FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ 作:ピリの唄
引けるとは思わないけどうれしい!
喜びの投稿!
戦闘回ですぜ?
格好よくなっているだろうか、それともギャグになっているのだろうか・・・・・・?
未来の自分を否定する少女(達)と過去の自分を認めない女性。
少女たちは女性の行動を認めることができない。
その姿がいずれ必ず至るモノだとしても認めていいものではなかった。
女性にとっては自分の記憶にもない黒歴史である。
しかも世界一可愛いアイドル(自称)、と絶賛更新中の黒歴史を目の前にしているのだ。
戦争不可避である。
見た相手の記憶も消すしかない!
「ねえ貴女、これ以上増えないわよね?」
直感スキルは無くても嫌な予感のしたカーミラが2つの槍を杖で防ぎながら訊ねる。
ランサー以外のクラス適性があるはずだ。自分もランサーではなく、アサシンなのだからおかしくはない。
だが、剣を扱うことはなかったからセイバーは無い。
魔術などは使ったこともないからキャスターも無いだろう。
アーチャーは弓矢を使わないのが基本だから当て嵌められてもおかしくはない。
そしてライダーはわからないがバーサーカーとかぴったりだ。
「「知らないわよ!」」
「・・・・・・そう」
これ以上この特異点で増えることは流石にないだろう。
だが、この特異点以外では?
目立ちたがりで人のことなど全く考えない少女は増えてもおかしくはない。いや、彼女を歌わせたお人好しを超えるマスターが居るから確実に増えるだろう。
「確実に終わらせるわ」
黒歴史量産の阻止。
そしてある種の世界を救うために。
だが、拷問弾を防いだエリザベートとマイクで攻撃を仕掛けてくるエリザベートの二人を前にカーミラは思ってしまう。
(何故、私の宝具は二人を呑み込めないのかしら!)
宝具を使えば決着を着けられるのに、二人だと一人は無傷でこちらは隙だらけになるではないか!
どうしても勝ちたいカーミラ。
だが残念なことに、エリザベートが二人の時点で敗けは時間の問題だった。
***
剣と槍がぶつかる。
本来なら理性的な剣を振るうデオンも狂化されている状況で、理性的に剣を振ることが完璧にはできない。
そして狂化は無くても理性が飛んでいるアストルフォも理性的に戦うことはできない。
それでも彼らは英雄だった。
理性が飛んでいても狂化されていても実力があることに変わりはない。
「不良セイバーとは違うけどやりにくいなー!」
「白百合の騎士を舐めるな!」
防御中心のデオンと大きな槍のアストルフォ。
当てれば倒せる槍だが、デオンは避け、防ぐ。
アストルフォの目的は足止めだが、それでも倒せるものは倒しておきたい。
「もー!早くマスターのところに行きたいのに!!」
騎乗兵の強みを出してはいないがその場は硬直状態になっていた。
***
「サンソン・・・・・・。優しい貴方が変わってしまうほどなのね」
狂化されているサンソンを目の前に、マリーは呟く。
現在、マリーはサンソンから一度も攻撃されていなかった。
むしろ狙われているのは
「逃げずに消えろ、アマデウス!」
「処刑人の言葉とは思えないね!」
音楽家だった。
「あ、マリー!こいつは優しさなんてないさ!元々からこんな感じの性格だった!」
「ふざけるな!お前のような性格の捻れた奴とは違う!」
「君もそこそこ捻れていると思うけどね!」
「黙れぇ!」
逃げまわるアマデウスと追い掛けるサンソン。
そしてそれを眺めるマリー。
シュールな光景だった。
サンソンは決してマリーに勝つことはできない。宝具で殺すことができないのだ。
だが、アマデウスは別だ。
宝具を使われたら確実に死ぬ。
いずれ死ぬという宿命に耐えられるか。
耐えられるかもとは思うが、それとは別の殺意を感じる。
「二人って仲が良いのね」
「「良くない!!」」
マリーには仲良く見えていた。
***
モードレッドが投げた剣はタラスクの腹部に当りその場から吹き飛ばす。
しかしマルタはタラスクを気にすることなく懐に入り込み腰の入った拳を繰り出す。
「・・・・・・赤雷よ!」
赤い雷がモードレッドの周囲に噴き出す。
しかし、マルタはモードレッドの魔力放出の雷ごと拳で吹き飛ばす。
咄嗟に自ら跳ぶことで衝撃を減らす。
「テメエッ!本当に聖女か!?」
「なっ!?聖女以外の何だと言うのですか!?」
モードレッドとしてはルーマニアの聖杯戦争で黒のアーチャーから受けた投げ技と同等クラスのダメージを受けそうな攻撃に対する疑問だった。
だがマルタにとっては結構気にしていることだった。
その動揺した瞬間にタラスクの近くに突き刺さるクラレントをタラスクに蹴りを入れてから取る。
口元に思わず獰猛な笑みが浮かぶ。
舐めているつもりはなかった。
ドラゴンライダーだからこそ強いことはわかっていたつもりだった。
だが、ドラゴンが居なければ弱いと無意識で思っていた。
「面白ぇ!!」
目の前の聖女?も隠しているつもりのようだが口元には笑みが浮かんでいる。
お互いに全力を出さない理由はない。
無意識でも侮る気持ちは消えていた。
「愛を知らない哀しき竜、ここに――星のように!タラスク!」
「やってみろ!これこそは、我が父を滅ぼし邪剣」
再召喚ではなく、召喚されていたタラスクが高速回転で空中から押し潰す。
白銀の刀身が紅く染まり、その姿を歪める。
激しい音と共に紅い雷が剣の周囲に瞬く。
「・・・・・・せいっ!逃げ場はないわ!鉄・拳・聖・裁!」
「『我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)』アアア!!」
回転する竜ごと敵を粉々にする拳舞が、反逆者の邪剣が激突する。
哀しき竜を間に挟んで。
被害者は哀しき竜のみ、マルタとモードレッドの戦闘は激化していた。
この作品、今年中にオルレアンの定礎復元するんだ・・・・・・。
死亡フラグにしか聞こえないのは何ででしょう?
あれかな、12月は忙しいということを忘れているからかな?
えー、毎度のことの近況報告ー
セイレム、ハードですね。
令呪が消えたら三日間はストーリーを進められないという。
のんびりと進めている間に今年のクリスマスイベントが来そうです。
これ、予約投稿したら十連引くんだ・・・・・・
追記
大爆死(泣)
礼装だけとかなんなのか!!
アビゲイルが引きたかったんだい!
リミテッドオーバーな士郎君じゃないやい!
かといって虚数魔術な桜ちゃんでも無いから!