見なくても問題ないですよ?
一応次から話を進めるよ!
早くアイテムを出したい!
その日リーン達(分体)は本体に送る兵隊を作っていた。
『やれやれ、主も心配性ですね』
『そうですか?兵隊はあればあるだけいいでしょう』
『確かに』
『!?』
『メビウスどうした?急に波打って?』
話をしていると急にメビウスの体が波打つ。
『あ、りえない』
『だからどうしたんだ?』
『ク、クロ様が戻ってきた』
『『・・・・は?』』
~~~~
『ホントだ・・・』
『本当に主だ・・』
私がクロ様を感知した場所を除くと確かにクロ様がそこにはいた。
見たことの無い黒い服を着て黒いカバンを持ち森の中に立っていた。
『どうなっているんだ?』
『わからない』
わからない。クロ様は本体と一緒に居られる。
では目の前のクロ様は誰だ?
あのクロ様の圧倒的な雰囲気は無く私達が触れれば消えてしまいそうな程弱い存在だ。
だがあの方は確かに
『どうする?』
『まずは本体に連絡だな』
『そうだね』
リーンがクロさま(発見した)を見ている間にカラットが本体に連絡する。
マスターと人型になった私達である部屋で休んでいた。
褐色の黒髪で後ろリボンが特徴の幼女姿のリーン
アルビノで腰まで長い髪が特徴の幼女姿のメビウス
金髪のツインテールの赤い目の特徴の幼女姿の私
いつのもメイド服に青髪が特徴の非幼女姿のブルー
昔すごく色々言われた姿だけど私達はこの姿を気に入っている。
本当の姿が一番好きだがこの部屋では元に戻れない。
なのでこの人間形態でみんなでゆっくりしていた。
『もしもし』
『はいはい』
分体から連絡なんて珍しい事だ。
『珍しい、どうしたの?』
『えっと・・・そっちにマスターいますか?』
?一緒に居るマスターの方を見る。
マスターは
・・・全部あの女のせいだ・・
『マスターは居るよ?イライラしてるけど・・・どうしたの?』
『・・・こっちにもマスターが居るんですよ』
『え?』
私はマスターをもう一度見る。
イライラを通り越して不貞寝しようとしてるマスターが見える。
『マスターが?』
『はい』
『マスターいいですか?』
「何だよカラット。俺はこのイライラを解消するため今日は不貞寝するんだ。買い物とかなら明日にしてくれ。いや、してください」
大分マお疲れの様だ。
でもこれは伝えなくては後で怒られるだろう。
『買い物は明日行きたいですが・・マスターの世界の話です』
「あ~懐かしい・・帰りたい・・ゆっくりしたい・・・旅したい・・」
『主。戻って来てください』
マスターが現実逃避しそうになったのを人型のリーンがマスターを揺らし現実に引き戻す。
「あ~で、なんだ?あいつらと不干渉を取り付けたはずだからあいつら関係じゃないと思うが・・」
『はい。リベア関係ではありません。どうやらマスターがマスターの世界に居るそうです』
「はぁ?」
「つまり、俺がもう一人世界に現れたと?」
『はい。どうしましょう?』
『偽者ではなさそうですね』
「あ~もしかしたら」
俺はメビウスに世界に結界を張った。
俺はこの世界に来る時に世界に穴を開けず俺を通す様に結界を調整した。
で、たまたま運の悪い平行世界の俺が迷い込んだと・・・
「これが俺の仮説。どうだ?」
『ありえますね』
『もしそうならどうします?』
「どうするか?俺らまだまだ帰れないしな。とりあえずあいつらに任せるか・・」
任せれた結果
『この主もなかなか・・・』
『こう・・・くるね』
『昔のクロ様って感じですね!』
『アレ?このラビットゴーレム
『ああ。だからか』
『長は位が高いから影響を受けたんだな』
『スキルウィンドウかぁ・・』
『どうします?』
『作ります?』
『そうだな』
『あ』
『間に合わなかった・・』
『よくやった!ラビットゴーレム!』
『スキルウィンドウ作ってよかったですね』
『マップは時間かかるね』
『仕方ないね』
『急いで作ったから手直しするね』
『鑑定?』
『アナライズ?違うかな?』
『調整するか・・』
こうして世界は変わっていく。
ずれの理由はこれです。
まあただの裏の裏です。