ちょっと短いです。
なんか章の設定を触った時にまさかの一話(プロローグ)と二話( 書く 回る 作る )が入れ替わってました。
5/8に手直ししました。
俺はベットの上に座って待っていた。
ウ イーン
5分程でゆっくりと1体の一号が入ってくる。
「ここに来い」
・・・・・
いつものハンドアクション無い。
俺の目の前に来た一号は震えているのがわかる。
まずはコイツを話せる様にさせる。
「『グラント』」
付与で念話を付ける。これでコイツと話が出来る。
「どうして呼ばれたかわかるか?」
ウイーン『ことばがつうじます!わからないです・・』
「そうか・・わからないか・・」
ウイーン『くろさま・・おこってますか?』
「まあな」
ウイーン『わたしすてられるんですか?』
「そう。それ、捨てるってなんでよ?」
ウイーン『むかしくろさまはつかえないものをしょぶんするって、いってました』
「・・・マジで?」
ウイーン『はい。ちょうどにごうたちがかんせいしたぐらいです』
「・・・・」
思い出した。『マイルーム』の在庫というか失敗したアイテム等の処分の手伝いをやらしてたわ。
「他にリーン達に俺が小さい女の子が好きだと言ったのは?」
ウイーン『くろさまはあにめげーむまんがでちいさいおんなのこのことをよくかわいいとおっしゃてました』
「・・・」
これも・・覚えがある・・確かに俺は女の子が出てきたら言っていた。だって普通の女の子は普通にかわいいからわざわざ言わない。小さい子は特にかわいいから独り言が出るんだよ。
「・・・ナデナデは?」
ウイーン『ここのまんがでありました。なでぽやなでなではいいってかいてました』
ある!その漫画確かにお気に入りでよく読んでたよ!もう読まないけどな!もう絶対に読まん!
ウイーン『・・わたしはすてられるんですか?もしすてられるならわたしだけでおねがいします』
まさかの身から出た錆。完全に俺のせいだし、もしこれでコイツを処分したら八つ当たりだしひどいヤツになってしまう。
「・・・・」
どないしよう・・・地味に一号は気に入っている。気が利くし一体一体手間隙かけて付与したしな・・・
ウイーン『くろさま?』
『メビウス聞こえるか?』
『はい!どうかされましたか?』
『すこし相談がある。俺の部屋まで来てくれ』
『はい』
テレパスを終えると直ぐ空間が歪みメビウスが現れる。
『クロ様お待たせしました』
メビウスは一号をチラリと見たが直ぐに目線を戻す。
「早いな。流石だな。早速だが相談何だが」
『ハッ!』
ビクッと一号が動いた気がした。
「・・一号達をバージョンアップさせたいんだがいいアイディアはあるか?」
ウイーン『え?』
『・・なるほど。そうですね。現在一号さん達は多くの仕事をしていますのでそれぞれの仕事に合った改良がいいと思われます。クロ様。よければ私が担当しましょうか?』
「うん。それがいいな。よろしく頼むよ」
俺は一号を見る。
「じゃあ一号。お前はこのまま一号を管理し監督してくれ」
ウイーン『は・・い・・』
『ではクロ様失礼します』
ウイーン『失礼・・します』
これで問題解決だな・・・自分の尻ぬぐいをメビウスにさせたがな・・・
後でお礼しよう・・・
てか一号や二号と呼ぶのはもうかわいそうだな・・・安直だがアルファ ベータと呼ぶか・・
『よかったですね。一号さん』
ウイーン『うん。くろさまやさしかった』
私達は一号さん達をリーンの所へ呼びリーンと一緒に一号さん達を改良していく準備をする。
『しかし主はどうして急に一号殿の改良を?』
ウ イーン『それは・・わたしたちが』
『それはクロ様からのご褒美だと思います』
『ほう』ウイーン『え?』
『一号さん達は私達より先にクロ様に作られ仕事をしてきました。その功績が認められたのだと思います』
『なるほど。納得です』
ウイーン『ちが・・』
『では一号殿。こちらへ』
一号の言葉はリーンに遮られカプセルへ案内させる。
一号はその時にリーンが笑ったような様な気がした。
ウイーン『リーンさん?まさか・・』
『さて一号殿準備はいいですか?』
そういうリーンさんの声は優しくメビウスさんも私をやさしげな瞳で見ている。
ウイーン『は・・い・・』
わたしたちはしあわせものです。くろさまをおこらしたわたしたちにもういちどちゃんすをくれました。
あたらしいからだでがんばります。
書きたかったがこれはもう少し練習してから上げればよかった・・・