ノンケ提督が艦シーメール鎮守府に着任しました。 作:ゔぁいらす
今から5年前、第2次深海棲艦撃滅作戦により艦娘達は深海棲艦の本拠地を叩く事に成功した物の戦力の70%を失うという痛手を負う。しかしその健闘も空しくそれからも深海棲艦の残党が各海域に現れるので既存の各鎮守府を解体し、各所毎に派出所の様な形で小さな少人数の艦娘を置いた鎮守府を点々と配置する形で今の鎮守府が成り立っている。
俺、大和田謙もその鎮守府の一つに着任する事になったのだが・・・・
「いやー吹雪いい娘だったな〜もしかするともしかしたら俺のこと・・・・うへへ・・・」
などという後から考えてみればクッソ気持ちの悪い妄想を呟きながら俺は執務室に向かっていると
むにゅり
今までに感じた事はないがどこか懐かしいような感触が顔面に走り急に目の前が真っ暗になった。
「なんだなんだ?なんだこの柔らかいの!?しかもいい匂いもする!!俺死んだのか???ここ天国??何?急死?いくらなんでもそりゃないぜオイィ!」
突然未知の感触と視界が真っ暗になったので俺は叫ぶ。
すると
「あら?もしかして新しい提督?元気のいい子ねぇ♪」
頭上でそんな声がして我に返った俺はよく見ると金髪の女性の胸に顔を思いっきりめり込ませていた事に気付きその場で尻餅をついてしまう。
「あっ、ごごごごごごごごめんなさい!!ちょちょちょっと考え事をしてまして!!!痴漢とかじゃないですハイゼッタイに!すみません警察だけは勘弁してください!!」
俺は必死に弁明しそのまま土下座をしていると
「わかってますよかわいい提督。私は愛宕。ここの鎮守府の艦娘よ♪これからよろしくね」
愛宕と名乗る女性はそう言って俺に頭を下げた。
女神や・・・・さっき会った吹雪が天使なのなら愛宕さんはそうなのだと心の奥で確信した。
「こっ!こちらこそよろしくお願いします!それでは僕は用事があるので失礼します!!!」
もう少し話をするチャンスではあったが胸に顔を埋めてしまった恥ずかしさから猛ダッシュでその場を離れてしまった。
はぁ・・・かっこ悪いところ見せちゃったかな・・・そう思いながらも
これが良く漫画とかで見るラッキースケベって奴かもう俺死んでもいいんじゃね?ってくらいツいてるなぁ・・・美人な愛宕さんに可愛い吹雪。
こんな最高の職場で働けるなんて高校のクラスメイトに何て話して自慢してやろうか特に目つきが悪すぎて女どころか小動物一匹近寄らなかった淀屋なんか死ぬほど羨ましがるだろう。いや、淀屋は目つきがクッソ悪いだけでいい奴ではあるんだけど・・・それにしてもいい匂いがしたなぁ・・・アレが女の人の匂いなのか・・・・なんて事を考えながら執務室前に到着。
扉を開けると執務室の中に既に眼鏡をかけた黒髪ロングの女の子が立っていた。
「お待ちしていました。提督、軽巡洋艦、大淀です。本陣からの任務等の報告等が仕事です。これからよろしくお願いします」
彼女は丁寧に頭を下げて挨拶をしてきたので
「本日付けでここの提督になる大和田だ。これからよろしく頼む」
少し偉そうに返事をした。
急に自分が提督になったという実感が湧いてきた。
それにしてもこの大淀も他の二人とは別のベクトルで可愛いしこんな娘と高校生活を送りたかった。こんな娘にちょっとそこの男子〜とか言われたかったなどという戻らぬ過去の事を後悔した。
「大淀、俺はこれからどうすればいいんだ?」
ひとまず大淀と名乗るメガネ美少女にそう尋ねると
「ひとまず艦娘をこの部屋に全員呼んで軽く挨拶をされてはいかがでしょうか?」
彼女はそう提案して来た。
たしかにそうだ。
右も左もわからない俺はそうする事にした。
それから10分くらいすると扉がノックされる音が聞こえたので
「入っていいぞ。」
まだ特に何もしていないのに提督風を吹かし少し偉そうに言った。
するよ扉が開き
「ぱんぱかぱーん!」
という声とともに入ってきたのは愛宕さんでその後に続く様に愛宕さんと似た服を着た女性が入ってきた。
てかぱんぱかぱーんってなんすか愛宕さん。
でもそんな事どうでもいいくらいお美しいですよ。と言いたかったが喉をつっかえて結局口にする事は出来なかった。
「提督〜また会いましたね。改めまして私は重巡洋艦高雄型二番艦の愛宕。こっちはは姉の高雄。二人会わせてよろしくね♪」
「貴方が新しい提督ですか。私が高雄型一番艦の高雄です。愛宕共々よろしくお願いしますね」
と二人があいさつをしてきたので俺も挨拶を返そうとしたが
「自分、大和田って言いますこれからお願いいたしまひゅ」
あっ噛んだ。
一番ダメなタイミングで噛んだ。
なんてダメな奴なんだ俺は。
さっきので人生の全部の運を使い果たしたのかと疑うレベルの不幸だった。
しかし
「高雄〜ひゅだって〜可愛い〜」
愛宕さんは頭をなでてくれた。
高雄さんは口に手を当ててクスクス笑っているがなんというか奇跡的に好印象を抱かせた上に頭までなでてもらえるとか明日、いや今すぐに世界が滅んだとしても生涯に一遍の悔い無しと言って昇天出来るとそう思った。
それから少しして
「こんにちは〜軽巡洋艦阿賀野型の1番艦阿賀野でーす。提督さぁんこれからよろしくね〜きらり〜ん」
と黒髪のおっとりした雰囲気の女の子が入ってきた。
ぱんぱかぱーんに続いて次はきらり〜んって一体なんなんだここは・・・でも可愛いから許す!と心の中でサムズアップをし
「大和田だ。これからよろしく」
と返すと大淀が
「この鎮守府に居る艦娘は以上です。もう一人駆逐艦娘が新しく赴任してくる予定なのですが・・・・」
少人数な事は知っていたが1つの鎮守府にこのくらいの人数しか居ないとなるとこの人数でやっていけるかどうか不安に思ったが逆にそれだけこの辺りの海域は平和な所なのだと安心もできた。
もう一人・・・多分あの子だろう。
そんなことを考えていると
「すみませーん迷っちゃってました〜」
と聞いた事のある元気の良い声が聞こえてきた。
やっぱり吹雪だ
「おお、吹雪!遅かったじゃないか!」
俺はそ吹雪を迎え入れた。
「提督、この娘ご存知なんですか?」
大淀が少し驚いた顔をした。
「ああ。さっき入り口で会ってさ。この娘が俺と同時期にここに着任した吹雪だ。みんな仲良くしてやってほしい」
折角なので提督風を吹かして吹雪を皆に紹介すると
「初めまして吹雪です!みなさんよろしくお願いします!」
吹雪は深々と頭を下げた。
「ではこれで全員の挨拶が終わったので提督と吹雪さんを部屋へ案内しますね。高雄さん、愛宕さん、阿賀野さんは各自解散で」
大淀がそう言うと
「じゃあまたね提督」
「それではまた。」
「じゃあね提督さん」
と愛宕さん、高雄さん、阿賀野はぞろぞろと部屋から出ていった。
それから大淀が俺を通した部屋はなんと吹雪と同じ部屋だった。
ここで当分の間吹雪と生活する事になるらしい。
もちろん男女同室なんて俺の身が持たないし、倫理的にマズいと思ったので大淀に他の部屋は無いのかと聞いたが、他の部屋はほぼ物置の状態で使える部屋がこの部屋だけしかないとの事だ。
「深海棲艦の出現も報告されていません。それに今日は疲れたでしょうからゆっくり休んでください。それでは提督。また何かありましたら私は執務室に居ますのでそちらまでお願いします」
大淀はそういうとそそくさと出て行ってしまった。
そして部屋には当然だが俺と吹雪の二人っきり
どうしよう・・・こんな時一体何を話せば良いんだ
「あのー」「あの・・・」
俺と吹雪が同時に声を出す
「あっ、司令官からどうぞ!」
吹雪がそう言ったので俺から話す事にした。
「あの・・・こんなのと一緒だと落ち着かないと思うけど数日間の辛抱だからそれまで我慢してくれ・・・俺もまだこの鎮守府のシステムを全然理解できてないし・・・ごめん・・・」
提督といえどまだ俺は何も聞かされていないし吹雪に面目が立たない。
すると吹雪は
「いえ!司令官のお邪魔にならない様にしますね。こちらこそふつつか者ですがよろしくお願いします!!」
と、また頭を下げた。
いちいち可愛いなぁ本当に・・・・そう思ったがあまり悪い印象を与えるとこれからの業務に影響が出るし引かれても困るので
「ああうんよろしく」
俺は淡白に返した。
少し緊張も解けてきたのか前日から緊張やら何やらで眠れていなかったので急に睡魔に襲われた。
少し仮眠しようかな・・・
「吹雪、俺ちょっと寝てるから好きにしててくれ」
「はい!わかりました。おやすみなさい司令官」
吹雪の一言を聞いた俺はベットで横になるや否やすぐに眠りについてしまった。
それから何時間経ったのだろうか?俺は目を覚ますとなにやら水の流れている音が部屋の浴室から聞こえた。
多分吹雪は気をつかって俺が寝ている間に風呂をすまそうと思ったのだろう。
しかし汗臭い灰色の青春時代を過ごしていたとはいえ俺もまだ18歳。
こんなの覗きたくなるに決まってるじゃないですか!
「いやこれは提督としての視察だからやましい考えとか断じてないからええ本当に」
と謎の理屈をこねて風呂を覗きに行く事にした。
こっそり風呂場の戸を少し開けるとスリムでフラットな体付きをした吹雪がシャワーを浴びている。
うーん巨乳派だけど貧乳もいいなぁ・・・・そんな事を思いながら舐め回す様に吹雪を眺めているとやはり下腹部が気になるじゃぁありませんか。
エロ本やエロマンg・・・ゲフンゲフン保健体育の教科書でしか見た事のない女の子の下腹部を生で見れるチャンスなんかこれから二度とないと言って良い!これは保健体育の授業の続きだ!では見させて頂きます!訳のわからない理屈を捏ね意を決した俺は吹雪の下腹部に目をやる。するとどうだろう。毛は生えていなかったがなにやら可愛らしい見覚えのある物がぶら下がってるじゃあありませんか・・・あれー?おかしいななんだろあれ見た事あるなぁ・・・
そう思った瞬間
「きゃっ!ててて提督!何してるんですか!」
吹雪が悲鳴を上げた。
「やべッバレた!」
これはまずいことになった!とりあえず逃げなきゃ!
俺はとっさにその場を一目散に逃げ去った。
とりあえずどこか落ち着ける場所で今見たものを整理するんだ・・・・!!
そして俺は目についた男子トイレに籠ろう。
あそこなら誰も入ってこないはずだなどという小学生レベルの浅はかな考えでトイレに走り込む。
よし・・ここなら誰にも邪魔されることなく落ち着ける・・・・
はずだったのだが
「あら提督どうしたのそんな息を荒くして?」
「提督もおトイレですか?」
そこには何故か小便器に向けて何かを出している高雄さんと愛宕さんが居た。
えっ・・・なんで女の人が立ちションしてんの?
それになんだあのデッカいモノ♂じゃないアレなんだよ見た事無い大きさのチンK・・・・そこで脳が理解を拒む。
高雄さんと愛宕さんにそんなもの生えてる訳ないじゃあないか。
艦娘の艤装か何かでしょ。
いや〜最近の艤装はインプラント式なのかすごいな〜
ここまで思考は0.05秒だった
ってそんなわけないだろ!!なんだよあれ!?
俺は恐る恐るもう一度愛宕さんの下腹部に目をやるとどう考えてもチ○ポですどうもありがとうございました。
ってことは吹雪の股にぶら下がってたアレも・・・・
もう何も考えられない・・・というか考えたくない!!
「なんで艦娘の股から変なもんがぶら下がってんだよおぉ!!誰か説明してくれよぉ!」
俺の悲痛な叫び声が鎮守府にこだました。