神の弟子が箱庭に行くそうですよ?   作:やのちてぇ

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どうも、初投稿です。

かなりの自己満足で書いてしまったものなので文作りは上手くありません…

それでもいい、という方は見て行ってくださると、嬉しいです…

本編どうぞ…


プロローグ
第1話 ありがとう…だそうですよ?


20××年×月×日、天気/晴れ

 

ー日本ー

 

 

初春、桜舞い散る卒業の季節

 

ここには1人の少年が街中をブラブラと1人で歩いていた

 

 

「あ〜暇だなぁ…なんか面白い事でも起きないかな…」

 

本当ひまひまひまひま、アニメ見るのも飽きたし、スポーツだって飽きたしあ、でもラノベはおすすめするゾ。

 

あれは本当に面白い…

特に神様転生とかしてみたい…

 

俺はそんな事を思っていると、急に空から(あっ)と言う声がしたので上を向く、するとそこには…

 

 

 

大きな本が空から降ってきた

 

 

「…は?」

 

流石にこの距離とスピードでは誰であっても避けられはしない。

ガンッ!その音と共に1人の少年はこの世から消えた。死んだ、という意味ではなく、文字通り消えたのだ。

 

 

 

 

 

「…ん?何この状況…」

 

俺は目が覚めたら目の前に土下座をする老人が見えたのだ。

 

「ま、まずは状況を整理するか…」

 

まず初めに、俺はいつものように家の周辺をブラブラしていた。

え?学校?そんなもん春休みにきまってんだろう?俺は生まれてこの方学校を休んだことは無い!健康にだけは自信があるからな( ・´ー・`)ドヤァ

 

まあ、そんな話は置いといて、その後だ、俺はブラブラしていると突如空から声がした、上を見たら馬鹿でかい本が落ちてきたのが見えた。

 

んで次に、俺は死んだと思う。

理由としては落ちてきたのが本にしては言葉では表しきれない程の大きさと速さで落ちて来たからだ。

 

それに、意識が無くなっていくと同時に、身体が冷たくなって血がドバドバ出てたのが見えたからだ。

 

それで現在進行刑で俺の身に起こっているのが、謎の老人に土下座で謝られているんだ。

俺は老人が土下座している事を踏まえ、3つの予想を考えてみた。

 

 

1、これは実は夢。

俺は最近明晰夢を良く見るので、その類かと思う。

 

2、最近流行っていたVRMMOとかいうゲームかと思う、俺は持っていなかったのだが、弟がやっていて面白そうだったので、やってみたかった、という記憶はある。

 

3、念願の神様転生!

神様が間違えて俺を殺してしまって、お詫びに転生させてもらえる!

暇だったのが一気に楽しくなる!

嬉しい!

 

 

って…

 

 

1と2はありえるにしても、3は絶対ないだろw

あったら逆に驚きだわw

 

そう予想を立てながら、目の前の老人に質問をしてみる。

 

「なあ爺さん、いったいどれが正解だ?(・∀・)」

 

俺は神様転生系ならこの老人は心は読めるだろう、とそう思いながらニヤニヤと試すように聞く。

 

「そうじゃのう…3が正解かのう…」

 

「!?」

 

(え、ちょっとまって!?何、このジジイ、本当に神なの!?いやまて、まだ神と決まった訳ではな「儂は神じゃよ?」・・・)

 

「はあ…まさか1番無いと思ったのが当たるとは…まあ、嬉しいけど…」

 

「そう残念がらんでも嬉しいなら良いじゃろう…じゃが、本当にすまない。お主は儂の落としてしまった本のせいで死んでしもうたのじゃ…

許してくれ、とは言わん、だがしかしお主にはまだ寿命が残っておる、元の世界へは戻れないのだが、何処か好きな世界へ転生させなければならんのじゃ、返事の最速はせんからゆっくり決めていいんじゃぞ。」

 

俺はその言葉を聞いた瞬間、気持ちが高ぶる

 

「爺さん…本っ当にありがとう!実は俺、あの世界に未練が無い訳では無いんだが、かといってつまんない事ばっかりだから飽き飽きしてたんだ!だから、本当にありがとう!」

 

「…へ?ありがとう、と言われる筋合いは無いと思うのだが…まあ、それならそれで儂も、気が楽でいいわい…ありがとうな。」

 

「全然大丈夫さ、それより、転生先の事なんだけど、その前に能力とかって貰えたり出来るのか?」

 

俺は爺さんを許した所で神様転生のテンプレ的な流れを期待する

 

「おお、そうじゃったそうじゃった、願いならなんでも叶えてはやれるぞ?」

 

「やった!じゃあそれって何個までとか決まってるのか?」

 

(確か小説とかで叶えてくれる願いって3つぐらいまでだったよな…何にしようか…)

 

そう考えていると、予想外の答えが帰ってくる。

 

「ああ、願いに制限などは無いぞ、お主には悪い事をしてしまったからのう…」

 

「…は?何個でもいいの?」

 

「うむ」

 

と、爺さんは少し曲がっている腰をソリ返し自慢げな態度をとる

 

(〜〜っ!!どうしよう!興奮してきたぁー!)

 

「興奮しすぎじゃろ…とうじゃ?決まったか?」

 

「…よし!これでいいか!じゃあ今から言うからよろしく!」

 

「えっとまず…

 

世界→『問題児が異世界から来るそうですよ?』で頼む。

 

願い→『万物を創造し操る能力』、『身体能力の底上げ』『稽古をつけてほしい』

 

この三つだ!」

 

「ふむ、中々のチートじゃな…」

 

ふふふ、だろ?自分でもチート過ぎると思うよ(笑)

 

「だが、三つめの『稽古をつけてくれ』とはどういうことじゃ?」

 

「ああそれか、それはな問題児の世界ってチートが腐るほどいるんだよ、それに殺されでもしたら、元も子もないからなぁ…」

 

「なるほどな…それでは、今からお主の望みを叶えてやろう、まっとれよ」

 

そう爺さんは言い、手に光を集め初めた。

 

しばらくして、俺の目の前に輝く手を差し出してきた。

 

「ほれ世界の創造と身体能力は強化し終わった、あとは稽古だけじゃな。ほれ、ついてこい」

 

おお、力が溢れる…なんか爺さん1人で行ってるけどちょっと能力使ってみたいから、呼び止めるか

 

「あ、ちょっとまって?準備するから」

 

「そうか、わかった」

 

よし、じゃあとりあえず今来ている服は止めて着物でも着るかー俺、着物結構好きなんだよねー

 

んで次は…そうだ、防御系も欲しいな…一歩通行でも付けとくか…

 

…よしこれで防御は完璧だな。

 

 

よし、こんなもんかな

 

「出来だぞー!」

 

「よしでは行くかのう」

 

そういって俺らは神が開けた空間に入っていった

 

 

 

 

 

 

〜少年移動中〜

 

 

 

 

 

 

「おぉーなんかすげぇ」

 

「じゃろ?これも儂が作ったんじゃ」

 

んんー流石神様と言うべきか…多分精神と時の部屋もこんな感じなんだろうな〜

なんか重力とか色々違うし…

ん?平気かって?そりゃあ神様が身体能力強化してくれてるからな…

 

「さて、やるかの…これはどうじゃ?」

 

神はそう言うと手のひらサイズの炎の塊をだす。

 

見ただけで分かる、

 

これはやばい

 

 

「まてまてまて!こんなの死ぬって!まじで!こんなの星を何個か消滅できるだろ!?」

 

「うーん、まあそうじゃなあ…月とか太陽とかでも消せるじゃろうなぁ…」

 

「じゃあそれは出したらだめなやつだろ!?」

 

「はっはっは、誰がお主に力を与えたと思っておる、箱庭の1桁でも普通に戦って行けるぞ?」

 

えぇーそれってもう人じゃないじゃん…人外じゃん…

 

「当たり前じゃろ?」

 

神は、はっはっはと笑いながらこちらに向け炎の塊を飛ばしてくる

 

「…やるしかないのか?暑そうだけど…」

 

「そうじゃよ、やるしかない」

 

その言葉と同時に俺は気合いを入れ、拳を握り、思いっきり塊に向けて殴りつける

 

すると、どうだろうか

 

俺の拳を振りかぶった衝撃で、炎の塊は完全に消滅し、空間は切り裂け、突風が吹き荒れ、地面を抉りとったのだ、これは所謂オーバーキルというやつだ

 

「どうじゃ?出来ただろう?」

 

「どうじゃ?じゃねえ!え、何?これ、天災でも起きたの?」

 

「これがお主に与えた力じゃよ、力の使い方を覚えればこれくらいデコピンで出せるようになるぞ?」

 

はい、俺氏、人外決定〜

 

そんなことを思いながら、稽古をつけてもらい始めるのだった。

 

 

 

 

 

〜少年修行中〜

 

 

もうかれこれ、数百年は立ったのか、

修行が終わった

まあ、力を思ったよりすぐに使えるようになって内容としては雑談とかの方が多かったけど…まあ、なにより、

 

「楽しかったな、ありがとう、爺さん」

 

「いやいや、どうってことないぞ…それよりお主、なんか身体の変化に気づきはしないか?」

 

「ん?身体の変化?…あ!」

 

そう言われ、身体に意識を集中してみると、体の中に暖かな、そして爺さんに似た雰囲気が感じ取れた

 

「…これって、神力…?」

 

「そうじゃ、それは儂からのご褒美じゃなんせここまで頑張ってきたからの!」

 

爺さんはカッカと笑いだす

それを見て俺も笑う

 

「ははっ、ありがとうな…これまで…本当に…ありがとう!」

 

俺は感謝の言葉を言う度に悲しくなってくる

 

「何を泣いておるんじゃ、またいつでも会えるわい…気をつけてな…」

 

「ああ…行ってくるよ…」

 

そういうと手元に一つの手紙が落ちてくる

 

その手紙にはこう書いてある

 

 

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能を試すことを望むならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの〝箱庭〟に来られたし。』

 

その文を読み終えた瞬間俺の視界が真っ暗になる

 

その直前聞こえた言葉が

 

「頑張れよ」

 

だった

 

 

 

これは1人の少年が繰り広げる物語の始まりにすぎない…

 

 

 

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます!
いかがだったでしょうか?
皆さんに認めて貰えるよう精一杯頑張ります!

そして、次回作は成る可く早く出したいと思います

頑張りますので、評価の方よろしくお願いします…

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