諸君、コジマの時間だ。派手に行こう。
アクアビット本社
コジマ浴場B7
ヴァルター「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」
読者の諸君、久しぶりだな。コジマ大帝のヴァルターだ。
いやなに、出てない間はラーズグリーズ隊の露払いをさせてもらった。彼等の空は彼等自身で守るという話を聞いてな。我々企業連のIS部隊が彼等に立ちはだかる敵を蹴散らしたのだ。
立派な精神だ。私が出る幕もないさ。
あの美しい空は彼等の空だからな。
それはさておき、私はアクアビットに戻ってきた。2週間ほど休暇もらったのだ。といっても非常事態があれば戻らなければならんし、戦闘データの提出もあるからな。
とはいえ久しぶりのアクアビットだ。コジマ浴を堪能している。およそ半年ぶりのコジマ浴だ。もちろん、風呂上がりのコジマビール(200倍濃縮)も携えてな!
ヴァルター「コォォォォォォォォジィィィィィ・・・ムァァァァァァァァァァァ・・・」
やはりコジマ浴は最高だ。
今日は恭一少年も来ているが、彼はまだコジマ浴初心者でな。今B1浴場でコジマ浴を堪能している。
ふふふ、彼はシャルルには劣るが良い素質を持っておる。
エンペラー『我が主よ。』
む、エンペラーか。
ヴァルター「どうしたのだ、エンペラーよ。」
エンペラー『社長が呼んでいる。』
社長が?よもや非常事態ではあるまいな?
エンペラー『非常事態ではないが、シャルル達にも召集をかけた。我輩達も早く向かわねばなるまい。』
ふむ、となると面倒な案件か?なら向かわねばな。
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ヴァルター「転生者?」
恭一「なんすかそれ?」
シャルル「まぁ、あれだよ。よくラノベとかに出る俺TUEEEな概念的な何かだよ。」
ヴァルター「よくわからんぞ。」
束「まぁ正直どうでもいいけどね。」
恭一「どうでもいいんすか・・・」
ヴァルター「で、その転生者というのが何かこの案件に関わる訳か・・・」
私が目を通した資料・・・特殊作戦案件A-5、別名"転生者退治"・・・ふむ、正直転生者という話事態眉唾物だが、実際あるというのか・・・
シャルル「で、この男・・・織斑秋羅ってのがなんとも・・・」
恭一「織斑の姉さん達と何か関係あるんすか?」
束「いやそれはないよ。ちーちゃん達以外に親戚がいる訳ないじゃん。」
しかし我が社長も冷酷だな。まぁ彼女達に親戚がいたとしてもどの面下げて現れたとしか思えん。
ヴァルター「議論しても始まらん。してその男はいずこに?」
束「ちょっと待ってね~」
ガサゴソガサゴソ
ん?社長はなにを?
束「どこにでも行けるドア~」テッテテテテーテーテー
恭一「なんすかその某青ダヌキが使いそうなドア」
確かにな(笑)
シャルル「しかも語呂が悪いwwww」
束「んじゃ行ってみよ~私もね~」
あ、社長も行くのか。
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秋羅「なんだここは!おい!誰か居ないのか!」
ヴァルター「そう喚くな、小僧。」
こいつが織斑某か・・・ふん、どんな男かと思ったがなんてことはない、織斑の姓を持つ割には凡庸な人間だ。
秋羅「ここは何処だ!お前等は何処の・・・束さん?」
束「五月蝿いよ、ゴミ」
秋羅「ひぃ!」
社長の軽い殺気程度に気圧されるとは・・・所詮この程度か。
束「汚物を撒き散らす口で私の名前を言うな、この間抜け。」
ヴァルター「ご覧の通り社長もお怒りなのでな・・・貴様には死んで貰う。」
秋羅「いやちょっと待て!」
ヴァルター「問答無用だ!シャルル、恭一!一番槍だ!思う存分やれ!」
「「了解!」」
恭一「コッジーマウース!」
シャルル「エリタージュ起動!」
さぁ、コジマの時間だ・・・私のコジマ浴の邪魔をした罪、その身でとくと贖え!
(※推奨BGM the Unsung war)
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恭一「喰らえ!」
シャルル「そらそらそらそらぁぁぁぁぁ!」
ダダダダダダダダダダ!
ギュォォォォォ!
秋羅「ギャアアアアアア!」
織斑某という男はやはり大したことはない。対抗手段があれば使えばいいものを・・・なんとも間抜けな・・・
束「んじゃ束さんもいっくよぉぉぉぉぉぉ!」
おお!あれがコジマ爆撃機4号機、ドレッドノート・コジマか・・・なんと美しい・・・
2挺のコジマライフル"Axis"の光が徐々に充填されていく様はまさに神秘的な光景だ!
束「喰らえ!ダブルコジマブラスタァァァァァァァァァァァァァァァ!」
スドォォォォォォォン!
秋羅「アギャァァァァァァァァァァ!」
あのAxisの光で死ねるかな、あやつは・・・
秋羅「アガ・・・ガ・・・」
まだくたばらんか。ゴキブリ並みにしぶとい
さて・・・真打ちの私の出番だな・・・
ヴァルター「さぁ、織斑秋羅よ。我らのコジマの光に頭を垂れて感謝しながら
死ぬがよい。」
エンペラー『出でよ!
ふはははははは!見るがよい!これが我がコジマの力の化身!アクアビット、トーラスの力の象徴!
恭一「美しい・・・」
恭一少年よ、この太陽神の美しさに感動しておるな・・・やはり素晴らしい素質を持っているようだな。
エンペラー『抗うな、己の運命を受け入れろ』
ヴァルター「震えるがいい!怯えるがいい!亡者達がいる暗い闇の中に沈むがいい!」
全砲門起動!
ヴァルター「発射ァァァァァァァァァァ!」
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!
秋羅「ア"ッ・・・」
ドォォォォォォォォォォォォン!
ふむ、終わったか・・・
秋羅「・・・・・・ア・・・ア・・・」
まさかアレを喰らって生きているとは・・・
恭一「うげ・・・まだ生きてやがる・・・」
シャルル「まるでプラナリアみたいだね・・・」
プラナリアか・・・それはプラナリアに失礼であろう。
だがもう終わりだ。
ヴァルター「止めをさしてやろう。諸君、大コジマ爆撃だ。」
シャルル&恭一「「了解!」」
束「アイアイサー!」
ギュォォォォォ!
アサルトキャノン四連だ!喰らうがいい!
ヒィィィィィィィィン!
『沈めぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』
ズドォォォォォォォォォォォォォォォォン!
「━━━━━━!」
ドォォォォォォォォォォォォン!
ようやく消えたか・・・愚か者には勿体ないが、塵一つ残ってないな。
ヴァルター「では諸君、帰還するとしよう。」
ぬはははははは!帰ってコジマ浴の時間だ!ふははははははは!
こうして織斑の名を持つ転生者君はコジマの光に滅せられたとさ
めでたしめでたし
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