IS 狂乱に強くなろうとする一夏(ひとなつ)   作:カツ丼親子丼

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それでは、どうぞ



姉弟とは

一夏side

俺は琴と一緒に大人の一線を超えた後、琴が気を失ってる間に病室を出た

その時だった

???「不純異性行為はこの学園では禁止だが?」

俺は声がした方を向くと、そこにいたのは千冬姉だった

一「千冬姉か」

千冬「防音だからと言って聞こえる範囲がある」

一「今度から気をつけるよ」

俺は笑って千冬姉の顔を見た

千冬「はぁ〜、来い。話したいことがある」

一「珍しいね、千冬姉からお誘いなんて」

千冬「そんな時もある」

そう言って一夏は千冬の後について行った

千冬「そうだった」

一「何?」

千冬「不純異性行為の罰をしなくてはな」

一「え!?」

その瞬間、俺の頭に特大のゲンコツが来たのだった

それだけでなく、その後からもう一発食らった

千冬「もう一つは心配させた罰だ」

一「手加減してくれよ」

食らった部分を撫でながら千冬姉の後を追う

 

地下室

一夏は白銀無人機のいる部屋に入った

一「こいつは」

千冬「そうだ、お前が倒した無人機だ」

一夏は千冬姉から、白銀無人機の正体と篠ノ之束が作ったことを知った

千冬「こんなものだな」

一「なるほどね」

一夏は手を顎に当てて聞いたのだった

千冬「それじゃあ、今度はお前のことを教えて貰おうか」

一「何を聞きたい?」

一夏は気づいていた、千冬が聞きたいことを

一「なんでも答えるよ」

千冬「それじゃあ、まず一つ目から」

千冬は一夏の左腕を見た

千冬「左腕は何故、義手なんだ?」

一「・・・・・・・こいつは俺の罪だよ」

一夏は左腕を撫でた

千冬「罪だと?」

一「腕がなくなった理由を話すよ」

そう言って一夏は話を始めた

一「あれはIS学園から消えて2ヶ月位経ったかな」

一夏は語りました

 

過去

一「戦争か」

一夏は今、アフガニスタンに来ている

そこは戦争や競争で荒れに荒れた場所だ

ISが出たことによって、さらに戦争の規模は大きくなるばかりだった

一「俺には関係ないか」

そう言って、立ち去ろうとした時だった

一夏の目に止まった

目に映ったのは2体の追尾型歩行戦闘機「ドーベル」に追われる少女だった

一夏は少し考えたあと、行動した

一「逃げろ、俺が引きつける」

そう言って一夏は、少女を逃がす

一「来い、白式」

そう言って腕だけを部分展開した

そして、二匹いっぺんに切り裂いた

一「弱すぎる」

一夏は少女の元に向かった

一「大丈夫か」

少女「ありがとうございます」

年齢的には五~六歳の少女だった

一「ここは危ない遠くに逃げな」

一夏はポーチからお金を出して少女に渡した

少女「こんなのは受け取れません」

一「戦争は大きくなる、生き延びるのは大事なことだ」

一夏は少女の手にお金を渡して強く握り閉めさせた

その時だった、目の前で少女が狙撃されたのだった

一「な!?」

一夏はその後、すぐに身を隠したが遅かった

一「囲まれたか」

一夏はすぐに気づいた

追尾型歩行戦闘機が二十台もいることに

一「前より気づくのは早くなったがまだまだだな」

そう言って一夏は右腕を展開して、隠れているところから出た

一「来るなら来いよ!!!!」

次の瞬間、ドーベルたちが一斉に飛びかかり一夏を狙った

一夏は雪片で斬っていく

一「多すぎるだろ」

そう愚痴りながらも壊していく

だが、その中の一匹が一夏の足に噛み付いた

一「クソ!!」

一夏はその瞬間、倒れてしまい体勢が崩れた

その時だった。ドーベルたちが一斉に飛びかかり、一夏に噛み付いた

運が悪く左腕の方に集中して噛みつかれてしまい

猛烈な痛みを襲った

一「グギーーーー!!」

振りほどこうとするが深く噛みつかれており外れない

そして、一夏は振り解けないのであれば腕を斬るしかないと考えて

左腕を斬った

一「いっでーーー!!」

出血する左側を、右腕で抑えた

刀は地面に指して

一「いでぇな、クソ野郎共が殺してやるよ」

そう言って一夏はドーベル達を壊していく

残るは狙撃手だけになったが、左側の出血で倒れそうになる所を踏ん張り走った

一「お前で最後だーーーー!!」

そう言って一夏は右にある羅刹で狙撃手を殺した

その後、全て倒したあと一夏はぶっ倒れた

二十体いたドーベル達はくず鉄と変わり一夏の周りに転がっていた

一「くそぉ、血を流しすぎた」

一夏は何とか立ち上がろうとした瞬間

気を失いかけたが気を失う直前に白衣を着た女を見て

そのまま気を失ったのだった

 

地下室

一「その後だ、その研究者は俺を助け。そして、左は義手なった」

千冬「・・・・・・・・・」

一「研究者は俺を見てこう言ったよ「研究材料だ」とな」

一夏は千冬姉の方を見た

一「これは俺にとって罪だ。何一つ守れない屑の一部を取り除くためのな」

そう言って一夏は腕に手を当てた

千冬「・・・・・・分かった。もう一つ聞く」

一「なに?」

千冬「お前は何の為に戦っているのだ?」

一「そんなもの、奴らを殺すためだ。奴ら亡国企業を抹殺するために」

一夏の目からは奴らを殺す為に生きてきたと言っている

千冬「ではもう一つ、お前にとって強さとは何だ?」

一「強さは憎しみ、憎悪だ。奴らを殺すにはそれが必要だ」

千冬はそれを聞いたあと、一夏を見てため息を出した

千冬「そうか、分かった」

千冬は一夏を自分の部屋に帰るように言った

一「千冬姉?」

千冬「何だ?」

一「こんな弟でも強くしてくれた事には感謝してる」

千冬「・・・・・・・・・・・・」

一「でも、俺の殺し合いに首を突っ込まないでくれるか」

千冬「・・・・・・・・・・・・分かった」

一「ありがとう」

千冬「だが、お前のやる事は間違っている事を知って置く事だな」

そう言った千冬に一夏は笑顔を見せて、地下室から出たのだった

千冬「本当にお前は馬鹿野郎だよ」

千冬はもう居ない一夏の後を見続けたのだった

その後、一夏は屋上に行ったのだった

 

屋上

一「ここは変わらないな」

一夏は屋上でタバコを吸いながら景色を見た

一「綺麗だな、 この一つ一つを大事にしていかないとな」

そう言って一夏はタバコ離して煙を吐いた

そこに春雷が来て一夏の足をさすった

一「春雷はこの景色をどう思う?」

春雷「ガウ」

一「綺麗か、そうだな」

タバコをケースに入れて春雷を見た

一「春雷、録音モードを使って俺の言葉を録音しろ」

そう言って一夏は春雷に命令した

春雷「ガウガ」

春雷は録音モードになった

一「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

一夏は春雷の録音モードにある事を吹き込み言い終えた

一「春雷、この録音は次にお前に乗るヤツに聞かせてやってくれ」

春雷「ガウ」

一「そして、もう一つ録音してくれ」

春雷「ガウ」

一「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

一夏はもう一つのを録音した

一「これはもしもの時に琴に聞かせてやってくれ

春雷「ガ〜ウ」

春雷はそれを聞いて少し寂しくなってしまった

一「もしもの時さ」

一夏は春雷を撫でた

一「大丈夫だよ、俺はそうならないようにするだけだ」

春雷「ガウ」

一「よし、帰るか」

そして、一夏と春雷は琴とロポアいる病室に戻ったのだった

 




今日はここまでです
遅くなりすみませんでした
これからも眠いなりに頑張って行きますので
暖かく見守ってください
18禁に一夏と琴のヤルシーン出しました
そちらも見てください

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