はやくも第10話ですねぇ。
2年生組ばっかり書いてる気がします・・・
1・3年生組も書かなきゃなぁと思う今日この頃。
それでは本編どうぞ!
「・・・きて。・・・お・・て・・・零・・・君」
零「んん・・・なんだよ、まだ眠い・・・。」
眠い目を擦りながら開けるとそこにはすでに着替えを終えている梨子がいた。
梨子「起きて?零都君」
零「なんだ梨子か。おはよう・・・」
梨子「おはよう。今日はいつもより眠そうだけど私たちが寝た後なんかあったの?」
零「・・・まぁあったって言えばあったけどなかったよ。」
梨子「どっちなの・・・?」
梨子は苦笑いをしている。ってか朝からこんな美少女に起こされるとか。
曜に起こしてもらうことは何回かあるけど梨子起こされるのも悪くはないな。
零「っていうか今何時・・・?」
梨子「今?今は7時過ぎよ。それなのに曜ちゃんが寝てるから・・・。」
千歌が寝てるのはいつものことだが、いつも早起きする曜までもが寝ている。
そりゃあ不思議に思うわな。
確か俺と曜が寝たのは日付が変わってからだったからな。
零「昨日、俺と曜遅くまで話してたからな。まだ眠いんだろ。起こさなくてもいいと思うぞ。」
梨子「そうなのね、・・・曜ちゃんばっかりズルい・・・」
零「なんか言ったか?」
眠くて最後の方がよく聞こえなかった。なんて言ったんだ?
梨子「なっ、なんでもないわよ!」
なんなんだよもう。顔真っ赤だし・・・昨日の曜みたいだな。
零「あぁ~、眠気もだんだん覚めてきたし・・・梨子、散歩でも行かないか?」
梨子「別にいいけど・・・二人は?」
零「どうせまだ起きないだろ。二人で行こうぜ」
梨子「れっ、零都君と二人っきり・・・!?」
零「あー、嫌だったか?なら一人で行ってくるけど」
梨子「いえ!全然嫌じゃないわ!行きましょ!」
俺は着替えずに部屋着の上にパーカーを羽織る。そして高海家の洗面所を借り、顔を洗って歯を磨く。
洗面所に向かうまで誰ともすれ違わなかったけど、美渡さんも志満さんももう働いてるのかな?
旅館って大変なんだなと思いつつ千歌の部屋に戻り、梨子を呼びに行く。
零「お待たせ。そんじゃ行こうか」
梨子「えぇ。」
そうして俺と梨子は朝の散歩に向かった。
俺らは特にどこへ向かうって目的もなく、浜辺を歩くことにした。
天気は良く、風も心地いいくらい吹いている。波も穏やかで果南なんかダイビングでもやってんだろうな。
零「はぁ~、朝の海は気持ちいいなぁ・・・」
梨子「えぇ、そうね」
俺と梨子は顔合わせ笑い合う。可愛いなぁ。千歌や曜に負けず劣らず。
零「そういえば、今日梨子はなんか用事あんのか?」
梨子「私?なんで?」
零「いや、別に理由はないけどさ。ほら、千歌のことだから『みんなでどっかいこー!』とか言いそうじゃん?」
梨子「あはは・・・確かに・・・」
苦笑いをする梨子。まぁ、千歌のことだから言うんだろうな。
梨子「私は特に用事はないから誘われたら行こうかな。そういう零都君は?」
零「俺はまぁ、ついてっていいなら行こうかな。」
梨子「全然いいと思うわ。千歌ちゃんや曜ちゃんもそう思ってるわ。」
零「へぇ、よくわかるね・・・ってそりゃそうか。」
梨子「まぁ、同じAqoursメンバーだしね」
そんなことを話しながら梨子と歩き続ける。
そしてしばらく歩いたところで時計を確認すると、7時半をすぎていた。
零「そろそろ旅館戻ろうぜ。あいつらも起きるだろうし」
梨子「えぇ、そうね。戻ったら朝ご飯食べましょ♪私が作るから!」
マジか!梨子が作ってくれる朝飯!!
零「え!梨子が作ってくれんのか!なら早く戻ろうぜ!」
梨子「うふふ。そんなに期待されても困っちゃうな」
零「梨子が作るご飯は美味しいからな!そりゃあ楽しみさ」
梨子「その台詞、曜ちゃんの前でも言える?」
零「どっちのもうまいからなぁ・・・いえないっす」
梨子「やっぱりね、そう言うと思ったわ。だったら曜ちゃんに負けないくらい美味しいご飯作らなくちゃね」
零「別にそんなに張り合うことないだろ・・・」
梨子「女の子ってそういうものなの♪」
それは違う気もするが・・・
しばらく歩くと十千万が見えた。
今日も1日頑張るかぁ。
いかがでしたか?
梨子ちゃんの朝ご飯食べてみたいですねぇ。サンドイッチ・・・
ちなみに次は2年生組とのデート回にしようと思ってます!
それではまた!