改めて初めまして!
この作品はクラスメイト転移物です。
とりあえず書いて行きます。
読みにくいと思われる方もいるかもしれませんがよろしくお願いします。
誤字、脱字などの報告をいただけるととても嬉しいです。
携帯のアラームが鳴り響き、身体を起こす。
未だ開くのを拒絶する目を無理やり開かせる為に顔を洗う。
そして学校に向かう準備を整え家を出る。
今年で高校二年になる。
特に何事をなく学校に着き窓側一番後ろという俺の席に座る。
それとほぼ同時に担任である
簡単なHRを済ませ授業の準備をし始めようとした時だった。
時が止まったかと錯覚する様な刹那、俺たちの足元は光り輝きだし気が付いた時にはその光に呑まれていた。
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再び意識を取り戻した時俺たちは先ほどまでいた学校ではなく床には何やら文字が刻まれた場所だった。
そして次に聞いた言葉は俺たちの誰にもわからないはずな言葉だった。
「ようこそリムルーブ城へ。 積もる話がございますがここでは話しにくい。場所を変えてお話しいたしましょう。」
そう言った騎士の様な人に俺たちは何が起きたのかわからずに付いていく。
連れていかれた部屋は俺たちの人数をはるかに上回る席の数とその席の前には机という学校の様な場所だった。
違う場所といえばあたりの風景と周りにいる人たちの雰囲気といったところだろう。
各自が自由に席に付き再び静寂が訪れたと同時に騎士の様な人が話し出す。
「ようこそリムルーブ城へ。 私はカルロス。リムルーブ騎士団の団長だ。
君たちをここに呼んだ理由は魔族を抹殺する為である。
それ故に君たちのステータスを知りたいと思う。
今、君たちの座っている前にある石を見て欲しい。
その石はこの国で自分の身分を証明する物で、自分のステータスを表示させることもできる。
まずは石に触れ念じて見て欲しい。
【我のステータスを見せよ】と。」
その発言を共に俺は石に触れ念じる。
【我のステータスを見せよ】
名前:
体力:D
魔力:F
筋力:D
敏捷:D
所持スキル: 『剣術』『身体能力制限』『魔法使用不可』『自動翻訳』
少しの静寂の後再びカルロスが話し始める。
「そこに表示されているものが君たちのステータスだ。
基本的に君たちのステータスはB以上、もしくはAやSになる者もいるだろう。簡単に説明すると体力や筋力などは一般的にはDもしくはEといったところでありまだ赤子であったり身体が動かせないなどの条件がある場合はFになったりもする。
魔力や敏捷も基本は筋力や体力と同じで最大値がS最低値がFだ。
そしてその下、所持スキルが君たちの使った時に高い効果を発揮できる武器を示している。
武器だけでなく属性魔法などに適正のある者もいるであろうがどちらに関しても同じことが言える。
以上がこの石、いや《ステータスストーン》の表示できるものだ。何か質問がある者はいるか?」
そうして口を閉じるカルロスに対し俺たちの担任であり唯一の大人である白垣先生が手をあげ発言を開始する。
それはごく普通の疑問点だった。
「私たちをどの様にここへ呼び寄せたのですか? 私たちは元の場所へと帰る方法はあるのですか?」
その質問をした瞬間今まで現状を理解していなかった、いやしようとしなかった生徒たちが真剣な表情で話を聞く。
そしてカルロスは口を開いた。
「私たちはあなた方を勇者召喚の魔法陣を利用してこの場所へと呼びました。
古い昔に編み出されたとされている、別の世界から人を呼び出す魔法です。
そして今あなた達を元の場所へと戻す方法はわかっておりません。」
その言葉を全て聞き終えると同時にカルロスに向かって白垣先生が口を開く。
「でしたら、私はクラスの子達の安全を優先し、帰る手段を探します。その上で協力して欲しいというのであれば全員の意見次第でその話は受けます。」
カルロスはそれでも構わないと言いクラスの意見がまとまるまでの時間をくれた。
結果、俺たちは自分たちで自分の身を守れる様にカルロス達からの訓練を受けながら自力で日本へと戻る手段を探すということになった。
話し合いが終わりお互いに良い関係になれたところでカルロスは再度口を開く。
「では、皆さんの訓練をする為にステータスを見せていただきたいと思っております。各自が得意な分野を強化する為の分類です。 準備のできた方から私の元へ先ほどの《ステータスストーン》を持参してください。」
そうして各自得意な分野を強化する為に色々な所に別れていった。
俺だけを除いてだったが…
第1話 強い光に包まれて…
いかがだったでしょうか。
主人公以外のクラスメイトのステータスは後々わかっていく感じにしました。
感想等お待ちしております。