【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。   作:炎の剣製

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更新します。
今回はうまく切れなかったので少し短めです。


0009話『会談準備』

翌日の事であった。

執務室に吹雪、夕立、睦月のアニメ主役組三名が遊びに来ている時の事だった。

 

「司令官。駆逐艦を代表して報告しますがインフラ事情以外は概ね駆逐艦寮は大体問題はなさそうでしたよ」

「ありがとう、吹雪」

「いえ、ですが司令官の姿には驚かされましたね。まさか榛名さんと一体化しているなんて…」

「吹雪ちゃん、その話はもう宴会の時に十分聞いたっぽい」

「そうだけど、いまだに驚きだよ~」

 

三人がワイワイと騒いでいる時だった。

そこに二式大艇ちゃんで鎮守府周りを哨戒偵察してもらっている秋津洲が部屋に入ってきた。

 

「提督! 先日に一緒にいた久保提督って人が指揮艦船に乗ってやってきたかも!」

「そうか。話がもうついたのかな?」

「それと、それとは別にもう一隻指揮艦船が来てるよ。誰かな…?」

 

秋津洲のその発言を聞いて考え込む。

おそらく久保提督より上位の提督…おそらく元帥か大将クラスの人物がやってきたのだろうと思う。

自覚している事だけどうちの鎮守府はこの世界ではいつ起爆するか分からない爆弾のようなものだ。

だから久保提督達も慎重に人選をしたんだろうな。

 

「わかった。私も港に出てその二隻の船を歓迎する準備をする」

 

それで私は鎮守府内なら予備電力施設で使える電話で工廠へと電話をする。

 

『はいはい! なんでしょうか提督?』

「明石か。至急ですまないが工廠の妖精さん達を招集してもらって構わないか?

うまく話が通れば今日中にもインフラ整備に着工できるかもしれないから」

『わっかりました! すぐに集めておきますね』

「頼む」

 

それで明石との通話を切った後、次は大淀二人(誤字ではなく本当に二人いる)を呼ぶことにした。

二人とも同型だから軽巡寮で同じ部屋で暮らしている。

同じ思考で混乱するんじゃないかと最初は思ったが、この鎮守府ではもう普通に通用するから気にはしていないという。

それに交代制で任務娘として私に任務の案内をできるということで循環はいいと言う。

なんせうちは久保提督に伝えたように潜水艦は東部オリョール海海域を周回するために伊58、伊168、伊19、伊8はそれぞれ六名ずついるんだから今更である。

他にも同型の艦娘だけど千歳、千代田は軽空母と水上機母艦で二人ずついる。

さらには鈴谷もこの間、運営からの情報で軽空母になるかもという報告がありすぐに二人目を確保してあの体力を大幅に消耗した改二実装までの魔の十日間で練度1から88まで寝る間を惜しんで上げて、そのおかげか今では改二と航改二で使い分けている。

そしておそらくまだ明言はされていないが熊野も同じ仕様になるだろうから今現在二人目を余裕を持って練度上げ中だ。

コンバートで艦種が変化する可能性が少しでもありそうな艦娘は二人目を育てておいても戦力的な意味で損はないと思うし。

………もしかしたら加賀も戦艦にコンバートするかもしれないという話が信ぴょう性を増したのだから。

うちは一人一体だけ主義ではないのでそんなごった煮の状態だから双子とか数は多いと六つ子とか後一人称を変えるとかそういう変な設定を入れて楽しんでいるという。

 

 

 

―――閑話休題

 

 

 

とにかく、大淀の部屋に連絡を入れる。

 

『はい。なんでしょうか提督』

「これから久保提督ともう一人、誰だかは分からないが鎮守府内にやってくる。

だから会議の場を設けたいと思っているので準備をしてもらっても構わないか…?」

『わかりました。すぐにもう一人の私とともに準備を開始いたします』

「よろしく」

『はい、お任せください』

 

これでよしっと。

大淀とも通話を切って一息ついていると吹雪たち四人が目を見開いて固まっていた。

 

「…どうした?」

「い、いえ。司令官ってもとはただの一般人でしたよね? なのに手慣れているなぁっと思って…」

「そうっぽい」

「にゃしぃ…」

「そうかも」

 

四人の反応に私は少し頭が痛くなりながらも、

 

「これでも社会人経験はあるんでな。それにこのくらいはできないとダメだろう…?」

「で、ですよねー…」

 

それで吹雪達は納得したのかそれ以上は追及はしてこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから私は港に出て久保提督達と対面していた。

久保提督の隣には当然電ちゃん。

そしてもう一人の少し歳をとっている上級の提督の隣には蒼龍がいた。

鉢巻きをしていることから改二にはなっているのだろう。

とにかく、

 

「よくおいでになりましたね、久保提督。待っていました」

「そうですか。やっぱりインフラ関係ですか…?」

「まぁ、そこですよねやっぱり。ところでそちらの方は…」

 

私がそう問いかけるとその人物は待っていたのだろう一歩前に出て、

 

「私は第2号宿毛湾泊地の提督であり大将の柳葉一二三だ。

話は久保提督から聞いている。これからよろしく頼むよ、榛名提督」

 

やっぱり大将クラスか…。と思いながらも「よろしくお願いします」と言って私は握手をした。

 

「それにしても、提督の服装に着替えたんですね榛名提督」

「はい。榛名の恰好のままでは紛らわしいという話になりまして」

「そうなんですか」

 

そんな話をしながら私達は会議室へと足を運んでいった。

 

 

 




提督の皆さんは鈴谷は二人目を育てましたか…?
鈴谷改二が実装されて任務を確認せずに一気に航改二にまで上げてしまった人が多数いたらしいので怖い話ですよね。
せっかく二枚も改装設計図を使用して航改二にしたのに、改二での任務をするために改二に戻したら、今度は航改二にするのにまたさらに改装設計図が一枚必要という罠で…。

現在熊野も練度94で待機していてもう一人は61辺りですね。
第二次改装はイベント後だと思いますからイベント中に演習で88まで上げれると思いますね。

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