IS 狂乱に強くなろうとする一夏(ひとなつ)   作:カツ丼親子丼

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お待たせしました
これで何話作ってんだと思います
ですが、まだまだ作ります。
それではどうぞ


触れ合いとは

トレーニングルーム

琴「猫?」

そこにあったのは猫の人形だった

でも、ここには誰も立ち入らないのである筈がないのだ

琴「ね〜こさん」

そう言って、琴は猫の人形を持ち上げた

琴「もふもふしてる、気持ちいいなぁ〜〜!!」

そんなことを言っている瞬間

「ニャー」

琴「え!?」

猫の声がして抱えてる猫を見るとさっきまで人形だった筈の猫が動いていたのだ

琴「え・・・え・・・・・・・えーーーーーーーー!!」

琴は悲鳴を上げて猫を持つ手を離してしまった

猫「ニャッ」

猫はそんなことつゆ知らず琴をじっと見ていた

琴「猫さん、人形だったよね」

猫「ニャッ」

琴「えええええええ!!!」

琴は混乱するしかなかった

猫はすぐに琴のそばに行き足に擦りついた

琴(か・・可愛い)

琴はすぐに持ち上げて猫さんに聞いた

琴「猫さん、どこから来たの?」

猫「ニャ?」

琴「言葉が通じないか」

琴はガッカリしたがもう一度猫を見ると

猫「ニャニャニャ、ニャニャ」

猫は琴の胸にある紅焔を咥えて引っ張り持って行ったのだった

琴「待ってそれはダメーーーーー!!」

琴は猫を追いかけたのだった

 

中庭

琴「猫さん待ってーーーー!!」

猫は琴の言葉を無視して、琴から逃げ回るのだった

琴「猫さん待ってーーーー!!」

猫はさらに走り去るのだった

琴「待ってってばーーーーー!!」

琴は猫を追いかけた

 

アリーナ前

猫「ニャニャニャニャニャニャニャニャ」

猫は琴から逃げるように走る

その後を琴が追いかける

琴「待てーーーーーー!!」

琴も走る走る

 

琴side

琴「待ってってばーーーーーー!!」

その時だった、体から嫌な感じがして止まりうずくまった

琴「やばい」

その瞬間、琴は草むらへ行き吐血したのだった

琴「ゲホゲホ・・・ハァハァハァハァ」

琴はすぐにポケットから薬を出して飲む

琴「走りすぎた、こんな体になってしまって馬鹿だなぁ〜私」

その時だった、目の前に猫が現れたのだった

猫「ニャー?」

琴「心配してくれるの?」

猫「ニャー!!」

琴「ありがとう」

そう言って、琴は猫を撫でた

琴「猫さん、返してね。私の大切なもの」

そう言って、琴は猫を持ち上げて探すが見当たらない

琴「あれ・・・・猫さん、私の大切なものどこ?」

琴は持ち上げた猫に問おうが猫は

猫「ニャ?」

琴「えええええええええ!!」

琴は驚くことしか出来なかった

琴「どこにやったの?」

そう言った瞬間、猫のいた足元に私が付けていた紅焔のチェーンが落ちていた

それを見た瞬間、琴は焦ったのだった

琴「やばいよーーーーーーー!!」

そう言って琴は猫を持ったまま、また走り出したのだった

走り回るが行く宛がなく、どうしたものかと考えていると

簪「あれ? 琴ちゃん、どうしたの?」

琴「あれ、なんで簪がここにいるの?」

簪「ここ、整備室だよ」

琴「え・・・・・・」

そう思って扉の方へ向かって教室名を見た

琴「本当だ」

セシ「あら、琴さん? どうしたのですか、そんな可愛い猫を連れて」

琴「そういうセシリアは何でここに?」

セシ「簪さんに新しいバックパックを取り付ける手伝いをしてもらうためにここにいるのです」

琴「そうだったんだ。って違う・・・・・・そうだ、簪この子を見て」

そう言って、琴は簪に猫を渡した

簪「猫?」

琴「この子、私のISを食べたみたいなの」

簪「分かった、やって見る」

セシ「災難ですわね」

琴「うん」

琴はただただ簪が猫を調査しているのを見守っていたのだった

そんなことをしてるうちに

簪「琴ちゃん、この猫凄いよ」

琴「え」

簪「この猫、この子自体がISの待機状態になってるし、この子体は人形で中身もロボットなの」

琴「そうなの」

簪「こんな技術見たことない」

セシ「未知の領域ですわね」

琴「でも、何でどうやって動いているの?」

簪「多分だけど、ご主人が琴ちゃんであると認識している。そして、この猫はAIを持つ猫だよ」

琴「すごい猫ってこと?」

簪「うん!!」

セシ「でも、どうやって作られたのでしょう」

簪「多分だけど私の頭の中に1人だけこんなの作れる人がいる」

セシ「まさか、篠ノ之博士?」

簪「違う、篠ノ之博士以上の人であり裏の博士って呼ばれてる人物」

琴「誰なの?」

簪「ファントム・D・カルム」

琴「!?」

琴はその人物を知っている、あの時一夏を待っていた人ではないかと琴は想像した

セシ「ファントム・D・カルムとはどんな人物なのですの?」

簪「ファントム博士はこの猫みたいに人形型の動物を作ったり、それだけでなくISの第二世代機を作った言わばもう一人の篠ノ之束って言われてる人」

セシ「では何故、裏と呼ばれているのですの?」

簪「腕は天才級のものなんだけど性格や行動が博士って感じじゃないの」

セシ「博士って感じじゃないとは?」

簪「非合法を使ったり中国マフィアとの癒着問題とかがわんさか出てきて、言わば何でもありの人なの」

セシ「そうですの、それじゃあ何でこの猫は琴さんを主としているのですの?」

簪「多分、ファントム博士がそうしたのだと思う」

琴「・・・・・・・・・・・・・」

セシ「どうしました?」

琴「え・・・・・・・・」

セシ「なにか悩みでもあるのですの」

琴「ごめんごめん、考え事してた」

簪「琴ちゃん、この猫に名前つけてあげて」

琴「え、何で?」

簪「理由としてこの猫は貴方にとってISの待機状態、紅焔って言うのもなんだから」

琴「なるほど」

琴は腕を組んで考えた

そして、一つの名前が出てきた

琴「ロポア・・・・・・・」

セシ「え」

簪「それでいいと思うよ」

琴は前に出て、猫と対峙するようにして

琴「あなたの名前はロポア、宜しくね」

そう言って、琴は猫を抱えたのだった

簪「多分他は大丈夫だよ」

琴「ありがとう」

そう言って、琴は出ていったのだった

セシ「また何かありそうですわね」

簪「そうだね」

そう言って二人は琴の方見たのだった

 

部屋

琴と猫(ロポア)は部屋に来てから一緒ににらめっこしていただった

琴「これから宜しくね、ロポア」

猫「ニャー」

二人はじゃれあうのだった

 

ファントムside

ファントム「彼女がデバイスに名前をつけたみたいだよ」

一「ふ〜ん」

ファントムは画面越しに映る琴のことを一夏に伝えた

一「デバイスが琴を守ってくれるんだろ?」

ファントム「多分だよ」

一「はぁ〜、行くぞ春雷」

そう言って一夏の近くにいた小型のライオンが一夏について行くのだった

ファントム「彼女のことになると口を開いてくれるのはいいけど、今の君はほぼ戦闘狂だね」

ファントムは不敵な笑みで一夏を見たのだった

ファントム「君を見つけてから一年、本当に楽しいよ」

そう言って、また画面に向き直ったのだった

 




今日はここまでです
機体説明は次の機会に
それではありがとうございました

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