FGOってデータが引き継げないときっとこんな感じ   作:ピリの唄

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ふと、書いていて思ったのですが。
このカルデア、オーバーキル過ぎない?(今更)
人数、多すぎない?(さらに今更)
収集、着かなくない?(ヤバい)


最終決戦直前

 

「よ、ようやく終わったわね・・・・・・」

 

崩れ去ったオルレアン城に裏から潜入しようとしていた凛たちが耳栓を着けてもなお聞こえてきた歌は、城を壊して終了した。

最初は音楽、その後に歌。

ジャンヌそっくりのJKの耳栓は残念なことに投影されておらず、

 

「おのれ、ピンク髪・・・・・・」

 

と呟いて消えていった。

JKは聖杯に対する望み(ピンク髪の剃髪)があるのでルーラーではないのでダメージが大きかったのだ。是非もないヨネ。

今回、ダメージを与えた歌い手も髪はピンクであり、最後の言葉もあながち間違いではなかった。

 

「私たちも耳栓がなければこうなっていたんでしょうか・・・・・・?」

「え?サクラなら大丈夫でしょ?」

「どういう意味ですか、イリヤさん?」

 

にっこりと笑顔でイリヤに聞き返す桜。

その笑顔に士郎と凛、セイバーとライダー、そしてワカメがギョッとする。

だが、イリヤはきょとんとして言い返す。

 

「だって虚数魔術があるじゃない。だからサクラにダメージが通ることはないんじゃない?」

「使いこなせてたら苦労しません!」

 

魔術師の桜は魔術使いの士郎ほど魔術が未熟な訳ではないが、虚数魔術を使いこなせているとは言えない。

ライダーのメドゥーサに教わりながら成長中なのだ。

黒桜の時のように自由に扱える訳ではない。

 

「あの、私は無ければ大変なことになっていたのですが・・・・・・」

「珍しくコイツとの腐れ縁に良かったと思ってぜ・・・・・・」

 

耳栓を渡されていたライダーとランサーも呟く。

アーチャーの投影、大活躍である。

 

「それよりも凛、これからどうするつもりだ?裏から潜入しようにも目的地は瓦礫の山だが」

「ひとまずカルデアに帰ったらあいつに説教は確実として!一気に終わらせるわよアーチャー!」

「やれやれ、サーヴァント使いの荒いマスターだ」

 

それにしても、以前の立香なら使わなかったような手段である。

何者かに影響を受けたのかもしれない。

 

「やはりあのアラフィフのせいか・・・・・・?」

 

人理修復後のイベントの、大抵の黒幕が彼だから疑われても仕方ないと言えるかもしれない。

 

「・・・・・・悪い藤丸。助けは出せない」

 

そしてこっそりとこの場にいない立香に謝る士郎。

覗き(未遂)事件のときに説教に参加せず、苦笑いを浮かべながら諫めようとしていた立香。

そのときの恩を返したいが、士郎には"あかいあくま"を止める術はない。

立香、説教確定である。

ちなみに怒るのは凛一人だけではない。

 

**

 

「さて、二人目に行きましょうか」

「いや、流石にもう無理じゃね?準備万端じゃねえか」

 

バーサークランサーを不意打ちで倒した二人だが、全てが上手くいった訳ではない。

 

「つーかマスター、オレは無理だ」

 

アンリの足には地面から生えた杭が数本刺さっていた。

最後の最後に一撃を自分の防御ではなく、敵の足を止めるために使用した。

戦士としての側面ではなく領主の側面の方が大きいからこそ迫る死に対して選んだ足止めの方法だった。

 

「仕方がありません。ではあなたを置いていくことにしましょう」

「待てマスター!ここに置いていかれたらオレが死ぬ!直ぐに死ぬ!」

 

最弱サーヴァントは伊達じゃないぜ?

まあ、この特異点内で死んでも、登録されているためカルデアに戻るだけなのだが。

 

「それにさ、これはあの後輩と聖女が決着着けるべきことだし、オレたちはここで待ってようぜ?」

「・・・・・・ハァ。仕方ありませんね。わかりました、ここで迎撃に当たるとしましょう」

「お?マスター、珍しく話が分かるじゃん」

 

ヒュッ

バコン!!

 

「失礼ですね、殴りますよ?」

「それ、殴る前に言う言葉だぜ・・・・・・」

 

頭を押さえながら言うアンリ。

だがバゼットが出撃すると、全てが台無しになる可能性が高いのだ。ちなみに、城も壊れてるし既に台無しになっているとかの突っ込みは受け付けない。

 

(でも、気になることは残ってんだよなー)

 

それはこの特異点の敵ではない。

別にアンリはルーラーオルタたちのことなどどうでもいいのだ。

ジルお父さんがジャンヌシリーズを召喚しまくったことなど、どうでもいいのだ。アヴェンジャーオルタがこちらに仲間入りしている時点でルーラーオルタ側に勝ち目はないのだから。

だが、気になっているのはルーラー、天草四郎時貞。

彼の行動が読めないことだ。

静かに行動しているからこそ何かを企んでいるのではないかと思う。

人類の救済を目指す彼は聖杯に願いを持っているルーラーという特殊なサーヴァントだ。

この特異点で聖杯を手に入れることが目的かも知れないし、違うのかもしれない。

 

(まあ、何だろうがオレには関係ないね)

 

そう考えながら悪神の名前を持つ彼は嗤う。

何せ彼は悪であれと望まれているのだから、聖人の行動がわからないのも当たり前だろう。

 

そして様々な考えの渦巻く第一特異点も決着の時が迫っていた。




それでは近況報告ー!
ようやくHFを観てきました!概念礼装ももらってきました!
いやー、やっぱりバーサーカー強いね。アニキカッコいいね!
ネタバレは嫌いなのでそれしか言えない・・・・・・。
皆も是非見に行こう!(宣伝)

さてと、とにかくアニメSNや劇場版とアニメ版のUBWを見返さなきゃ!
そしてレアルタヌアのHFルートをやり直さなきゃ!
PSP、ブレイドコーズのオルタちゃん(アーケード)をクリアしなきゃ!
あ、プリヤの読み直しやアニメの見直しも終わらせなきゃ!
絶賛放送中のアポも読み直さなきゃ!
冬に放送するExtraもクリアしなきゃ!
FGOの英霊剣豪もクリアしなきゃ!
この二次創作も進めなきゃ!
あれ?やること多すぎ・・・・・・?
時間が足りない・・・・・・黄金林檎は何処だ?

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