ノンケ提督が艦シーメール鎮守府に着任しました。 作:ゔぁいらす
前回までのあらすじ・・・
なんと吹雪と愛宕さんと高雄さんにはイチモツが生えていたのだった。
何を言っているかわからないと思うけど俺にもどうなってるのかわからない。
「えーっとあの・・・そのご立派なモノは一体・・・・」
俺は恐る恐る話を切り出す。
「そこは改造してないわ、自前よ~」
愛宕さんは当然の様にそう答えた。
はて?どういう事だろうかもう少し聞いてみよう。
「えっと・・・あの・・・・自前ってどういうことなんですかね?」
「別に隠すつもりは無かったんだけど私男なのよ。こっちの高雄もそうよ。世に言うシーメールって奴ね」
「しー・・・めーる・・・?」
なにそれ・・・?日本語・・・?
電話番号で送れるメールのことじゃないの・・・?
色々な事が一斉に起きて頭の回路がショート寸前まで来ている。
こんなに頭使ったのはいつぶりだろう
えーっとかいつまむとこの2人は男で今ここで立ちションをしてて・・・じゃあ今朝ぶつかったアレは偽物・・・・?
えっ・・・ええええええええ!!!!?
「よくも・・・・・よくもだましたなあぁ!!」
俺はもう訳がわからなくなり叫びながら半べそをかきその場を走り去った。
もうその時の俺は何がなんだかわからなくなったのでとりあえずこの異様な状況から抜け出すため、そして外の空気でも吸って落ち着くために鎮守府の外へ出る事にした。
そんな時
「あら提督さんそんなに汗でびしょびしょになってどうしたの?」
という声がしたのでその声の方にふり返ると阿賀野さんがベンチに座っている。
「あっ、あの・・・色々あって・・・・」
流石に愛宕さん達が男だったなんて言えるはずもなく適当に誤摩化す。
「提督さん、そんなに汗かいてるんだったらお風呂入らない?大浴場があるんだけど入ってみない?阿賀野が案内するよ?ここのお風呂とっても大きいんだよ?」
阿賀野さんはやさしく俺に声をかけてくれた。
なんて良い人なんだ・・・・もう信じれるのは彼女しか居ない。
俺は流石に今自室に戻る訳にも行かないしこの気分を落ち着かせるためにも風呂に入る事にした。
「あ・・・・ありがとう阿賀野さん。じゃあ案内して・・・くれます?」
「阿賀野でいいよ」
予想外の返事に俺は耳を疑う。
「へっ?」
「提督さんは阿賀野たちを指揮する人なんだからそんな腰を低くしなくたっていいんだよ。それに阿賀野も敬語じゃ疲れちゃうしぃ〜タメ口でい・い・よ♡ふふっ!」
阿賀野さんはそう言ってウインクをしてくる
な・・・・なんなんだよこの人・・・・・
今日会ったばっかりの俺なんかにこんなに優しくしてくれる上に呼び捨てで良いなんて・・・・
こんな理想的な女の子が居るだろうか?いや居ないね!!
「そっ・・・それじゃあ阿賀野・・・」
あー言っちゃったー!!女の子を呼び捨てたのなんか何年ぶりだろうか・・・
「はぁい?提督さん」
返事してくれたぁぁぁぁぁ!!!よかった・・・本当に呼び捨てていいのかわかんなかったけど本当に本当に呼び捨てて良かった!!
つくずく俺自身が女の子という存在に触れずに青春を送ってきた事を考えて少し悲しくもなったがそんな事はどうだっていい!これから俺は阿賀野さ・・・いいや阿賀野といい感じになってこの鎮守府生活を謳歌するんだぁぁぁぁぁぁぁぁ!
俺は心の中でそう叫ぶ
「あ・・・阿賀野・・・じゃあその大浴場に案内して・・・もらおうかな」
俺がたどたどしく彼女に言うと
「はーい!それじゃあこっちだよ提督さん。早く早く!」
彼女はそう言って俺の手を引き走り出した。
あれ・・・なんか俺、女の子に手・・・握られちゃってる?
女の子手って思ったよりしっかりしてるんだなぁ・・・
って俺阿賀野と手繋いでるのか!?
ナチュラルに手を触られて理解するのに数秒ほどかかってしまった。
女の子と手をつなぐなんて何年ぶりだろう?
それに風になびいた彼女の黒髪からはなんだかいい匂いがする。
これが女の子の髪の香りなのかぁ・・・いい匂いだなぁ。
そんな聞かれたらドン引きされるであろう事を思いながら阿賀野に手を引かれるままに着いていくと大浴場が見えた。
なにやら入り口は1つしか無かったが基本艦娘しか使わないのならさして問題はないだろう。と心の隅に一瞬生まれた違和感を無視し大浴場の脱衣所に足を踏み入れる。
「じゃあ俺風呂入ってくるよ。ここまで案内してくれてありがとう阿賀野」
と阿賀野に礼を言った。
「お易いご用よ!それじゃあ提督さん、ごゆっくり〜」
阿賀野はそう言うと脱衣所から出て行ったのでこんな呑気な事をやってる場合ではないんだろうけどとりあえず一旦落ち着きたかったので俺は汗でびしょびしょになった服を脱ぎ捨てて大浴場へ入った。
「すっげぇ・・・・」
中はとても広い風呂があり、サウナや露天風呂まで完備されていた。もうとにかく考える事に疲れた俺は無心で露天風呂に入った。
たまらない。体の疲れが一気に飛んで行く様なそんな気持ちになった。
そして落ち着いてきたのでシャワーでも浴びてすっきりしようと露天風呂から出てシャワーを浴びようと蛇口を捻りシャワーを浴びていると
「提督さ〜ん。やっぱり阿賀野も一緒に入るね〜」
そんなのんびりとした声が聞こえて扉が開きなんと阿賀野が浴場に入ってきたのだ。
何たる暁光・・・!バスタオルからはみ出んばかりの胸・・・それに綺麗な肌・・・って違う!見とれてる場合じゃない!こんな子と一緒に風呂なんか入ったら俺が持たないしもし変な事してドン引きされたら・・・・
「うわっちょいくらなんでもいきなりこここ混浴なんてそそそそんなよよよよろしくないと思うなぁ」
俺は急な出来事にまたキョドってしまう。
「いいじゃんいいじゃん。裸の付き合いって奴?なんちゃって☆」
阿賀野はそんな俺に構わず隣に腰掛けてくる。
近くで見ると更にその透き通った肌黒い髪はとても一言では言い表せない美しさ。そしてバスタオル越しに見る彼女のバストは愛宕さん達ほどではなかったがそこそこ豊満だったためやっぱり目が行ってしまう。
落ち着けよ俺・・・こう言うときこそ平常心だ・・・・
自分にそう暗示をかけていると阿賀野はおもむろに胸とバスタオルの間に指を入れ谷間を強調しつつこう言った。
「ねえねえ?阿賀野の胸、どう思う?高雄達には勝てないと思うけど・・・・」
今・・・なんと・・・・ムネ・・・ドウオモウ・・・・・目の前で現実離れした事が起こりまくったので一気に脳が沸騰する様な気になったがシャワーの温度を最低にして頭を冷やし、なんとか正気を保つ。しかしどう返せば良いんだ?確かに愛宕さん達の方がデカいけどアレは偽ものであって・・・でもそれを阿賀野に打ち明けたらどうなるかわからないし・・・・女の子の褒め方など全くわからない俺はとりあえず今考えうる全ての言葉をひり出すことにした
「あーえーっと確かに愛宕さん達よりは小さいと思うけど胸は大きさだけじゃなくて美しさだと思いますハイ・・・アガノ ムネ デカイ ウツクシデス」
何言ってんだ俺は!!後半片言になってるじゃねぇか!ゼッタイ変な奴だと思われる!!とそう思った直後
「わぁ〜提督さんありがとう!阿賀野うれしい!」
阿賀野は俺の事を抱きしめた。
アカン・・・これが乳圧というものか・・・すごい柔らかい・・・愛宕さんにぶつかった時よりも柔らかい気がする。やっぱり偽物の乳より本物ですよね!
っていかんいかんこのままでは窒息死してしまう。
いや・・・その前に鼻血がでて失血死か!?胸に挟まれた俺はそう思ったがあまり乱暴に暴れると危ないのでひとまずこの中に埋もれている事にした。
決して胸を堪能したい訳ではない。阿賀野の身を案じての事だ。断じてやましい考えは無い!!
しっかし俺が今美少女の胸で埋もれて死にかけてるなんて言ったら元クラスメイトの淀屋やカイトはなんて言うかなぁ・・・・
カイトは泣いて羨ましがるだろうけど淀屋は・・・・
というか淀屋・・・今何してるんだろ?卒業式の次の日に居なくなったっきり連絡も取れないし・・・・
いいや今はそんな事どうでも良い!今目の前にあるのはおっぱいだけ!それだけ考えてりゃ良いんだよ!!
それに淀屋とは近いうちに会えそうな気がする。なんでかしらないけど・・・それよりおっぱい!!
俺がそんな下劣な事を考えていると
「1週間くらい前にやっと手術の痕が無くなったんだ〜よかったー形が変になってたらどうしようって思ったけど提督さんも喜んでくれたしやっぱり胸にシリコン入れて良かったよ〜」
阿賀野は嬉しそうに言った。
ん?しり・・・こん・・・? シリコンってあの? 阿賀野も偽乳なの?ま、まぁあの2人の胸があんなにデカい(偽乳だけど)んだから多少張り合っていれたのかもしれないし・・・・などと考えているうちに息が苦しくなってきたので
「あの・・阿賀野・・・そろそろ苦しいんだけど・・・」
阿賀野に離してもらう様に頼む。
「あっごめんなさい提督さん。阿賀野嬉しくってつい・・・・」
阿賀野はそう言うと俺を解放した。
その時拍子で流しっぱなしになっていたシャワーの向きが変わり阿賀野にかかり阿賀野に巻かれていたバスタオルがはずれてしまう。
「きゃぁ!」
阿賀野は反射的に胸を手で隠す。
やっぱり手ブラって本当にいい物ですね。
俺はその時の俺の顔をもし自分が見たら全力でぶん殴っているであろうレベルの惚けた顔をしていた。
しかしその表情は一瞬で絶望へと変わる。
両手で胸を隠しているため下半身が無防備になっていたのだ。そこには広大なマングローブの中に高雄姉妹ほどではないが立派な1本の巨塔がそびえ立っていたのだ。
えっ・・・なにそれ・・・・
「ご立派ァ!」
無意識のうちに声を出してしまったがえっ、もしかして阿賀野も男?
さっきまで嗅いでた髪のいい匂いとか俺と繋いでくれた綺麗な手も全部・・・男の・・・・
この鎮守府どうなってんのえっ・・・えっ?????
その時、俺の脳裏にさっき思った言葉がよぎった
こんな理想的な女の子が居るだろうか?いや居ないね!!・・・居ないね・・・居ないね・・・・
脳裏でさっきのモノローグが悲しく何度もリピートされる。
居なかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!確かに理想だけど女の子じゃなかったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
また俺は訳がわからなくなり
「ごっ、ごっ、ごめんなさいでしたアァ!!」
と叫びながらバスタオル一丁で大浴場から逃げる様に飛び出した。
どうなってるんだよここは・・・!?なんで艦"娘"なのに男が紛れ込んでるんだよおおおお
そうだ大淀。あの娘なら何か知ってるかもしれない!
なりふり構わず俺は来た道を通り藁をもすがるような気持ちで執務室へ向かった。
勢い良く執務室の戸を開けるとそこには大淀がいた。
「大淀!ちょっと聞きたい事があるんだけど!!」
「け・・・提督?どうされたんですかそんな鬼気迫る表情で・・・それにそんなバスタオル一丁なんて格好で・・・・」
大淀は顔を真っ赤にして手で顔を覆った。
「どうしたもこうしたもねぇよ!!一体どういう事なんだ?なんで艦"娘"に俺と同じイチモツが付いてるんだよ?ええ?」
鬼気迫る表情で俺は大淀に迫る。すると
「見てしまったんですね提督・・・・」
大淀は表情を暗くして言ってこちらに近付いてくる。
「な・・・・なんだよ・・・」
もしかしてこれ・・・その秘密を知ったからには生かしておけない!とかいって消される奴か!?
嗚呼・・・そんな事ならさっきの阿賀野の胸の中で窒息死・・・・いやいや男の胸で窒息死なんて死んでもごめんだしまだ消される訳にもいかねぇぞ!
近付いてくる大淀に対して俺は身を構えるが
「謙。まだ気付かないの?」
俺に近付いてきた大淀は別に拳銃を取り出すでもスタンガンを取り出すのでもなくおもむろに眼鏡を外してこちらを見つめてきただけだった。
それになんで俺の事呼び捨てで読んで来るんだ・・・・?
そんな予想外の事に呆気にとられながらも俺はそんな大淀を見つめる。
「あ・・・あれ・・・・?もしかしてどっかで会った事ある・・・・?」
なんだろう?どこか見覚えがあるような目つきをしている。
でも俺にこんなメガネっ子の知り合いはいないし・・・
そこでいままでの事を思い返してみる。
阿賀野も高雄さんも愛宕さんも皆男だったし・・・
男でこんな目つきをしてた知り合いが居る・・・
そして俺は半信半疑だが一つの仮説に至った。
「おっ・・・お前もしかして」
メガネをかけている時はわからなかったが、まじかで見るとその目つきの悪さはとてもなじみのある物だった。
それは高校時代の俺の親友だった淀屋 大(ヨドヤ マサル)の目にそっくりだったのだ。いやでもそんな事あるはずがない。
なんたって彼は男なのだから・・・しかし今さっきまで見ていた物がその事すら事実だと思わせる。
いやでもそんな筈は無い・・・と心のどこかで思いながらも
「淀屋・・・なのか?」
俺は恐る恐る大淀(?)に尋ねると。
「そうよ。私は正真正銘謙のクラスメイトだった淀屋大よ」
いやいやちょっと待て無理があるだろ!
何これ新しく入ってきた俺を歓迎する為のドッキリかなにか?いやぁその為に特殊メイクまでして皆が男だったなんて言って俺をびっくりさせようだなんてすんごいサプライズだなぁ〜と思ったが確かにあの目つきの悪い目は淀屋の物だ。
でもやはりあいつが目の前に居る事は信じられないしましてや音信不通だった彼が久々に会ってたら艦娘になってたなんて信じたくない。
「淀屋ってその・・・・あいつの妹さんとかではなく・・・・?」
あいつに妹は居なかった筈だけど今はその可能性に欠けるしかない!!
「うん。正しくは淀屋大"だった"って言った方がいいかもしれない。今の私は大淀だから」
彼女はそう言い切った。
???尚更理解が出来ない。いいや俺自身が理解を拒んでるんだ。
確かに言われてみると身長もそこそこ淀屋に近い様な気もするし・・・・ただそれ以外は全くの別人と言ってもいいし何より淀屋は男だ。目の前に要る少女は一体何者なんだ?もう流石に考える気力さえ起きない。いや考える事を放棄したと言った方が正しいか。
もう訳がわからないぞ。
「いや・・・でも淀屋は男で・・・・それに声も喋り方も・・・恰好だって全然・・・・」
俺は目の前で起きている不条理を必死に否定しようとしたが
「謙に提督の資質があるってわかってから数日後私にも艦娘の適正がある事がわかったの」
大淀・・・いや淀屋は無慈悲に続けた。
色々聞きたい事はあるがとりあえず一番引っかかった疑問を目の前の淀屋と名乗る少女にぶつける。
「いやちょっと待て、艦"娘"って言ってるくらいなんだから女にしかなれないんじゃないのか?」
すると彼女は
「5年前の殲滅作戦で艦娘の戦力の70%が失われたのは知ってるわよね?」
と続ける。これはリアルタイムで中継もされたとても過酷な争いだったからTVのニュースで見ていただけでも全く忘れる事は出来ないほどの激戦だった。
「ああ」
「それからというもの女性の艦娘適合者は少なくなったの。そして男性でも艦娘になれるって事が実証されたらしくてそれからというもの艦娘に適合できる男性は私みたいに艦の記憶を植え付けられて各鎮守府に配置されているの。だから今の私は淀屋大であって淀屋大ではない大淀なの」
この話を急に信じろと言うのも無理な話ではあるがその目つきの悪さとその奥の瞳の真剣さがこの話が真実だと物語る。
「じゃ、じゃあ淀屋は大淀で・・・今目の前に居て・・・・ってでもそれって確か志願制なんだろ?」
脳の処理が追いつかない俺がそう言うと
「ええ。そうよ。私志願したの。でも私大淀になれて良かったと思ってるの。これまで目つきが悪過ぎるせいで友達になってくれたのは謙くらいしか居なかったしそんな謙の役に立てるならこんなに嬉しい事はないの。鎮守府では提督と艦娘という関係でも謙とこうして一緒にいられる事が嬉しいの。だから・・・・」
そう訴える淀屋だった少女を流石に突き放す訳にも行かず
「ああわかった。」
そして俺のせいで淀屋は艦娘になる道を選んでしまった。そんな責任感を勝手に自分自身に背負い込んだ。
それなら俺がこいつにしてやれる事はただ一つだ。
「きっとお前を元に戻す方法もあるはずだ。だからこれから一緒に頑張ろうぜ淀屋・・・いや大淀・・・絶対お前を元に戻してやる」
俺はそう良い大淀の手を差し出すと
「そ・・・・そう・・・・ですね!はい!提督!これから改めてよろしくお願いします!!」
と大淀は嬉しそうに答え俺の手を握った。
なんか調子狂うなぁ・・・
でも手を握る彼女が淀屋だと思うと不思議と気恥ずかしさもないしそんな彼・・・いや彼女なのかな・・・?が秘書官ならなんとかやっていけそうな気もしてくる。
そんなことを考えていると
「と、そうだ提督・・・・愛宕さん達とのわだかまりを解かないといけないのでは?」
そうだった。いくら錯乱していたからとは言え事情を知ってしまったのだから彼女(?)たちには謝らなければいけないし吹雪に関しては覗きをしてしまっているから更になんとかしなければならない。
しかしふともう一つの疑問が浮かんだので聞いてみる事にした。
「なあ大淀」
「なんでしょう提督?」
「あの・・・お前も性別は男のままなんだよな?あの・・・アレとかさ・・・」
「は・・・はい・・・そこは男の子のまま・・・です・・・・」
と大淀は少し恥ずかしそうに答えた。
「やっぱりか・・・・ハハハ・・・はぁ・・・・」
早速初日からいろいろな事があったが女性だらけの職場で働けると思っていたのに結局男だらけの職場でこれから働く事になってしまった俺は一体これからどうなってしまうんだろう?そんな事を考えると急に気が遠くなってその場で俺はぶっ倒れてしまった。
「ていと・・・・謙!ちょっと!大丈夫!?け・・ん・・」
薄れゆく意識の中でそんな大淀なのか淀屋なのかよくわからない彼女の声が聞こえる。
なお、大浴場を飛び出してからここまで俺はバスタオル一丁であった。
もうこれを書いたのも半年以上前になり、色々と至らない点が少しずつですがわかるようになって来たので一部文章を修正しながらの転載をしています。