こうなった。~世界を作ったら~   作:彼是

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モチベーション保つも難しいね・・・
途中で投稿やめる人の気持ちわかるわ・・


第十四話 狩 前半

あの日から数日が経った。

 

俺の身に変わった事が二つある。

 

一つ目スキルウィンドウ

 

名前 黒須 黒夜

種族 人間

レベル 1

スキル 鑑定 マップ 15ポイント

呪文  無し

魔術  無し

 

さてどこからツッコメばいいか・・・

マップは文字通り俺を基点に半径10㌔ぐらい?を地域マップが見れる。

簡単に言うと航空写真を見れる。以上!

使い難いね。

 

そして問題はこの15ポイントだ。

なにかわからん!

初めて見たときは13ポイントだった。

その後目が覚めたら15ポイントだった。

わからんものは放置だ。

 

二つ目

 

なんかマッチョになった。

前は鍛えても無いから筋肉に肉の字もなったがなんか少しづつマッチョになった。

なんか斧ぐらい普通に持ててしまう。

明らかにこの変化はおかしい。

まるでどっかのシェフのスープ飲んだみたいだ。

それは言いすぎか・・

 

俺は結局まだ何も決めずにふらふらしている。

村を出るのか?

村に残るのか?

どうしても決めれない。

 

だから俺は気を紛らわす為に手伝いをする。

料理を教え、森へみんなで行って食材探し。

今は自然薯、ムカゴ、シメジ、しいたけ、まいたけ等色々な食材が見つかった。

みんなに焼く、煮る、蒸す、炙る等の調理方法。

味付けや器具の使い方等様々な使い方レシピを教えた。

まあ自分の知ってる範囲だ。大した事は無い。

 

スーツは着ておくと直ぐダメになるから使うのをやめた。

今は作って貰った麻の服と動物の皮靴を着ている。

新しい靴もそうだが着心地は・・・察してくれ。

 

 

 

今日は狩りに出かけるそうで俺も着いていき血抜きを教える予定。

血抜きはしたこと無いし見た事も無い。

でもある程度予想は付くし血抜きしたという結果は知っている。

知ってると知らないはまったく違う。

ゴールを知ってる分ある程度教えるだけで時間はかからずできる様になるだろう。

 

 

広場にはリーダーのマキマムさん(オーガリザードマン)とリットンさん(リザードマン)とタニアさん(インセクトゴブリン)達が集まり狩りに出かける。

 

タニア メル インセクトゴブリン 

見た目は完全に魔物だ。まあ村のほとんどに言えるが・・・

体は小さく色は緑。見た目は二足歩行のコオロギに近い。でもゴブリンの特徴に角が生えてる。

てか触覚に変わりに角。顔が昆虫よりゴブリンに似てる程度だ。

 

 

「みんな知ってると思うがクロさんが今日は狩りに付いてきてくれる。クロさんは狩り等は初めてという事でタニア、フォローを頼むぞ」

 

「初めて話すよな?私はタニアよろしく」

 

「クロです。よろしくお願いします」

 

最近は黒須と名乗っていない。

神の名を使うのはあまりよくないとギルイットさんから教えられた。

名乗るならクロと名乗ったほうがいいと。

 

「今日の獲物は鹿か猪だ。罠を見てもしかかっていないなら周囲を確認する。リットンもし魔物が出たら?」

 

「逃げる」

 

「タニア」

 

「クロをつれて逃げる」

 

「クロさん」

 

「逃げます」

 

「よし!」

 

魔物はかなり危険だから逃げろ。鉄則らしい。

まずは逃げてみんなに報告していから対応するらしい。

そらそうだ。魔物に気付かれず村に近づかれたらそれだけで村の危機だ。

知ってて襲われるのと知らずに襲われるのは大きな違いがある。

そしてこの世界の魔物の特性も厄介だそうだ。

知らない魔物だったら村を捨てるらしい。

魔物やばすぎ!!

 

 

 

森に入って2時間経過した。

道は獣道を通る。

基本的に武器は槍遠くから攻撃できるし投げれる。

 

「クロ。この道はわかるか?」

 

俺の後ろを歩いていたタニアが脇を指差した。

その場所には小さく枝が曲がり雑草が不規則にずれて道に見える。

 

「えっと、小さな動物ですか?」

 

「お、わかるのか?これはミーナ達の道だ」

 

「ミーナ達ですか?」

 

「そう。覚えとくと村や連絡を取れる。この方向だ。枝が全部こっちに向いてるだろ?こっちが進む方向。で村はこっちだ。もし森で迷ったらこの道を見つければ帰れる」

 

枝が村の方向とは逆に向いて分かれてる。

村に帰りやすく進み難くなってる。

 

「ちなみに普通の獣道を見分ける方法は?」

 

「それは枝の規則性を見ればわかるよ。枝がある程度規則的に向いていたらラビット種。獣ならもっとバラバラだ」

 

「なるほど」

 

「もし連絡を取りたいならここに石を積んどくとわかる。注意点は道を壊さない事。道を壊して石を積むと道を壊してごめんという意味になる。道が壊されてなくて石が積んであったら近くで連絡を待ってるって意味よ」

 

「覚えておきます」

 

「そうしてくれ。もし何かあって私達とはぐれたらこの道を探してくれ」

 

「はい」

 

もう少し進むとある程度開けていて大きな石2つが積んであった。

 

「ここで休憩する。見張りはまず俺、次にリットンだ」

 

聞けば開けた場所、石が積んである場所は休憩場。

石の片方で暖を取ってもいい。

罠禁止

冷めた石を見つけたら詰む

使用後は処理する

がルールだそうだ。

 

俺は椅子代わりに近くの石を集めそこに座る。

疲れた・・思ったより覚える事が多い。

獣道、森のルール、狩場等地域のルールらしく覚えないと、稀にかち合う他の村の狩人と揉める原因になるそうだ。

俺が村に残るか去るかどっちの道を選んでも苦労しろうだ。

思える事が多すぎる。




だがやめない!完結するまでは!

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