ラブライブ!サンシャイン!!〜10人目の輝き〜   作:しゅ〜

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今回は予告通り9人全員登場させました!
グダグダですが読んでいただけたら嬉しいです。



放課後練習、開始!

特に何事もなく5・6時間目の授業を終え、今は放課後だ。

大体の生徒は部活動に入っているので、各々練習をしている部活が多い。

 

零「さて、準備も終わったし俺も部室に行くか。」

 

俺は一応スクールアイドル部のマネージャーである。いつもは千歌たちと一緒に行くのだが今日はクラスの仕事が残っていたので

一人で教室に残って仕事を終わらせていた。

そして俺は教室を出て部室へと向かう。スクールアイドル部の部室は体育館の隅にある広からず狭からずの教室である。

特に何も考えずに歩いていたいつの間にか部室に着いたことに気づく。

 

零「みんな、お疲れ様~。遅くなってごめんね」

 

ダイヤ「あら、零都さん。今日は遅かったのですね。みなさんはもう練習に行ってしまいましたよ?」

 

零「ちょっとクラスでの仕事が残っててね。そういうダイヤは練習してなかったのか?」

 

ダイヤ「えぇ、わたくしも生徒会の仕事が残っておりまして。それで今までやっていたのですわ。」

 

部室に入ると一人しかいなかった。

この子の名前は黒澤ダイヤ。浦の星女学院の三年生で生徒会長も務めているしっかり者。

しっとりとした黒髪ロングが特徴で、時々ポンコツな面が出ることがある。

 

ダイヤ「・・・今、何か失礼なことを考えていませんでした?」

 

零「えっ、そんなこと・・・ないよ?」

 

とっさに誤魔化す。まさか俺の心を読んでるのか!?

 

ダイヤ「まぁいいですわ。さ、練習に行きますわよ。練習時間は限られていますから。」

 

零「そうだね。」

 

俺とダイヤは二人で練習場所、屋上へと向かう。

 

 

 

 

~屋上にて~

 

ガチャッ

扉を開けるとそこにはいつもの練習風景があった。が、メンバーが少ない。

 

零「みんなお疲れ様。遅くなってごめんな。」

 

果南「あ、零都とダイヤ!今来たんだね。先に練習始めちゃってるよ~」

 

松浦果南。青髪のポニーテールが特徴で相当な美人。運動系が得意な子で

ハグ魔。異性だろうとお構いなしにハグをしてくる。まぁ嫌ではない

ちなみにダイヤと同じ三年生。

 

零「遅れて悪かった。そういえば他のメンバーは?」

 

果南「今日はダンス組、作詞組、衣装組に分かれての練習だよ。梨子ちゃんは一人で音楽室。ピアノで作曲してくれてるよ。」

 

零「そういうことか。わかった。・・・で、あの二人は・・・?」

 

と、俺が視線を移すと少し離れたところの床に倒れ込んでいる千歌とルビィがいた。

 

零「お~い、千歌?ルビィ?大丈夫か~?」

 

千歌「あー・・・れいくん・・・チカはもう動けないよぉ~・・・」

 

ルビィ「零都さん・・・ルビィはもうダメかも・・・」

 

彼女の名前は黒澤ルビィ。浦の星の一年生でダイヤの妹。

赤髪の小さなツインテールが特徴で小動物。ルビィは男性恐怖症だったのだが、少しずつ打ち解けていきすっかり話せるようになった。

そんな二人を見ると、練習着は汗でびっしょりだったうえ、肩で息をしていた。

そういえば果南は息一つ切らしていなかった。体力底無しかよ!?

どんな練習をしていたのか聞くべく少し離れた果南のところへ戻る

果南はダイヤと二人で何やら話している。

 

零「果南、いったいどんな練習してたんだ?」

 

果南「ん~、振り付けはもちろんやったけど、体幹トレーニングとストレッチも少し入れたかな」

 

零「・・・まぁそんだけやれば疲れるのもわかるな。」

 

スポーツドリンクを二本持ち、二人の元へ戻る。

 

零「ほら、これでも飲んで休んでろ。しばらく休めば楽になると思うからさ。」

 

千歌ルビィ「ありがとう~・・・」

 

ルビィ「ルビィ、足が痛くて動けないから零都さんおんぶしてください~・・・」

 

零「仕方ないな。ほら」

 

背中にルビィを乗せ、涼しい場所へ移動しようとした。そのとき

 

千歌「あぁ~!ルビィちゃんずるい!チカもおんぶしてもらいたいよ~!」

 

零「わかったわかった。ルビィを置いたら千歌もしてやるから。待っててくれ。」

 

千歌「やったぁ~!ありがとう、れい君♪」

 

なんだまだまだ元気じゃないか。と思いつつとりあえずルビィを涼しい場所へ移動させ降ろす。

 

零「ほら、着いたぞ。体を冷やしすぎないように気をつけろよ?」

 

コクッと笑顔で頷くルビィ。なんだこの小動物、可愛すぎる。

 

さてと、次は千歌か。

 

零「千歌お待たせ。ほら、乗って?」

 

千歌「ありがとう~!」

 

千歌を背中に乗せてルビィが休んでる場所まで連れて行く。

 

千歌「えへへ~、れい君の背中~、れい君のにおいだ~」

 

背中でモゾモゾ動く千歌。千歌の豊満な二つの何かが背中に当たってる。なにとは言わないけれど。

 

零「なにやってんだ、ほら、着いたぞ。二人ともしっかり休めよ?俺は衣装組の様子見に行ってくるから」

 

千歌ルビィ「は~い」

 

二人の返事を聞いた俺は再び果南とダイヤのところに戻り

 

零「俺は衣装組の様子見てくるから。二人のことよろしく頼むな?」

 

ダイヤ「わかりましたわ」

 

果南「わかったよ。衣装は一年教室で曜ちゃんと善子ちゃんがいると思うからさ。私はダイヤと振り付けの打ち合わせしてるから。」

 

零「了解、んじゃー行ってくるわ」

 

そう言い残して屋上を出る。そして一年教室へと向かう。

 

 

~一年教室前~

 

教室の扉を開けると果南の言ったとおり曜と善子がいた

 

零「よっ、調子はどうだ~?」

 

曜「あ、れー君!クラスの仕事は終わったの?」

 

零「あぁ、少し前にな。さっき屋上の練習に顔出してきたとこだ。」

 

曜「ふぅ~ん、そっか。私たちはそこそこ順調だよ!」

 

善子「堕天使ヨハネの手にかかれば衣装作りなんて・・・」

 

零「善子、お前何やってんの?」

 

そこには黒いローブを着て大きな魔方陣?が書いてある布の上で堕天使ポーズをとっていた。

 

善子「善子言うな!私は堕天使ヨハネなの!!」

 

零「はいはい、わかったわかった。てゆか、曜の衣装作り手伝ってやれよ?」

 

曜「いやぁ~実はね、今回の衣装は曲と詩に合わせた衣装を作りたいから、本格的にはまだ作ってないんだよね。だから今は衣装に付ける小物を作ってるところだよ♪まぁそろそろやることもなくなって暇してたんだけどね」

 

善子「そういうこと!だからあなたも悪魔を呼び出す儀式に参加しなさい!」

 

零「そうか、暇ならこれから作詞組の様子を見に行くつもりなんだが一緒に行かないか?」

 

善子「無視!?・・・まぁいいわ、私も作詞に行きたいし。」

 

曜「私も行きたーーい!」

 

零「んじゃ行くか」

 

曜「衣装組は図書室でマリちゃんと花丸ちゃんがやってくれてるはずだよ!それじゃあ図書室に向かって全速前進?」

 

「「「ヨーソロー!!」」」

 

 

~~~図書室にて~~~

 

曜「失礼しま~す!」

 

花丸「あ、曜さんに善子ちゃん!それに零都先輩も!」

 

零「よっ、花丸。作詞の調子はどうだ?」

 

花丸「けっこう順調ずら!マリさんも手伝ってくれてるし!」

 

あたりを見渡すがマリの姿が見当たらない。

 

零「花丸、マリは?」

 

花丸「あぁ、マリさんなら奥の本棚で歌詞のヒントになる本を探してくれてるずら。」

 

奥の本棚のほうへ進んでみるとマリがいた。

 

零「よっ、マリー。作詞頑張ってくれてるみたいだな」

 

マリ「Oh!レイトじゃない!会いたかったわ~~~!」

 

マリが急に抱きついてくる。果南じゃあるまいし・・・マリもそこそこ豊満なものをお持ちなようで・・・。

 

「ちょっ、マリ・・・苦しいって・・・」

 

マリ「あら、sorry!でも果南ともいつもハグしてるんでしょ?ならこのくらい強くハグしてもNo problemデショ!」

 

そうは言いつつも離してくれるマリ。

 

零「はぁ・・・それで作詞のほうはどうなんだ?」

 

マリ「今はこの本を使って作詞をする予定よ♪」

 

零「そっか、ならあっちの机でやろうぜ。曜と善子も来てるからさ。」

 

マリ「アラ、曜と善子も来てるのね!ならみんなで一緒にやった方がいいかもしれないわね♪」

 

そんな会話をしながら机に戻る。曜・善子・花丸の三人は早速作詞に取りかかっていた。

 

零「それじゃ、俺らもやろうか」

 

マリ「えぇ、そうね♪」

 

~三十分後~

 

花丸「ふぅ~、やっとここまで終わったずら~。今日はこの辺で終わりませんか?」

 

マリ「そうね♪あまり詰めすぎてもいいものはできないと思うし」

 

零「そっか、なら俺は梨子の様子を見に行ってくるよ。曜も行かないか?きっと梨子も喜ぶだろうし」

 

曜「うん!行きたい!梨子ちゃんのピアノも聴きたいしね♪」

 

零「うし、それじゃあ行くか!マリたちは先に屋上戻ってていいからな、屋上には果南やダイヤもいるから」

 

そう言い残して俺と曜は図書室あとにした。

 

 

~~~音楽室に向かう途中~~~

 

梨子「あ、零都君、曜ちゃん!どうしたの?」

 

零・曜「「あれ、梨子(ちゃん)??」」

 

零「梨子、音楽室でピアノの作曲してたんじゃないのか?」

 

梨子「さっきまでやってたんだけどね。ちょっと調子悪かったから早めに切り上げようかなって」

 

曜「そうなんだ・・・梨子ちゃんのピアノ聴きたかったな~~!」

 

零「まぁまぁ、調子悪いのに無理に弾かせるわけにもいかないからさ。ピアノはまたの機会にしようぜ?」

 

曜「そうだね、それじゃあ梨子ちゃんも一緒に屋上行こ?」

 

梨子「えぇ、そうね。ごめんね、弾けなくて・・・」

 

曜「いいっていいって、それよりもはやくみんなと合流しよ?」

 

ってことで俺たち三人は屋上に向かうことにした。




ありがとうございました。
次回は屋上の集合からです!
頑張って書きますよ-!

それではまた!

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