まぁ、いいではない嫁よ」

鈴「話は終わって帰るのでしょ」

一「ああ、帰るよ」

シャル「じゃあ帰ろう」

そう言って五人で喋りながら帰ったのだった

 

次の日

一夏は織斑先生がいる職員室に来ていた

一「入ります」

千冬「どうした織斑?」

一「織斑先生、白式を倉持重工に渡してきたので授業に支障がないように伝えに来ました」

千冬「分かった、今後の授業で考慮しよう」

一「ありがとうございます」

一夏は頭を下げて職員室から出ていった

そうしてから一夏はトレーニングルームに向かった

 

トレーニングルーム

一夏はトレーニングルームの前に来た時、電気が付いていて誰かいるのかと知り入った

一「誰かいるのか?」

そう言って入って見ると目の前に道着姿の女がいた

一「誰だ?」

???「名を成るのであれば貴方から名乗れば?」

一「それもそうだな、俺は織斑一夏だ」

???「知ってる。私は琴、竹神琴(しながみ こと)」

一「で、竹神さんは何でここにいるんだ?」

琴「ただのトレーニング、ここを見つけたからトレーニングしてるだけ」

一「なるほどで、許可は取っているのか?ここは織斑先生の許可がいるのだぞ」

琴「知らなかった、空いていたし使っていいと思ったから」

一「まぁ、いいけどさ」

そう言って、一夏もトレーニングする為に着替えた

琴(凄い筋肉、そんじょそこらの男がなせる筋肉ではない)

琴は一夏の筋肉を見て気づいた

目を離せなくなり一夏は琴に言った

一「なんか用か?」

琴「その体どうやってしたの?」

一「ただのトレーニングをずっと続けただけだ」

琴「そっ」

琴は一夏の戦い方を知っていたので戦ってみたいと思ったのだった

一「トレーニング始めるけど、まだあるのかそんなに俺を見て?」

琴「ある、私と戦って」

一「何!?」

琴「だから戦って」

一「分かったけど手加減はしないぞ」

琴「手加減なんて要らない、私にはこれがあるから」

琴は一夏に拳を見せて言ったのだった

一「空手か?」

琴「そうよ、貴方は剣道でしょ?」

一「ああ、じゃあこっちだ」

そうして2人はトレーニングルームの中の先にある広い部屋に来た

一「ここならいいだろ?」

琴「そうね、用意しましょ」

そうして2人は剣道と空手の用意をした

琴は竹刀に当たってもいいように防具を固めた

一夏も同じようにした

そして、2人は向き合うようにして目を見た

一(強い、俺より強い)

琴(男でも負けない)

2人は礼をして始めた

ルールが無く、ただ跪けばいいルール

死のうが倒れようが構わない

そして2人は戦い始めた

最初に仕掛けたのは一夏だった、竹刀を両手で持ち琴に斬りに行った

琴も仕掛けて竹刀に右手の握り拳で弾いた

一夏はそれにびっくりしたが直ぐに立て直したが、琴はそれを見逃さずに一夏の胴に正拳突きを叩き込んだ

一「グフ」

一夏は正拳突きを食らって後ろの壁に激突した

琴「はぁーー!!」

琴は正拳突きを叩き込んだあと一呼吸して構え直した

一(スゲーーー!!強えーーー!!面白くなってきた)

一夏は口の中の血を吐き

構えて攻撃をした

琴は来ると感じて構えを変えようとした瞬間、一夏が素早く間合いを詰めて胴を叩き込んだ

琴「カハッ」

一「フン、お返しだ」

琴も同じように壁に叩きつけられてしまった

琴(凄い、やり返されたのなんて何時ぶりだろう)

琴も笑って見せた

一夏「まだまだだよな」

琴「当たり前でしょ」

そう言って2人はさっきまでとは違い叩き込まれたら叩き込んでの繰り返し

2人の体は血まみれになっていた

 

シャルside

シャル(まさか山田先生に頼み事をされるとは)

シャルは山田先生から授業で使う三角定規と定規を持ってくるように言われたのだ

シャル(まぁー、いいか)

シャルは三角定規と定規を見つけて持っていこうとした時にでかい音がした

シャル「な・・・何!?」

分からず、周りを見たが何も無かった

シャル(向こうの部屋からかな?)

そう思って、隣の部屋に行くと

シャル「ここはトレーニングルームなんだ、この向こうだよね」

そう思って、トレーニングルームの先を見た瞬間シャルは目を見開いた

そこで起きていたのは、一夏と女の子が血まみれになりながら笑って戦っていた

2人の戦いはやばいと思い声をかけた

 

トレーニングルーム

一(おもしれぇおもしれぇ)

琴(面白いわ、楽しい)

2人は心が高ぶりながら斬ったり殴ったりして戦ったが

???「2人ともそこまでにして」

一夏は琴の肩に竹刀を止めて、琴は一夏の顎に拳を止めて声がした方を二人は見た

一「シャル!?」

琴「どなた?」

一「クラスメイトだ!!」

シャル「こんなことして一夏も貴方も何がしたいの」

琴「ただの戦いだけど」

一「そうだ」

シャル「戦い!?そんなじゃないただの殺し合いだよ」

2人は武器を収めた

琴「興が覚めた、辞めにしましょ」

一「そうだな、また今度だ」

琴はシャルの隣を抜けて出ていった

シャル「一夏、辞めてよあんなこと」

一「悪ぃ」

そう言って一夏はぶっ倒れた

一「つかれたーーーーーーー!!」

そう言って2人の戦いは終わったのだった

 

一夏side

それからは保健室で怪我の手当をして自室に戻った

シャルが手を貸してくれると言っていたがそれを辞めて

部屋に戻って備え付けのパソコンを開いた

一「竹神琴だったな」

そう言って、一夏は琴のことを調べた

そこから出てきたのは、凄いものだ

竹神琴・・・高校1年生

経歴 空手幼児の部 優勝

小学生の部 6年間 優勝

中学生の部 3年間 優勝

空手部 全国大会 出場 優勝

世界大会 18歳未満 出場 中学2年連続優勝

一夏はその経歴を見た瞬間、笑いが止まらなかった

一(やっと見つけた、俺の最高のライバルが)

一夏は部屋でコーヒーを飲んで心の高ぶりを抑えたのだった

 

琴side

琴(織斑一夏・・・強かった、すごく強かった)

琴も一夏同様、心の高ぶりを抑えながら笑った

琴「やっと、私と同等の人が現れた」

嬉しすぎて、抑えて笑った

そんな琴にルームメートは恐怖を覚えたのだった




頑張りました
ありがとうございました

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