サイファー《天使とダンスだ!続け!》
サイファーの号令と共に、スピリダスに対する最後の攻撃が敢行された。
メイ《行って!》
真琴《発・・・射・・・》
シュバァァァァァ!
メリーゲートと打鉄・甲による
ドガガガガガガ!
イーリス《うぅわ!危ね!》
直撃したミサイルとスピリダスの外装の破片が下側の翼部にいるイーリスに降り注ぐ。
サイファー《そんなとこに居るからだ!さっさと離れな!》
ナターシャ《イーリィ早く離れなさい!爆撃に巻き込まれるわよ!》
イーリス《わ、わかったよぉ。》
キィィィィィィン!
イーリス《こちらシルバー2、
サイファー《よーし全機!ミサイル発射、FOX3!》
ピクシー《喰らえ、FOX3!》
ナターシャ《ミサイル発射!》
真琴《発・・・射・・・》
マギー《行って!》
メノ《ミサイル発射!》
メイ《ミサイル、安全解除。発射!》
シュバァァァァァ!
イーリスは最大戦速でスピリダスから離脱。直後にガルム隊を始めとした全機のミサイルの一斉発射がスピリダスの装甲を破壊する。
ドガガガガガガ!
ガルム達が放ったミサイルの破壊力はかなりの威力を誇るが、メノの機体であるプリミティブライトの背部の大型ミサイル
ドォォォォォォォォォォン!
サイファー《ミサイル全弾命中!》
ついに、スピリダスの高度が落ち始めた。
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スピリダス艦内
ビー!ビー!ビー!
「艦長、駄目です!高度保てません!」
「エンジンにも被弾!このままでは海面に落ちます!」
艦長「ここまでか・・・だが、我々の仕事の半分は成し遂げた、奴等に通信をつなげろ!」
「はっ!」
艦長「くくくく・・・はははははは!」
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スピリダスが大西洋に落ち始めた頃にサイファー達に彼らの通信が・・・その内容とは・・・
サイファー《ん?通信?》
ザザザザザ・・・
《聞こえるか、企業の狗共・・・》
真琴《な・・・に・・・?この・・・通・・・信》
《我々の役目は終わった・・・お前達は・・・知らんだろう・・・我々は陽動だ!》
サイファー《何!》
ピクシー《どういう事だ!》
《既に本隊が動いた!我々は囮なのだよ!》
スピリダスの本当の役目、それはガルム達を誘き寄せる囮だったのだ。それもこの巨大な航空要塞という代物を使って・・・
イーリス《囮?ふざけてんのか!》
ナターシャ《落ち着いてイーリィ、冷静になりなさい!》
《ふははは!せいぜい吠えろ、今頃本隊はIS学園に向かっているだろう!はははははは!》
マギー《学園に!》
真琴《狙・・・いは・・・アク・・・アビッ・・・トの・・・大・・・帝・・・なの・・・?そ・・・れと・・・も・・・?》
《はははははは!アーハハハハハハハ!ジィィィィィィィク!ハァァァァイル!》
艦長は目的の内容を言わず、スピリダスは崩壊しながら海面に墜落。艦長以下乗員全員はそのまま海の藻屑になった。
サイファー《クソったれ!》
ピクシー《学園が・・・マズイぞ!》
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一方、当のIS学園では・・・
ヴァルター「ふははは!ゴリアテは全て堕ちよ、
ゴゴゴゴゴ!
エンペラー《全機攻撃開始ぃ!》
ズトォォォォォォォン!
学園に向かっていた無人機ゴリアテ45機が
ヴァルター「奴等め・・・このような兵器を持ち出すとはな・・・」
何故ヴァルター達が迎撃しているのかというと、企業連の衛星から太平洋上で国籍不明のタンカーを発見。敵のLCACとゴリアテが学園に向けて移動したという情報が企業連からもたらされ、緊急戦闘配備に移った。
ヴァルターが動いている頃、別ルートから侵攻してきた敵の
それとは別に、灰色の男達の動きに呼応して韓国軍と北朝鮮軍、さらに中国軍の艦隊が日本に侵攻してきた。
だが、日本にはある切り札を持っていた。
《震電隊、全機発進!》
《震電隊出るぞ!続け!》
その機体こそ、有澤重工を始めとした日本の企業が開発した新型支援戦闘機F-3"震電Ⅱ"である。
震電Ⅱとは日本国の特殊な運用環境に対応する為に開発されたマルチロール戦闘機で、領域侵犯をした敵艦艇に対する対艦攻撃や上陸した敵部隊への迎撃、さらには山岳部での防衛任務の大役を担う日本国の防衛の要である。
既に震電Ⅱは自衛隊全てに860機の実戦配備が完了しており、さらには日本製の量産型IS打鉄と海上自衛隊艦艇の共同運用も想定された最新鋭機だ。
《
《こちらIS部隊第1戦闘隊、攻撃準備完了しました!》
元々
それを止める為に動いたのは他でもない女性自衛官達やIS搭乗者全員である。
彼女達はSNSやネットを駆使して「男性自衛官達は私達日本の誇りです!つまらない風潮に流されないで!」という記事を出した。
過激派の女性権利団体や左翼議員達は
その女性自衛官達の行動に、日本国首相の大高弥三郎が感銘を受けて国内の女尊男卑の風潮は彼の「女性隊員達の勇気ある行動」を称賛と差別に対する演説とフェミニストの過激派達が逮捕された事によって消滅寸前という状態となった。
そして護国の剣達は空へと舞い上がった。
《こちら司令部、企業連のAFスティグロが国土防衛の為に力を貸してくれる。スティグロの支援に当たりつつ、敵艦隊の撃滅に尽力せよ!》
その後数時間以上に渡ってようやく韓国軍と北朝鮮軍、中国軍は日本の領海と領空から撤退した。
3国の損害はかなりのもので、空母及び強襲揚陸艦全てが大破、駆逐艦と巡洋艦はスティグロと震電Ⅱによって大半が撃沈、上陸部隊も陸上自衛隊による活躍で本土侵入は阻止された。
韓国・北朝鮮政府は日本に対し抗議したが、日本に対する侵攻はインターネットによって世界中に晒され、さらにアメリカ合衆国及び企業連は韓国・北朝鮮に対し容赦のない経済制裁を行った。
特に北朝鮮は追加の経済制裁によって大規模なクーデターが発生した・・・が、それはいずれ話すとして・・・
今回の争乱を引き起こした灰色の男達の所在がついに判明した。
場所はアルゼンチンのアンデス山脈付近、そこに彼らの本拠地があるという。
書くのに疲れた‥